また、g06+の価格と購入できるショップなどもまとめているので、g06+の購入を検討している場合は参考にしてみてください。
目次
g06+のスペックとg06との比較
g06+のスペックとg06との比較は以下の通りです。g06+ | g06 | |
---|---|---|
OS | Android 7.0 | Android 6.0 |
ディスプレイ | 4インチ 800x480 WVGA | 4インチ 800x480 WVGA |
CPU | MT6737M 1.1GHz 4コア | MT6737M 1.1GHz 4コア |
RAM | 2GB | 1GB |
ストレージ | 16GB | 8GB |
microSD | 最大128GB | 最大32GB |
背面カメラ | 500万画素 | 500万画素 |
前面カメラ | 200万画素 | 200万画素 |
バッテリー | 1700mAh | 1700mAh |
対応周波数 (バンド) | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz) 3(1800MHz) 19(800MHz) 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 6(800MHz) GSM 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz) 3(1800MHz) 19(800MHz) 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 6(800MHz) GSM 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz |
ドコモプラチナバンド (Band19) | ○ | ○ |
FOMAプラスエリア (Band6/19) | ○ | ○ |
ソフトバンクプラチナバンド (Band8/28) | × | × |
auプラチナバンド (Band18/26) | × | × |
au 3G (CDMA2000) | × | × |
SIMサイズ | SIM1:microSIM SIM2:microSIM ※microSDスロットも兼ねる | SIM1:microSIM SIM2:microSIM ※microSDスロットも兼ねる |
3G+4Gの デュアルスタンバイ | × | × |
技適 | ○ | ○ |
サイズ | 高さ:126 幅:63.2 厚さ:10.8mm | 高さ:126 幅:63.2 厚さ:10.8mm |
重さ | 129グラム | 129グラム |
NFC | × | × |
GPS | A-GPS | ○ |
Wi-Fi | IEEE802.11 b/g/n | IEEE802.11 b/g/n |
Bluetooth | v4.0 | v4.0 |
加速度センサ | ○ | ○ |
ジャイロスコープ | × | × |
近接センサ | ○ | ○ |
環境光センサ | ○ | ○ |
指紋認証センサ | × | × |
コンパス | × | × |
センサー | - | - |
ポート | microUSB | microUSB |
カラー | gooRed | gooRed |
価格 | 7,800円 | 7,800円 |
公式サイト | g06+ - gooのスマホ | g06 - gooのスマホ |
g06+の対応周波数(バンド)について
まずは、g06+の日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。ドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドに対応
g06+は、ドコモが利用している多くのバンドに対応しています。特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6(FOMAプラスエリア)に対応しているのがポイントです。
またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)に対応しています。
g06+は、ドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合でも、ドコモのスマホと変わらないエリアで通話・通信とも可能です。
ソフトバンク(ワイモバイル)との相性は悪い
g06+は、ソフトバンクやワイモバイルのSIMとの相性は悪いです。まず3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているBand1には対応しているもののBand8には非対応です。
LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8とBand28に対応していないので、通信できるエリアは狭くなります。
g06+は、ソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末よりも確実に通話・通信とも利用できるエリアが狭いです。
auはCDMA2000非対応で3G通話は不可。VoLTE<Eプラチナバンドにも非対応
