インタビューで、同氏はまずAndroid 5.0 Lollipopは多くの変更を伴う大規模なアップデートのため、初めて開発者が対応するための時間を確保するために発表からリリースまで一定の期間を設けたことやAndroid 5.0 Lollipopが最初から最後までSunder Pichai氏がトップとして開発に携わったこと(Android 4.4 KitKatはAndy Rubin氏でスタートして終了時はSunder Pichai氏)などを語っています。
最後に同氏は、GoogleのNexusデバイスに対する位置づけについて言及しており、Nexusデバイスは他メーカーと競合させるためのものではなく、Android OSの開発のためのデバイスであると明言しています。
また開発のためのデバイスであるため、他のメーカーと競合してシェアを奪うつもりはないが売れれば嬉しいと同時に、SamsungやHTCなど他のメーカーの端末が売れることも望んでいるとのことです。
インタビューの中で、同氏は強めの口調でNexusデバイスで他のメーカーのシェアを奪うつもりはないと語っていますが、開発者だけでなく一般消費者にとってもNexusデバイスは最新のOSを試せるという点だけでも魅力的な端末ですし、XDAなどでも活発にカスタムROMなどの開発が行われています。
Nexus4やNexus5、Nexus7はコストパフォーマンスの高さから世界的に見てかなり売れていると思われます。
Nexus6やNexus9の価格設定を上記デバイスに比べて高くしたのは、Nexusデバイスが売れすぎることで他メーカーのシェアを奪ってしまうことを避ける意図もあったのでしょうか(他メーカーの端末の価格やNexus6、Nexus9のスペックを見れば高いとは思いませんが)。
興味深いインタビューですね。
source:Business Insider via:Android Central