Mi Note 3の購入を検討している場合は参考にしてみてください。
目次
Mi Note3のスペック
Mi Note3のスペックは以下の通りです。Xiaomi Mi Note 3 | |
---|---|
OS | Android 7.1 MIUI 9 |
ディスプレイ | 5.5インチ 1920x1080 フルHD |
CPU | Snapdragon 660 2.2GHz 8コア |
RAM | 6GB |
ストレージ | 64GB / 128GB |
microSD | 非対応 |
背面カメラ | 1200万画素(f/1.8) + 1200万画素(f/2.6) デュアルカメラ |
前面カメラ | 1600万画素 |
バッテリー | 3500mAh Quick Charge 3.0 |
対応周波数 (バンド) | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz) 3(1800MHz) 5(850MHz) 7(2600MHz) 8(900MHz) LTE(TD-LTE) 34(200MHz) 38(2600MHz) 39(1900MHz) 40(2300MHz) 41(2500MHz) 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 2(1900MHz) 5(850MHz) 8(900MHz) 3G(CDMA2000) BC0 3G(TD-SCDMA) 34(2000MHz) 39(1900MHz) GSM 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz |
ドコモプラチナバンド (Band19) | × |
FOMAプラスエリア (Band6/19) | × |
ソフトバンクプラチナバンド (Band8/28) | ○ |
auプラチナバンド (Band18/26) | × |
au 3G (CDMA2000) | ○ |
SIMサイズ | SIM1:nanoSIM SIM2:nanoSIM |
3G+4Gの デュアルスタンバイ | ? |
技適 | ? |
サイズ | 高さ:152.6 幅:73.95 厚さ:7.6mm |
重さ | 163グラム |
NFC | ○ |
GPS | GLONASS BeiDou |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | v5.0 |
加速度センサ | ○ |
ジャイロスコープ | ○ |
近接センサ | ○ |
環境光センサ | ○ |
指紋認証センサ | ○ |
コンパス | ○ |
センサー | 赤外線ポート |
ポート | USB Type-C |
カラー | ブラック ブルー |
価格 | RAM 6GB/ROM 64GB:約4.2万円(2,499人民元) RAM 6GB/ROM 128GB:約4.9万円(2,899人民元) RAM 6GB/ROM 128GB(ブルー):約5.1万円(2,999人民元) |
公式サイト | 小米Note 3 - 小米商城 |
Mi Note3の対応周波数(バンド)について
まずは、Mi Note3の日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。ドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドに非対応
Mi Note3は、ドコモが利用している重要なバンドに対応していません。特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に非対応です。
またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)にも対応していません。
Mi Note3にドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合、ドコモのスマホより通話・通信ともに利用できるエリアは確実に狭くなります。
ソフトバンク(ワイモバイル)でも広いエリアで使える
Mi Note3は、ソフトバンクやワイモバイルのSIMとの相性は良いです。3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているBand1とBand8の両方に対応しています。
LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8に対応しているので、広いエリアで通信が可能です。
Mi Note3はソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。
auはCDMA2000対応だが3G通話できるかは試してみないと分からない。LTEプラチナバンドは非対応
Mi Note3とauのSIMの組み合わせはかなり相性が悪いです。auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていて、Mi Note3はCDMA2000に対応しているものの必ず使えるわけではありません。
例えば、Mi6もCDMA2000には対応しているもののauの黒SIMを挿しても使えませんでした。
そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合でも通話は一切できない可能性がある点には注意が必要です。
auの4G LTEエリアに関しては、Mi Note3はauのLTEプラチナバンドであるBand18やBand26にも対応していないため、LTE通信できるエリアも限られます。
Mi Note3とau SIMの組み合わせでは、auで購入できるスマホに比べて通話・通信ともに利用できるエリアはかなり狭く、通話に関しては最悪の場合一切利用できない可能性があります。
Mi Note3の特徴・メリット
Mi Note3の特徴やメリットについてまとめます。SoC(CPU)には普段使いに問題ないSnapdragon 660を搭載
