Moto G5のスペックと特徴のレビュー、価格、日本発売日まとめ。

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このページでは、Motorolaが2017年3月31日に発売するMoto G5(XT1676)のスペックと特徴をレビューし、日本発売日や価格もまとめています。

Moto G5を検討している人は参考にしてみてください。


Moto G5(XT1676)のスペック

Moto G5のスペックは以下の通りです。
 Moto G5
OSAndroid 7.0
ディスプレイ5.0インチ
1920×1080
フルHD
CPUSnapdragon 430
RAM2GB
ストレージ16GB
microSD最大128GB
背面カメラ1300万画素
前面カメラ500万画素
バッテリー2800mAh
対応周波数
(バンド)

LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
3(1800MHz)
5(850MHz)
7(2600MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)
20(800MHz)
28(700MHz)

LTE(TDD-LTE)
38
40

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
5(850MHz)
6(800MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
ドコモプラチナバンド
(Band19)
FOMAプラスエリア
(Band6/19)
ソフトバンクプラチナバンド
(Band8/28)
auプラチナバンド
(Band18/26)
×
au 3G
(CDMA2000)
×
SIMサイズSIM1:nanoSIM
SIM2:nanoSIM
3G+4Gの
デュアルスタンバイ

※2017年夏以降のアップデートで利用可能になる予定
技適
サイズ高さ:144.3
幅:73
厚さ:8.7 mm
重さ149グラム
NFC×
GPSA-GPS
GLONASS
Wi-FiIEEE 802.11 a / b / g / n
Bluetoothv4.2
加速度センサ
ジャイロスコープ
近接センサ
環境光センサ
指紋認証センサ
コンパス?
その他センサ-
ポートmicroUSB
カラールナグレー
ファインゴールド
価格22,800円
公式サイトMoto G (第 5 世代) | モトローラ (レノボの子会社)


Moto G5の特徴・メリット

まずは、Moto G5の特徴やメリットから解説します。


アルミボディを採用

Moto G5の前作であるMoto G4のボディの素材はプラスチックでした。

対して、Moto G5ではアルミボディが採用されています。

前面の端はダイヤモンドカットが施されているため、安っぽさはありません。
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ただ、デザインに対する評価は個人の好みによって違ってくるとは思いますが、個人的にはMoto G5は洗練されたデザインには見えないですし、特にカメラ部分の大きい黒い円部分が主張しすぎていて好きではありません。


5インチの小型ながらバッテリー容量は2800mAhと大きめ

Moto G5のディスプレイサイズは5インチで、最近のSIMフリースマホの中では小さい部類に入ります。

ですが、バッテリー容量は2800mAhとそこそこ大きいです。

5.2インチのZenFone 3が2650mAhでHUAWEI P9liteが3000mAhなので、Moto G5のバッテリー容量は決して少なくないことが分かります。

Motorolaの公式サイトでもMoto G5は夜までバッテリーが持つとアピールしているので、バッテリーの持ちは良さそうですね。
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前面に指紋認証センサを搭載

Moto G5は、前面(ディスプレイ側)に指紋認証センサを搭載しています。

前面に指紋認証センサがあることで、Moto G5を机などに置いて操作する際に置いたままで指を置くだけでロックを解除できます。

背面に指紋認証センサがある場合は一度端末を持ち上げて指を置いてロック解除するか、置いたままならパターンやパスワードなど別の方法でロック解除する必要があり面倒ですが、Moto G5はこのような手間がかかりません。


10Wの急速充電に対応

Moto G5は、10Wの急速充電に対応しています。

Qualcommの急速充電技術「Quick Charge 2.0/3.0」に比べると出力される電力が小さいため充電速度も劣りますが、10Wならそこそこ速い速度でMoto G5のバッテリーが充電されます。

Motorola公式サイトによると、Moto G5は約15分間の充電で最長4時間は持つとのこと。
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本体は撥水加工で水にも強い

