パケットギフトとは
パケットギフトは、mineoユーザー同士で自分のパケット(高速通信容量)をやりとりできる機能です。ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアだけでなく数あるMVNOが提供する格安SIMの中でも、自分のパケットを他のユーザーにあげたりもらったりできる機能を持つSIMはmineo以外に存在しません。
mineoのパケットギフトは、他社の格安SIMにはない大きなメリットとなっています。
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パケットギフトは同じmineoユーザーであれば同じ住所の家族だけでなく離れて暮らす家族ともパケットをやりとりできる
パケットギフトは、先述の通り同じmineoユーザー同士で利用することができるサービスです。パケットギフトを利用するのに、そのユーザーが現在いる場所は一切関係ありません。mineoユーザーでネットがつながる環境であれば、海外に在住していてもパケットギフトを利用してパケットをやりとりすることができます。
ただし、ドコモ回線・au回線を利用した格安SIMは海外ではデータ通信を利用できません。パケットギフトでパケットをもらっても利用できないので注意しましょう。
mineoの海外利用に関する詳細や注意点についてはこちらをご覧ください。
mineoは海外旅行で利用できる?国際ローミングや通話料の注意点まとめ
また家族内の複数人でmineoを利用している場合、一緒に住んでいる・別々に住んでいるにかかわらずパケットギフトでパケットをやりとりすることも可能です。
余ったパケットがあれば、家族内でたくさんデータ通信するメンバーにパケットギフトでパケットを分けてあげることで、パケットを使い切って追加チャージしたりプランを上げたりする必要がなくなるので経済的でおすすめです。
パケットギフトはmineo Dプラン(ドコモ)とAプラン(au回線)のどちらでも利用できる
mineoはドコモ回線を利用したDプランとau回線を利用したAプランを1社で提供する、マルチキャリアMVNOです。そこで疑問なのが、パケットギフトを利用してDプランからAプランにパケットをあげたり、逆にAプランからDプランにパケットをあげることができるのか?という点です。
一見すると、DプランとAプランではキャリアが違うためパケットギフトが利用できないように感じますが、実際はキャリアをまたぐパケットギフトも問題なく利用できます。
もちろん、家族内でDプランとAプランに分かれて利用していてもパケットをやりとりできるので、パケットギフトは最大限活用しましょう。
パケットギフトは同一eoIDで契約している回線間では利用できない
パケットギフトの注意点として、同じeoIDで契約している回線同士では利用できない点が挙げられます。まずeoIDについて簡単に触れておきます。mineoを契約するには、mineoの運営母体であるケイ・オプティコムのサービスを利用する際に必ず必要なeoIDを作成する必要があります。
mineoを複数回線契約する場合は1回線につき1つのeoIDが必要だと思ってしまいそうですが、実際は1つのeoIDでmineoの格安SIMを5回線まで契約することができます。
mineoを家族の複数のメンバーで契約する際などに、1つのeoIDで済ますことでeoIDの作成の手間が省けて便利です。
ただし先述の通り、同じeoIDで契約しているmineoの回線同士ではパケットギフトを利用してパケットをやりとりすることができません。
そのため、例えば家族4人中3人はパケットが余っていて1人だけ足りないという場合などに、パケットギフトで3人からパケットが足りない1人にパケットをプレゼントすることができません。
家族内でmineoを複数契約してパケットをやりとりする予定なら、別々にeoIDを作成していつでもパケットギフトを利用できる状況にしておくことをおすすめします。
パケットギフトのギフトコードの有効期限は2日間
パケットギフトは、ギフトコードと呼ばれるものを発行し、そのギフトコードを受け取ることでパケットをやりとりします。パケットギフトのギフトコードは、ずっと利用できるわけではありません。発行したギフトコードは有効期限が2日間と決まっています。相手がパケットギフトを受け取ることができる状況か、事前に確認しておきましょう。
