また、Vernee Mars Proの価格や日本から購入できるショップもまとめているので、Vernee Mars Proの購入を検討している場合は参考にしてみてください。
目次
Vernee Mars Proのスペック
Vernee Mars Proのスペックは以下の通りです。
Vernee Mars Pro | |
---|---|
OS | Android 7.0 |
ディスプレイ | 5.5インチ 1920x1080 フルHD |
CPU | Helio P25 8コア |
RAM | 6GB |
ストレージ | 64GB |
microSD | 対応 |
背面カメラ | 1300万画素 |
前面カメラ | 500万画素 |
バッテリー | 3500mAh |
対応周波数 (バンド) | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz) 3(1800MHz) 7(2600MHz) 20(800MHz) 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 8(900MHz) GSM 850MHz 900MHz 1800MHz |
ドコモプラチナバンド (Band19) | × |
FOMAプラスエリア (Band6/19) | × |
ソフトバンクプラチナバンド (Band8/28) | × |
auプラチナバンド (Band18/26) | × |
au 3G (CDMA2000) | × |
SIMサイズ | SIM1:microSIM SIM2:nanoSIM |
3G+4Gの デュアルスタンバイ | ? |
技適 | ? |
サイズ | 高さ:151.0 幅:74.0 厚さ:7.6mm |
重さ | 161グラム |
NFC | × |
GPS | A-GPS GLONASS |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n |
Bluetooth | v4.0 |
加速度センサ | ○ |
ジャイロスコープ | ○ |
近接センサ | ○ |
環境光センサ | ○ |
指紋認証センサ | ○ |
コンパス | ○ |
センサー | ホールセンサ |
ポート | USB Type-C |
カラー | ブラック グレー |
価格 | 20,281円 |
Vernee Mars Proの対応周波数(バンド)について
まずは、Vernee Mars Proの日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。ドコモのFOMAプラスエリア・LTEプラチナバンドともに非対応
Vernee Mars Proは、ドコモが利用しているバンドにはあまり対応していません。ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に非対応です。
またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)にも対応していません。
Vernee Mars Proにドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合、ドコモのスマホよりも通話・通信とも利用できるエリアは狭くなります。
ソフトバンク(ワイモバイル)も使えるエリアは限定的
Vernee Mars Proは、ソフトバンクやワイモバイルのSIMともあまり相性は良くありません。3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているBand1とBand8に対応しているので、通話できるエリアは広いです。
LTEに関しては、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8とBand28に対応していないので、通信できるエリアは狭いです。
Vernee Mars Proは、通話はソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで利用できるものの、通信できるエリアは狭くなります。
auはCDMA2000非対応で3G通話は不可。VoLTE<Eプラチナバンドにも非対応
Vernee Mars ProとauのSIMの組み合わせはかなり相性が悪いです。auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていますが、Vernee Mars ProはCDMA2000には対応していません。
そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合通話は一切できない点には注意が必要です。
auの4G LTEエリアに関しても、Vernee Mars ProはauのLTEプラチナバンドであるBand26に非対応なので、LTE通信できるエリアも限定されます。
