DMMモバイルの3日速度制限規制と高速低速の速度切り替え方法

dmm-mobile-app6
このページでは、DMMモバイルの3日速度制限(3日間規制)と高速通信・低速通信の切り替え方法をまとめています。

※DMMモバイルは楽天モバイルに買収され、2019年8月27日に新規申し込みの受付を終了しました。

2019年8月27日以降はDMMモバイルを契約することはできません。

以下は過去の内容となります。



格安SIM(MVNO)の通信速度制限には2種類ある

まず、格安SIM(MVNO)の通信速度制限についてまとめておきます。

格安SIMの速度制限には以下の2種類あります。

1.ひと月(1日)に決められたパケット(高速通信容量)をオーバーした際の速度制限
2.3日間で決められた高速通信容量をオーバーした際の速度制限

「1」のひと月(1日)に決められたパケット(高速通信容量)をオーバーして使いすぎた際の速度制限は、格安SIMを契約する際に選ぶプランに含まれるパケット量を超える通信をした場合に低速通信に制限されます。

DMMモバイルの場合、以下の赤枠で囲った部分の高速通信容量です。高速通信でこの容量を超えると、DMMモバイルは最大受信速度が200kbpsに制限されます。
dmm-mobile-speed-restriction1

「2」の3日間で決められた高速通信容量をオーバーして使いすぎた際の速度制限は、プランに含まれるパケット量とは別で3日の間にMVNOが定めるパケット量を超える通信をした場合に低速通信に制限されます。

さらに、「2」の3日間の使い過ぎによる速度制限は、格安SIMごとに高速通信時と低速通信時でそれぞれ速度制限されるパケット量が違うことが多いです。

例えば、高速通信時は3日間で540MB以上通信すると200kbpsに速度制限されるものの低速通信時は制限がなかったり、逆に高速通信時は使い過ぎによる速度制限がなく、200kbpsの低速通信時に3日間で366MB以上通信すると200kbpsよりもさらに低速に制限されてまともに通信できなくなる格安SIMもあります。

「1」は選んだプランで利用できるパケット量を上回らなければいいだけで、月初からの累計の使用パケット量を把握しておけば問題ありません。対して、「2」は3日間を通して定められたパケット量を超えたら速度制限されるため、3日間の累計通信量を把握・管理する必要があります。

このページでは、DMMモバイルの「2」の3日間の使い過ぎによる速度制限について解説していきます。


DMMモバイルの3日速度制限(3日間規制)は高速通信時には無く低速通信時にある

DMMモバイルを含む、主要格安SIMの3日間の使い過ぎによる速度制限は以下の通りです。
 高速通信時の3日間の使い過ぎによる速度制限低速通信時の3日間の使い過ぎによる速度制限規制後の通信速度
b-mobileなし
※1 ファイル交換(P2P)アプリに制限をかける場合あり
※2 大容量のダウンロード及びストリーミングでの連続通信は時間帯によって制限をかける場合あり
あり
3日間で366MB
不明
BIGLOBE SIMなしなし-
DMMモバイルなしあり
3日間で366MB
不明
DTI SIMなしなし-
IIJmioなしあり
3日間で366MB
不明
LINEモバイルなしなし-
mineoなしなし-
NifMoあり
※3GB/5GB/10GBプランは3日ではなく1日制限

1.1GBプラン:250MB
3GBプラン:650MB
5GBプラン:1,100MB
10GBプラン:2,200MB
なし200kbps
nuroモバイルあり
非公開
なし200kbps
OCNモバイルONEなしなし-
U-mobileあり
制限される基準値は不明。回線が混み合った場合は全てのユーザーに等しく制限をかける場合あり。
なし不明
イオンモバイルなしあり
3日間で366MB
不明
エキサイトモバイルなしあり
3日間で366MB
不明
楽天モバイルなしなし-

主要な格安SIMで、高速通信・低速通信とも3日間規制がないのはBIGLOBEモバイルとDTI SIM、LINEモバイル、mineo、OCNモバイルONE、楽天モバイルとなっています。以前に比べると、3日制限がない格安SIMが増えてきましたね。

この6社については、3日間における通信のしすぎなどを気にする必要がないのがメリットです。

DMMモバイルに関しては、高速通信時は使い過ぎによる速度制限はないものの低速通信時に3日速度制限があります。

DMMモバイルの場合、最大受信速度が200kbpsの低速通信に切り替えた状態で3日間に366MB以上通信すると、翌日1日間は200kbpsよりもさらに遅い速度に制限されます。

DMMモバイルで速度制限が設定されている低速通信について少し触れておきます。DMMモバイルは、低速通信に切り替えると最大受信速度が200kbpsに制限されます。

200kbpsと聞くとかなり遅いという印象を持つ人も多いと思いますが、最大受信速度が200kbpsでも利用できるアプリは意外に多いです。当サイトで確認した、200kbpsでも利用できるアプリは以下の通りです。

・メール、SMS、LINE
・Twitterのタイムライン更新や閲覧・投稿など
・テキストがメインのウェブページの閲覧
・radiko
・Facebookアプリ(画像の表示に時間がかかる場合あり)
・Googleマップ
・音楽ストリーミング再生(低音質で曲をスキップさせなければOK)