なお、パケットギフトの有効期限が過ぎたパケットは自分が使えるパケットとして元に戻ります。パケットギフトでコードを発行したからといって損するわけではないので安心です。
また、パケットギフト分のパケット減算処理は、自分がパケットギフトを発行した時点ではなく相手がパケットを受け取った時点で実施されます。
パケットギフト可能容量の上限ギリギリでコードを発行すると容量不足でギフトできない場合あり
パケットギフトは、自分のパケットを相手にプレゼントする機能です。そのため自分の現在のパケット残量を超える量を相手にプレゼントすることはできません。また、現在のパケット残量ギリギリでギフトコードを発行すると、容量が足りずにパケットをプレゼントできない可能性があります。
下の例で見ていくと、現在の残容量が6,204MBの場合パケットギフトでプレゼントできる容量は6,200MBですが、6,200MBをまるまるギフトコードにして相手が受け取る前に自分自身で5MB以上パケット通信すると、6,200MBを下回ってしまい結果相手がパケットを受け取れないという事態になります。
自身に余るパケット量にある程度の余裕を持たせてパケットギフトを利用するようにしましょう。
mineoでパケットギフトを利用してパケットを送る方法と受け取る方法
mineoでパケットギフトを利用してパケットを送る方法と受け取る方法を紹介します。パケットギフトでパケットを送る方法(ギフトコードの発行方法)
まずは、mineoでパケットギフトを使ってパケットを送る方法です。パケットギフトでパケットを送るには、ギフトコードと呼ばれるコードを発行する必要があります。
mineoのマイページにアクセスしてログインします。
mineoマイページ
マイページが表示されたら下までスクロールして、「パケットギフト」をタップします。その後、「ギフトする通信量を入力」の部分にギフトしたいパケット量を入力します。なお、MBの左横に一の位としてすでに「0」が記載されている点には注意しましょう。
例えば、パケット100MBをギフトしたい場合は「10」と入力します。入力が終わったら「ギフト発行」をタップします。
パケットギフトの発行確認画面になるので、電話番号とギフトするパケット量が間違いないことを確認して「ギフトを発行」をタップします。すると、次の画面の「パケットギフトコード」にランダムな英数字が表示されます。そのギフトコードをパケットをプレゼントしたい相手に教えます。
mineoのパケットギフトでパケットを送る方法は以上です。
なお、パケットギフトのギフトコードが分からなくなった場合や相手がギフトを受け取ったかどうかを確認したい場合は、「パケットギフト発行履歴」をタップすればOKです。
パケットギフトでパケットを受け取る方法
パケットギフトでパケットを受け取るには、パケットギフトのギフトコードを入力するだけです。パケットギフトの画面の「ギフトコードを入力」の欄に、相手からもらったギフトコードを入力して「ギフト受取」をタップします。これでパケットギフトを受取は完了です。簡単ですね。
パケットシェアとは
パケットシェアとは、当月中に使い切れなかったパケット(高速通信容量)を最大5回線でシェアすることができるサービスです。パケットシェアは大手キャリアにも見られる機能ですが、mineoはドコモ回線のDプランやau回線のAプランに関係なくシェアできるのが特徴です。
パケットシェアは、後ほど説明するパケットシェアグループ追加の承認作業がすべてのシェアグループメンバーにより実施された翌月から適用されます。
パケットシェアの登録・変更は、なるべく早いうちに手続きしておきましょう。
パケットシェア分のパケットが先に消費され、すべて消費されたら個人のパケットが消費される
パケットシェアは、当月余って翌月に繰り越したパケットが自動でシェアされる機能です。当月余って繰り越しシェアされたパケットの有効期限は翌月末日で、翌月末日時点で消費しきれなかったパケットは消滅します。パケットシェアでパケットが追加された場合、先に消費されるのはその追加されたパケットからとなっており、パケットシェアで追加されたパケットをすべて使い切ると個人のパケットが消費されていくという仕組みです。
パケットシェアで繰り越して利用できるパケットの有効期限はその月の末日までに対して、個人のパケットの有効期限は翌月末日までなので、有効期限が短いパケットシェアのパケットから先に消費されるのはムダがなくていいですね。
