HUAWEI Mate 10 Proのスペック評価と価格、日本発売日まとめ

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このページでは、日本で発売されるHUAWEI Mate10 Proのスペックと価格、日本発売日についてまとめています。


Mate10 Proのスペック

Mate10 Proのスペックは以下の通りです。
 HUAWEI Mate 10 Pro
OSAndroid 8.0
EMUI 8.0
ディスプレイ6インチ
18:9
2160x1080
FHD+
CPUKirin 970
2.36GHz×4 + 1.8GHz×4 8コア
RAM6GB
ストレージ128GB
microSD非対応
背面カメラRGB 1200万画素 + モノクロ 2000万画素
Leicaデュアルカメラ
f/1.6
OIS
PDAF
前面カメラ800万画素
f/2.0
バッテリー4000mAh
急速充電
対応周波数
(バンド)

LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
3(1800MHz)
4(1700MHz)
5(850MHz)
7(2600MHz)
8(900MHz)
9(1700MHz)
12(700MHz)
17(700MHz)
19(800MHz)
20(800MHz)
26(850MHz)
28(700MHz)
32(1500MHz)

LTE(TD-LTE)
34(2000MHz)
38(2600MHz)
39(1900MHz)
40(2300MHz)
41(2500MHz)

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
4(1700MHz)
5(850MHz)
6(800MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)

3G(TD-SCDMA)
34(2000MHz)
39(1900MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
ドコモプラチナバンド
(Band19)
FOMAプラスエリア
(Band6/19)
ソフトバンクプラチナバンド
(Band8/28)
auプラチナバンド
(Band18/26)
au 3G
(CDMA2000)
×
SIMサイズSIM1:nanoSIM
SIM2:nanoSIM
3G+4Gの
デュアルスタンバイ

(※4G+4GのDSDV対応)
技適
サイズ高さ:154.2
幅:74.5
厚さ:7.9mm
重さ178グラム
NFC
GPS
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetoothv4.2
加速度センサ
ジャイロスコープ
近接センサ
環境光センサ
指紋認証センサ
コンパス
センサー-
ポートUSB Type-C
カラーミッドナイトブルー
チタニウムグレー
価格89,800円
公式サイトHUAWEI Mate 10 Pro スマートフォン | 携帯電話 | HUAWEI Japan


Mate10 Proの対応周波数(バンド)について

まずは、Mate10 Proの日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。


ドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドに対応

docomo-logo Mate10 Proは、ドコモが利用している多くのバンドに対応しています。

特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に完全対応しているのがポイントです。
黄色い部分がFOMAプラスエリア

黄色い部分がFOMAプラスエリア


またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)に対応しています。

Mate10 Proは、ドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合でも、ドコモのスマホと変わらないエリアで通話・通信とも可能です。


ソフトバンク(ワイモバイル)でも広いエリアで使える

softbank-platinum-band Mate10 Proは、ソフトバンクやワイモバイルのSIMとも相性は良いです。

3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているバンドにすべて対応しています。

LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8とBand28に対応しているので、広いエリアで通信が可能です。

Mate10 Proはソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。


auはCDMA2000非対応で3G通話は不可。VoLTE&LTEプラチナバンド対応だが注意点あり

au-logo Mate10 ProとauのSIMの組み合わせでは一部注意点があります。

auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていますが、Mate10 ProはCDMA2000には対応していません。

そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合通話は一切できない点には注意が必要です。

auの4G LTEエリアに関しては、Mate10 ProはauのLTEプラチナバンドであるBand26にも対応しているため広いエリアでLTE通信が可能です。

また、auのVoLTE SIMは3Gではなく4Gの回線で通話をするので、端末がCDMA2000に対応している必要はありません。

ただし、Mate10 ProがauのVoLTE SIMで必ず使えるとは限ならない点には注意が必要です。例えばMate9はBand26に対応しているものの、auのSIMには対応していないと明記されています。

日本で発売されるMate10 Proは発売当初はソフトバンクのVoLTEにのみ対応でauのVoLTEには非対応なので、今後のアップデートに期待したいところです。

Mate10 Proは4Gに関してはauの広いエリアをカバーしているので、今後正式にau回線のVoLTE SIMに対応すればMate10 ProとauのVoLTE SIMの組み合わせならauで購入できるVoLTEスマホとほぼ変わらないエリアで通話・通信とも可能となっています。