Mi Note 3のSoC(CPU)には、QualcommのSnapdragon 660が搭載されています。Snapdragon 660が搭載されている端末にOPPO R11がありますが、スマホの性能を客観的に把握する際に役立つAnTuTuベンチマークアプリのスコアは110000点を超えています。
同じ6シリーズで多くの端末に搭載されているSnapdragon 625のAnTuTuスコアは60000点台前半なので、Snapdragon 660は同じ6シリーズでも625と比べてかなり高性能です。
私はSnapdragon 625を搭載しているZenFone 3やHUAWEI nova、NuaAns NEO Reloadedなどを持っていて実際に使っていますが、ブラウザでウェブサイトを見たりYouTubeでの動画視聴、TwitterやFacebookなどのSNSアプリ、Googleマップを使ったナビ、3Dゲームのデレステのプレイなどなら動作はスムーズでストレスを感じることはほぼありません。
Snapdragon 625よりも倍近くAnTuTuスコアが高いSnapdragon 660なら、より動作はスムーズで快適に操作できるはずです。
RAMは大容量の6GB
Mi Note 3はSoCだけでなくRAM容量も6GBと充実しています。現時点のスマホのRAMは4GBでも充分で、複数のアプリを起動して切り替えつつ使ってもRAMの空き不足で動作がもたついたりすることはありません。
6GBのRAMを持つMi Note 3なら、かなりの数のアプリや単体でRAMを多く消費するアプリをを同時起動して使っても安心です。
ROM(ストレージ)も必要十分な64GBと128GB
Mi Note 3はROMも大容量の64GBと128GBから選べます。ROMの容量以外に消費する写真や動画を頻繁に撮影しても、すぐにROMが圧迫されるということはまずないでしょう。
また、仮にROMが足りなくなってしまったとしてもGoogleフォトを利用すれば写真、動画とも無制限にアップロード・バックアップすることができます。
Googleフォトにバックアップしておくと、端末を変えたときにデータを移行する手間がかからないのでかなり便利です。
Googleフォトまだ使ってない場合はぜひ一度試してみてください。
デザインはMi6そっくり。端がカーブしたデザインも採用
Mi Note 3のデザインを見てみると、外観はMi6にそっくりなことがわかります。Mi6の外観はこちら。背面のデュアルカメラやフラッシュライトの位置も全く同じですね。
また、Mi6で採用されている端がカーブしたデザインがMi Note 3でも採用されています。
この端がカーブしたデザインは、手に握った時に手のひらにフィットするので端末がサイズ以上に小さく感じ使い勝手は良いです。
個人的には、この構造は気に入っています。
なお、側面はメタルフレーム採用でキズに強く頑丈になっているのもポイントです。
背面には1200万画素デュアルカメラを搭載。光学2倍ズームや背景ぼかしも可能
Mi Note 3の背面には、1200万画素のカメラを2つ搭載されています。このデュアルカメラにより、光学2倍ズームも利用できます。
光学2倍ズームは画質を落とすことなくワンタッチで2倍にズームできるので、個人的には使う機会がかなり多いおすすめ機能です。
また、デュアルカメラの特性を活かして被写体のみにピントを合わせ、背景をぼかすことも簡単にできます。
前面にも1600万画素カメラ搭載。自撮りに最適
Mi Note 3では背面だけでなく前面カメラにも力が入れられていて、1600万画素のカメラを搭載しています。このインカメラは、3DスキャンとAIによってより自然な美顔補正が可能です。
Mi Note 3のインカメラで撮影した写真がこちら。実際に使ってここまで綺麗に撮影できるかはわかりませんが、ある程度期待はできそうです。
指紋認証センサは前面に搭載
Mi Note 3には指紋認証センサが採用されていますが、センサの位置は前面の下部にあります。指紋認証センサが背面にある場合、ポケットから出す際は自然に人差し指を置くことでロック解除できますが、テーブルなどの上に置いている場合は一度端末を持ち上げないと指を指紋認証センサに置くことができずロック解除もできません。
Mi Note 3は前面に指紋認証センサがあるので、ポケットに出ている場合は親指で、テーブルの上に置いている場合は人差し指ですぐにロック解除できるので便利です。
顔認識(顔認証)によるロック解除機能を搭載
Mi Note 3の目玉機能の一つに、顔認識(顔認証)によるロック解除機能が挙げられます。Mi Note 3を持ち上げ、端末に顔を向けるだけですぐにロックが解除されます。
サムスンのGalaxy S8などにも同じような機能がありますが、Galaxy S8の半額程度でこの機能を採用しているのは評価できます。
バッテリー容量は3500mAhとそこそこ大きい
Mi Note 3は5.5インチですが、バッテリー容量は3500mAhとそこそこ大きいのもメリットです。外出先で長時間動画を視聴したりゲームをプレイするならモバイルバッテリーは必須ですが、そうでなければ1日は持ちそうですね。
赤外線ポートあり。テレビやエアコンなどのリモコンとしても使える
Mi Note 3の上部には、赤外線ポートが搭載されています。赤外線ポートがあるMi Note 3は、アプリを使うことでテレビやエアコンなどのリモコンとして使うことができます。
スマホは基本的に身近に置いておくことが多いので、リモコン代わりには最適で私もよく使っていますが便利です。
Mi Note 3を購入したら、リモコン機能はぜひ試してみてください。
Mi Note3の注意点・デメリット
Mi Note3の注意点・デメリットについてまとめます。microSDカードが使えない
Mi Note 3には、microSDスロットがありません。そのため、microSDカードを挿して使うことができない点には注意が必要です。