DプランAプラン関係なく同一住所のユーザーで最大5回線でシェアできる【2016/8/22~ 別住所や家族以外でもシェア可能に】
パケットギフトは、mineoユーザーであれば住所が違っていてもパケットをやりとりすることができました。それに対して、
家族でも別の住所に住んでいればパケットシェアは利用できませんし、逆に家族でなくても同じ住所ならパケットシェアが可能になります。
2016/8/22
同じ住所の家族だけでなく、別々に住んでいる家族や家族以外のmineoユーザーともパケットシェアが利用できるようになりました。
これまでの制限が撤廃されて誰とでも余った高速通信容量をシェアできるので、パケットシェアの使い勝手はかなり良くなっています。
「mineoスイッチ」と「パケットシェア」の機能改善について | スタッフブログ | マイネ王
パケットシェアは同一eoIDでも利用できる
パケットギフトは同一eoIDで利用することができないのは先述の通りですが、パケットシェアは逆に同じeoIDで契約している回線同士で利用することができます。同一eoIDで複数の回線を契約している場合は、パケットシェアはぜひ有効活用しましょう。
パケットシェアを利用するには別途申し込みが必要
パケットシェアは同じ住所である必要はあるものの、同じeoIDの回線同士でも利用できるのがメリットのサービスです。ただ、パケットシェアは何もしなければ利用することはできません。別途手続きが必要になります。この手続きをしない限り、余って繰り越したパケットを共有することはできないので忘れないようにしましょう。
パケットシェアの手続き方法は後述します。
パケットシェア追加の確認メールがシェアメンバーのmineoメールに届く(要メール設定)
パケットシェアの追加手続きをすると、後ほどパケットシェアを組む相手に確認メールが届きます。メールはeoIDに登録したメールアドレスには届かず、mineoを契約すると無料で1個付与されるmineoメールのアドレス宛に送られてきます。
mineoメールは、ウェブ上からログインしてメールを送受信するいわゆるウェブメールに対応していません。そのため、mineoメールでメールを送受信するにはスマートフォンやタブレット、PCなどで設定する必要があります。
メールの設定と聞くと難しそうな印象を持つかもしれませんが、実際にやってみると簡単です。当サイトでも以下のページでmineoメールの設定方法を解説しているので参考にしてみてください。
mineoメールアドレス(非キャリアメール)の特徴と設定方法まとめ【プッシュ通知受信方法など】
パケットシェア対象分のパケット(繰り越し分)はパケットギフトできない
パケットシェアで繰り越して共有されたパケットは、パケットギフトで他のmineoユーザーにプレゼントすることはパケットシェアの最大限の有効活用方法は、パケットシェアグループ内の回線で有効期限が切れる前にすべて使い切るということです。
パケットシェアのパケットが余らないように、しっかりと使い切るようにしましょう。また、毎月の繰り越しがあまりにも多い場合は、プランを見直して下げることも検討してみてください。
2016/2/29追記
パケットシェア対象のパケットもパケットギフトできるように改善されました。これでパケットシェアがより便利になりましたね。
なお、通常は基本料金のことをプランと呼ぶ格安SIMが多いですが、mineoにおけるプラン変更の呼称は「コース変更」となっています。
大手キャリアや一般的な格安SIMとは呼び方が違うので最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、慣れれば問題ありません。
mineoのプラン変更や音声通話SIM⇔データ通信SIMの変更、ドコモ⇔auのキャリア変更方法の詳細と注意点はこちらをご覧ください。
mineoのプラン変更・タイプ変更・コース変更方法と注意点まとめ
パケットシェアの代表者の変更はできない
パケットシェアを申し込んだユーザーは、そのパケットシェアグループの代表者となります。申し込み後に、例えば代表者がmineoを解約するといった理由でパケットシェアメンバーから抜けたい場合に、代表者を他のメンバーに変更することはできません。
代表者を変えるには、パケットシェアグループを解散した後に再度代表者になるユーザーがパケットシェアを申し込んでメンバーを招待する必要があります。
承認依頼メールを受け取ったシェアメンバー全員が1週間以内に承認しないと無効
