mineoが使える・使えないiPhone iOS一覧とテザリングの注意点

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このページではmineoで使える、または使えないiPhoneのモデルやiOSバージョンの一覧とテザリングに関する注意点をまとめています。

なお、ここではmineo公式の対応状況だけでなく、mineoユーザーが報告している非公式の対応状況も含めて掲載しています。

非公式の方法に関しては、自己責任で実施してください。


格安SIMのmineo+iPhoneの組み合わせについて

格安SIMとセットで販売されているスマートフォンは、ほとんどがAndroid OSを搭載した端末です。mineoがSIMとセットで販売するスマートフォンも、Android OSを搭載したarrows M02やarrows M03などです。

ですが、mineoをAndroidスマートフォンではなくiPhoneに挿して使いたいという人もいると思います。mineo+iPhoneで利用することは可能ですが、mineoのプランやiPhoneのモデル・iOSのバージョン、もしくはmineoとiPhoneの組み合わせ方によっては正常に動作しないものもあります。

そこで、以下にmineoのDプラン(docomo回線)とAプラン(au回線)それぞれで使える・使えないiPhoneのモデルやiOSバージョンをまとめます。


mineo(docomo)で通信・通話・テザリングできるiPhoneとiOSバージョン

mineoのドコモ回線を利用したSIMで通信や通話、テザリングが使えるiPhoneのモデルとiOSバージョンは以下の通りです。
 通信通話テザリング動作確認時
OSバージョン
SIMフリーiPhone
iPhone SEiOS10
(14A403)
iPhone 6s PlusiOS10
(14A403)
iPhone 6siOS10
(14A403)
iPhone 6 PlusiOS10
(14A403)
iPhone 6iOS10
(14A403)
iPhone 5siOS10
(14A403)
iPohne 5ciOS10
(14A403)
docomo版iPhone
iPhone SEiOS10
(14A403)
iPhone 6s PlusiOS10
(14A403)
iPhone 6siOS10
(14A403)
iPhone 6 PlusiOS10
(14A403)
iPhone 6iOS10
(14A403)
iPhone 5siOS10
(14A403)
iPhone 5ciOS10
(14A403)
au版iPhone
iPhone 6s Plus
※SIMロック解除が必要
iOS9.3.5
(13G36)
iPhone 6s
※SIMロック解除が必要
iOS9.3.5
(13G36)
SoftBank版iPhone
iPhone 6s Plus
※SIMロック解除が必要
iOS9.3.5
(13G36)
iPhone 6s
※SIMロック解除が必要
iOS9.3.5
(13G36)

mineo Dプラン(docomo回線)はSIMフリー・docomo版とも正常利用可能

mineo Dプランは、SIMフリーとdocomoのSIMロックがかかったiPhone5c・iPhone5s・iPhone6・iPhone6 Plus・iPhone6s・iPhone6s Plusで動作確認が取れています。
ドコモプラン(Dプラン)動作確認端末一覧 | mineo(マイネオ)
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後ほど触れますが、mineoのAプランは通信ができない場合があるのに対し、Dプランは少なくともiPhone5sと5c以降のモデルでは通話・通信とも問題なく利用できるので安心です。


docomoのSIMロックがかかったiPhoneでもテザリングが利用できる

mineoを含むdocomo系格安SIMは、docomoのSIMロックがかかったほとんどのAndroid端末でテザリングができません。詳しくはこちらのページで解説しています。
格安SIM MVNO(ドコモ・au)でテザリングが使える端末・条件まとめ

簡単に言うと、docomoのSIMロックがかかったAndroid端末はテザリングをオンにした時に専用のAPNに切り替わり、格安SIMではその専用APNの認証ができないためテザリングが利用できません。

対して、mineoのDプラン+docomoのSIMロックがかかったiPhoneは通話や通信だけでなくテザリングも最新のiOS10でも利用可能です。

なお、docomoのiPhoneをmineo Dプランで利用するにあたって、iPhoneのSIMロック解除は必要ありません。docomoのSIMロックがかかった状態で通話・通信・テザリングのすべてが正常に利用できます。


SIMフリーiPhone5はmineoユーザーからの動作報告はあるものの自己責任で

mineoが動作確認しているのは、iPhone5s・5c以降のモデルのみです。

そのため、SIMフリーやau・SoftBankのSIMロックがかかったiPhone5以前の端末でmineo DプランのSIMを挿して使うのは完全に自己責任となります。

SIMフリーのiPhone5に関しては、mineo Dプランで通話・通信とも正常に利用できたという報告がmineoの公式コミュニティサイトの「マイネ王」にあります。
090音声通話「iPhone5 (SIMフリー)のデュアルプランでの音声通話ができない」 | 王国教室 | マイネ王

SIMフリーiPhone5には、A1428(GSM/WCDMA対応)とA1429(GSM/WCDMA対応)、A1429(CDMAのみ対応)の3モデルが存在しますが、上記のページで報告されているのはA1429(GSM/WCDMA対応)です。