g06+とauのSIMの組み合わせも相性は非常に悪いです。auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていますが、g06+はCDMA2000には対応していません。
そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合通話は一切できない点には注意が必要です。
auの4G LTEエリアに関しても、g06+はauのLTEプラチナバンドであるBand18とBand26にも対応していないため、LTE通信できるエリアも限られます。
g06+とauの組み合わせでは、auで購入できるスマホに比べて通話・通信とも利用できるエリアは確実に狭くなります。
g06+実機レビュー
g06+を取り扱うOCNモバイルONEより、g06+の実機をレビュー用としてお借りしたので早速レビューしていきます。開封~外観レビュー
まずはg06+の開封から外観のレビューから。g06+はポップな外箱です。
g06+の同梱品。ACアダプタとmicroUSBケーブルの他に、着せ替え用のカバーと保護フィルムもついてきます。
g06+の前面。
上部には通話用のスピーカーとカメラ、近接センサが搭載されています。
下部には静電容量式の戻る、ホーム、アプリ履歴キーが配置されています。
g06+の背面。
上部にはカメラとフラッシュライトが搭載されています。
背面カメラは出っ張っているとテーブルや机に置いて操作する際にガタつくので気になる人も多いと思いますが、g06+の背面カメラはほとんど出っ張っていないのでガタつきません。
g06+の上部には、3.5mmイヤホンジャックとmicroUSB端子があります。microUSB端子は下にあることが多いので新鮮ですね。
右側にはボリュームボタンと電源ボタンがあります。
左側には何もありません。
下部にはマイクのみ搭載されています。
なお、g06+のSIMはカバーをはがして挿す必要がありますが、カバーは右側下部のくぼみ部分に爪を引っ掛けて開けます。
g06+の背面カバーをはがした状態です。バッテリーの上部に2ヶ所のSIMスロットがあり、その右上にmicroSDカードスロットがあります。また、バッテリーは取り外しが可能です。
g06+の電源を入れると、「グーのスマホ」のロゴが表示されて初期設定の画面になります。
5インチのHUAWEI novaとのサイズ比較
4インチのg06+のサイズ感を把握するために、5インチディスプレイ搭載で最近のSIMフリースマホの中ではかなり小さめなHUAWEI novaと比較してみました。こうして比べてみると、g06+の小ささが際立っています
実際にg06+を持ってみると、片手にすっぽり収まるので片手操作はしやすいです。
また、小ささに比例して軽いので長時間の片手操作で手が疲れないのもメリットです。
ベンチマークスコア【AnTuTu/3Dmark/Geekbench】
g06+の実力を知るために、ベンチマークアプリで測定してみました。AnTuTu
端末の総合的な性能を測定するAnTuTuスコアは25799点でした。10,000円を大きく下回る価格のため、スコアはやはり良くはないですね。
g06+を操作していると、アプリの起動に少し時間がかかったりスクロールがカクつくことがある状況です。
ただ、遅すぎて使えないというほどでもありません。
3Dmark
3Dグラフィックス性能を測定する3DMarkのスコアは3147点でした。g06+は、AnTuTuと同じく3Dグラフィックスの性能も決して高くありません。
Geekbench
CPU自体の性能を測定するGeekbenchのスコアは、シングルコアが492点でマルチコアが1347点でした。g06+のSoC(CPU)にはMediaTek MT6737Mが採用されていますが、性能は価格なりといったところです。
g06+のベンチマークスコアは以上です。
g06+を実際に使ってみると、先ほども触れたとおりアプリのアイコンをタップしてアプリが起動するまでに若干時間がかかったり、スクロールするとカクつきを感じることがあります。
また、g06+は3DMarkのスコアも低いので3Dゲームをがっつり遊ぶのにも向いていません。
g06+の7,800円という価格をふまえれば、できないことが多いのは仕方ないですね。
逆に、電話アプリを開いて発信したりLINE、メールのやりとり、ブラウザで画像少なめでテキストメインのページ閲覧程度であれば遅さを感じず使えます。
ソフトウェアレビュー
次に、g06+のソフトウェアをレビューしていきます。プリインストールアプリは若干多め
g06+のホーム画面はシンプル。g06+のプリインストールアプリを見てみると、Google純正アプリ以外にもペアレンタルコントロールアプリや教えてgoo、gooメモ、goo防災アプリなどgoo関連のアプリがそこそこインストールされています。
g06+のROMは16GBでg06に比べると倍増してはいるものの、実際に使える容量は10GBを下回っているのでプリインストールはできるだけ減らして欲しかったところです。
Android 7.0のためマルチウィンドウでの利用も可能
g06+のOSはAndroid 7.0です。Android 7.0からは、2つのアプリを上下または左右に分割して使えるマルチウィンドウに対応しています。
