Moto G5s Plusのスペックレビューと価格まとめ。

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このページでは、Moto G5 PlusのスペシャルエディションであるMoto G5s Plusのスペックと特徴、注意点などについてまとめています。

Moto G5s Plusの購入を検討している場合は参考にしてみてください。


Moto G5s Plusのスペック

Moto G5s Plusのスペックは以下の通りです。
 Moto G5s Plus
OSAndroid 7.1
ディスプレイ5.5インチ
1920x1080
フルHD
CPUSnapdragon 625 8コア
RAM4GB
ストレージ32GB
microSD最大128GB
背面カメラ1300万画素 + 1300万画素
デュアルカメラ
f/2.0
前面カメラ800万画素
f/2.0
バッテリー3000mAh
急速充電(TurboPower)
対応周波数
(バンド)

LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
3(1800MHz)
5(850MHz)
7(2600MHz)
8(900MHz)
18(800MHz)
19(800MHz)
20(800MHz)
26(850MHz)
28(700MHz)

LTE(TD-LTE)
38(2600MHz)
40(2300MHz)
41(2500MHz)

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
5(850MHz)
6(800MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
ドコモプラチナバンド
(Band19)
FOMAプラスエリア
(Band6/19)
ソフトバンクプラチナバンド
(Band8/28)
auプラチナバンド
(Band18/26)
au 3G
(CDMA2000)
×
SIMサイズSIM1:nanoSIM
SIM2:nanoSIM
(※microSDスロットも兼ねる)
3G+4Gの
デュアルスタンバイ
技適
サイズ高さ:153.5
幅:76.2
厚さ:8.4mm
重さ170グラム
NFC
GPSA-GPS
GLONASS
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n (2.4GHz + 5GHz)
Bluetoothv4.2
加速度センサ
ジャイロスコープ
近接センサ
環境光センサ
指紋認証センサ
コンパス?
センサー-
ポートmicroUSB
カラールナグレー
ブラッシュゴールド
ニンバスブルー
価格38,800円
公式サイトMoto G⁵ˢ Plus SIMフリーフォン / モトローラ


Moto G5s Plusの対応周波数(バンド)について

まずは、Moto G5s Plusの日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。


ドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドに対応

docomo-logo Moto G5s Plusは、ドコモが利用している多くのバンドに対応しています。

特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に完全対応しているのがポイントです。
黄色い部分がFOMAプラスエリア

黄色い部分がFOMAプラスエリア


またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)に対応しています。

Moto G5s Plusは、ドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合でも、ドコモのスマホと変わらないエリアで通話・通信とも可能です。


ソフトバンク(ワイモバイル)でも広いエリアで使える

softbank-platinum-band Moto G5s Plusは、ソフトバンクやワイモバイルのSIMとも相性は良いです。

3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているバンドにすべて対応しています。

LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8とBand28に対応しているので、広いエリアで通信が可能です。

Moto G5s Plusはソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。


auはCDMA2000非対応で3G通話は不可だがVoLTE&LTEプラチナバンド対応

au-logo Moto G5s PlusとauのSIMの組み合わせでは一部注意点があります。

auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていますが、Moto G5s PlusはCDMA2000には対応していません。

そのため、auのVoLTEではない通常の黒SIMを挿した場合通話は一切できない点には注意が必要です。

ですが、Moto G5s Plusはau VoLTE SIMに対応していて、au回線のVoLTE SIMを挿せば4Gの回線で通話できるので端末がCDMA2000に対応している必要はありません。

auの4G LTEエリアに関しては、Moto G5s PlusはauのLTEプラチナバンドであるBand18とBand26にも対応しています。

Moto G5s Plusは4Gに関してはauの広いエリアをカバーしているので、Moto G5s PlusとauのVoLTE SIMの組み合わせならauで購入できるVoLTEスマホとほぼ変わらないエリアで通話・通信とも可能となっています。


Moto G5s Plusの特徴・メリット

Moto G5s Plusの特徴やメリットについてまとめます。


SoC(CPU)にはコストパフォーマンスの高いSnapdragon 625を搭載

Moto G5s Plusは、SoC(CPU)にSnapdragon 625を搭載しています。
snapdragon625
Snapdragon 625は前作のMoto G5 PlusやZenFone 3、HUAWEI novaなど多くのコストパフォーマンスの高いSIMフリースマホに採用されています。

Snapdragon 625の性能については、3Dグラフィックスをふんだんに使ったある程度重いゲームアプリなどでも、特に動作が遅くなるといったことなく快適に利用できます。

また、Snapdragon 625は省電力性も優れているのでバッテリーの持ちが良いのもメリットです。

上記のような特徴を持つSnapdragon 625を搭載するMoto G5s Plusは、普段使いなら動作もスムーズでストレスなく使えます。


RAMは必要十分な4GB

Moto G5s PlusのRAMは4GBとなっています。

最近は6GBのRAMを搭載するSIMフリースマホも徐々に増えてきてはいるものの、Moto G5s Plusのように30,000円台となると現時点でも4GBが主流です。

