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格安SIM MVNO各社の災害時の支援措置と知っておくべきことまとめ

Posted on 4月 13, 2017

mvno-disaster 2016年4月14日に私が住む熊本で起きた地震から、明日でちょうど1年になります。

熊本地震が起きた際に、ドコモやau、ソフトバンクなど大手キャリアだけでなく多くの格安SIM(MVNO)も被災者に対して支援措置を講じてくれました。

地震発生当時は支援を記事にする余裕がありませんでしたが、1年経って生活も以前の状況にほぼ戻り落ち着いてきたので、1年の節目として主要な格安SIM(MVNO)の震災時の支援措置についてまとめておきます。

格安SIMユーザーならではの災害時の注意点など知っておくべきことについてもまとめているので、参考にしてみてください。

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熊本地震発生時における主要格安SIM(MVNO)の対応


BIGLOBE SIM

2016/4/19発表
2016年4月から5月までで、BIGLOBE SIMが使えなかった期間の利用料金の減免
【お知らせ】熊本地震被害に対するBIGLOBE利用料金の減免について:BIGLOBE会員サポート


b-mobile

なし


DMMモバイル

2016/4/19発表
高速通信容量2GBを無償提供
DMM mobile 熊本県内のご契約者様へ高速データ通信容量2GBを無償提供いたします|株式会社DMM.comのプレスリリース


DTI SIM

なし


FREETEL

2016/4/26発表
4月請求分の支払期限を2016年5月31日まで延期
平成28年熊本県熊本地方を中心とする地震の影響に伴う支援措置のご案内 | FREETEL(フリーテル)


IIJmio

2016/4/18発表
2016年4月から5月までで、IIJmioが使えなかった期間の利用料金の減免
IIJmio:平成28年熊本県熊本地方の地震に係る災害救助法の適用地域にお住まいのお客様に対するサービス利用料金の措置について

2016/4/19発表
高速通信容量2GBを無償提供
IIJmio:平成28年熊本県熊本地方の地震に係る災害救助法の適用地域にお住まいのお客様に対するサービス利用料金の措置について


mineo

2016/4/15発表
フリータンクのパケット引き出しを2016年4月15日から引き出し可能に(通常は毎月21日から引き出し可能)
【熊本地震被災者支援】mineoフリータンクの引き出し機能を本日より開放 | スタッフブログ | マイネ王

2016/4/20発表
高速通信容量2GBを無償提供
【熊本地震被災者支援】義援金受付開始と被災地のmineoご利用者へ2GB無償提供 | スタッフブログ | マイネ王


NifMo

2016/4/21発表
2016年4月から5月までで、NifMoが使えなかった期間の利用料金の減免
会員サポート > 平成28年(2016年)熊本地震における料金の減免について : @nifty


nuroモバイル(当時はSo-net)

2016/4/18発表
2016年4月以降で、So-netのSIMが使えなかった期間の利用料金の減免
熊本地方を震源とする地震により被災されたお客さまへの支援と、So-net 接続サービスへの影響について | お知らせ | So-net


OCNモバイルONE

2016/4/15発表
料金の支払期限の延長
2016年5月31日:熊本県熊本地方地震に係る災害救助法の適用地域における料金の減免などについて | NTTコミュニケーションズ 企業情報

2016/4/21発表
2016年4月から7月までで、OCNモバイルONEが使えなかった期間の利用料金の減免
平成28年熊本地震に係る災害救助法の適用地域における個人向けOCNサービスの支援措置について | OCN

レンタル接続機器などの棄損・紛失の場合無償交換
平成28年熊本地震に係る災害救助法の適用地域における個人向けOCNサービスの支援措置について | OCN

高速通信容量5GBを無償提供
NTTコミュニケーションズ


U-mobile

なし


UQモバイル

2016/4/22、4/25、4/27発表
4月と5月利用分は高速通信容量の追加チャージ料金を無料化(実質的な使い放題)
平成28年熊本地震で被災されたお客様に対するUQ mobileデータ通信容量の無償提供について(4月27日更新) | UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+