g06+は4インチという小さな画面なのでマルチウィンドウの恩恵はあまり受けられませんが、アプリ履歴からアプリ名の部分を長押しして上にドラッグすると…
マルチウィンドウで利用できます。
システムUI調整ツール対応。バッテリー残量の%表示が可能
g06+のバッテリー残量は標準ではアイコンのみで現在のバッテリ残量が具体的に何%なのかを確認することができません。ですが、Androidの隠し機能であるシステムUI調整ツールを有効化することでバッテリー残量の%表示も可能になります。
ステータスバーを下ろして通知領域を開き、設定アイコンを3秒ほど長押しして指を離します。すると、「システムUI調節ろ設定に追加しました」と表示されます。
設定一覧に表示されている「システムUI調整ツール」をタップして「OK」をタップします。
「ステータスバー」をタップして「電池」をタップします。
「常に割合を表示」を選ぶと、バッテリーアイコンの中に現在のバッテリー残量が数字で表示されます。
システムUI調整ツールを有効化することで特にデメリットはないので、ぜひ活用してみてください。
g06+の特徴・メリット
g06+を実際に使ってみて分かった、特徴やメリットについてまとめます。SoC(CPU)にはZenFone 3 Maxと同じMediaTek MT6737Mを搭載
g06+のSoC(CPU)は、ZenFone 3 Maxと同じMediaTekのMT6737Mが搭載されています。先ほども触れた通り、g06+のベンチマークアプリ「AnTuTu」のスコアは25000点程度です。
価格が10,000円台後半から20,000円台前半でそこそこ動作も軽いと評判のHUAWEI P10 liteやHUAWEI nova liteのAnTuTuスコアは58000点台で、これらの端末に比べるとg06+の動作は速いとは言えず、またg06+は3DゲームなどSoCに負荷のかかるアプリなどを使うとスムーズに動作しないこともあります。
ただ、10,000円を切る価格をふまえればg06+は充分健闘しているとも言えます。
CPUのスペックの低さは仕方ないと割り切りましょう。
RAMは2GBに増量。実際の空き容量は700MB程度
g06+のベースモデルであるg06のRAMは1GBでした。それに対して、g06+は2GBに増量されています。
実際のRAMの空き容量は700MB程度となっています。
最近発売されるSIMフリースマホの中ではg06+の2GBでも少ない方ですが、複数のアプリを立ち上げて同時に切り替えながら使う場合は1GBではすぐにRAMがいっぱいになって動作が遅くなってしまうので、RAMは少しでも大きい方がいいです。
ROM(ストレージ)も16GBに増量。実際の空き容量は9GBほど
g06のROM(ストレージ)は8GBでしたが、g06+では16GBに増量されています。実際のROMの空き容量は9GB程度でした。
g06+はRAMが2GBと少ないため、アプリをたくさんインストールして同時に切り替えながら使うような使い方には向いておらず、またカメラも背面で500万画素と性能は低いのでg06+で写真や動画をがっつり撮影することはなさそうです。
スペック的にできることが限られているg06+なら、ROMは16GBで十分かもしれません。
ちなみに、g06+は最大128GBのmicroSDカードに対応しているので、g06+で写真や動画をたくさん撮影したい場合はmicroSDカードに保存しましょう。
もしくは、g06+のカメラで撮影した写真と動画なら無制限でアップロードできるGoogleフォトの活用をおすすめします。
4インチの小ささ
g06+の最大の特徴は、ディスプレイサイズが4インチとかなりコンパクトな点です。最近発売されるスマホのほとんどは5インチ以上で、女性や子どもが持つには大きすぎる場合もあります。
4インチのg06+なら子どもでも持ちやすく、女性でも余裕で片手操作できます。
女性や子どもだけでなく、男性でも2台目のサブ機や常に身近に持っておくからこそできるだけかさばらない通話専用スマホとしてg06+を持つのはありです。
水洗い可能な背面カバーを1つ選べる
g06+のその他の特徴として、背面カバーを5色の中から1つ選べる点が挙げられます。g06+本体のベースカラーはレッドで、追加で選べるカラーはピンクとイエロー、ライトブルー、インディゴブルー、ブラックの5色です。
このカバーは汚れた時などに水洗いできるので、常に綺麗な状態を手軽に保つことができます。
バッテリーは取り外し可能。交換用電池もあり
最近のスマホはバッテリーを取り外しできないために交換も自力でできず、バッテリー交換の際はメーカーに端末を送って数千円かかるというパターンが多いです。それに対して、g06+はこのように電池パックを取り外すことができます。
g06+のバッテリーが取り付けられた状態。
これがg06+のバッテリーを取り外した状態です。
また、一部ではバッテリーを取り外すことができても交換用のバッテリーが公式サイトではすでに売っていないなどバッテリー取り外しのメリットが少ない端末もある中で、
※販売終了しました。
LTE通信ももちろんできる
価格の安い端末の中には、4G LTEによる高速通信に対応しておらず3Gの低速通信しか利用できないものもあります。対して、g06+は3Gだけでなく4G LTEにももちろん対応しているので、普通のスマホと同じように高速通信が可能です。