RAMが4GBあれば、複数のアプリを起動して同時に切り替えながら使ってもRAM不足で動作が遅くなったりすることはほとんどないので、Moto G5s PlusのRAMは必要十分といえます。


ROM(ストレージ)は若干少なめな32GB

Moto G5s PlusのROMは32GBです。

最近はROMに64GBを搭載するSIMフリースマホも増えてきているので、32GBだと少なく感じます。

特に写真や動画をたくさん撮影するとROMを多く消費し、あっという間にROMが一杯になってしまうことがよくあるので注意しましょう。

Moto G5s PlusのROMの少なさをカバーするには、まずmicroSDカードを使う方法があります。

Moto G5s Plusは最大128GBのmicroSDカードが使えるので、写真や動画などを大容量のmicroSDカードに保存しておくことでMoto G5s Plus本体のROMも消費せずに済みます。

他の手段としては、Googleフォトを活用すれば無料で写真と動画を無制限にバックアップできるので、ぜひ活用しましょう。


筐体はアルミ削り出しのユニボディ

Moto G5s Plusの本体は、一つのアルミの塊から削り出したユニボディとなっています。
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Motorolaによると、Moto G5s Plusのボディはかつてないほどの美しい仕上がりとのこと。

また、美しいだけでなく頑丈なのもポイントです。


Moto G5 Plusよりもディスプレイサイズが大きくなった

Moto G5s PlusはMoto G5 Plusのスペシャルエディションという位置づけですが、両者で異なるのはまずディスプレイサイズです。

Moto G5 Plusは5.2インチだったのに対し、Moto G5s Plusは5.5インチと大型化しています。

特に動画などを視聴したりゲームをする際は、画面が大きいMoto G5s Plusの方が見やすく使い勝手は良いです。


背面には1300万画素のデュアルカメラを搭載

Moto G5s PlusがMoto G5 Plusと大きく異なる点はカメラです。

Moto G5 Plusの背面カメラは1200万画素のシングルカメラなのに対し、Moto G5s Plusの背面には1300万画素のデュアルカメラが搭載されています。

これにより、背景をぼかして被写体をより際立たせるポートレートモードでの撮影も可能です。また、ボケ具合などは後で修正することもできます。
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なお、Moto G5s Plusは背面だけでなく前面カメラも進化していて、Moto G5 Plusが500万画素なのに対しMoto G5s Plusは800万画素にアップしています。

また、f値もMoto G5 Plusの2.2から2.0と明るくなっているので、自撮りがより綺麗に撮影できるようになりました。

さらに前面カメラは広角なので、自撮りの人物だけでなく背景もパノラマで撮影できるのもメリットです。
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前面にはカメラ用のフラッシュも搭載されているので、昼だけでなく夜も自撮りが可能です。


急速充電に対応

Moto G5s Plusは、急速充電の「TurboCharge」に対応しています。
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Moto G5 PlusのTurboChargeは、5分の充電で最長6時間使えるとのこと。

外出前に充電を忘れていたとしても、短い充電時間で長く使えるので安心ですね。


指紋認証センサは前面に搭載

Moto G5s Plusは、指紋認証センサが前面に搭載されています。
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指紋認証センサが背面に搭載されているものもありますが、背面にある場合はテーブルなどに置いた状態で指紋認証によるロック解除をしようとすると端末を一度持ち上げる必要があります。

それが面倒な場合は、電源ボタンを押してまた入力するなど手間がわかるのがデメリットです。

それに対して、指紋認証センサが前面に搭載されているMoto G5s Plusは、置いた状態でも指をすぐ乗せることができるのでロック解除までの手間が少なく楽なのが最大のメリットです。

私はMoto G5とMoto G5 Plusを持っていますが、どちらも指紋認証の速度は速いです。

Moto G5s Plusを購入したら、指紋認証センサはぜひ活用しましょう。


指紋認証センサを戻るキーやアプリ履歴キーの代わりに使える

これはMoto G5とMoto G5 Plusにもある機能ですが、Moto G5s Plusでは指紋認証センサを戻るキーやアプリ履歴キーとして使うことができます。
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具体的には、指紋認証センサを左にスワイプすると戻るキーとして、右にスワイプするとアプリ履歴キーとして使えます。

この機能を使うことで、ソフトキーを表示するナビゲーションバーが必要なくなるため5.5インチの画面をフルに活用できます。

私はMoto G5とMoto G5 Plusでこの機能を使っていましたが、戻るキーを連打するような使い方をしょっちゅうしないなら使い勝手は良いです。


Moto Actionsで様々なアクションによる操作が可能

これもMoto G5とMoto G5 Plusにある機能ですが、Moto G5s PlusはMoto Actionsが利用できます。

Moto Actionsでは、画面をタップしない簡単な操作で様々な機能を呼び出すことができます。

例えば、Moto G5s Plusを持つ手の手首をひねるだけでカメラが起動します。

ちなみに、指紋認証センサを戻るキーやアプリ履歴キーとして使う設定もMoto Actionsから行います。

Moto Actionsで選べる動作は意外に多く実用的なものもあるので、Moto G5s Plusを購入したらMoto Actionsも試してみることをおすすめします。


