Android 5.1.1 Lollipopまでのリカバリモード
Android 5.1.1 Lollipopまでのリカバリモードで表示される項目は以下の通りです。・reboot system now(端末を再起動する)
・apply update from ADB(ADBからOSのアップデートを適用)
・wipe data/factory reset(端末初期化/工場出荷状態に戻す)
・wipe cache partition(キャッシュを削除)
・reboot to bootloader(ブートローダーを起動)
・power down(電源オフ)
・view recovery logs(リカバリのログを確認)
Android 6.0 Marshmallowのリカバリモード
Android 6.0 Marshmallowのリカバリモードに表示される項目は以下の通りです。・reboot system now(端末を再起動する)
・apply update from ADB(ADBからOSのアップデートを適用)
・apply update from SD card(SDカードからOSのアップデートを適用)
・wipe data/factory reset(端末初期化/工場出荷状態に戻す)
・wipe cache partition(キャッシュを削除)
・Mount /system(/systemをマウントする)
・reboot to bootloader(ブートローダーを起動)
・power down(電源オフ)
・view recovery logs(リカバリのログを確認)
SDカードからアップデートを適用する項目が増えている点に注目です。
この機能がAndroid 6.0 Marshmallowの正式リリース時にも残っていれば、Android OSの手動アップデートをadb sideloadだけではなくSDカードからアップデートできるようになります。
Nexusデバイスはご存知の通りSDカードは対応していませんが、「sdcard」が内部ストレージも含めるならNexusデバイスでもストレージ内のzipファイルを適用させてアップデートが可能になります。
もしくは、この機能の追加は元々ストレージ容量の小さい機種が多いAndroid One向けの対策かもしれません。
また/systemをマウントする機能は、実際に機能するかどうかを/system/build.propを標準のリカバリから抜く作業を通して試してみましたが、adb devicesでも表示されずbuild.propを抜くこともできないのでマウントできていないようです。
これらの機能がAndroid 6.0 Marshmallowの正式リリース時に削除されるかは不明ですが、興味深いですね。