2013/2/22 Ubuntu for Tabletsがリリースされました。導入方法などはUbuntu for TabletsをNexus7にインストールする方法・手順。を参照してください。
Ubuntuの公式サイトにタブレットに関する発表のカウントダウンタイマーが出現していましたが、内容はやはりタブレット版Ubuntuのリリースの発表でした。
Ubuntu for Tabletsは、まずNexus 7とNexus 10向けにリリースされるとのこと。
Nexusユーザーにとっては朗報ですね。
ここからは、Ubuntu for Tabletsの機能を紹介していきます。
side stageと呼ばれる機能で、PCと同じようなマルチタスク操作が可能になります。
例えば、ドキュメントを開いている時にSkypeの着信をとることができて、それを同じ画面で同時に表示させることができます。
Webページを閲覧中に横にノートアプリを起動させてメモをとったり、動画を見ながらツイートしたりすることもできるとのことです。
また、同時に起動している2つのアプリ間でコンテンツをコピーしたりすることも可能とのこと。
タブレットの大画面を活用した、便利な機能ですね。
Ubuntu for Tabletsは、複数のユーザーがUbuntu for Tabletsがインストールされたタブレットを共有できるようにマルチユーザーに対応しています。
また、それぞれのユーザーアカウントはパスワードで保護されるので、セキュリティの面でも安心です。
これはUbuntu for Phonesの特徴でもありますが、Ubuntu for Tabletsにはホームボタンや戻るボタンなどは一切ありません。全てエッジからのスワイプを基点に操作します。
左側の端を右に向かってスワイプすると、よく使うアプリ一覧が表示されてそこから直接アプリを起動することができます。
上側の端を下に向かってスワイプすると、検索や設定、データ通信のオン/オフ、ボリューム調整、届いたメッセージの返信などを、現在起動しているアプリを離れることなく操作することができます。
下側の端を上に向かってスワイプすると、アプリを操作するためのボタンなどが表示されます。基本的にはコンテンツを全画面で表示させ、必要なときにスワイプアップでボタンを表示させて操作するという感じです。
ギャラリーは、編集や共有をしやすいスタイリッシュなUIになっているとのことです。
Ubuntu for Tabletsでは、写真を日毎に分けて編集することはもちろん、自分好みに分けたりすることもできます。
写真はワンタッチでクラウドにアップロードすることが可能です。おそらくUbuntuのクラウドサービス「Ubuntu One」を活用するのでしょう。
Ubuntu for Tabletsには音声入力機能が実装されていて、音声入力からさまざまな操作が可能になります。
Ubuntu for Tabletsでは、コンテンツの共有がワンタッチで可能です。
Facebook、Twitter、Ubuntu One、Gmailなどのアプリで簡単に共有することができます。
AndroidやBlackberryのアプリを簡単にUbuntu用のアプリとして開発することが可能とのことです。
Ubunt for Tabletsで採用されているSavvy searchは、例えば音楽を探すときにタブレット内だけではなく同時にオンライン上も検索してくれるとのことです。
誰かが所有している、自分が所有している、自分が所有していない曲を指定して検索することも可能です。
ホーム画面は、自分が使いやすいように自由にカスタムが可能です。
Ubuntu for Tablets搭載のタブレットにキーボードとマウスを接続すると、通常のPCとしてタブレットを使うことができるとのことです。
例えばMicrosoftのオフィスなどを、Ubuntu for Tablets搭載のタブレットで使うことができます。この機能はすごいですし、便利ですね。
Ubuntu for Tabletsの特徴や機能は以上です。
その他詳細は、Ubunts on Tabletsを参照してください。
また、以下の動画でもUbuntu for Tabletsの概要を掴むことができます。
Ubuntu for Phonesも楽しみですが、今回発表されたUbunts for Tabletsもかなり楽しみになりました。
タブレットの大画面を活かした機能がたくさんあるので、早く試してみたいですね。
Nexus 7とNexus 10向けのリリースは2月21日。楽しみに待っておきたいと思います。