イオンモバイル

2016/4/15発表
高速通信容量2GBを無償提供



エキサイトモバイル

なし


楽天モバイル

2016/5/2発表
2016年4月分の利用料金の免除
楽天モバイル: 災害救助法適用地域のお客様への月額料金の免除について



MVNO事業者の、熊本地震の被害者に対する迅速な支援措置に感謝いたします。


高速通信容量の追加はありがたい

熊本地震が発生後、それまで以上に頻繁に使ったのがスマホです。

5月以降は減ったものの、4月は家族や友人・知人との連絡や地震による被害状況(道路など)、地震関連のニュースの確認などでずっとスマホを使っていて、それに伴い通信量はかなり増えました。

私はドコモのSIMも使っていますが、ドコモは4月18日に4月分の高速通信容量の上限を撤廃してくれたので、通信量を気にせず連絡や情報収集ができました。

高速通信容量の追加措置を実施してくれているMVNO事業者もあります。これは被災したユーザーにとってはかなりありがたかったと思います。


震災に比較的強い格安SIM(MVNO)は?

地震など震災時でもしっかり繋がるMVNOを選びたい人もいると思います。

震災などが起きても安定して通信できる可能性が高いのは、IIJmioOCNモバイルONEです。

この2社を挙げたのは、POI(Point of Interface)が関東と関西にそれぞれある(分散されている)ためです。

POIは、MNO(ドコモやau)とMVNO(IIJmioやOCNモバイルONE)各社の通信機器や設備同士を回線で結んだ接続点のことで、「相互接続点」とも呼ばれています。

日本全国のMVNOユーザーの通信は、このPOIに集約されています。

ここでポイントはMVNOごとのPOIの数で、MVNOのPOIは全国に1箇所のみ設置されていることが多いです。

POIが1箇所しかないと、災害時に大きな影響が出ることがあります。

例えば、POIが関東の1箇所にしかなかった場合、大地震などによりPOIがある建物などが損壊してMVNOの設備も故障しMNOとの接続が途切れてしまうと、そのMVNOユーザーは全員通信ができなくなってしまいます。

対してIIJmioとOCNモバイルONEは、前述の通り関東と関西の2箇所にPOIを設置しているため、例え関東のPOIが故障したとしても関西のPOIでMNOと接続することで全ユーザーが引き続き通信することができます。

関東と関西で同時に大規模な災害が起き、両方のPOIが故障した場合は通信できなくなりますが、その可能性はかなり低いと言えるでしょう。

なお、私が確認した限りではPOIが2箇所あるのはIIJmioとOCNモバイルONEだけでしたが、その他にもあるかもしれません。

情報をお持ちの方がいれば、教えていただければありがたいです。


格安SIM(MVNO)ユーザーが震災に関して知っておくべきこと

地震などの震災時に、格安SIMユーザーはドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアのユーザーが使えるサービスが使えないなど、注意しておくべき点もあります。

詳しくはIIJmioの堂前氏の記事(ITmedia)をご覧いただければと思いますが、その他に私自身が熊本地震で被災した際に役立ったサービスなども加えて以下にまとめておきます。


通話はキャリアと同じ

災害が発生した直後は、被災地を中心に110番や119番などの緊急通報が殺到します。

殺到した通話が電話交換機の能力を超えると、電話をかけてもなかなか繋がらなくなります。

また、MNOは被災地宛や被災地からの通話の一部をあえて繋がらなくする発信規制を実施することで、緊急通報や役所間の通話といった重要な通話が繋がるようにしています。

気になる災害時のMVNOの通話に関しては、MNO(キャリア)の制限がそのまま適用されます。

これは、MVNOは通話のための独自の設備は持っておらずMNOの回線や設備をそのまま使っているためです。

電話をかけようと思っても繋がらない場合は、災害用伝言板やLINE、TwitterやFacebookなどのSNSアプリなどを活用しましょう。


音声通話SIMなら110番や119番の緊急通報もかけられる

MVNOの格安SIMには、SMSなしのデータ通信SIMとSMSありのデータ通信SIM、音声通話SIMの3種類があります。

この中で、音声通話SIMを契約していれば110番や119番の緊急通報も発信できます。

最近はLINE通話などインターネット経由での通話サービスが増えていますが、これらのサービスは緊急通報に発信することができません。

日頃の通話はLINE通話などで事足りるため音声通話SIMは必要なくても、災害時にはないと命に関わる場合もあります。

音声通話SIMを持つことで毎月維持費がかかるようになりますが、もしもの時に備えてひと月の通信量が500MB未満であれば月額700円の音声通話SIMが持てる0SIMなどを検討してみてもいいかもしれません。


