Ubuntu for phones:スマートフォンに最適化されたUIのUbuntuのリリースを発表。特徴まとめ。

無償提供のLinuxベースのOS「Ubuntu」を開発しているCanonicalが、スマートフォンのスクリーンサイズに最適化された「Ubuntu for phones」をリリースすることを発表しました。

2013/2/22 Ubuntu for Phonesがリリースされました。導入方法・レビューはUbuntu for PhonesをGalaxy Nexus(SC-04D)にインストールする方法と使用感やUIのレビュー。を参照してください。


Ubuntu for phonesについての詳細は、Ubuntu for phonesで確認することができます。

Ubuntu for phonesの特徴は、エッジ操作を活用している点です。

スマートフォンのエッジ(ディスプレイ端)からのスワイプで様々な機能を起動させます。

例えば、左端からのスワイプ操作で、お気に入りのアプリ一覧を表示させることができます。

またこの機能は、どのようなアプリを起動中でも左端からのスワイプ操作ですぐに呼び出すことができるとのことです。



左端から右端へ大きくスワイプすると、現在起動しているアプリ一覧を表示させてマルチタスク的な機能として使うことができます。



右端からのスワイプ操作では、直前に使っていたアプリやこれまでに使ったアプリ一覧を表示させて、すぐにそのアプリに戻ることができます。

Ubuntu for phonesは、マルチタスク機能をより便利に、素早く起動させることに注力していることが機能とその説明を見ても分かりますね。



下端からのスワイプ操作では、アプリ管理のドロワーが表示されます。

Ubuntu for phonesは、ディスプレイ下部にソフトキーさえ配置してません。

すぐに非表示にすることもできるので、限られたディスプレイサイズを最大限に活用することができます。



Ubuntu for phonesのロック画面では、通話した時間や歩いた距離、受信したメッセージなどが美しいグラフィックと共に表示されます。

Ubuntu for phonesではロック画面とはいわず、「ウェルカムスクリーン」と呼ぶようです。



アプリや連絡先、音楽などを検索は、ホーム画面からのスワイプ操作で可能とのことです。

Ubuntu for phonesは全てがスタイリッシュでエレガント、爽やかだと表現しています。



フェイスブックやツイッター、EメールやSMS、不在着信などがあれば、ステータスバーを降ろして該当する通知をタップすればその場で直接返信やコールバックすることができます。それぞれのアプリをいちいち起動する必要がないので、素早い返信が可能になりますね。



Ubuntu for phonesを搭載したスマートフォンで撮影した写真は、Ubuntuのクラウドストレージサービス「Ubuntu One」に即座にアップロードされます。

Ubuntu Oneにアップロードされた写真は、iOSやAndroid、Windowsなど、OSの垣根を越えて閲覧することができるとのことです。



アプリについては、Ubuntuにインストールできるアプリがインストールできるようです。



その他の基本的な使い方はDesign and user experienceで解説されているので、そちらを参照してください。

また、Galaxy Nexusに導入したハンズオン動画が既に公開されています。


この動画を見れば、Ubuntu for phonesの雰囲気がすぐに分かりますね。

動画を見てみた感じでは、スワイプ操作多用でかなり面白そうです。

まだ動きは重くスムースではない印象もありますが、Galaxy Nexus用のROMが登場したらぜひ試してみたいと思います。

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