Xiaomi Mi Note 2のスペックレビューと価格まとめ。ドコモやauのLTEプラチナバンドに完全対応モデルもあり。

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Xiaomiは、2016年10月25日にMi Note 2を発表しました。

このページでは、Mi Note 2のスペックをレビューし、価格などもまとめています。


Xiaomi Mi Note 2のスペック

Mi Note 2のスペックは以下の通りです。
 Xiaomi Mi Note 2
OSAndroid 6.0
MIUI 8
ディスプレイ5.7インチ
1920x1080
フルHD
CPUSnapdragon 821
4コア
2.35GHz
RAM4GB / 6GB
ストレージ64GB / 128GB
microSD×
背面カメラ2256万画素
f/2.0
前面カメラ800万画素
f/2.0
バッテリー4070mAh
Quick Charge 3.0
対応周波数
(バンド)

【グローバル版】
LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
3(1800MHz)
4(1700MHz)
5(850MHz)
7(2600MHz)
8(900MHz)
12(700MHz)
13(700MHz)
17(700MHz)
18(800MHz)
19(800MHz)
20(800MHz)
25(1900MHz)
26(850MHz)
28(700MHz)
29(700MHz)
30(2300MHz)

LTE(TD-LTE)
38
39
40
41

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
4(1700MHz)
5(850MHz)
8(900MHz)

3G(CDMA2000)
BC0
B1
B10
B15

3G(TD-SCDMA)
34
39

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz


【中国版】
LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
3(1800MHz)
5(850MHz)
7(2600MHz)

LTE(TD-LTE)
38
39
40
41

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
5(850MHz)
8(900MHz)

3G(TD-SCDMA)
34
39

3G(CDMA1X/EVDO)
BC0

2G(GSM)
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
ドコモプラチナバンド
(Band19)

(グローバル版のみ)
FOMAプラスエリア
(Band6/19)
×
ソフトバンクプラチナバンド
(Band8/28)

(グローバル版のみ)
auプラチナバンド
(Band18/26)

(グローバル版のみ)
au 3G
(CDMA2000)
SIMサイズSIM1:nanoSIM
SIM2:nanoSIM
3G+4Gの
デュアルスタンバイ
技適×
サイズ高さ:156.2
幅:77.3
厚さ:7.6 mm
重さ166グラム
NFC
GPSA-GPS
GLONASS
北斗
加速度センサ
ジャイロスコープ
近接センサ
環境光センサ
指紋認証センサ
コンパス
その他センサ赤外線
ホールセンサ
ポートUSB Type-C
カラーピアノブラック
シルバー
価格【中国版】
RAM 4GB/ストレージ 64GB:約44,000円
RAM 6GB/ストレージ 128GB:約51,000円

【グローバル版】
RAM 6GB/ストレージ 128GB:約54,000円
公式サイト小米Note 2-小米商城

Xiaomi Mi Note 2の特徴・メリット

まずは、Mi Note 2の特徴やメリットについてまとめます。

Galaxy Edgeシリーズのような両端のエッジスクリーン

Mi Note 2の最大の特徴は、Samsung Galaxy Edgeシリーズのようなエッジスクリーンになっている点です。
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Note Edgeのように未読の通知を確認できる機能があるかは不明ですが、エッジスクリーンなだけでデザインはかなり洗練された印象になりますね。
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また、Mi Note 2は背面も丸みを帯びたエッジ加工となっています。
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背面カメラに2256万画素のSony IMX318を採用

Mi Note 2は、背面カメラに2256万画素のSony製CMOSイメージセンサ「IMX318」を採用しています。
IMX318本体。全長7mmほどのセンサ。

IMX318本体。全長7mmほどのセンサ。


IMX318は、像面位相差オートフォーカスとコントラストオートフォーカスを組み合わせたハイブリッドオートフォーカスにより、最速で0.03秒の高速オートフォーカスが可能になりました。