プレフィックス通話は使えなくなる可能性がある

最近は、多くの格安SIMで3分以内や5分以内の通話がかけ放題になるオプションが提供されています。

これらのかけ放題オプションの多くは、通話がキャリアの設備から連絡先に直接接続されるわけではなく、いったん中継電話会社の設備を経由します。

そして中継電話会社の設備に接続するために、相手先の電話番号の前に特定の数字を付け加えて発信するのが「プレフィックス方式」です。

プレフィックス方式を使った格安SIMのかけ放題サービスでは、電話番号の前の数字を自動で付加するための専用電話アプリが公開されていて、ユーザーはこのアプリから発信することで付加番号を付ける手間なくかけ放題サービスを利用できます。

通話料を安くできるプレフィックスを使った中継電話はメリットが大きいですが、注意点もあります。

中継電話会社の設備も災害対策に配慮された場所に設置されてはいますが、大きな災害により機能が停止したり回線が混雑する可能性がなくはありません。

災害時に格安SIMのかけ放題サービスを適用するための専用電話アプリから発信して電話がつながらない場合は、中継電話会社を介さない(プレフィックス番号を使わない)通常の電話を試してみてください。

格安SIMで提供されている専用電話アプリではなく、スマホに初めから入っている電話アプリを使って発信をすればキャリアの回線が使われます。


通信は格安SIM(MVNO)がキャリアから借りている帯域の影響を受ける

格安SIMの通信に関しては、MVNOがキャリアから借りている帯域が大きく影響します。

MVNOは一度に流せるデータ量(通信できる量)の上限が決まっていますが、災害発生時などにMVNOの通信が一気に増えると、全ての通信に必要なデータが流せなくなります。

一度に流しきれないデータは後から送り直しますが、ユーザーからすると速度が落ちたように感じます。

IIJmioによると、熊本地震の際は地震発生直後も極端な通信の増加はなかったとのことですが、人口の多い首都圏で災害が起きた場合は通信が増加しストレスなく通信することが難しくなるかもしれません。

また、前述の通りMVNOとキャリアの接続(POI)は全国で1箇所または2箇所に集約されているので、被災地以外に住んでいるユーザーがたくさん通信することで被災地を含む日本全国の通信速度に影響を及ぼす可能性もあります。

この可能性に対して、IIJmioは以下のページで被災地以外のユーザーに向けてお願いをしています。
IIJmio:災害時のIIJmioのご利用について

IIJmioのデータ通信は、全国で一度に利用できるデータ通信量に限りがあります。被災地でのデータ通信をスムーズにするために、被災地以外にいらっしゃる方は以下の点にご協力お願いいたします。

・スマートフォンでの動画の閲覧(災害時のニュース動画配信など)
 なるべくお避けください。
 TV・ワンセグ・ラジオがご利用できる場合は、そちらでの情報収集をご検討ください。

・スピードテストなど不要不急の通信
 お控えください。


大きな災害が起きた場合は、できるだけ不要な通信はしないようにしましょう。


格安SIMで通信できない場合は災害時に無料で利用できるWi-Fiスポット「00000JAPAN」を活用

被災地で格安SIMの通信速度が遅くて知りたい情報をなかなか入手できない場合は、災害時に無料開放されるWi-Fiスポット「00000JAPAN」の活用をおすすめします。

「00000JAPAN」は、私が使った限りでは速度も特に遅くはなく様々な場所で開放されていたので、たまに利用させてもらっていました。

「00000JAPAN」については、こちらに簡単にまとめています。
熊本地震を受け大手キャリア3社が公衆無線LAN「00000JAPAN」の運用を開始。この記事は「00000JAPAN」に接続して書きました。


