まだ登場したばかりの新しいROM。
新型Nexus7(2013)やNexus10、Nexus4などでマルチウィンドウ機能を使えるカスタムROM「Omni ROM」が公開。
Omni ROMの特徴は、Nexus7やNexus10といったタブレットでマルチウィンドウの機能を使えることです。
マルチウィンドウはGalaxyシリーズに実装されている機能で、1画面に2つのアプリを同時に表示させることができる機能です。
詳しくはGalaxyシリーズの独自機能「マルチウィンドウ」の使い方まとめ。、Galaxy S4(SC-04E)でマルチウィンドウ非対応のアプリを対応させて追加する方法。、Galaxy S4(SC-04E)のマルチウィンドウ機能を拡張させてLINEと他のアプリを同時起動して使ってみた。を参照してください。
Galaxy S4(SC-04E)でマルチウィンドウを使っていましたが、タブレットでマルチウィンドウを使うことができれば大画面を持て余すこともなく便利だと思います。
Root化、カスタムリカバリ導入、カスタムROMの導入によって、メーカーの補償は一切きかなくなります。
また、作業中にデータが消えたり、端末が起動しなくなってしまったとしても、当方では一切責任は負えません。
全て自己責任で作業を行ってください。
1)新型Nexus7(2013) Wi-Fiモデルにカスタムリカバリを導入しておく。私はTWRPを使っています。
TWRPの導入方法は、新型Nexus7(2013)にカスタムリカバリ TWRPを導入する方法。を参照してください。
2)Titanium Backupでアプリとアプリのデータをバックアップしておく。手順はTitanium Backup:(要Root)アプリとアプリの設定やデータ、マーケットリンクまで簡単にバックアップと復元できる必須アプリ。を参照してください。
3)必要であれば、TWRPで現在のROM環境をまるごとバックアップしておきます。
4)TWRPのWipe>Swipe to Factory Resetをタップして、新型Nexus7(2013) Wi-Fiモデルを初期化しておきます。
TWRPで初期化しても、内部ストレージのデータは消えません。
ROM:[ROM] Omni Rom [NIGHTLY]
aosp_flo-ota-eng.DevSwift1.zip(2013/10/14現在)
Gapps:Google Gapps – Download Gapps for Android
20130813(2013/10/14現在)
新型Nexus7(2013) Wi-Fiモデルのブートローダーを起動後、リカバリモードに入ります。
1.Installをタップ。
2.「aosp_flo-ota-eng.DevSwift1.zip」をタップ。
3.「Add More Zips」をタップ。
4.「gapps-jb-20130813-signed.zip」をタップ。
5.「Swipe to Confirm Flash」の左側の矢印を右にスライドさせてインストールを始めます。
6.インストールが終わったら「Reboot System」をタップして新型Nexus7(2013) Wi-Fiモデルを再起動させ、初期設定画面が表示されればOmni ROMの導入は成功です。
それではさっそく見ていきます。
初期設定画面。ストックのAndroidそのままです。
ホーム画面。こちらも素のAndroidという感じです。
アプリ一覧。すっきりしていますね。
タブレット情報です。Omni ROMはAndroid4.3ベースです。
設定を見ていきます。「Bars and menus」がOmni ROM独自の機能のようです。
設定国目はまだ少なく、バッテリーアイコンの変更、未読通知数の表示、ロック画面でのステータスバーの透過設定しかありません。マルチウィンドウの設定も見当たりません。
バッテリーアイコンは、数種類から選ぶことができます。
反映はきちんとされています。
「TransLucent lockscreen status bar」にチェックを入れると、ロック画面時はステータスバーが透過されます。
分かりづらいですが、透過はされています。
「Show notification count」にチェックを入れれば、ステータスバーに表示されている未読通知数を教えてくれます。
Google Playストアのアイコンの右下に青く「3」と表示されているのがそれです。
開発者向けオプションには、電源メニューにリカバリやブートローダーへのリブートを追加する機能も実装されています。
注目のマルチウィンドウですが、設定の他の項目を探しても残念ながらマルチウィンドウの機能はありませんでした。
今後実装されていくのでしょうか。
どちらにしろ、オープンソースでどんどん発展していくことが予想されます。
また、そのうちOmni ROMに実装されるマルチウィンドウが他のカスタムROMに実装されると思います。
Omni ROMの今後の発展を楽しみにしておきたいと思います。
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