Chromecast(クロームキャスト)2nd 新型の購入レビューと新機能、価格まとめ。

Googleは、2015年9月30日にChromecast Audioとともに新型のChromecastを発表し、2016年2月18日に日本で発売しました。

このページでは、新型Chromecastの新機能と購入レビューなどをまとめています。

Chromecast(2015/2nd)の本体

新型のChromecastでまず目を引くのが、その形です。現行のChromecastはドングルの代表のような形状ですが、新型のChromecastは円形になっています。カラーはブラック、レッド、イエローの3色となっています。




また、新型ChromecastはHDMIケーブルが本体から伸びていて、旧型Chromecastのような直付けではなくなっています。


旧型ChormecastはHDMI入力端子の周りにスペースがない場合付属のアダプターを利用する必要がありましたが、新型Chromecastはアダプターももちろん不要です。


これにより、Chromecast本体がまっすぐに飛び出ることなく自然に下にしなることで、奥行きがない狭いスペースでも取り付けやすくなりました。

Chromecast(2015/2nd)の新機能(旧型Chromecastとの比較)

旧型Chromecastには無かった、新型Chromecastの新機能を以下に紹介します。

Wi-Fi acに対応

旧型のChromecastのWi-Fi対応状況は802.11b/g/nですが、新型のChromecastではacにも対応します。

802.11acが利用する周波数帯は5GHz帯で802.11nと同じですが、1Gbps以上の高速なデータ通信が可能になります。

新型のChromecastが802.11acに対応したことで、旧型Chromecastよりも高速で通信することができるようになりました。

Wi-Fi 5GHz帯に対応

旧型のChromecastを使っていて個人的に不便に感じていた点は、Wi-Fi 5GHz帯に対応していないことでした。Chromecastはほぼ毎日使っているので自宅のWi-Fiを5GHzに変更することもできず、Wi-Fi環境の高速化の妨げになっていました。

Wi-Fiは2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯を利用できますが、2.4GHz帯はWi-Fi以外にも電子レンジやコードレス電話、無線のマウスやキーボードといったBlootooth機器でも利用されているため電波干渉が起きやすいのが欠点です。

電波干渉が起きることで、接続しづらくなったり速度が遅くなるなどのデメリットがあります。

対して、5GHz帯はWi-Fi以外ではあまり利用されることがない周波数帯です。そのため、電波の干渉が起きにくく安定して接続でき速度も出やすいといったメリットがあります。

新型のChromecastには5GHz対応を期待していたのですが、やはり対応してきましたね。新型Chromecastを購入して旧型Chromecastと入れ替えることで、我が家のWi-Fi対応機器は全て5GHz対応となるので気兼ねなく5GHzに変更することができ、これまでよりも快適に通信できる環境になります。

私としては、これだけで買い替えの価値が十分にあります。

接続がより高速に

新型のChromecastでは、アンテナのデザインを改善したことと独立した3本のアンテナにより、最も効率の良いアンテナと電波を自動選択することができる機能が追加されています。

これによりキャスト時のシグナルが受け取りやすくなり、スマホやPCのCastボタンを押してテレビに映し出されるまでの時間が短縮されました。


旧型のChromecastでは、Castボタンを押して3～5秒、調子が悪いときは10秒以上接続までに時間がかかっていたりしていたので気にはなっていましたが、新型Chromecastではこれが改善されたことでさらに快適に利用できています。

新機能「Fast Play」により動画の読み込みが高速化

新型Chromecastには、Fast Playという新機能が搭載されました。

Fast Playは、Chromecast利用者が次に何を視聴するか予測して事前に読み込んでおく機能です。

Chromecastは連続再生機能に対応しているので、連続ドラマの場合は次話をあらかじめ読み込んでおくことで待ち時間なく視聴することができます。

なお、Fast Playはアプリ側の対応が必須となっています。

「フィード」をChromecast経由でディスプレイに映し出せる

新型のChromecastでは、SNSから受け取った情報や写真などを「フィード」としてディスプレイに映し出すことができます。

Chromecast(2015/2nd)の発売日

2016年2月19日

Chromecast(2015/2nd)の価格

Chromecast(2015/2nd)の日本の販売価格は4,980円となっています。

Chromecast(2015/2nd)のセール情報はこちらをご覧ください。
Chromecast 2nd セール情報

Chromecast(2015/2nd)を購入できる店舗

2016年2月19日にChromecast(2015/2nd)が日本で発売されました。

現時点で判明している、Chromecast(2015/2nd)を購入できる店舗は以下の通りです。

●楽天市場
コーラルChromecast 2nd コーラル

ブラックChromecast 2nd ブラック

●ビックカメラ.com
コーラルChromecast　ブラック　GA3A00133A16Z01

ブラックChromecast　コーラル　GA3A00210A16Y19

●ソフマップ
コーラルGoogle Chromecast コーラル GA3A00210A16Y19

ブラックGoogle Chromecast ブラック GA3A00133A16Z01

●ヨドバシ.com
ヨドバシ.com - Google グーグル GA3A00133A16Z01 [Chromecast(クロームキャスト)ブラック]【無料配達】

