総務省、電子機器など機械同士の通信用に「020」で始まる専用の携帯電話番号と個人向けに「060」で始まる携帯電話番号を開放へ。

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総務省は、電子機器など機械同士の通信用に「020」で始まる専用の携帯電話番号と個人向けに「060」で始まる携帯電話番号を開放する計画であることが分かりました。


総務省は18日に開く情報通信審議会で、「070」で始まる携帯電話番号の枯渇対策を諮問します。月内から電気通信番号政策委員会での本格的な議論に入り年内に答申を得ます。早ければ来年度にも精度を改正する見込みです。

2013年11月に携帯電話向けに開放した「070」は2018年にも枯渇する見込みで、スマートメーターや位置情報を使った子供の見守りサービスなど機器同士の通信向けに携帯番号の利用が急拡大し、また建機メーカーによる建設機械の稼働監視や、飲料メーカーによる自動販売機の補充管理な機器間通信に使う携帯電話番号が直近で約1,200万に増えており、「070」で始まる携帯電話番号の減少を加速させる要因となっています。

結果、2015年3月末時点で携帯電話番号の空きが約4,400万まで減少したとのこと。

機器間通信向けの携帯電話番号は20年までに約4200万に拡大する可能性があり、番号が足りない事態になれば新産業の成長を阻む要因にもなりかねないとして「020」から始まる専用番号の開放を打ち出しました。

「020」で始まる専用の携帯電話番号を電子機器などに開放することで、今後急成長が見込まれる次世代電力計(スマートメーター)などの新IT革命の成長産業を支える環境を整えます。

また、個人などによる携帯電話の契約件数も右肩上がりに増えており、2015年3月時点では1億5,000万件を突破。年単位で800万件のペースで増えています。

そこで総務省は、個人向けにも「060」で始まる携帯電話番号を開放する方向です。

総務省は、機器間通信用の携帯電話番号の需要を020に振り向けると同時に、将来は事実上使われていない060を携帯電話用に開放することも検討しています。

060の開放で、携帯電話に使える番号は約3億6,000万、機器間通信用は約8,000万に増えます。また、今後も電子機器同氏での携帯番号の利用が増え続ければ、現在は使われていない「030」や「040」で始まる番号を新たに開放する可能性もあるとのことです。

source:日本経済新聞

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