Mi MIX Alphaの購入を検討している場合は参考にしてみてください。
目次
- Mi MIX Alpha(ミミックスアルファ)のスペック
- Mi MIX Alphaの対応周波数(バンド)について
- Mi MIX Alphaの特徴・メリット
- ディスプレイが背面まで覆う超先進的なデザイン
- 通知などは側面のディスプレイに表示
- ほぼ全てがディスプレイならではのエフェクトがかっこいい
- 側面には操作用の感圧式ボタンもあり
- 背面のディスプレイはサブ的位置づけ。天気や歩数データ、よく使うアプリなどを表示
- 上部の電源ボタン以外に物理ボタン無し。音量調整はディスプレイの左右で行う
- 指紋認証はディスプレイ埋め込み式
- 1億800万画素のカメラ搭載
- 2000万画素の超広角カメラは被写体に1.5cmまで寄って撮影できる
- 前面にカメラはなし。背面のディスプレイを利用して背面カメラで自撮りする
- 上下のベゼルには航空機用チタン合金、カメラ搭載の帯状部分には精密セラミック、カメラエリアの保護カバーにはサファイアガラス採用で強度アップ
- 40Wの急速充電に対応
- SoC(CPU)にはSnapdragon 855+を搭載
- RAMは十分すぎる12GB
- ROM(ストレージ)も大容量の512GB。UFS 3.0で速度も速い
- 新しい通信規格 5Gに対応
- Mi MIX Alphaの注意点・デメリット
- Mi MIX Alphaの発売日
- Mi MIX Alphaの価格
- Mi MIX Alphaまとめ
Mi MIX Alpha(ミミックスアルファ)のスペック
Mi MIX Alphaのスペックは以下の通りです。Mi MIX Alpha | |
---|---|
OS | Android 10 MIUI 11 |
ディスプレイ | 7.92インチ Frexible OLED 2250×2280 |
CPU | Snapdragon 855+ Kryo 485 2.96GHz×1 + Kryo 485 2.42GHz×3 + Kryo 485 1.8GHz×4 8コア |
GPU | Adreno 640 |
RAM | 12GB |
ストレージ | 512GB UFS 3.0 |
microSD | × |
背面カメラ (3眼) | 1億800万画素(Samsung HMX センサーサイズ1/1.33インチ 広角レンズ f/1.7 PDAF レーザーオートフォーカス) + 1200万画素(Samsung S5K2L7 センサーサイズ1/2.55インチ 54mm望遠レンズ f/2.0 デュアルピクセルPDAF レーザーオートフォーカス 2倍光学ズーム) + 2000万画素(SONY IMX350 センサーサイズ1/2.8インチ 13mm超広角レンズ f/2.2 レーザーオートフォーカス) デュアルLED デュアルフラッシュ / パノラマ / HDR 【動画性能】 2160p(30/60fps) 1080p(30/120/240fps) 1080p(960fps) |
前面カメラ | なし ※背面のディスプレイがあるため背面カメラで撮影 |
バッテリー | 4050mAh |
急速充電 | ○ 急速充電 最大40W |
ワイヤレス充電 | × |
対応周波数 (バンド) | ? |
ドコモプラチナバンド (Band19) | ? |
FOMAプラスエリア (Band6/19) | ? |
ソフトバンクプラチナバンド (Band8/28) | ? |
auプラチナバンド (Band18/26) | ? |
au VoLTE | ? |
SIMサイズ | nanoSIM×2 |
3G+4G(4G+4G)の デュアルスタンバイ | ○ |
技適 | ? |
サイズ | 高さ:154.4 幅:72.3 厚さ:10.4mm |
重さ | 241グラム |
テザリング | ? |
防水・防塵 | × |
ワンセグ | × |
おサイフケータイ | × |
NFC | ○ |
位置情報 | ? |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | 5.0 |
イヤホンジャック | × |
加速度センサー | ○ |
ジャイロスコープ | ○ |
近接センサー | ○ |
環境光センサー | ○ |
指紋認証センサー | ○ |
顔認証 | ? |
コンパス | ○ |
その他センサー | - |
ポート | USB Type-C |
カラー | Black |
同梱品 | ? |
価格 | 19,999元(約301,000円) |
Mi MIX Alphaの対応周波数(バンド)について