●ヤマダウェブコム
Google　GA3A00133A16Z01　Chromecast（第2世代）ブラック | ヤマダウェブコム

●Googleストア(2016年2月19日発売)
Chromecast - 1,080P - Google - Chromecast - Google ストア


2016/2/8
Chromecast(2015/2nd)がNexus6PのおすすめアクセサリにChromecast Audioと共に登場しました。
Nexus 6P - 頑丈なメタルフレーム - Huawei - Nexus - Android スマートフォン - Google ストア


また、初代Chromecastは在庫切れの状態で「購入できません」の表示になっていることから、近々初代Chromecastの販売は終了してChromecast(2015/2nd)が発売されるものと思われます。
Chromecast - Google ストア

Chromecast(2015/2nd)購入レビュー

新型Chromecastを購入したのでそのレビューです。

Chromecast(2015/2nd)開封

Chromecast(2015/2nd)を開封していきます。

Chromecastの化粧箱です。Nexus5XやNexus6PなどのNexusデバイスにも通じる、ホワイトを基調としたGoogleらしいデザインです。


帯を外すと、設定方法がかんたんに記載されています。Chromecastの設定は特に難しくないので、このスタートガイドを見ながら実施すれば問題なくできるはずです。


新型Chromecastとご対面です。カラーはブラックを選びました。画像だけ見ると丸いデザインが目立って大きく見えたのですが、思っていたよりも小さいです。


同梱品は新型Chromecast本体と本体に給電するACアダプターです。アダプターにもChromeのロゴが入っていて統一感があります。なお、ChromecastはACで給電しながらでないと利用できません。


新型Chromecast本体をより近くで見てみます。Chromeロゴのみのシンプルなデザインです。


サイドには給電用のmicroUSBポートと左側にリセットボタン、右側に給電中に光るランプがあります。


新型ChromecastにACアダプタをつなぐと点灯します。


裏面には技適マークが表示されています。


HDMI端子はマグネットで新型Chromecast本体にくっついています。


新型Chromecastが宙に浮いても、HDMI端子はくっついたままです。


旧型Chromecastと新型Chromecastのサイズを比較してみます。横幅は新型Chromecastの方が広いものの、サイズはそこまで大きくないと感じるはずです。


新型Chromecastをテレビにつなぐとこのようになります。本体が小さいので場所は取りません。

Chromecast(2015/2nd)の初期設定方法

ここからは、新型Chromecastを利用するための初期設定をしていきます。

まず、新型Chromecastをテレビにつなぎます。テレビにはHDMIの入力端子が必要です。また、新型Chromecastには付属のACアダプタを接続して給電状態にしておきます。


また、ChromecastはWi-Fiネットワークを利用します。Chromecastの初期設定をする端末をWi-Fiネットワークに接続しておきます。

テレビの入力切替をして新型Chromecastのセットアップ画面を表示させます。セットアップが必要なので、以下のページにアクセスします。
http://chromecast.com/setup


Chromecastアプリのインストールを促してくるので、リンクをタップしてインストールします。


Chromecastアプリのインストールが完了したら起動します。プライバシーポリシーと利用規約をよく読んで「同意する」をタップします。


Chromecastアプリのホーム画面が表示されたら「デバイス」をタップして「新しいデバイスを追加」をタップします。


Chromecastの初期設定に利用する端末のOSがAndroid 6.0(6.0.1) Marshmallowの場合、位置情報へのアクセスを許可するか尋ねてくるので「許可」をタップします。すると、新型Chromecastを認識するので「セットアップ」をタップします。


「セットアップ」をタップすると、新型Chromecastへの接続が始まるのでしばらく待ちます。


すると、新型Chromecastを挿しているテレビの右下に4桁の英数字が表示されます。


初期設定に使っている端末にも同じ英数字が表示されるので、「コードが表示されました」をタップします。その後、Chromecastの名前変更画面になるので分かりやすい名前に変えましょう。