価格が安い
g06+はスペックは低いものの、価格が7,800円と圧倒的に安いのも特徴です。g06は1GB RAM、8GB ROMで7,800円だったので、スペックアップした分g06+の方がコストパフォーマンスは高いです。
g06+の注意点・デメリット
g06+の注意点・デメリットについてまとめます。スペックは低い
ここまでに何度も触れていますが、g06+のスペックは低いです。価格が価格なので、スペックや動作のスムーズさはg06+に求めないようにしましょう。
解像度も低い
g06+は、ディスプレイ解像度が800×480と低いのもデメリットです。ディスプレイサイズが4インチと小さいので800×480でもそこまで粗くは表示されませんが、5インチの1920×1080(フルHD)のような高精細さは期待しないようにしましょう。
なお、私が実際に使ってみた限りではg06+のディスプレイの粗さはフルHDに比べれば若干劣るかなといった程度でそこまで気になりません。
指紋認証センサは非搭載
最近のスマホは、10,000円台でも指紋認証センサが搭載されていることが多いです。それに対して、g06+には指紋認証センサはありません。
7,800円という破格の端末価格をふまえれば仕方ないですね。
ジャイロセンサ、コンパスとも非搭載。ポケモンGOには不向き
g06+にはジャイロセンサ(ジャイロスコープ)とコンパスの両方が搭載されていません。ジャイロセンサを搭載していないと、例えばポケモンGOをARモードで遊ぼうとしても、ポケモンGOが表示されず捕まえることができません。
また、コンパスを搭載していないg06+では、Googleマップなどでナビをする際に自分がどっちの方向を向いてるかわからないのが最大のネックです。
速度の出る車でのナビなら問題ないですが、ナビの変化が分かりづらい徒歩でのナビをする際にコンパスがないと、土地勘のない場所ではかなり不便です。
デュアルSIMだがDSDS(デュアルスタンバイ)ではない
g06+には、このようにSIMを2枚挿すことができます。てすが、最近多くなってきた3Gと4GのDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)には対応していません。
そのため、g06+にSIMを2枚挿しても日本国内で利用できるのは1枚のみとなります。
DSDS対応端末のように1枚のSIMで通話を、もう1枚のSIMで通信を同時に待ち受けすることはg06+ではできないので注意しましょう。
DSDS対応端末を検討中の場合は、こちらで対応端末を比較しているのでご覧ください。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ/同時待ち受け)SIMフリースマホ比較
防水・防塵やおサイフケータイ、ワンセグにも非対応
日本国内で発売されているSIMフリースマホの一部には、防水・防塵機能やおサイフケータイ、ワンセグに対応するものもありますが、ほとんどは対応していません。g06+も例外ではなく、防水・防塵、おサイフケータイ、ワンセグの全てにおいて非搭載です。
7,800円という価格なので、これらの機能に対応していないのは当然と割り切りましょう。
g06+の発売日
2017年7月31日g06+の価格
7,800円g06+を購入できるショップ
g06+は、goo SimSellerにて単体で※販売終了しました。
goo SimSellerについての詳細はこちらにまとめているので、気になる場合は参考にしてみてください。
goo SimSellerセール詳細と注意点、購入方法まとめ【2月】
もしくは、OCNモバイルONEの音声通話SIMとセットの「らくらくセット」なら分割で購入することもできます。
らくらくセットで購入すると半年間の最低利用期間があり、期間内に解約すると8,000円の解約金がかかるOCNモバイルONEの音声通話SIMの契約が必須となります。
またらくらくセットの方が一括価格よりも1,300円ほど割高にはなりますが、ひと月の支払額は380円と安く経済的な負担もかなり小さいので、一括で購入したくない場合はらくらくセットを活用しましょう。
公式サイト
OCNモバイルONE
g06+まとめ
g06+はCPUの性能が低く、RAMは2GB、ROMは16GBとメモリ関係も小容量です。また、カメラもメインの背面で500万画素でジャイロセンサやコンパスも搭載していないなど、同じ時期に発売されているスマホに比べるとスペックは明らかに見劣りします。
ですが、4インチというコンパクトさとバッテリーを自分で取り外して交換できる点は、最近のSIMフリースマホにはほとんど見られないg06+ならではといってもいい特徴で、LTEによる高速通信も可能で価格が7,800円と非常に安いのは大きなメリットです。
また、実際にg06+を使ってみると電話の発着信やLINE・メールのやり取り、ウェブサイトの閲覧ぐらいなら全くストレスなく使えます。
メインとしてg06+を使うのはおすすめしませんが、サブ端末や通話専用端末、子ども用などとして用途を限定して割り切って使うなら選択肢としてありだと思います。
g06+のスペックとメリット・デメリットのレビュー、価格などのまとめは以上です。