格安SIM(MVNO)からはキャリアの災害用伝言板は使えない

災害時に、家族などの安否確認で災害用伝言板を利用する機会もあるでしょう。

ドコモとau、ソフトバンクのユーザーは、各キャリアが提供している災害用伝言板を利用できます。

ドコモ:災害用伝言板 | お知らせ | NTTドコモ

au:災害用伝言板サービス│災害時・緊急時対策│au

ソフトバンク:災害用伝言板/災害用音声お届けサービス | サービス | モバイル | ソフトバンク


ですが、ドコモやau、ソフトバンクの回線を使っているMVNOの格安SIMは、キャリアの災害用伝言板は利用できません。


災害用伝言板の代わりにweb171を活用

格安SIMユーザーはキャリアの災害用伝言板は使えないものの、代わりとしてNTT東西が提供する災害用伝言板「web171」が使えます。
利用者登録画面 | 災害用伝言板(web171)

web171は、使っている携帯電話会社は問わず携帯電話番号だけでなく固定電話の番号でも安否情報を登録できます。

また、web171はドコモとau、ソフトバンクの災害用伝言板とデータを交換・共有しているので、web171で登録した情報は3キャリアの災害用伝言板アプリから検索や閲覧でき、逆に3キャリアの各アプリから登録した情報をweb171で検索したり閲覧することもできるので、格安SIMを使っている場合はweb171を活用しましょう。


格安SIM(MVNO)でも緊急地震速報は受信可能だがスマホの対応が必須

熊本地震では、前震と本震後も1日に何度も鳴り響く緊急地震速報の音で驚かされました。

と同時に、特に前震と本震発生から数日間は、屋内にいても緊急地震速報が鳴ったらすぐに外に出ることができたのでとても助けられました。

余震による二次災害を防ぐためにも緊急地震速報は必須だというのが、私が熊本地震で感じた素直な感想です。

キャリアが提供する災害用伝言板はそのキャリアのユーザーしか使えませんが、緊急地震速報はMVNOが提供する格安SIMでも受信できます。

緊急地震速報を受信するかどうかの重要なポイントは端末です。キャリアで購入できる端末は緊急地震速報を利用できますが、特に海外メーカーのSIMフリー端末の中には、緊急地震速報が利用できないものもあります。

また、IIJmioのてくろぐにも詳細に記載されていますが、緊急地震速報は送信後に正しく受信されたかを確認し受信できていない場合は再送するといった仕組みはないため、キャリアの端末でも緊急地震速報が届かない場合もあります。


緊急地震速報の代わりにYahoo!防災速報などをインストールしておく

SIMフリースマホだけでなく、キャリアスマホでも緊急地震速報が届かない可能性がなくはないという状況の中でも、確実に速報を受け取りたいと思うはずです。

心配な人は、Yahoo!防災速報をインストールしておきましょう。
防災速報 - 地震、津波、豪雨など、災害情報をいち早くお届け - Google Play の Android アプリ

Yahoo!防災速報以外では、ニュースダイジェストは速報配信が速いことで高く評価されています。
ニュース・地震速報NewsDigest/ニュースダイジェスト - Google Play の Android アプリ

どちらかを(もしくはどちらも)インストールしておいて、使い勝手の良い方を選んでみてください。


まとめ。日頃から災害時の準備をしておくことが大切

熊本地震では、大手キャリアは通信制限の上限を撤廃する支援措置を、MVNO各社もひと月に使える高速通信容量を増量するなどの支援措置を講じてくれました。

MVNOにはキャリアほどの潤沢な資金がないためキャリアと同等の支援を求めるのは無理がありますが、そんな中で支援していただいたMVNOには感謝の気持ちしかありません。

格安SIMは災害時に通信速度低下のリスクやキャリアの災害伝言板が使えないなど不便な部分もありますが、代替の方法もあるのでそれらを活用して乗り切っていく必要があります。

そのためにも、格安SIMユーザーは万が一災害が身近で起きた時に備えて日頃から準備しておくことが大切です。

速報を知らせてくれるYahoo!防災速報やニュースダイジェストは無料でインストールできてすぐに使えるので、使ったことがない人はインストールしておくことをおすすめします。

また、MVNOの災害に関してはIIJmioのてくろぐに非常に詳細に解説されているので、時間がある時に一度目を通しておくといいでしょう。
てくろぐ:

格安SIM MVNOの災害時の支援措置と知っておくべきことのまとめは以上です。

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Comments (1) Trackbacks (0)
  1. DMMmobileのMVNEがiijmioのはずですから
    DMMmobileもiijmioと同じPOIってことはないのですか?


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