ドコモ・ソフトバンクだけでなくau VoLTEにも対応

Moto G5s Plusは通信関連も充実していて、初めにも触れた通りドコモとソフトバンクだけでなく、auのVoLTE SIMにも対応しています。
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Moto G5とMoto G5 Plusまではau VoLTE SIMには対応していなかったので、Moto G5s PlusはMotoシリーズで初めてau VoLTE SIMに対応したことになります。

ドコモやソフトバンク回線に比べてauのSIMは選べる端末が少ないので、選択肢にMoto G5s Plusが加わったのはauユーザーとって大きなメリットですね。


DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応

Moto G5s Plusは、前作のMoto G5やMoto G5 Plusと同様DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応しています。

DSDSに対応していることで、SIMを2枚挿して例えば片方を通話専用に、もう片方をデータ通信専用にして同時に待ち受けることができます。
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また、これまでは2台に分けていたプライベート用と仕事用の音声通話SIM2枚をMoto G5s Plusに挿して同時に待ち受けすることで、端末を1台にまとめることも可能です。


DSDS対応・デュアルカメラで3万円台は割安

Moto G5s Plusは、DSDSに対応しデュアルカメラを搭載していながら価格は税抜きで40,000円を下回っています。

Moto G5s Plusと同じように、日本で購入できるDSDSに対応していてデュアルカメラを搭載するSIMフリースマホで、Moto G5s Plusよりも安い端末は現時点ではありません。

Moto G5s Plusは、スペックの割には安いと言っても差し支えないでしょう。


Moto G5s Plusの注意点・デメリット

Moto G5s Plusの注意点・デメリットについてまとめます。


SIM 2枚(DSDS)とmicroSDカードを同時に利用できない

Moto G5s PlusはSIMを2枚挿して同時に待受けできるDSDSに対応していますが、片方のSIMスロットはmicroSDスロットも兼ねています。

つまり、Moto G5s PlusにmicroSDを挿す場合は片方のSIMスロットに置く必要があるため、SIMは1枚しか置けなくなってしまいDSDS運用ができません。

Moto G4 Plusは2枚のSIMスロットとは別にmicroSDカード専用のスロットもあったので、DSDS運用しながらmicroSDカードも使うことができましたが、Moto G5s Plusではそのような使い方はできない点に注意しましょう。
Moto G4 PlusはSIM2枚とmicroSDを挿して使える。

Moto G4 PlusはSIM2枚とmicroSDを挿して使える。



USBポートはUSB Type-CではなくmicroUSB

先のSIMフリースマホは、ある程度安くてもUSBポートが上下逆さまでも使えるUSB Type-Cが採用されていることが多いのに対し、Moto G5s Plusは従来のmicroUSBポートとなっています。
左がmicroUSBで右がUSB Type-C

左がmicroUSBで右がUSB Type-C


Moto G5s Plusはスペックの割には安いとは言っても40,000円近くするので、せめてUSB Type-Cポートを搭載して欲しかったところです。


撥水性能はあるが防水防塵性能はない

Moto G5s Plusには、ナノコーティング技術による撥水性能があります。

Motorolaの公式サイトには以下のように記載されています。

最先端ナノコーティングテクノロジーによる撥水バリアで、誤ってこぼした水やはねた水、少量の雨などから保護します。


水分が少しつく程度なら、Moto G5s Plusは水濡れすることなく使えそうです。

ただし、公式サイトにはこのようにも記載されています。

浸漬、高圧の水、水以外の液体に対する保護機能はありません。防水機能ではありません。また、無故障を保証するものでもありません。


つまり、撥水性能はあるものの防水性能はないということです。

また「無故障を保証するものでもありません」とあるので、少量の雨でも故障する可能性はあります。

基本的には、Moto G5s Plusでも一般的なスマホと同じように水がつかないように気をつけておきましょう。


バッテリー容量は多くはない

Moto G5s Plusのバッテリー容量は3000mAhです。

5.2インチでも3000mAhを超えるスマホもあるので、Moto G5s Plusは5.5インチのスマホの中ではバッテリー容量は決して多くありません。

ですが、Moto G5s Plusに搭載されているSnapdragon 625は省電力性に優れているので、長時間動画を見るといったようなバッテリー多く消費する使い方でなければ1日は持つでしょう。

もし不安なら、モバイルバッテリーの購入の検討をおおすすめします。


Moto G5s Plusの発売日

2017年10月6日


Moto G5s Plusの価格

38,800円


Moto G5s Plusまとめ

Moto G5s Plusは、デュアルカメラを搭載するカメラ機能が強化されたSIMフリースマホです。

また、DSDSだけでなくMotorolaの端末としては初めてau VoLTE SIMにも対応したのもポイントです。

SIM2枚と同時にmicroSDカードを使えない点やUSBポートがUSB Type-CではなくmicroUSBなど残念な点もありますが、スペックと価格のバランスは悪くありません。

デュアルカメラとDSDS対応のスマホやau VoLTE SIMが使えるスマホを安く入手したい人は、Moto G5s Plusは選択肢としてはありだと思います。

Moto G5s Plusのスペック評価は以上です。

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