パケットシェアを申し込むと、申し込み時に選んだメンバー全員にパケットシェア依頼メールが届きます。1週間以内にメンバー全員が依頼を承認しないと、パケットシェアの申し込みは無効になります。
メンバーには、できるだけ早く承認するようにあらかじめお願いしておきましょう。
パケットシェアの申し込み方法
ここでは、パケットシェアの申し込み方法を紹介します。まず、パケットシェアで代表番号にしたい番号でmineoのマイページにログインします。その後、「ご契約サービスの変更」をタップします。
「パケットシェア変更」をタップすると注意事項が表示されるので、しっかり読んで理解しておきましょう。注意事項を読んだら下にスクロールします。
1回線目が代表回線になっていることを確認して2回線目の欄にパケットシェアしたい番号を入力します。
パケットシェアに加えたい番号をすべて入力したら「次へ進む」をタップします。するとパケットシェアグループの確認画面が表示されるので、番号に間違いがないことを確認して「申し込む」をタップします。
しばらくすると、パケットシェアに追加するすべての番号に対してパケットシェア申し込みの承認依頼メールが届きます。なお、先述の通り承認依頼メールはmineoメール「@mineo.jp」に届きます。mineoメールはあらかじめ設定しておかないと受信しないので、以下のページの手順に沿って設定しておきましょう。
mineoメールアドレス(非キャリアメール)の特徴と設定方法まとめ【プッシュ通知受信方法など】
メールに記載されているリンクをタップしてマイページに飛びます。
表示されている「承認」をタップして承認状況を「承認済み」にします。
パケットシェアの承認依頼メールは、代表番号のmineoメールあてにも届きます。先ほどと同じ手順でリンクをタップして「承認」をタップします。
パケットシェアグループメンバーのすべての承認状況が「承認済み」になれば、承認作業は完了です。その後、10分ほどでシェアグループの変更完了メールが届きます。
パケットシェアの申し込み方法は以上です。
パケットギフトとパケットシェアの違いまとめ
最後に、パケットギフトとパケットシェアの違いをまとめます。・住所が違っても利用できるかどうか【2016/8/22に変更あり】
パケットギフトは住所が違っていても利用できるのに対し、パケットシェアは住所が同じでないと利用できない。
※2016/8/22より、パケットシェアも住所が違っていても利用可能になりました。
・同じeoIDで契約した回線同士でも利用できるかどうか
パケットギフトは同じeoIDで契約した回線同士では利用できないのに対し、パケットシェアは同じeoID同士でも利用できる。
・やりとりするパケット量をユーザーが任意で決めることができるかどうか
パケットギフトはパケットを送るユーザーが自分が送りたいパケット量を自分で選択して送ることができるのに対し、パケットシェアは当月余ったパケットがすべて無条件で翌月シェアされる。
パケットギフトとパケットシェアの大きな違いは上記の通りです。
mineoのパケットギフトとパケットシェアまとめ
mineoのパケットシェアはもちろん便利でムダのないサービスですが、パケットギフトはmineoならではの機能です。またパケットギフトをする相手がいない場合は、mineo公式コミュニティサイトのマイネ王にて相手を募集することもできますし実際に募集してパケットギフトを使っているユーザーもいます。
mineo(マイネオ)コミュニティサイト - マイネ王
さらに、mineoでは余ったパケットを寄付したり寄付されたパケットをひと月最大1GBまで無料で引き出して使うことができるフリータンクというサービスも提供しています。
通常、mineoで1GB分のパケットを追加で購入する場合は1,500円かかりますが、これが無料で追加できるのはうれしいですね。
フリータンクはパケットギフト同様、現時点ではmineoのみが提供するで非常に画期的で便利なサービスです。
mineoを使い始めたら、パケットギフトとともにフリータンクもぜひ使ってみてください。フリータンクの特徴や使い方はこちらにまとめています。
mineoの新サービス「フリータンク」の詳細と使い方まとめ。
mineoパケットギフトとパケットシェアの違い・期限と使用方法まとめは以上です。
mineo公式サイト
mineo
mineoのメリットやデメリット・レビューまとめ
mineo(マイネオ)ドコモ Dプランの速度と実際に使ってみた感想【2月】