まずMi MIX Alphaで気になるのが、Mi MIX Alphaの日本国内における対応周波数(バンド)についてです。ですが、現時点ではMi MIX Alphaの対応バンドが分からないため、日本のキャリアのSIMを挿してどの程度のエリアの広さで使えるかも不明です。
詳細が分かり次第追記します。
Mi MIX Alphaの特徴・メリット
まずは、Mi MIX Alphaの特徴やメリットについてまとめます。ディスプレイが背面まで覆う超先進的なデザイン
Mi MIX Alphaの最大の特徴は、ディスプレイが背面まで続いている点です。前面と側面はディスプレイと上下のベゼルのみ。なお、上部ベゼルの右側には電源ボタンがあります。
背面は、上下のベゼルに加えてカメラを格納する帯状のスペースがあります。
Mi MIX Alphaを一周ぐるりと見渡すとこんな感じ。ほぼほぼディスプレイだけですね。
ちなみに、本体に対するディスプレイの比率(画面占有率)は180.6%です。
スマホの画面占有率は本来は端末の前面の面積に対するディスプレイの比率を表しているので、側面を通って背面までディスプレイが伸びているMi MIX Alphaで画面占有率を語るのは意味がないですが、Xiaomiはこの点もしっかりアピールしていました。
とにかく、Mi MIX Alphaはこれまでのスマホにはない超先進的なディスプレイやデザインです。
通知などは側面のディスプレイに表示
一般的なスマホは、未読の通知は前面のディスプレイ上部にあるステータスバーに表示されます。それに対して、Mi MIX Alphaの通知は側面のディスプレイに表示されるようになっています。
これにより、前面のディスプレイは通知に邪魔されることなく表示しているコンテンツに没頭することができます。
ほぼ全てがディスプレイならではのエフェクトがかっこいい
Mi MIX Alphaは、筐体のほぼ全てがディスプレイならではのエフェクトが採用されています。例えばMi MIX Alphaに新しい通知が来た場合、アルファの側面が点滅します。
特にかっこいいのが充電時のエフェクトで、下の動画にある通り充電している感をディスプレイ全体で表現しています。
発表会で紹介されたエフェクト以外にも、Mi MIX Alphaならではのエフェクトがあるかもしれません。
側面には操作用の感圧式ボタンもあり
側面のディスプレイには、通知だけでなく感圧式のボタンも埋め込まれています。中央部分にある○や台形のアイコンがボタンです。このボタンをタップすることで、未読の通知を前面のメインディスプレイに一覧で表示したりすることができます。
背面のディスプレイはサブ的位置づけ。天気や歩数データ、よく使うアプリなどを表示
Mi MIX Alphaのメインのディスプレイはあくまでも前面で、側面だけでなく背面のディスプレイもサブ的な位置付けです。背面のディスプレイでは天気や歩数データ、よく使うアプリなどを表示できます。フライト情報なども表示されていますね。
前面ディスプレイを利用中は背面のディスプレイは真っ暗で、端末の表と裏をひっくり返すと今度は逆に前面ディスプレイが真っ暗になり背面のディスプレイが表示される仕組みになっています。
前面・背面のディスプレイ共に常に表示されていると、熱やバッテリーの減りが半端なさそうですが、使っているディスプレイだけを表示させるならこれらの心配は必要なさそうです。
上部の電源ボタン以外に物理ボタン無し。音量調整はディスプレイの左右で行う
Mi MIX Alphaには、右上部の電源ボタンに物理ボタンはありません。操作ボタンは側面のディスプレイに埋め込まれているのは前述の通りですが、音量調整のボタンもなく側面のディスプレイをタッチしてスライドさせることで調整します。
このギミックはMate 30 Proと同じ発想です。
指紋認証はディスプレイ埋め込み式
Mi MIX Alphaはほぼディスプレイだけの端末なので、物理的なボタンやセンサーを置く場所がありません。そのため、指紋認証センサーについても最近主流のディスプレイ埋め込み式となっています。
1億800万画素のカメラ搭載
ディスプレイ以外のMi MIX Alphaの目玉機能の1つに、1億800万画素のメインカメラがあります。このカメラセンサーはXiaomiがサムスンと共同開発した「Samsung ISOCELL Bright HMX」で、2019年8月12日に発表されました。
Samsung ISOCELL Bright HMXはセンサーサイズが1/1.33インチと一般的なスマホに搭載されているセンサーよりもかなり大きく、また4つのピクセルを1つとして扱うことで受光感度を上げる技術「Tetracell」により暗い場所でも多くの光を吸収できるため、より明るい2700万画素の写真を撮影できます。