Mate10 Proの特徴・メリット

Mate10 Proの特徴やメリットについてまとめます。


SoC(CPU)には世界初のAI対応「Kirin 970」を搭載

Mate10 Proには、HiSiliconの最新SoCであるKirin 970を搭載しています。
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Kirin 970はMate9やHUAWEI P10、honor9に搭載されているKirin 960をベースに強化されています。

CPUは基本的に同じではあるものの、製造プロセスルールの進化(Kirin 960は16nmに対しKirin 970は10nm)により電力効率が20%向上し、バッテリーの持ちが改善しています。

GPUに関しても、Kirin 960のMali-G71からMali-G72に強化され、性能は20%、電力効率では50%も向上しています。

つまり、Kirin 970はKirin 960に比べてCPU・GPUともに電力消費が抑えながら性能がアップしているということです。

Mate9を実際に使っていて動作のスムーズさやバッテリーの持ちに不満を感じたことはありませんが、Mate10 Proではさらにバッテリーの心配不要で快適に使えるのはヘビーユーザーにとって大きなメリットですね。

また、Mate10 ProのKirin 970には、世界初のスマホ向けAIプラットフォームである「NPU(ニューラルネットワーク・プロセッシング・ユニット)」が搭載されています。

Mate10 ProはNPU搭載のKirin 970により、例えばカメラ撮影時に被写体が何なのか素早く認識し、自動で正しい撮影モードを選択するので、これまでのスマホのようなユーザーが被写体によって食べ物や植物、動物、夜景など正しい撮影モードを手動で切り替える手間を減らすことができます。

Kirin 970は画像認識速度も優秀で、CPUとGPUに加えてNPUを使うKirin 970は1分間で2005枚の画像を認識するとのこと。

ちなみに、画像認識にCPUのみを使うGalaxy S8は95枚、CPUとGPUを使うiPhone 7 Plusは487枚とのことなので、Kirin 970の認識速度の速さが分かります。

さらに、NPUはユーザーのスマホの使い方を機械学習して最適化します。これにより、アプリが起動するまでの時間や応答速度も速くなります。

Mate10 Proは、従来のCPUとGPUにNPUをプラスすることでさらに使い勝手がよくなりますね。


RAMは大容量6GB

Mate10 ProのRAMは、4GBと6GBがあり、日本版は6GBとなっています。

RAMが6GBあれば、アプリを起動して切り替えながら使ってもRAM不足で動作が遅くなるということはまずないと思っておいて問題ありません。


ROM(ストレージ)も大容量の128GB

Mate10 Proは、ROMも64GBか128GBから選ぶことができ、日本版は128GBとなっています。

128GBあれば、容量を多く消費する写真や動画をしょっちゅう撮影するような使い方でなければすぐにいっぱいになることはありません。

また、写真・動画に関してはGoogleフォトが無料で無制限に自動バックアップすることができるので、Mate10 Proで写真や動画をたくさん撮影したい場合はGoogleフォトを活用しましょう。


ディスプレイは縦長の18:9

Mate10 Proはディスプレイの縦横比率にも特徴があります。

これまでのスマホのディスプレイはほとんどが16:9でしたが、Mate10 Proは18:9と縦長になっています。
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Galaxy S8とGalaxy S8+から本格的に流行り始めた縦長ディスプレイを、Mate10 Proにも取り入れた形です。

ディスプレイが縦長になることで、縦に長いウェブサイトでも一画面により多くの文字を表示することができるのがメリットです。


ディスプレイサイズは6インチと大きいが筐体のサイズは小さい

Mate10 Proのディスプレイサイズは6インチと大画面ですが、上下左右のベゼル(額縁)をさらに狭くすることで0.1インチ小さいMate9に比べて横・縦ともに大幅な小型化に成功しています。

Mate9は片手で持つのは少し厳しかったですが、Mate10 Proは18:9の縦横比率により横幅がかなり狭くなっているので大画面ながら片手操作もいけそうです。


大画面でマルチウィンドウがはかどる

Mate10 Proは、2つのアプリを同時に起動して一画面に表示するマルチウィンドウに対応しています。

Mate10 Proのディスプレイは6インチで18:9と縦長なことで、16:9のディスプレイよりもマルチウィンドウを窮屈に感じずに使うことができます。
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ちなみに、Mate10 Proの設定画面は横画面にすると2カラム表示になり少ないタップで目的の設定にたどり着くことができます。
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ディスプレイにつなげてデスクトップPCとして使えたり、Mate10 Proをキーボード代わりにできる

Mate10 Proに搭載されているEMUI 8.0では、Mate10 Proをディスプレイに接続することでデスクトップPC のように使うことができる機能があります。
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また、キーボードやマウスの接続ももちろん可能です。

