Elephone P8のスペックレビューと価格、日本から購入できるショップまとめ

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このページでは、Elephone P8のスペックと特徴をレビューしています。

また、Elephone P8の価格や日本から購入して入手できるショップなどもまとめているので、Elephone P8を検討している人は参考にしてみてください。


Elephone P8のスペック

Elephone P8のスペックは以下の通りです。
 Elephone P8
OSAndroid 7.0
ディスプレイ5.5インチ
1920x1080
フルHD
CPUHelio P25 8コア
RAM6GB
ストレージ64GB
microSD対応
背面カメラ2100万画素
前面カメラ1600万画素
バッテリー3600mAh
対応周波数
(バンド)

LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
3(1800MHz)
7(2600MHz)
8(900MHz)
20(800MHz)

LTE(TD-LTE)
38(2600MHz)
40(2300MHz)

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
5(850MHz)
8(900MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
ドコモプラチナバンド
(Band19)
×
FOMAプラスエリア
(Band6/19)
×
ソフトバンクプラチナバンド
(Band8/28)
auプラチナバンド
(Band18/26)
×
au 3G
(CDMA2000)
×
SIMサイズSIM1:nanoSIM
SIM2:nanoSIM(※microSDスロットも兼ねる)
3G+4Gの
デュアルスタンバイ
?
技適?
サイズ高さ:153.9
幅:75.5
厚さ:9.5mm
重さ186グラム
NFC?
GPS
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n
Bluetoothv4.1
加速度センサ
ジャイロスコープ
近接センサ
環境光センサ
指紋認証センサ
コンパス
センサー-
ポートmicroUSB
カラーブラック
レッド
価格25,914円


Elephone P8の対応周波数(バンド)について

まずは、Elephone P8の日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。


ドコモのFOMAプラスエリアとLTEプラチナバンドには非対応

docomo-logo Elephone P8は、ドコモが利用している重要なバンドに対応していません。

特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に非対応です。
黄色い部分がFOMAプラスエリア

黄色い部分がFOMAプラスエリア


またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)に対応していません

Elephone P8にドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合、ドコモのスマホよりも通話・通信とも利用できるエリアは狭くなります。


ソフトバンク(ワイモバイル)でも広いエリアで使える

softbank-platinum-band Elephone P8は、ソフトバンクやワイモバイルのSIMとは相性が良いです。

3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているBand1とBand8に対応しています。

LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8に対応しているので、広いエリアで通信が可能です。

Elephone P8は、ソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。


auはCDMA2000非対応で3G通話は不可。LTEプラチナバンドにも非対応

au-logo Elephone P8とauのSIMの組み合わせの相性は良くありません。

auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていますが、Elephone P8はCDMA2000には対応していません。

そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合通話は一切できない点には注意が必要です。

auの4G LTEエリアに関しては、Elephone P8はauのLTEプラチナバンドであるBand26にも非対応なのでLTE通信できるエリアは限定されます。

Elephone P8とauのVoLTE SIMの組み合わせでは、ほぼ使えないと思っておいたほうがいいです。


Elephone P8の特徴・メリット

まずは、Elephone P8の特徴やメリットについて。


SoC(CPU)には高性能なHelio P25を搭載

Elephone P8のSoCには、MediaTekのHelio P25が搭載されています。
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Helio P25はVernee Mars ProやDOOGEE MIXにも搭載されているSoCで、DOOGEEによるとAnTuTuスコアは80000点超えです。


ZenFone 3やHUAWEI novaなど価格の割に動作がスムーズで評価の高いスマホに搭載されている、QualcommのSnapdragon 625のAnTuTuスコアが61000〜63000点台なので、AnTuTuスコアだけで比較するならHelio P25の性能は十分高いです。

重い3Dゲームのような、SoCに極端な負荷をかけるアプリ以外なら動作はスムーズでストレスを感じることはほぼないでしょう。


RAMは大容量6GB

Elephone P8は、RAMも大容量の6GBを搭載しています。
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個人的な感覚としては、スマホは4GBあればある程度のアプリを複数起動して切り替えながら使ってもRAM不足で動作が遅くなったりすることはありませんが、RAMは後から追加できないので大きいほど好ましいです。

6GB RAMを搭載するElephone P8なら、かなりの数のアプリを同時起動して切り替えながら使ってもRAMの空きを心配する必要はありません。


ROM(ストレージ)も必要十分な64GB

Elephone P8のストレージ(ROM)の容量は64GBで、最近スマホで増えてきている128GBではないものの必要十分です。

写真や長時間の動画を頻繁に撮影する場合は64GBでもすぐ容量がいっぱいになってしまう可能性はありますが、主にアプリのインストールだけならROMが64GBあればかなりの数のアプリをインストールできます。

また、写真と動画に関してはGoogleフォトを利用することで、画質は若干落ちるものの肉眼では元の写真と見分けがつかない程度の高画質で無制限にアップロード・保存することができます。