とはいえ、必ずしもA1429(GSM/WCDMA対応)のiPhone5でmineo DプランのSIMが使えるということは断言できません。

A1428(GSM/WCDMA対応)やA1429(CDMAのみ対応)も含めて、SIMフリーのiPhone5をmineo Dプランで使用する際はあくまでも自己責任で臨みましょう。


au版・SoftBank版iPhone5はSIM下駄使用で通話・通信できるとの情報はあるものの自己責任で

auとSoftBankが販売していたiPhone5は各社のSIMロックがかかっているため、基本的にはdocomo回線を利用するmineo DプランのSIMでは通話も通信もできません。

ですが、R-SIMというiPhoneのSIMロックを解除するアダプタ(SIM下駄)を使用することで、mineo DプランのSIMを挿して通話や通信ができたという情報もあります。
R-SIM 10 mineo-iphone1


ただし、R-SIMに関してはなかなか電波が立たなかったり一度長時間圏外になると何をやっても電波が立たなくなり、再度docomoの端末にSIMを挿して通信できる状態に戻す必要があるなどかなり手間がかかります。

また、業者によっては偽物を送ってくる場合もあるそうなのでリスクが高いです。

さらに、iOSのバージョンによってもうまくいったりいかなかったりすることもあるようなので、SIMロックがかかったiPhone5でmineo DプランのSIMを使うのはおすすめしません。


mineo(au/VoLTE)で通信・通話・テザリングできるiPhoneとiOSバージョン

mineoのau回線を利用したSIMで通信や通話、テザリングが使えるiPhoneのモデルとiOSバージョンは以下の通りです。
 SIM通信通話テザリング動作確認時
OSバージョン
SIMフリーiPhone
iPhone SE通常×iOS10
(14A403)
VoLTE×iOS10
(14A403)
iPhone 6s Plus通常×iOS10
(14A403)
VoLTE×iOS10
(14A403)
iPhone 6s通常×iOS10
(14A403)
VoLTE×iOS10
(14A403)
iPhone 6 Plus通常×iOS10
(14A403)
iPhone 6通常×iOS10
(14A403)
iPhone 5s通常×iOS10
(14A403)
iPhone 5c通常×iOS10
(14A403)
au版iPhone
iPhone SE通常×iOS10
(14A403)
iPhone 6s Plus通常×iOS10
(14A403)
iPhone 6s通常×iOS10
(14A403)
iPhone 6 Plus通常×iOS10
(14A403)
iPhone 6通常×iOS10
(14A403)
iPhone 5s通常×iOS10
(14A403)
iPhone 5c通常×iOS10
(14A403)
docomo版iPhone
iPhone 6 Plus
※SIMロック解除が必要
通常×iOS9.3.5
(13G36)
VoLTE×iOS9.3.5
(13G36)
iPhone 6
※SIMロック解除が必要
通常×iOS9.3.5
(13G36)
VoLTE×iOS9.3.5
(13G36)
SoftBank版iPhone
iPhone 6 Plus
※SIMロック解除が必要
通常×iOS9.3.5
(13G36)
VoLTE×iOS9.3.5
(13G36)
iPhone 6
※SIMロック解除が必要
通常×iOS9.3.5
(13G36)
VoLTE×iOS9.3.5
(13G36)

mineo Aプラン(au回線)はモデルやOSバージョンで通話・通信の動作が異なる【改善済み】

mineo Aプランは、モデルやiOSのバージョンによって正常に通話や通信ができるかどうか変わってきます。

モデルやバージョンによる挙動の違いは解消されました。

SIMフリー版iPhone6sとiPhone6s Plusについては、mineoのVoLTE専用SIMでも通話・通信共に利用できることが確認されています。
auプラン(Aプラン)動作確認端末一覧 | mineo(マイネオ)
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au版iPhone6とiPhone6 Plusのmineo VoLTE SIM対応可否については、当初は確認できませんでした。

mineoのAプランはauの回線を借り受けてサービスを提供していますが、mineoのVoLTE SIMはauのVoLTE SIMとは互換性がなく別物として判断されるため、mineoのVoLTE SIMをau版iPhoneに挿してもSIMロックがかかり一切利用できません。詳しくはマイネ王でも触れられています。
mineo VoLTE SIMが使える端末、使えない端末 | 王国通信 | マイネ王

それならau版iPhone6s/iPhone6s PlusをSIMロック解除すればいいのですが、auは端末購入から180日間はSIMロックの解除ができません。iPhone6/iPhone6s Plusの発売日が2015年9月19日のため、SIMロック解除できるようになるのは最短で2016年3月17日でした。

mineoは、ロック解除が可能になったau版iPhone6s/iPhone6s PlusのSIMロックを解除して、VoLTE SIMでもテザリング以外は正常に動作することを確認しました。

なお、mineoのAプラン対応端末とiOSバージョン一覧では、iPhone5sとiPhone5cがiOS9.3.1(13E238)で音声通話が利用できないことになっていますが、実際はiOS9.2.1では音声通話も利用できることがmineoユーザーによって確認されています。
データ通信「9.2.1アプデ後のデータ通信」 | 王国教室 | マイネ王


mineo AプランはiPhoneのSIMフリー版・au版ともテザリングが利用不可

mineo Dプランは、SIMフリー版・docomo版ともテザリングが可能でしたが、AプランはSIMフリー版・au版のどちらもテザリングが利用できません。

mineo Aプランでテザリングを利用するなら、iPhone以外の端末から選ぶ必要がある点には注意しましょう。
auプラン(Aプラン)動作確認端末一覧 | mineo(マイネオ)