Vernee Mars ProとauのVoLTE SIMの組み合わせでは、通話・通信ともにほぼ使えないと思っておいたほうがいいです。
Vernee Mars Proの特徴・メリット
Vernee Mars Proの特徴やメリットについてまとめます。SoC(CPU)には高性能なHelio P25を搭載
Vernee Mars ProにはMediaTekのHelio P25が搭載されています。スマホのSoCにはSnapdragonが搭載されていることが多いので、Helio P25といってもどの程度のスペックが分からない人もいると思います。
そこで、判断基準の1つとしてAnTuTuスコアを見てみます。
Vernee Mars Proと同じHelio P25搭載するDOOGEE MIXのAnTuTuスコアは、DOOGEE MIXの開発元のDOOGEEによると83569点です。
#DOOGEEMIX Helio P25 brings high-performance in DOOGEE MIX. AnTuTu scores at over 80000. pic.twitter.com/OJZxUintiN
— DOOGEE (@DOOGEE_official) 2017年5月19日
スペックと価格のバランスが良いと評価が高いSIMフリースマホに多く搭載されているSnapdragon 625のAnTuTuスコアは61,000〜63,000点なので、Helio P25の性能は十分高いです。
3Dグラフィックスを多用するような重いゲームなど、SoCに極端な負荷がかかる使い方でなければ動作が遅くてストレスになるといったことはまずないでしょう。
RAMは大容量6GB
Vernee Mars ProのRAMは6GBで、他のスマホに比べても大容量です。RAMは、基本的に4GBあれば多くのアプリを同時に起動して切り替えながら使っても足りなくてRAM不足になることはことはほぼありません。
ですが、RAMは多くて空き容量に余裕がある方が安心です。
ROM(ストレージ)も必要十分な64GB
Vernee Mars Proのストレージ(ROM)の容量は64GBで、大容量はないですが必要十分です。写真を大量に撮影したり動画を長時間記録したりしなければ、64GBで十分足りるはずです。
なお、写真と動画をたくさん撮影したい場合は、サイズは縮小されるものの肉眼では画質の劣化がほぼわからないレベルで無制限にアップロード・保存できるGoogleフォトがおすすめです。
Vernee Mars Proの64GB ROMでは不安で、Googleフォトを使っていない場合はぜひ試してみてください。
フルメタルボディで高級感あり
Vernee Mars Proの筐体は、側面・背面とも全てメタルボディが採用されていて安っぽさは全くありません。また、背面の角は尖っておらず緩やかなカーブを描いているので、持った時に手になじみやすいはずです。
JDI製のディスプレイを搭載
Vernee Mars Proのディスプレイには、JDI(株式会社ジャパンディスプレイ)の液晶パネルが搭載されています。株式会社ジャパンディスプレイはソニーと東芝、日立の中小型液晶ディスプレイ事業を統合した会社で、日本メーカーの技術を結集したディスプレイが提供されてます。
JDIのディスプレイは視野角の広さなど品質の評価が高いく、一部の安いスマホにありがちなディスプレイの色みの悪さや暗さの心配も不要です。
指紋認証センサは側面に配置
一般的なスマホの指紋認証センサは前面や背面にあるのがほとんどですが、Vernee Mars Proは右側面に配置されています。スマホを右手で持つ人は、Vernee Mars Proを持つと同時に親指でそのままロックを解除できて便利です
ですが、逆に左手でスマホを持つ人は人差し指や中指で指紋認証をする必要があるので、右手に比べて認証のしやすさなど少し使い勝手は劣ると思います。
通知LEDを搭載
スマホの中には、通知LEDが無く通知が届いていることに気づかないものもあります。対して、Vernee Mars Proには前面の右側に通知LEDがあるので、重要な通知も見逃しません。
低価格ながらUSB Type-Cを採用
低価格なスマホのUSBポートにはmicroUSBが採用されていることが多いです。Vernee Mars Proもスペックからすると価格はかなり安いですが、USBポートにはUSB Type-Cが採用されているのは評価できます。
USB Type-Cなら、microUSBのようにコネクタ部分の上下を気にする必要がないので便利です。
カメラセンサにはSONYのIMX258を採用。0.1秒でピントを合わせられる
Vernee Mars Proのカメラは、センサにSONYのIMX258を採用しています。PDAF(像面位相差オートフォーカス)にも対応しているためオートフォーカスの速度が速く、Verneeによると0.1秒でピントを合わせることができるとのこと。