2019年9月時点でカメラ最強スペックのMate 30 Proでさえセンサーサイズは最大で1/1.54インチなので、Mi MIX Alphaのセンサーサイズがいかに大きいかが分かります。またセンサーの大型化にともなって、カメラモジュールも大きくなっています。
なお、Samsung ISOCELL Bright HMXを搭載するMi MIX Alphaでは、最大で12032×9024ピクセルの画像を撮影可能です。
Mi MIX Alphaのカメラ性能の良さを証明するために、Mi MIX Alphaで撮影した写真を8倍まで拡大しても精細なままなことをアピールしていました。
スマホのカメラは、センサーのスペックだけでなくソフトウェアの処理によって写真や動画の出来の良さが大きく変わるためセンサーサイズが大きければ必ずしも綺麗な写真が撮れるわけではありませんが、他のスマホを圧倒する1/1.33インチの大きなセンサーを搭載するMi MIX Alphaのカメラ性能はかなり期待できそうです。
2000万画素の超広角カメラは被写体に1.5cmまで寄って撮影できる
Mi MIX Alphaのカメラは1億800万画素のレンズだけでなく、2000万画素の超広角レンズも優秀です。このレンズを搭載したことで、Mi MIX Alphaのカメラでは被写体に1.5cmまで寄って撮影することができます。
Mate 30 Proのカメラで寄れるのは2.5cmまでなので、Mi MIX Alphaの接写性能はかなり高いです。
前面にカメラはなし。背面のディスプレイを利用して背面カメラで自撮りする
Mi MIX Alphaの背面カメラは上記の通り超ハイスペックですが、前面にはカメラが搭載されていません。これはMi MIX Alphaが前面だけでなく背面にもディスプレイがあるのを利用します。
自撮りをしたい時は、Mi MIX Alphaをひっくり返してカメラが配置されている背面ディスプレイを前面に持ってきて、背面ディスプレイで確認しながら背面カメラで撮影します。
そして、撮影した写真は前面ディスプレイの大画面で確認することができます。
Mi MIX Alphaの背面カメラはこれまで触れてきたとおり超高性能なので、他のスマホよりも綺麗に自撮りできるのがメリットです。
上下のベゼルには航空機用チタン合金、カメラ搭載の帯状部分には精密セラミック、カメラエリアの保護カバーにはサファイアガラス採用で強度アップ
Mi MIX Alphaは端末のほとんどがディスプレイですが、ディスプレイではない部分は頑丈な素材が採用されています。まず上下のベゼルには航空機用チタン合金が使われていて、軽くて頑丈なのが特徴です。
Xiaomiによると、航空機用チタン合金はステンレスの3倍、純アルミニウムよりも強度が高い7000番台アルミ合金と比べても1.3倍強度が高いとのこと。
背面のカメラ群が配置されている帯状部分には、精密セラミックが採用されています。
カメラエリアの保護カバーにはサファイアガラスを採用。
サファイアガラスは人工サファイアの粉末を加工して作った素材で、硬度は天然のサファイアと同程度でダイヤモンドに次ぐ硬さです。
サファイアガラスはその硬度から、ロレックスをはじめ多くの高級腕時計の風防でもよく使われています。
いくら固いとはいえ、地面に落としたりすれば欠けたり傷が入る可能性はありますが、テーブルの上に置いていて擦れたり軽くどこかにぶつける程度で割れるようなことはほとんどない程度の頑丈さです。
40Wの急速充電に対応
Mi MIX Alphaは40Wの急速充電に対応しているのも特徴で、4050mAhの大容量バッテリーでも短時間で満充電することができます。スマホのヘビーユーザーにとって急速充電は必須の機能なので、Mi MIX Alphaの40W急速充電は評価できます。
Mi MIX Alphaの主な特徴やメリットは以上です。
次に、Mi MIX Alphaの基本的なスペックについてまとめておきます。
SoC(CPU)にはSnapdragon 855+を搭載
Mi MIX AlphaのSoCには、QualcommのSnapdragon 855+が採用されています。Snapdragon 855+の構成自体はSnapdragon 855と同じですが、GPUのクロック数が2.84GHzから2.96GHzにクロックアップしているのが違いで、これによりGPUのレンダリング性能が15%高速化しています。
Snapdragon 855の性能は2019年9月時点で最高クラスなので、Snapdragon 855+を搭載するMi MIX Alphaはウェブサイトの閲覧や動画の視聴といった普段使いはもちろん、3Dグラフィックスをふんだんに使ったゲームでもストレスなく快適に操作できます。
RAMは十分すぎる12GB