Moto G5には防水性能はないものの、「撥水」のナノコーティングが施されています。

小雨などで水が少しつくぐらいであれば撥水加工によりその水を弾くため、水濡れで故障するリスクを抑えることができます。
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ドコモのLTEプラチナバンドとFOMAプラスエリアに完全対応

Moto G5はの対応周波数を見てみると、LTEに関してはドコモやドコモ系の格安SIMを挿して広いエリアで利用するために必要不可欠なLTEプラチナバンド(Band 19)に対応しています。

また、Moto G5はドコモ回線を使ったSIMでVoLTEではない通常の3G通話を広いエリア(特に山間部)で利用するために重要なFOMAプラスエリア(Band 6/19)にも完全対応しています。
黄色い部分がFOMAプラスエリア

黄色い部分がFOMAプラスエリア


Moto G5は、ドコモの回線を使ったSIMならドコモで購入できる端末と変わらないエリアで通話とLTEによる高速通信が可能です。


ソフトバンク(ワイモバイル)も広いエリアで使える

Moto G5にソフトバンク(ワイモバイル)のSIMを挿した場合、Moto G5はソフトバンクのLTEプラチナバンドに対応しているので広いエリアでLTE通信が利用できます。

また、通話に関してもソフトンバンクやワイモバイルが使っている主要バンドにほぼ対応しているため、通信と同じく広いエリアで通話できます。


3G+4GのDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応予定

Moto G5は、SIMを2枚挿せるデュアルSIM仕様です。

デュアルSIMでも、日本国内で2枚のSIMを挿して同時に待ち受けするためには3Gと4Gのデュアルスタンバイに対応している必要がありますが、Moto G5は2017年夏以降に実施されるアップデートで3G+4Gのデュアルスタンバイに対応予定です。

小型の5インチで日本国内のDSDSに対応する端末はHUAWEI novaぐらいなので、2枚のSIMを挿して同時に使える小さいスマホがほしい人はMoto G5も含めて検討してみるといいでしょう。

なお、DSDSについてもう少し詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。
デュアルスタンバイ(DSDS)とデュアルアクティブ(DSDA)の違いまとめ

DSDS対応のSIMフリースマホの比較はこちら。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(同時待ち受け)SIMフリースマホ比較【DSDS】


価格が22,800円と安い

Moto G5は、メタルボディ採用で指紋認証センサを搭載し、撥水加工も施されていてバッテリーの持ちもよく、さらに今後のアップデートで3Gと4Gのデュアルスタンバイに対応予定ながら価格は22,800円と安いのも特徴です。

Moto G5のコストパフォーマンスは十分高いといえるでしょう。


Moto G5の注意点・デメリット

次に、Moto G5の注意点やデメリットについて解説します。


CPUはZenFone 3 Laserと同じSnapdragon 430。スペックは高くはなく3Dゲームなどには不向き

Moto G5に搭載されているCPU(SoC)は、Qualcomm社のSnapdragon 430です。
snapdragon430

Snapdragon 430はASUSの下位モデル「ZenFone 3 Laser」に採用されています。

私自身ZenFone 3 Laserを持っていてしばらく使っていましたが、ブラウザでウェブサイトを見たり動画を見る、TwitterなどのSNSの投稿・閲覧程度であれば特に問題なく使えます。

逆に、デレステの3D標準でプレイしてみたところ、プレイ自体はできたもののプレイ中にカクつくこともありスムースとは言えません。

ZenFone 3 Laserと同じCPUを搭載するMoto G5も普段使いは問題ないとは思いますが、ある程度の3Dグラフィックス性能を必要とするゲームなどは快適に楽しめない可能性がある点には注意が必要です。


RAM 2GB/ROM 16GBとメモリ関連の容量は少なめ

Moto G5のメモリ関連のスペックを見てみるとRAMが2GBでROMが16GBとなっていて、最近発売されているSIMフリースマホの中ではRAM/ROMともに少ないです。