名前を入力したら「名前を設定」をタップします。その後Wi-Fiネットワークのパスワード入力画面になるので、パスワードを入力して「ネットワークを設定」をタップします。


新型Chromecastのセットアップが始まるのでしばらく待ちます。しばらくすると新型Chromecastのアップデートが始まります。


テレビも新型Chromeastのアップデート画面に切り替わります。アップデート中は新型Chromecastの使い方が音声付きで紹介されます。


使い方の紹介が終わると、Chromecastのアップデートが続きます。少し時間がかかるので待ちましょう。


アップデートが終わると、小さい文字で「Chromecast...」と表示されます。


その後、「chrome」の文字とロゴが表示されます。


再度「接続中」と表示されて、新型ChromecastのWi-Fiネットワークへの接続が始まります。


「キャスト準備完了」と表示されれば、Chromecastの初期設定は完了です。


アプリ側にも「更新が完了しました」と表示されるので「続行」をタップします。すると「キャストの準備完了」と表示されるので「インストール済みのキャストアプリを見る」をタップします。


Chromecastアプリの「デバイス」タブをタップして、新型Chromecastの名前が表示されていれば、Chromecastは正常に利用できる状態です。

Chromecast(2015/2nd)に対応アプリ(Hulu)のコンテンツを転送する

実際にChromecast対応アプリをChromecastに接続してテレビで再生する手順を紹介します。

ここでは、Huluを利用しています。

Huluアプリを起動して、右上のキャストアイコンをタップします。そのあと、接続するChromecastを選んでタップします。なお、Chromecastに転送する端末がWi-Fiに接続していないとキャストアイコンは表示されません。


キャストアイコンの色が変わったら、HuluをChromecastを接続したテレビに転送する準備は完了です。


テレビにもHuluのロゴが表示されます。


あとは見たい動画をタップして選ぶだけです。


テレビに選んだ動画が表示され再生が始まります。接続から再生までの時間が旧型Chromecastよりも明らかに短縮されているので、使い勝手は良好です。


Chromecastで使える便利なアプリや使い方はこちらにまとめています。
Chromecast(クロームキャスト)購入レビューと使い方、設定(セットアップ)方法まとめ。

旧型Chromecastと新型Chromecastの接続とキャストにかかる時間を比較

新型Chromecastは、アンテナのデザインの改善と独立した3本のアンテナによりキャストにかかる時間が短縮されたことは先述の通りです。

そこで、実際に新型Chromecastのキャストにかかる時間が旧型Chromecastに比べてどの程度短縮されているのか比較してみました。

なお、Wi-Fiは新旧とも2.4GHzを利用しており条件は全く同じです。

測定の様子を記録した動画はこちら。

まず最初の接続にかかる時間です。旧型Chromecastは9.71秒かかりました。


対して、新型Chromecastは1.63秒で接続が完了しています。圧倒的に新型Chromecastの方が速いですね。


次に、Chromecast対応アプリからコンテンツをキャストするまでにかかる時間です。

旧型Chromecastは5.94秒かかりました。


それに対して、新型Chromecastは2.40秒しかかかっていません。キャストにかかる時間も新型Chromecastの方が体感レベルで速いです。


旧型Chromecastの接続速度に不満があるなら、新型Chromecastにぜひ買い替えてみてください。ストレスなく利用できるのでおすすめです。

Chromecast(2015/2nd)購入レビューまとめ

新型Chromecastは価格は現行と同程度ながらしっかりと改良されており、さらに使いやすくなっています。

特に、キャストボタンを押してコンテンツが再生されるまでの時間が、体感でも分かるレベルで速くなっている点は大いに評価できます。旧型Chromecastのキャストにかかる時間にストレスを感じている人は、ぜひ新型Chromecastを使ってみてください。

また、個人的にはWi-Fiの5GHz帯の対応もうれしいですね。

新型Chromecastは、発表当初見慣れていないせいか形状に違和感があったものの、実際に手に取ってみるとサイズも小さく全く気になりません。

新型Chromecastは、まだChromecastを持っていない人だけでなくすでに旧型Chromecastを使っている人にも、より快適・スムースにキャスト機能を利用できるようになるのでおすすめです。

Chromecast(クロームキャスト)2nd 新型の購入レビューと新機能、価格などのまとめは以上です。

Chromecast ブラック 価格：4978円（税込、送料無料) (2018/9/29時点) 楽天で購入