Mi MIX AlphaのRAMは、十分すぎる容量の12GBです。RAMが12GBあれば、複数のアプリを起動して切り替えながら使っても動作が遅くなることはまずなく、バックグラウンドに回っていたアプリを起動する際にメモリ不足で再読み込みするといったこともまずないでしょう。
個人的にはスマホのRAMは8GBでも全くストレスなく使えますが、さらに4GB増やして12GBにしたところにXiaomiのスペックに対する強いこだわりを感じます。
ROM(ストレージ)も大容量の512GB。UFS 3.0で速度も速い
Mi MIX Alphaは、RAMだけでなくストレージも512GBの大容量となっています。また、Mi MIX AlphaではUFS 3.0準拠のストレージが採用されているのが大きな特徴です。
UFS 3.0は、1世代前の規格のUFS 2.1と比べて転送速度が2倍。Mi MIX AlphaはUFS 2.1搭載のスマホに比べても2倍の速さで読み書きができるので、アプリやゲームの起動時間が短縮される、写真や動画の撮影から保存完了までの速さやファイルの読み込み・書き込み速度などが大幅に高速化されるといった直接的なメリットをユーザーは享受できます。
UFS 3.0を採用したMi MIX Alphaは、同じSnapdragon 855+を搭載していてUFS 3.0を採用していないスマホよりも体感速度は確実に速くなるので、とにかくストレスなく快適にスマホを操作したいならMi MIX Alphaは最適です。
新しい通信規格 5Gに対応
Mi MIX Alphaは新しい通信規格である5Gに対応しています。現在主流の4Gの通信速度は100Mbps~1Gbpsですが、5Gでは最大100Gbpsとなり圧倒的な速度が出るのが特徴です。
例えば、4Gで10秒かかるデータ通信でも5Gなら0.1秒で完了する速さです。
なお、発表会でMi MIX Alphaは中国の通信事業者に割り当てられている5Gのバンドに最適化されるとのことだったので、中国以外の国で採用されている5Gのバンドにも対応しているかは現時点では分かりません。
Mi MIX Alphaの注意点・デメリット
上記の通り、Mi MIX Alphaはこれまでのスマホにはないメリットが多くあります。ただ、同時にMi MIX Alphaには注意点やデメリットもあるので以下にまとめておきます。Mi MIX Alphaの注意点・デメリットについてまとめます。
microSD非対応
現在でも多くのスマホがmicroSDに対応していますが、Mi MIX AlphaはmicroSDに対応しておらず使えません。ストレージが大容量の512GBなのですぐにいっぱいになることはなかなかないと思いますが、Mi MIX Alphaのカメラで動画を撮影すると容量をかなり食うので注意が必要です。
Mi MIX Alphaで動画をたくさん撮影したい場合は、撮影した動画を早めにPCやHDDに移動させて常にストレージ容量に余裕を持たせておくか、無料で無制限にアップロードできるGoogleフォトを活用しましょう。
イヤホンジャックなし
Mi MIX Alphaにはイヤホンジャックが搭載されていないため、有線のイヤホンやヘッドホンを使うことができません。Mi MIX Alphaでは、無線のBluetoothイヤホンを使うことになります。
Bluetoothイヤホンは、音質については高音質なLDACやapt-X HDなどの登場でかなり良くなっているので特に気になりませんが、風が強かったりすると音が途切れるなど有線では起こらないトラブルに遭遇することがあるので、個人的には有線が好きです。
ただ、Mi MIX Alphaは筐体のほとんどがディスプレイでカメラのセンサーも他のスマホに比べれば大きいものを搭載しているなど、イヤホンジャックを入れ込む余地はないので諦めるしかないですね。
ワイヤレス充電には非対応
最近の大手メーカーのフラッグシップ端末の中には、ワイヤレス充電に対応しているものもあります。それに対して、Mi MIX Alphaはワイヤレス充電には対応していません。
Mi MIX Alphaと同時に発表されたMi 9 Proは30Wの高速なワイヤレス充電に対応しているので、Mi MIX Alphaはその特殊な構造上ワイヤレス充電対応ができなかったと思われます。
241グラムとかなり重い
Mi MIX Alphaで気になったのが重量です。ほとんどのスマホはどれだけスペックが高くても200グラム前後なのに対し、Mi MIX Alphaは241グラムとかなり重いです。
これだけ重いと、手に持って長時間操作するのはきついと思います。
おサイフケータイ・防水防塵・ワンセグには非対応
Mi MIX Alphaは中国のメーカーXiaomiの製品なので、おサイフケータイやワンセグ・フルセグには対応していません。また、防水防塵機能もないです。
落下などによる破損からどう守る?