ROMに関しては、microSDカードが128GBまで対応しているので写真や動画などはmicroSDカードに保存することで解決できますが、RAMは増設できないので2GBで運用するしかありません。

最近のアプリはRAMを多く消費するものも多いので、複数のアプリを起動して切り替えながら使う人はMoto G5は選ばないほうがいいでしょう。


USBポートはUSB Type-CではなくmicroUSB

最近のSIMフリースマホの中には、充電やファイル転送時に使うUSBポートが上下逆さまに挿しても使えるUSB Type-Cが採用されているものも多いです。

例えば、日本ではg07が19,800円ながらUSB Type-Cを採用しています。

対して、Moto G5は従来のmicroUSBとなっています。microUSBのスマホからの買い替えならこれまでと同じなので違和感なく使えますが、USB Type-Cに慣れている場合は間違って上下逆さに挿してコネクタ部を壊さないように注意しましょう。
左がmicroUSBで右がUSB Type-C

左がmicroUSBで右がUSB Type-C



auのSIMを挿しても広いエリアで使えない

Moto G5は、ドコモやドコモ回線を利用する格安SIMを挿して使う場合は、先ほども触れたとおりドコモのスマホと変わらないエリアで通話や通信できます。

ですが、auやau回線を利用する格安SIMが使用する周波数(バンド)にはほぼ対応していない点には注意が必要です。

まず、Moto G5はau回線のVoLTEではない通常の3G通話の通信規格「CDMA2000」に対応していないため、au系のSIMでは通話自体ができません。

さらに、au回線のSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンド(Band18/26)にも非対応なので、Moto G5とau系SIMの組み合わせでは通話だけでなく通信もほぼできません。

Moto G5は、ドコモ回線を使ったSIMかソフトバンク(ワイモバイル)を使ったSIMを挿しましょう。


背面が丸いためテーブルなどに置いて操作はしづらいかも

Moto G5は背面がラウンドしているため、5インチという小さめのサイズとあいまって手に持った時の持ち心地はかなり良いはずです。

ですが、逆にテーブルや机などにMoto G5を置いて操作しようとすると、固定されずに一番盛り上がっている部分を中心にくるくる回ってしまい操作しづらい可能性が高いです。

Moto G5はせっかく前面に指紋認証センサがあって手に持っていない状態でもロック解除がしやすいだけに、背面のラウンド形状でそのメリットを打ち消してしまっているのがもったいないですね。

以前、私は背面がラウンドしたNexus 6を使っていてテーブルなどに置いての操作はかなりしづらかったので、手に持たずにスマホをよく操作する人は注意しましょう。


おサイフケータイやワンセグには非対応

Moto G5は、日本メーカー製のスマホによく搭載されているおサイフケータイやワンセグには対応していません。

とはいえ、海外メーカーのスマホでこれらの機能があるのはごくまれなレベルです。

これらの機能があるSIMフリースマホが希望の場合はSH-M04かarrows M03の検討をおすすめします。


Moto G5の日本発売日

Moto G5の日本発売日は2017年3月31日です。


Moto G5の価格

Moto G5の価格は22,800円です。

オンラインショップや格安SIMセットの価格比較はこちら。
Moto G5の最安値は?格安SIM(MVNO)セット・キャンペーンを含めて比較


Moto G5まとめ

Moto G5はスペックは必要最低限でアルミボディや指紋認証センサなども搭載しています。

CPUはZenFone 3 Laserと同じでRAMとROMも決して余裕があるわけではありませんが、Moto G5は日本の通信事業者が使用する周波数(バンド)にもしっかり対応していて2017年夏以降のアップデートでは3Gと4G LTEのデュアルスタンバイ(DSDS)にも対応します。

それで価格は22,800円と安いので、Moto G5はコストパフォーマンスの高いSIMフリースマホとして評価できますね。

Moto G5のスペックレビューと価格、日本発売日などのまとめは以上です。

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