ちなみに、Mi Note 3の ROMは64GBか128GBと大きめなのでmicroSDカードはあまり必要ないかもしれません。
また、先ほども触れた通りGoogleフォトを使えば写真も動画も無制限にアップロードできるので、Mi Note 3のROMで容量が足りない場合はGoogleフォトをぜひ使ってみてください。
3.5mmイヤホンジャックは廃止
Mi Note 3では、3.5mmイヤホンジャックが廃止されています。XiaomiはMi6とMi MIX 2でも3.5mmイヤホンジャックを採用していないので、Mi Note 3で採用されていないのは自然な流れと言えます。
なお、Mi Note 3にはUSB Type-Cポートに挿して3.5mmジャックに変換するアダプターが同梱されてくるので、今使ってるイヤホンをそのまま使いたい場合はこの変換アダプタを利用しましょう。
対応バンド(周波数)が少なく日本では使えるエリアが狭くなる場合が多い
Mi Note 3は、対応バンド(周波数)が少ないのもデメリットです。初めの方でも触れた通り、ソフトバンクは特に問題ないものの、ドコモとauの回線を使ったSIMをMi Note 3に挿すと通話や通信できるエリアが確実に狭くなってしまいます。
ドコモの回線に関しては主に山間部で使われているFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドに非対応なだけなのでスマホを頻繁に山間部に持っていく人でなければあまり問題は感じないと思いますが、auはドコモ以上にエリアが狭いので実用的ではありません。
Mi Note 3に日本のキャリアのSIMを挿して使うなら、ドコモかソフトバンクのSIMの利用をおおすすめします。
カメラには期待しすぎない方がいい
Mi Note 3は背面前面ともにカメラの性能にこだわって開発されていることがわかります。ただ、Xiaomiのスマホのカメラは期待していたよりも綺麗に撮影できないことが多いです。
Mi6はそこそこ綺麗に撮影できますが、同じ中華スマホのOnePlus 5に比べると劣ります。
OnePlus5のカメラで撮影した写真。Xiaomi Mi6のカメラと比較してみた
Mi Note 3のカメラにも、そこまで過度な期待はしないほうがいいでしょう。
技適はおそらくない
中華スマホには日本の技適マークがないものがほとんどで、Xiaomiのスマホにもこれまで技適マークがあったものは存在しません。Mi Note 3は日本のキャリアが使っている重要な周波数にも対応していないので、技適マークはない可能性が高いです。
技適マークがない場合、日本国内で使う際は自己責任となる点には注意しましょう。
価格は安くはない?
Xiaomiといえば、スペックの割に価格が安いのが大きな特徴の一つですが、Mi Note 3に限っては価格はそこまで安くは感じません。Mi Note 3に搭載されているSnapdragon 660は高性能なSoCですが、Snapdragon 660を大きく引き離すさらに高性能なSnapdragon 835を搭載したベゼルレススマホのMi MIX 2が55,000円から買えるのをふまえると、Mi Note 3のコストパフォーマンスは他のXiaomiのスマホに比べると高くはないと個人的に感じます。
もちろん、実際に使ってみれば40,000円以上の価値を感じるのかもしれませんが、スペックなどを見る限りでは割安感はないですね。
Mi Note3の発売日
2017年9月12日Mi Note3の価格
RAM 6GB/ROM 64GB:約4.2万円(2,499人民元)RAM 6GB/ROM 128GB:約4.9万円(2,899人民元)
RAM 6GB/ROM 128GB(ブルー):約5.1万円(2,999人民元)
Mi Note 3を日本から購入できるショップは?
Mi Note 3は日本では発売されていませんが、現在日本直送に対応しているGearBestで購入すれば日本からでも入手できます。また、RAM 6GB/ROM 64GBのブラックはクーポンを適用することで44,599円となり定価と2,000円程度しか違いません。
Mi Note 3 RAM 6GB/ROM 64GB ブラック
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Mi Note 3 RAM 6GB/ROM 64GB ブルー
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Mi Note 3 RAM 6GB/ROM 128GB ブルー
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GearBestでクーポンを適用する方法と最新のクーポンはこちらをご覧ください。
GearBestのクーポン一覧とセール情報まとめ【2020年9月18日】
Mi Note 2を購入予定の場合は、GearBestも含めて検討してみるといいでしょう。
Mi Note3まとめ
Mi Note 3は、Mi6にそっくりな外観で比較的性能の高いSnapdragon 660を搭載し、RAMは6GBでROMは64GBからと必要十分なスペックです。ただ、同時に発表されたMi MIX 2に比べると、背面のデュアルカメラや前面の1600万画素カメラなど目立つ部分はあるものの、SoCは劣り対応バンドも少なくて約42,000円~なのはそこまで安くはない印象です。
カメラにこだわりがなくてもう少し出費してもかまわないなら、Mi Note 3ではなくMi MIX 2の方が個人的にはおすすめです。
Mi MIX 2は発売時点では最高スペックで対応周波数もかなり多く、日本の3大キャリアの周波数にも完全対応しているので、日本国内でも広いエリアで使えます。
逆に、エリアにはこだわりがなく少しでも写真はきれいに撮影したい、また最新機種でできるだけ安い方がいいという人はMi Note 3を検討してみるといいでしょう。
Mi Note 3のスペックやメリット・デメリット、発売日や価格のまとめは以上です。