スペックやVerneeの説明を見る限りでは、Vernee Mars Proはカメラにも期待できそうですが、中華スマホのほとんどはスペック通りには撮影できません。
Vernee Mars Proは価格も安いので、カメラにはあまり期待せずおまけ程度に考えておいたほうがいいと思います。
3500mAhの大容量バッテリー搭載。急速充電にも対応
Vernee Mars Proは、5.5インチのディスプレイながらバッテリー容量は3500mAhと大きめなのもメリットです。動画の視聴やゲームを長時間プレイするといった極端な使い方をしなければ、1日は十分持つはずです。
また、Vernee Mars Proは急速充電にも対応しているので、バッテリー容量が大きくても短い時間で充電を完了させることができます。
Vernee Mars Proの注意点・デメリット
次に、Vernee Mars Proの注意点やデメリットについてまとめます。ドコモ・ソフトバンク・auの主要なバンド(周波数)に対応していない
これは初めにも触れましたが、Vernee Mars Proは日本のキャリアが使っている重要な周波数(Band)にほとんど対応していません。特に、一般的な中華スマホはソフトバンクのLTEプラチナバンドであるBand8に対応していることが多いのですが、Vernee Mars ProはBand8にも対応していないのでソフトバンクやワイモバイルのSIMでメインで使うのは厳しいです。
auに関しては通話で使うCDMA2000に非対応で、またLTEプラチナバンドにも対応していないのでauのSIMもほぼ使えません。
Vernee Mars Proで比較的使えるのはドコモ回線のSIMです。
Vernee Mars Proはドコモの主に山間部や都市の一部で使われている800MHz帯に対応していないので、これらの場所では通話や通信ができなくなってしまいますが、それ以外の場所なら通話・通信とも問題なくできます。
大手キャリア3社の中で最も広いエリアで利用できるのはドコモです。Vernee Mars Proを日本で使うならドコモやドコモ系格安SIMをおすすめします。
防水防塵・おサイフケータイ・ワンセグには非対応
これはほとんどの中華スマホに当てはまることですが、Vernee Mars Proは防水・防塵やおサイフケータイ、ワンセグには対応していません。これらの機能をSIMフリースマホに求めるなら、富士通のarrows M03やSHARPのSH-M03がおすすめです。
おそらく技適はない
Vernee Mars Proは現時点では日本で発売される予定はありません。また、日本のキャリアの重要な周波数にもほとんど対応していないことから、Vernee Mars Proは技適マークがない可能性がかなり高いです。
技適マークのない端末を日本国内で使うのは自己責任となる点には注意しましょう。
Vernee Mars Proの公式動画
Vernee Mars Proの発売日
2017年6月26日Vernee Mars Proの価格
20,281円Vernee Mars Proを日本から購入できるショップ
Vernee Mars Proは日本で発売はされていませんが、海外のショップを利用することで日本から購入も可能です。現在はGearBestで販売中です。
Vernee Mars Pro 4G Phablet - 6GB RAM 64GB ROM BLACK
価格は20,281円ですが、以下のクーポンを適用すると1日限定80台で19,717円に割引されます。
「MARSPRO」1日80台限定 毎日午前1時から開始 7月3日まで
Vernee Mars Proまとめ
Vernee Mars Proは、日本のキャリアが使っている重要なバンド(周波数)の多くに対応しておらず、実質的にドコモ回線を使ったSIMでしか使えない点には注意が必要です。ですが性能面を見ると、主に30,000円台のSIMフリースマホによく搭載されているSoCのSnapdragon 625を大幅に上回る性能を持つMediaTek Helio P25を搭載し、RAMは大容量の6GBを採用するなど普段使いでは全くストレスを感じずに快適に使えるスペックです。
また、ディスプレイにはJDI製の液晶パネルを搭載し、低価格スマホにはあまりないUSB Type-Cを採用しているのもポイント。
上記の通り、Vernee Mars Proは充実したスペックながら価格は約20,000円と安く、コストパフォーマンスはかなり高いです。
現在は期間限定、台数限定で19,000円台で購入できるクーポンもあるので、ドコモ回線のSIMで使う予定で安くてスペックの良いスマホを探している人はVernee Mars Proも検討してみるといいでしょう。
Vernee Mars Proのスペックレビューと価格、日本から購入できるショップのまとめは以上です。