デスクトップのモードでどの程度スムーズに動くかは未知数ですが、Mate10 Proの6インチディスプレイよりももっと大画面で色々な操作をしたい場合は使えそうな機能ですね。

さらに、Mate10 ProはPCとつなげてキーボード代わりとして使うこともできます。
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ライカ(Leica)ブランドのカメラレンズを搭載

Mate10 Proの背面には、ライカブランドのデュアルレンズカメラが搭載されています。
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Kirin 970の部分でも触れた通り、Mate10 ProのカメラはNPUの機械学習により様々なタイプの被写体を識別し、色やコントラスト、明るさ、露出などを自動的に調整したり、最適なモードを自動で選択してくれます。

また、NPUは背景のボケ処理にも効果を発揮しているとのこと。
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特に撮影モードは高い精度で最適なものを選択してくれるようなので、より手軽に綺麗な写真を撮影できそうですね。


4000mAhの大容量バッテリー搭載。急速充電にも対応

Mate10 Proは、4000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
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Mate9のバッテリーもMate10 Proと同じ4000mAhですが、Mate10 Proに搭載のKirin 970は前述の通りMate9に搭載されているKirin 960に比べて電力効率が大幅に改善しているので、同じ使い方でもより長持ちします。

大容量バッテリーは充電に時間がかかるのがネックですが、Mate10 Proは高速充電に対応しているので短時間で充電を完了することができます。

また、HUAWEIによると20分の充電で1日使えるとのこと。
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外出前などで充電忘れていたとしても、少し充電すれば十分長く使えるので安心です。


IP67の防水防塵に対応

Mate10 Proは、IP67の防水防塵に対応しています。
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IP67についてもう少し詳しく説明すると、「6」が防塵性能の等級を、「7」が防水性能の等級を示しています。

それぞれの等級の内容は以下の通りです。

防塵性能の等級と性能
等級種類説明
PI0X無保護
特に保護されていない。
IP1X
50mmより大きい固形物に対する保護
直径50mmを超える固形物体が内部に侵入しない状態。
例えば手などが誤って内部の充電部や可動部に接触する恐れがない。
IP2X
12.5mmより大きい固形物に対する保護
指先、または長さが80mmを超えない指先類似物が内部の充電部や可動部に接触する恐れがない。
直径12.5mmを超える固形物体が内部に侵入しない。
IP3X
2.5mmより大きい固形物に対する保護
直径または厚さが2.5mmを超える工具やワイヤなどの固形物体が内部に侵入しない。
IP4X
1.0mmより大きい固形物に対する保護
直径または厚さが1.0mmを超えるワイヤや鋼帯などの固形物体の先端が内部に侵入しない。
IP5X防塵形
粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵の侵入があっても正常な運転を阻害しない。
IP6X耐塵形
粉塵が内部に侵入しない。

防水性能の等級と性能
等級種類説明
PIX0無保護
特に保護されていない。
IPX1
滴下する水に対する保護
1ミリメートル毎分の水を10分間鉛直落下しても有害な影響を受けない。
IPX2
15°傾斜したとき落下する水に対する保護
正常な取付位置より15°以内の範囲で傾斜したとき、3ミリメートル毎分の水を各方向から2.5分間ずつ、計10分間鉛直に落下する水滴によって有害な影響を受けない。
IPX3
噴霧水に対する保護
鉛直から60°以内の角度で、0.07リットル毎分の水量で10分間噴霧上に落下する水によって有害な影響を受けない。
IPX4
飛沫に対する保護
いかなる方向から0.07リットル毎分の水量で5分間水が飛沫しても有害な影響を受けない。
IPX5
噴流水に対する保護
いかなる方向から12.5リットル毎分の水流水を外皮表面積1平方メートルあたり1分間、合計3分間以上直接噴流させても有害な影響を受けない。
IPX6
波浪に対する保護
波浪またはいかなる方向から100リットル毎分の水流水を外皮表面積1平方メートルあたり1分間、合計3分間以上直接散水しても有害な影響を受けない。
IPX7
水中への浸漬に対する保護
水深1メートルの水槽に機器を30分間没しても浸水しない。
IPX8
水没に対する保護
製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中に置かれる場合に適する。原則として完全密閉構造。

Mate10 Proの防塵性能は耐塵形で、粉塵が内部に侵入しません。

耐水に関しては、水深1メートルの水槽に30分浸けても浸水しない程度の性能となっています。

特に気になるのは防水性能の人が多いと思いますが、Mate10 Proなら雨に濡れたり飲み物をこぼしたぐらいなら故障する可能性は低いです。

なお、Mate10 Proをお風呂で使いたいという人もいるかもしれませんが、お風呂は水ではなくお湯でシャンプーなど水以外の液体もあるので、いくら防水性能があっても水没する可能性は十分にあるのでおすすめはしません。


DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応。VoLTE SIMを有効活用できる

Mate10 Proの最大の特徴として、2枚のSIMで同時に待ち受けできるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)対応が挙げられます。

2枚のSIMを同時に使えるスマホは他にもたくさんありますが、これまでは片方が4G LTEで接続するともう片方は3Gまたは2Gでしか使えませんでした。
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それに対して、DSDVは2枚のSIMをどちらも4G LTE(VoLTE)で同時に使えます。

例えば、片方にドコモ回線を使った格安SIMをデータ通信専用として挿しもう片方にドコモのSIMを通話専用として挿した場合、DSDSだと通話は強制的に従来の3G通話になりますが、DSDVでは遅延が少なく音声がクリアに聞こえるVoLTEによる通話が可能です。

なお、DSDVはauのSIMやau回線を使った格安SIMのVoLTE SIMを有効活用できるのが大きなメリットですが、Mate10 Proは現時点ではソフトバンクのVoLTEのみ対応でau回線のVoLTE SIMには対応していないので今後の対応に期待したいですね。

今後Mate10 Proがau VoLTEに対応した場合、通話用にau回線のVoLTE SIMを挿してデータ通信用にドコモやドコモ回線を使った格安SIMを挿して使う際に、DSDSだとデータ通信のSIMが4Gで通信するとau VoLTE SIM側は3Gでの通話しかできないため、4G回線を使って通話するau VoLTE SIMでは通話ができません。

au VoLTE SIMに対応するDSDVなら、データ通信用のドコモ回線のSIMが4Gで通信してももう片方のSIMも4G LTEで通話・通信できるので、au VoLTE SIMで通話が可能です。


Mate10 Proの注意点・デメリット

Mate10 Proの注意点・デメリットについてまとめます。


解像度はFHD+と高くはない

Mate10 Proは16:9の縦長ディスプレイが特徴で文字などの多くの情報を一画面に表示することができますが、解像度は1920×1080のFHDの縦だけ解像度を更に増やした2160×1080のFHD+なので、さらに解像度の高い2560×1440のWQHDに比べると劣ります。

ちなみにMate10はWQHDなので、ディスプレイサイズはMate10 Proよりも5.9インチと0.1インチ小さいものの一画面に表示できる情報量はMate10の方が多いです。

ただ、Mate9は開発者向けオプションから最小幅の数値を上げてDPI(画面密度)を変更することで文字などを小さく表示することができ、また標準よりも文字をある程度小さくしても文字がつぶれて見づらいということもないので、Mate10 Proの大画面にもっと情報を表示させたい場合はDPIを変更しましょう。

DPIの変更方法を、Mate9を例に以下にまとめておきます。

設定⇒端末情報⇒ビルド番号を7回タップして表示された開発者向けオプションをタップして、「最小幅」をタップします。
mate9-change-dpi1

数値を大きくすること、文字などを小さくすることができます。例えば「500」にすると・・・
mate9-change-dpi2

このように文字やアイコンなど全体的に小さくなり、より多くの情報を表示することができます。
mate9-change-dpi3


有機ELのため屋外で見づらい可能性もあり

Mate10 Proのディスプレイには、消費電力の少ない有機ELが採用されています。

これにより、Mate10 Proのバッテリーの持ちは更に良くなることが期待できますが、逆に気になるのは屋外での視認性です。

一般的に、有機ELは屋外の特に直射日光が当たる場所で暗く感じて見づらくなる傾向があります。

なお、こちらの写真を見てみると有機ELを採用しているNexus6とNexus6Pでもそこまで暗くは感じません。
左からNexus5/Nexus5X/Nexus6/Nexus6P

左からNexus5/Nexus5X/Nexus6/Nexus6P


最近の有機ELディスプレイは以前のものに比べるとそこまで画面の暗さは気にならないものの、有機EL以外の液晶に比べると場合によっては暗く感じることは確実にあると思います。

屋外でスマホよく使う場合は、有機ELのMate10 Proで問題ないかを慎重に検討することをおすすめします。


microSDカードには非対応

Mate10 Proは、microSDカードに対応していません。

そのため、データは64GBか128GB以上保存することができません。

ただ先ほども触れた通り、写真や動画に関してはGoogleフォトなどのクラウドサービスを使うことでどれだけでもバックアップできるので特に心配は要らないですね。

また、HUAWEIによるとUSB Type-CのmicroSDカードリーダー/ライターの利用でmicroSDカードを使うこともできるとのこと。
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Mate 10 Proの充電口に外付けでリーダー/ライターを付ける必要があるので使い勝手はよくないですが、いざとなったらmicroSDカードを使えるという点は覚えておくといいですね。