その他にMi MIX Alphaで気になったのが、ほぼ全面ディスプレイの端末を落下などによる破損からどう守るかという点です。一般的なスマホは背面にはディスプレイはないので、ケースを装着してもほぼ全ての操作が制限されることはありませんが、Mi MIX Alphaは背面にディスプレイがあるので背面も操作できるようなケース(もしくは強化ガラスなどを使ったフィルム)を用意する必要があります。
ただ、ケースだと分厚くなるのでタッチ操作が効かなくなる可能性があり、ガラスフィルムだとタッチ操作はできるものの曲線を描くMi MIX Alphaのディスプレイにぴったりフィットさせるのが難しいはずです。
Mi MIX Alphaは落としたらほぼ間違いなくどこかしらが破損するはずなので、端末を保護する最適な方法が見つかるまではなかなか手を出しづらいですね。
折りたたみの方が一度に画面上にある全ての情報を表示・確認できるので便利そう
これは個人的な意見ですが、筐体のほぼ全てがディスプレイの端末はMi MIX Alphaのように前面と背面がそれぞれ独立しているよりも、Galaxy Foldのような折りたたみタイプの方が使い勝手がいいのでは?と感じています。Mi MIX Alphaは背面ディスプレイを前面に持ってくるなど一般的なスマホとは違う操作はあるものの、基本的な操作方法はスマホと同じでスマホとしてしか使えません。
それに対して、Galaxy Foldは折りたたんでいる時はスマホとして使えるのに加え、広げればタブレットの代わりとしても使えるので大画面を最大限に有効活用できます。
次で触れますがGalaxy Foldの方がMi MIX Alphaよりも安いので、私がもしどちらかを買うとなったら小さい画面と大きい画面の使い分けによって使い方に様々な選択肢があるGalaxy Foldを選ぶと思います。
価格が300,000円オーバーと超高額
Mi MIX Alphaの最大のデメリットが価格で、19,999中国元(日本円で301,000円)と超高額です。Mi MIX Alphaがほぼ全画面ディスプレイでカメラ性能も良いのは分かります。また、Mi MIX Alphaの開発に多くの時間と人を費やし、そして莫大なコストがかかったため価格が高くなるのももちろん分かります。
とはいえ、スマホ1台に30万円をかける人はそんなに多くないと思いますし、私もおそらくMi MIX Alphaは買わないです。
Mi MIX Alphaを買う資金があるなら、私なら迷わずGalaxy Foldを買います。
限定生産なのでそもそも簡単には買えなさそう
Xiaomiによると、Mi MIX Alphaは数量限定で生産し12月に発売するとのことです。生産台数はかなり絞られると思うのと、中国には30万円出してもMi MIX Alphaが欲しい思う富豪がたくさんいそうなので、欲しくてもなかなか買えないかもしれません。
Mi MIX Alphaの発売日
2019年12月に中国で発売。日本での発売予定は現時点では未定です。Mi MIX Alphaの価格
19,999中国元(約301,000円)Mi MIX Alphaまとめ
Mi MIX Alphaは、カメラ部分と上下のベゼルを除いたほぼ全てがディスプレイという超先進的なデザインがまず目を引きます。またMi MIX Alphaはデザインだけでなくスペックも高く、1億800万画素のカメラやSnapdragon 855+、12GB RAM、ストレージは512GBで読み書き速度が速いUFC 3.0採用など発表時点では世界最高クラスのスペックです。
ただ、Mi MIX AlphaはmicroSDやイヤホンジャック、ワイヤレス充電に対応していない点や落としたらほぼ100%破損する筐体を守る手段が今のところない点など、実際に日常生活で使うとなると不便に感じることが多々ありそうです。
そして最大のデメリットは価格の高さで、一度手を滑らせて落としてしまったら終わりのスマホ1台に30万円をかける勇気が私にはありません。
ほぼ全てディスプレイのスマホながらあくまでもスマホとしてしか使えないMi MIX Alphaよりも、広げればタブレットとしても使えるスマホのGalaxy Foldの方が個人的には使い勝手が良いと思うし価格も安いので、私ならMi MIX AlphaではなくGalaxy Foldを選びます。
なお、Mi MIX Alphaが今後のスマホのデザインや機能の進むべき方向性に大きな影響を与える可能性はあります。
初代Mi MIXは、当時としては斬新なほぼベゼルレスのスマホとして登場しましたが、現在多くのスマホがベゼルレスとなってきていてMi MIXは数年前に現在のトレンドを先取りしていたことになります。
もしかすると今後数年でスマホはMi MIX Alphaのようなデザインになっていくかもしれないという点では、とても興味深い端末ですね。
source:Xiaomi