Nexus6はAndroid 5.1 Lollipopでデータが暗号化された状態でのストレージの読み込み速度が約2倍、書き込み速度が約9倍アップしたことが判明。
Posted on 3月 17, 2015
Android 5.0 LollipopのNexus6は、データの暗号化の影響で読み書きのパフォーマンスが著しく低下していることがすでに分かっていますが、Nexus6はAndroid 5.0 LollipopからAndroid 5.1 Lollipopへのアップデートで、データが暗号化された状態でのストレージの読み書き速度が大幅にアップしたことが分かりました。
arstechnicaが行ったストレージのランダムリード/ライトのベンチマークテストの結果、Nexus6はAndroid 5.0 LollipopからAndroid 5.1 Lollipopへのアップデートで読み込み速度が1秒間で7.32MBから17.53MBと2倍以上、書き込み速度が1秒間で1.36MBから12.21MBと約9倍改善されていることが分かります。

なお、シーケンシャルリード/ライトの速度はAndroid 5.0 LollipopとAndroid 5.1 Lollipopで大きな違いは見られません。

franco.kernel開発者のFrancisco Franco氏によると、Android 5.1 LollipopのNexus6では「NEON instructions」という技術が使われているため、データ暗号化された状態でのストレージのランダムリード/ライトの速度が大幅に改善しているとのことです。
また同氏は、Nexus6のデータの暗号化は現時点ではソフトウェアレベルで行われていますが、ハードウェアレベルで行われればさらにパフォーマンスは向上すると予想しています。
なお、Android 5.1 Lollipopでは他にも細かい新機能や変更点があります。詳しくはAndroid 5.1 Lollipopの新機能・追加機能・変更点・使い方まとめ。を参照してください。
source:Google+ via:arstechnica
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