3.5mmイヤホンジャックもなし

iPhone 7とは7 Plusで3.5mmイヤホンジャックが廃止されて以降、Androidスマホでも搭載されない機種が増えてきていますが、Mate10 Proにも3.5mmイヤホンジャックは搭載されていません。

スマホにイヤホンやヘッドホンを有線で接続して、音楽などを聴く人は注意が必要です。

なお、Mate10 ProにはUSB Type-Cから3.5mmイヤホンジャックの変換アダプタが同梱されているので、これまで使っていたイヤホンやヘッドホンをそのまま使うこともできます。

Bluetoothイヤホン・ヘッドホンでは音質に納得がいかず、まだ有線で使い続けたい場合はこの変換コネクタを活用しましょう。


指紋認証センサは前面ではなく背面に搭載

Mate10 Proには指紋認証センサが搭載されていますが、その位置は背面となっています。
mate101

背面に指紋認証センサがある場合、ポケットなどから端末を取り出すときに自然に人差し指を載せることでロックを解除することができます。

逆に、テーブルや机などの上に端末を置いた状態だと一度端末を持ち上げてIMEIの指紋認証センサに指を置くか、指紋認証センサ以外の方法でロックを解除する必要があります。

個人的には、背面よりも前面に指紋認証センサがあった方が使い勝手がいいのでMate10 Proのこの仕様は残念ですが、ベゼルを極限まで狭くしてギリギリまでディスプレイを搭載しているので背面搭載は仕方ないとは割り切るしかないですね。


au回線のVoLTE SIMには非対応

これはここまでに何度か触れましたが、Mate10 Proは発売当初はソフトバンクのVoLTEにのみ対応でauのVoLTE SIMには対応していません。

Mate10 Proがau VoLTE SIMに対応すればDSDVを最大限に活用できるので、ぜひ対応して欲しいところです。


価格は高い

Mate10 Proは非常にハイスペックなスマホですが、その分価格も定価で89,800円とかなり高いです。

個人的には、iPhoneやPixelシリーズ以外のSIMフリースマホに10万円近くをかけるのはなんとなく気が引けます。


ワンセグ・おサイフケータイには非対応

Mate 10 Proには防水防塵性能はありますが、日本独自といっても過言ではないワンセグとおサイフケータイには対応していません。
osaifu-ketai

これらの機能が欲しい場合は、arrows M04かSH-M03がおすすめです。
arrows-m03-1seg2

またおサイフケータイだけでよければ、NuaAns NEO Reloadedも含めて検討してみるといいでしょう。
上:スムースブラック 下:ダークウッド


Mate10 Proの日本発売日

2017年12月1日


Mate10 Proの価格

89,800円


Mate10 Proを安く購入できるのは?

Mate10 Proは定価は税込で10万円近くとかなり高いですが、家電量販店や格安SIM(MVNO)とのセットで購入することでキャンペーンなどが適用されて安く入手できます。

現時点で、キャンペーンを適用した実質価格の最安値はNifMoです。また、IIJmioもNifMoとほぼ変わらない実質価格で購入可能です。

格安SIMとのセットではなく端末単体で購入する場合の最安はgoo SimSellerで、定価より1万円以上安い86,184円購入できます。

mate10pro | gooSimseller
※販売終了しました。

Mate10 Proの価格はこちらで比較しているので、参考にしてみてください。
Mate10 Proの最安値は?格安SIM(MVNO)セットとキャンペーンを含めて比較


Mate10 Proまとめ

Mate10 Proは、AI搭載のSoC「Kirin 970」を搭載しライカブランドのカメラレンズ、4000mAhの大容量バッテリー、IP67の防水防塵、DSDV対応など現時点では最高レベルのスペックを備えたSIMフリースマホです。

デザインに関しても、狭いベゼルがかっこよく使い勝手も良さそうなのでぜひ実際に触ってはみたいのですが、ネックはやはり価格です。

先ほども触れた通り、日本価格は10万近いのでそこまでの価値があるのかじっくり見極める必要がありますね。

もしくは、格安SIM(MVNO)とのセットで安く購入するのも手です。

Mate10 Proのスペック評価と価格、日本発売日まとめは以上です。

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