SIMフリーiPhone5+mineo Aプランはmineoユーザーからの動作報告はあるものの難あり

mineoはDプランだけでなくAプランでもiPhone5を公式にサポートはしていません。

ですが、SIMフリーのiPhone5はmineoのAプランで通信できたという報告もあります。
090音声通話「iPhone 5 (SIMフリー)のデュアルプランでの音声通話ができない」 | 王国教室 | マイネ王

SIMフリーのiPhone5でmineo Aプランを使う際の注意点は、iPhone5のモデルです。

SIMフリーiPhone5にはA1428(GSM/WCDMA対応)とA1429(GSM/WCDMA対応)、A1429(CDMAのみ対応)の3モデルが存在することは先に触れましたが、mineo Aプランで通信だけでなく通話もするならA1429(CDMAのみ対応)のモデルである必要があります。

A1429(CDMAのみ対応)以外の2モデルは、mineo Aプランでは通信できても通話ができないので注意しましょう。


au版iPhone5+mineo Aプランも動作報告はあるものの自己責任で

mineoのAプランは、SIMフリー版だけでなくSoftBank版やau版iPhone5でも動作確認されていません。

ですが、非公式のAPN構成プロファイルをiPhone5にインストールすることで通話と通信が利用できることがマイネ王にて報告されています。なお、下記の方法ではSMSは利用できません。
データ通信「au版iphone5無印とau版iphone5c」 | 王国教室 | マイネ王
※上記ページは削除されました。

au版iPhone5をmineo Aプランで利用する際の注意点は、iPhone5がauのプラチナバンドで広いエリアをカバーしているBand18に対応していないためLTE通信できるエリアが狭いことです。

また、mineo公式の方法ではもちろんないため、興味のある人は自己責任で作業してください。


iPhoneと相性がいいのはmineo Dプラン(docomo回線)

ここまで見ると一目瞭然ですが、mineoのSIMをiPhoneに挿すならDプラン(docomo回線)が無難です。

mineo Dプランならテザリングが使える

mineo Dプランなら、SIMフリー版のiPhone5s・iPhone5c以降のすべてのモデルで通話・通信だけでなくテザリングも利用できることをmineoが確認しています。

docomo版に関しても、SIMフリー版と同様通話・通信・テザリングが正常に利用でき、iPhoneとの相性がいいです。

動作確認が取れていないau版やSoftBank版をmineo Dプランで利用するには非公式でリスクの高い方法を採用する必要があるためおすすめしませんが、SIMフリー版かdocomo版のiPhoneに挿すならmineo Dプラン一択ですね。

mineo Aプラン(au回線)は、SIMフリー版だけでなくau版でもテザリングが利用できないため使い勝手は悪いです。


au版とSoftBank版のiPhone6sとiPhone6s PlusはSIMロック解除後mineo Dプランでテザリングもできる

au版とSoftBank版のiPhone6sとiPhone6s Plusに関しては、SIMロック解除することでmineo Dプランを挿せばテザリングまで含めて問題なく利用できます。

docomo、au、SoftBankとも、iPhone6sとiPhone6s PlusからSIMロック解除が可能です。docomo版・SoftBank版とau版で対応周波数に若干の違いはあるものの、au版もdocomoのSIMやdocomo系の格安SIMで利用する周波数の多くに対応しています。

au版iPhone6sとiPhone6s Plusの対応周波数一覧

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docomoのLTE周波数(バンド)一覧とau版iPhone6s・iPhone6s Plusの周波数対応状況は以下の通りです。

2100MHz(Band1):○
1800MHz(Band3):○
800MHz(Band19):○
1500MHz(Band21):×
700MHz(Band28):○

au版はBand21には対応していないもののBand1とBand19に対応しているため、docomo系格安SIMであるmineo Dプランでも広い範囲でLTEを利用できます。

docomoの3G周波数(バンド)一覧とau版iPhone6s・iPhone6s Plusの周波数対応状況は以下の通りです。

2100MHz(Band1):○
800MHz(Band6):△
1800MHz(Band9):×
800MHz(Band19):?

3Gに関しては、docomoのメイン周波数である2100MHz(Band1)に対応しているため広い範囲で通話・通信が可能です。

docomoの周波数を語るときに外せないのが800MHz(Band6/19)のFOMAプラスエリアです。au版だけでなくdocomo版iPhone6s・iPhone6s Plusも仕様では800MHz(Band6/19)対応と記載されていないものの、iPhone6sとiPhone6s PlusBand5がBand6を内包しているため実際はBand6のエリアで通信できます。

ただし、au版が本当にFOMAプラスエリアに対応している(Band5がband6を内包している)かは分かりませんが、可能性はかなり高いでしょう。


mineoが使える、または使えないiPhoneのモデル一覧とテザリングの注意点のまとめは以上です。

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