ハイブリッドオートフォーカスでピントを合わせる様子を記録したSony公式の動画はこちら。手前にある花に高速でフォーカスできています。

また、動画向けに3軸電子手ブレ補正を内蔵しているため、手ブレが少なくきれいな動画を撮影できるのもメリットです。

3軸手ブレ補正の効果はこの動画で確認できます。右側が3軸手ブレ補正ありのカメラですが、手ブレが目に見えて軽減されていることが分かります。


CPUにSnapdragon 821、RAMは4GB~とハイスペック

Mi Note 2はエッジスクリーンやカメラ性能だけでなく、基本的なスペックも非常に高いです。

CPUはSnapdragon 821、RAMは4GBまたは6GBと2016年に発売された端末の中でも最高水準のスペックとなっています。
snapdragon-821
CPUに負荷がかかる3Dゲームなどのアプリのプレイや、複数のアプリを同時に起動してマルチタスクで切り替えつつ使っても、動作がもっさりして遅くなることはほぼないと思っておいて問題ないでしょう。


バッテリーは4070mAhの大容量で長持ち

Mi Note 2は、4070mAhの大容量バッテリーを搭載しています。

同じ5.7インチでエッジスクリーンを採用するGalaxy S7 Edgeが3600mAhでNexus6Pが3450mAh、ZenFone3 Deluxeが3000mAhという状況を見ると、Mi Note 2のバッテリー容量の大きさが分かります。

Mi Note 2なら、バッテリーの持ちを心配する必要はなさそうですね。


グローバル版はドコモ・au・ソフトバンクのLTEプラチナエリアに対応

これまでのXiaomiスマホになかったMi Note 2ならではのメリットとして、ドコモやau、ソフトバンクのLTEプラチナバンドにも対応したグローバル版が用意された点があります。

Xiaomiのスマホの周波数(バンド)はほぼすべて中国のキャリアにのみ最適化されていて、日本のキャリアのSIMでインターネット接続する際に重要なLTEプラチナエリアはほぼ対応していないため、通信できるエリアがキャリアで購入する端末に比べて狭くなります。

対して、Mi Note 2はドコモのLTEプラチナバンドであるBand19だけでなく、auのLTEプラチナバンドのBand18、ソフトバンクのLTEプラチナバンドのBand8に対応しています。

そのため、ドコモとドコモ系格安SIM、auとau系格安SIM、ソフトバンクとワイモバイルのSIMでもそれぞれのキャリアで購入する端末と変わらないエリアでLTEによる高速通信が可能です。


auの通話で利用するCDMA2000にも対応

Mi Note 2は、au SIMやau系格安SIMで使われている通信規格「CDMA2000」のBC0にも対応しています。

そのため、Mi Note 2ならau回線を使ったSIMを挿しても通話が問題なく利用できます。

CDMA2000に対応する端末は少ないので、au回線のユーザーにとっては朗報ですね。


スペック上は日本国内でも4G+3Gのデュアルスタンバイ(DSDS)に対応

Mi Note 2は2枚のSIMを挿せるデュアルSIM仕様ですが、スペック上は日本国内でも4G+3Gの同時待ち受け(デュアルスタンバイ/DSDS)で利用できます。

日本国内でDSDSに対応するかは実際に試してみないとわかりませんが、これまでのXiaomiスマホの多くが日本でもDSDSで使えているのでMi Note 2も使える可能性はかなり高いです。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(同時待ち受け)SIMフリースマホまとめ【DSDS】

DSDSに対応していると、例えば片方にキャリアのかけ放題SIMを挿してもう片方に月額料金が安い格安SIMのデータ通信専用SIMを挿すことで、月額料金を安く抑えつつ通話も通信もたくさん利用できます。

