Nexus6の充電中に隠された通知LEDランプを点灯させる方法-カスタムカーネルElemetalXを利用-

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今回は、Nexus6の充電中に隠された通知LEDランプをカスタムカーネル ElementalXを利用して点灯させる方法を紹介します。


Nexus6の通知LEDランプについて

Nexus6は、通知が来たり充電中でも通知LEDランプは光りませんが、実は上部スピーカーの中にランプが隠されていて、Googleにより無効化されています。
via:Nexus6には通知LEDランプが上部スピーカーに搭載されているもののソフトウェアレベルで無効化されていることが判明。

この隠された通知LEDランプを強制的に有効化する方法があるので、実際に試してみました。詳しくは、Nexus6の隠された通知LEDランプをLight Flowアプリを使って有効化する方法。を参照してください。
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上記ページを見ていただくと分かりますが、Nexus6の通知LEDランプは点灯はするものの点滅はしません。これではバッテリーの減りも速くなるので常用できません。

Nexus6は通知を知らせるLEDランプとしては使えませんが、充電中は常時ランプが点灯していても問題ないのと、充電中か充電が終わったかがすぐに分かった方が便利なので充電中の通知LEDランプを有効化してみました。


注意事項

ブートローダーアンロックやカスタムリカバリ、カスタムカーネル導入によって、メーカーの補償は一切きかなくなります。
また作業中にデータが消えたり、端末が起動しなくなってしまったとしても当方では一切責任は負えません。
全て自己責任で作業を行ってください。



準備しておくこと

1.Nexus6にカスタムリカバリを導入しておく。私はTWRPを使っています。TWRPの導入手順はNexus6にカスタムリカバリ TWRPを導入する方法。を参照してください。

2.Nexus6にElementalXをダウンロードしておく。XDAのElementalXスレッドから最新のzipファイルをダウンロードします。
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カスタムカーネル ElementalXの導入方法

まずNexus6の電源を切り、電源ボタンとボリュームダウンボタンを同時に長押ししてTWRPを起動します。もしTWRPを導入してもNexus6標準のリカバリが起動する場合は、Nexus6のカスタムリカバリTWRPがシステム再起動すると起動せずに標準リカバリが起動してしまう場合の対処法。を参照して常にTWRPが起動する状態にしておいてください。
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「Install」をタップします。
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準備しておくこと2でダウンロードしておいたElementalXのzipファイルを選びます。写真のzipファイルは「ElementalX-N6-0.16.zip」になっていますが、2015/1/9現在は0.19までバージョンが上がっています。
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「Swipe to Confirm Flash」の→アイコンを左から右にスワイプしてインストールを始めます。
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ElementalXは、Aroma Installerを使って自分で機能を選択しながらインストールしていきます。「Next」をタップします。
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「Next」をタップします。
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最大クロック数を選びます。ElementalXを使うと、デフォルトは2650MHzのNexus6の最大クロック数を3033MHzまでオーバークロックして動作をさらに速くすることができますがバッテリーの減りも速くなります。私はデフォルトのクロック数でも特に問題はないので(stock)を選びました。クロックスを選んだら「Next」をタップします。
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I/OスケジューラとRead ahead(ファイルの先読み)のバッファサイズを選んで「Next」をタップします。私はどちらもstockを選びました。
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Nexus6はダブルタップでスリープ解除機能がソフトウェアレベルで無効化されていて、Nexus6をアプリを使って強制的にダブルタップでスリープ解除を有効化することもできますが、ElementalXではスリープ解除に関して更に多くのオプションがあります。

「Sweep right」は左から右にスワイプ、「Sweep left」は右から左にスワイプ、「Sweep up」は下から上にスワイプ、「Sweep down」は上から下にスワイプ、「Double tap」はダブルタップでスリープ解除ができます。また、「Haptic feedback」にチェックを入れると、上記操作をしたときにバイブが振動します。好みの設定にチェックを入れて「Next」をタップします。
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さらにElementalXには、ソフトキーがあるナビゲーションバーをスワイプすることでスリープにするオプションもあります。「Disable Sweep2Sleep」はスワイプ操作でのスリープを無効、「Sweep right」は右にスワイプ、「Sweep left」は右から左にスワイプ、「Sweep left or right」は右または左にスワイプでスリープにします。好みの設定にチェックを入れて「Next」をタップします。
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ここで「Enable charge LED」にチェックを入れれば、充電中に隠された通知LEDランプを点灯させることができます。「Next」をタップします。
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「Install ElementalX」をタップします。
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「Finished!」と表示されたら「Next」をタップします。
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インストールが完了したら「Finish」とタップします。
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TWRPが起動して「Successful」と表示されたら、「Wipe cache/dalvik」をタップしてcacheとdalvik cacheをワイプします。ワイプが終わったら「Reboot System」をタップします。
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Nexus6充電中の通知LEDランプを確認

Nexus6純正のTurbo Chargerを挿してみると、隠れた通知LEDランプが緑色に点灯しました。なお、ELECOM Quick Charge2.0対応充電器 MPA-ACQA1518WHなどサードパーティ製の充電器での充電でも通知LEDランプが光ります。
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また、充電が完了すると正常に通知LEDランプは消灯しました。

Nexus6はデフォルトでは充電が終わっても何も光らず判断できなので不便ですが、通知LEDライトが光れば一目で充電中か充電が終わっているかが分かります。

充電ランプを有効化したい人は試してみてください。

なお今回の充電ランプを有効化する以外にも、Nexus6はカスタムすることでより便利になります。Nexus6のレビューや使い方などの詳細はNexus6を購入後3週間使ってみて分かった良い点・悪い点などのレビューとNexus6を使いこなすための使い方まとめ。にまとめているので、参照してみて下さい。

Nexus6の充電中に隠された通知LEDランプを点灯させる方法は以上です。

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