Elephone P8で写真や動画をたくさん撮りたい場合は、Googleフォトの活用をおすすめします。


背面カメラは2100万画素のIMX 230を採用

Elephone P8の背面カメラには、SONYの2100万画素のIMX 230が採用されています。
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IMX 230は主に2年ほど前のスマホに搭載されていたイメージセンサなのでカメラ画質に大きな期待はできませんが、メモ代わりに撮影する分には全く問題ありません。

なお、Elephone P8の背面にはフラッシュも搭載されています。
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前面にも1600万画素のカメラを搭載

Elephone P8は、前面カメラが1600万画素と他の中華スマホに比べて良いのが特徴です。
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また前面にもフラッシュを搭載しているので、光量が足りない暗い場所でも撮影できます。
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指紋認証センサを前面に搭載

Elephone P8には指紋認証センサが搭載されていますが、よくある背面ではなく前面に配置されています。
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指紋認証センサが前面にあることで、ポケットなどから出した時に親指で簡単にロック解除できる、端末を持ち上げる必要なく机やテーブルに置いたままでもすぐにロック解除できるといったメリットがあります。

なお、指紋認証センサのロック解除速度がアピールされているスマホが多いですが、Elephone P8にはロック解除までにかかる具体的な時間は記載されていません。

Elephone P8の指紋認証速度については、あまり期待しない方がいいかもしれません。


ディスプレイにJDIの液晶パネルを採用

Elephone P8のディスプレイには、JDI(株式会社ジャパンディスプレイ)の液晶パネルが搭載されています。
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株式会社ジャパンディスプレイは、ソニーと東芝、日立の中小型液晶ディスプレイ事業を統合した会社で、日本メーカーの技術を結集したディスプレイが提供されています。

JDIのディスプレイは品質の高さなどにおいて評価が高いため、Elephone P8のディスプレイに不満を感じる可能性は少ないでしょう。


バッテリーは3600mAhとそこそこ大容量

Elephone P8は、3600mAhバッテリーを搭載しています。
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Elephone P8と同じ5.5インチディスプレイのスマホのバッテリー容量は3000〜3300mAhが多いので、Elephone P8のバッテリー容量はそこそこ大きめと言えます。

電池の持ちが実際に使ってみないと分かりませんが、長時間ゲームをしたり動画を連続して視聴するなど極端な使い方をしなければ、容量が3600mAhあれば1日は持つはずです。


Elephone P8の注意点・デメリット

次に、Elephone P8の注意点・デメリットについてまとめます。


USB Type-CではなくmicroUSB

Elephone P8の残念なのは、USBポートがUSB Type-CではなくmicroUSBである点です。
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Elephone P8とほぼ同時期に発売されたVernee Mars Proは、Elephone P8と同じSoC(Helio P25)を搭載していて価格はElephone P8よりも若干安いながらUSB Type-Cを採用しています。

USB Type-Cは上下を気にせずケーブルを本体に挿すことができてかなり便利なので、Vernee Mars Proと同じように、Elephone P8でも採用して欲しかったところです。
左がmicroUSBで右がUSB Type-C

左がmicroUSBで右がUSB Type-C



防水防塵・おサイフケータイ・ワンセグには非対応

Elephone P8は、防水防塵やおサイフケータイ、ワンセグといった日本ならではの機能には全て非対応です。
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ただ、ほとんどの中華スマホは上記3つの機能に対応していないのでElephone P8に限ったデメリットではありません。

これらの機能が樽SIMフリースマホを検討している場合は、日本メーカーの富士通 arrows M03かSHARPのSH-M03がおすすめです。


技適マークはおそらくない

Elephone P8は日本で発売される予定はなく、対応周波数(バンド)も日本の通信事業者が使っている重要なバンドにほぼ対応していないので、おそらく技適マークは表示されません。
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日本で住んでいる人が日本国内でスマホを使う場合は技適マークのある端末である必要があります。

日本国内でElephone P8使う場合は、自己責任になる点に注意しましょう。


Elephone P8の発売日

2017年6月15日


Elephone P8の価格

25,914円


Elephone P8を日本から購入できるショップ

Elephone P8は日本では発売されていませんが、日本直送に対応しているGearBestを利用すると日本からでも購入できます。

価格はブラック・レッドともに25,914円となっています。

ブラック
Elephone P8 4G Phablet - BLACK

レッド
Elephone P8 4G Phablet - RED


Elephone P8まとめ

Elephone P8は、SoCに高性能なHelio P25搭載しRAMは大容量の6GB、ROMも64GBと基本スペックは高いです。

また、背面カメラだけでなく前面にも1600万画素のカメラを搭載するなど、カメラ性能にもこだわりが見えます。

ただ途中でも少し触れましたが、Elephone P8と同時期に発売されたVernee Mars ProはElephone P8とほぼ同じスペックでUSB Type-Cを採用しながら価格は20,000円前後と、Elephone P8より5,000円ほど安いです。

メーカーや外観などにこだわりがなくコストパフォーマンス重視なら、Elephone P8よりもVernee Mars Proが個人的にはおすすめです。

Vernee Mars Proのスペックや特徴はこちら。
Vernee Mars Proのスペックレビューと価格、日本から購入できるショップまとめ

Elephone P8のスペックや特徴のレビューと価格、日本から購入できるショップのまとめは以上です。

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