デュアルスタンバイのメリットについてはこちらをご覧ください。
デュアルスタンバイ(DSDS)とデュアルアクティブ(DSDA)の違いまとめ


Xiaomi Mi Note 2の注意点・デメリット

次に、Mi Note 2のデメリットについてまとめます。

microSDカードは非対応

Mi Note 2は、microSDカードには対応していません。

microSDカードに対応しているXiaomiスマホは、片方のSIMスロットがmicroSDカードスロットの役割も果たしますが、Mi Note 2のSIMスロットにはmicroSDカードが入るスペースがありません。
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特に写真や動画をたくさん撮影する場合は、64GBではなく128GBの容量を選ぶかGoogleフォトなどのクラウドストレージを有効活用しましょう。


グローバル版はFOMAプラスエリアには非対応

グローバル版は日本のキャリアが使用するLTEプラチナバンドの多くに対応しているのは前述の通りですが、主に通話で使う3G
関してはドコモの山間部や都市の一部でも使われているFOMAプラスエリアに対応していません。

特に山間部でよく通話する場合は、FOMAプラスエリアに対応していないと圏外になる確率がかなり高くなるので注意しましょう。
黄色い部分がFOMAプラスエリア

黄色い部分がFOMAプラスエリア


どの場所がFOMAプラスエリアなのかについては、こちらで確認できます。Mi Note 2の購入を検討中でエリアが気になる人は、自分の行動範囲内にFOMAプラスエリアがないかをあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
NTTドコモ -エリアマップ-


中国版は日本のキャリアとの相性が良くない

Mi Note 2はグローバル版はドコモのFOMAプラスエリアには対応していないものの、auやソフトバンクの3Gやドコモ・au・ソフトバンクの主要なLTEバンドには対応しています。

対して、中国版はドコモ・au・ソフトバンクのLTEプラチナバンドにも一切対応していません。日本のキャリアSIMとの相性は良いとは言えない点には注意が必要です。


Xiaomi Mi Note 2の公式動画とハンズオン動画

Xiaomi公式のMi Note 2の紹介動画と、Mi Note 2のハンズオン動画がすでにアップされているので紹介しておきます。

Xiaomi公式の動画(別ユーザーによりアップロード)

ハンズオン動画

カラーはブラックが良さげですね。


Xiaomi Mi Note 2の価格

中国版
RAM 4GB/ストレージ 64GB:約44,000円
RAM 6GB/ストレージ 128GB:約51,000円

グローバル版
RAM 6GB/ストレージ 128GB:約54,000円

グローバル版は中国版よりも高いですが、対応周波数がかなり多く日本のキャリアにもある程度最適化されているため仕方ないですね。

日本からMi Note 2を安く購入できるショップの最安値比較はこちらにまとめています。
Xiaomi Mi Note 2を日本から購入できるショップは?最安値を比較


Xiaomi Mi Note 2の発売日

2016年11月1日


まとめ

Mi Note 2は、Galaxy Note Edgeシリーズのような両端のエッジスクリーンが特徴の端末です。

外観もGalaxy Note 7 Edgeにそっくりながら、スペックはSnapdragon 821搭載で価格はグローバル版でも5万円台に抑えられたコストパフォーマンスの高さはさすがXiaomiといったところ。

また、Mi Note 2は多くの周波数(バンド)に対応したグローバル版も発売される初めてのXiaomiスマホとなります。

グローバル版であれば、ドコモ・au・ソフトバンクのLTEプラチナバンドにも完全対応しているため、広いエリアでLTEの高速通信が利用できます。

3Gに関しては、ドコモのFOMAプラスエリアに対応していない点には注意が必要ですが、ソフトバンクは広いエリアで使えます。

またauの通信規格 CDMA2000のBC0にも対応しているため、auのSIMやau系格安SIMを挿してもauで購入できる端末とほぼ変わらないエリアで通話が可能です。

Mi Note 2は日本での利用もほぼ問題ない(技適の問題はもちろんありますが)、良い端末ですね。グローバル版が発売されたら、入手して使ってみたいと思います。

Mi Note 2のスペックレビューや価格のまとめは以上です。

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