Youtubeなどの動画再生はさすがに厳しいですが、メールやLINEなどテキストメッセージの送受信だけでなく、ウェブサイト閲覧、Googleマップとナビなども利用できます。
mvno-low-speed-comparison20

低速通信で実際にアプリを使っている様子を記録した動画などはこちらにまとめています。
格安SIMで低速が使い放題(切替も可)のMVNOを比較【動画あり】

さらに、低速モードと相性が良いのがradikoやGoogle Play Music、LINE MUSICなどのストリーミング系のアプリです。

ストリーミングでラジオや音楽などを長時間再生すると大量の通信を行います。高速通信の状態で通信する場合、ひと月に使える高速通信容量(パケット)を消費するためしばらくストリーミング再生し続けているとすぐに上限に達し、低速に制限されてしまいます。

その対策として、低速通信に切り替えておけば高速通信容量としてカウントされないため、低速通信時に3日速度制限がない格安SIMなら通信量を気にせずストリーミング再生を楽しむことができます。

ですが、DMMモバイルは残念ながら低速時に使い過ぎによる速度制限があるため、低速でストリーミング再生を利用することができません。

格安SIMで低速通信をメインに使いたいなら、低速通信時に3日制限がないものを選びましょう。おすすめは、低速時に3日制限がないだけでなく低速の通信開始時に一定時間は高速で通信するバーストモードも備えるmineoです。


DMMモバイルはバーストモードで低速時も快適に通信できる場合がある

DMMモバイルは低速時に使い過ぎによる速度制限があるのがネックですが、メリットとしてバーストモードを備えている点が挙げられます。

バーストモードは、先ほども触れたとおり低速通信時に通信開始から一定時間は高速で通信する機能です。

これはOoklaのspeedtest.netを使って実施したスピードテストですが、DMMモバイルはこのように通信の初めに低速通信時でも1Mbps以上の速度が少し出てそれから徐々に速度が落ちていき200kbps当たりに落ち着きます。
burst-mode1

こちらはバーストモードがないOCNモバイルONEの低速時のスピードテスト結果です。OCNモバイルONEは、通信開始から終了まで一定して200kbpsの通信速度になっていることが分かります。
burst-mode2

OCNモバイルONEのようにバーストモードがない格安SIMに比べると、通信開始時に大量の通信をするDMMモバイルの方がバースト中にテキストや画像などを多く読み込める可能性が高いため、低速通信時でも体感速度をそこまで大きく損なわず通信できることが多いのはメリットです。

メールやLINEなどによるテキストメッセージのやり取りやTwitter、FacebookといったSNSアプリの閲覧・投稿ならそこまで通信量は必要ないので、DMMモバイルの低速モードをぜひ活用してみてください。


DMMモバイルの高速通信と低速通信の速度切り替え方法

最後に、DMMモバイルの高速通信と低速通信を切り替える方法を紹介します。

DMMモバイルの速度切り替え方法は、専用アプリを使う方法とブラウザからマイページにログインする方法の2通りあります。


DMMモバイルの専用アプリで高速通信と低速通信を切り替える

まずは、DMMモバイルが提供している専用アプリで高速通信と低速通信を切り替える方法です。

アプリは以下よりインストールできます。
DMM mobile - Google Play のアプリ

‎「DMM mobile」をApp Storeで

アプリを起動して、「ログイン」をタップします。その後DMMモバイル契約時に登録したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」をタップします。
dmm-mobile-app6

高速データ通信の「OFF」をタップすれば、DMMモバイルが低速通信に切り替わります。
dmm-mobile-app9

なお、低速や高速切替してすぐに元に戻そうとすると「連続して高速データ通信の変更はできません。」と表示され戻せません。しばらく経ってから再度操作しましょう。
dmm-mobile-app10


ブラウザでDMMモバイルのマイページにログインして高速通信と低速通信を切り替える

次に、ブラウザでDMMモバイルのマイページにログインして高速通信と低速通信を切り替える方法です。

DMMモバイルのマイページにアクセスします。今後も速度切り替えを頻繁にする場合は、このページをブックマークに入れておいてすぐにアクセスできるようにしておきましょう。
DMM.com ログイン

メールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」をタップしログインします。
dmm-mobile-switch3

下にスクロールすると「高速データ通信」の項目があります。標準では「ON(高速通信)」になっているので、低速通信にしたい場合は「OFF」をタップします。「OFF」がオレンジになれば、DMMモバイルは低速通信に切り替わっています。
dmm-mobile-switch4

DMMモバイルのアプリをインストールすることでストレージ容量を圧迫するのを避けたい場合は、ウェブサイトからの速度切り替えを活用してみてください。


LINEやTwitter、Facebook、InstagramはSNSフリーオプションの契約で低速への切り替えは不要

DMMモバイルの3日制限が気になっている人の中には、低速に切り替えてLINEやTwitterなどのSNSを通信量を気にせず使いたい人もいると思います。

ですが、DMMモバイルは前述のとおり低速状態で使いすぎるとさらに速度が制限されてしまいます。

そんな場合は、月額250円でSNSフリーオプションを契約するとLINEとTwitter、Facebook、Instagramが使い放題になります。
dmmmobile-sns-free10
SNSの使いすぎでひと月の高速通信容量を使い切ってしまうことが多い場合は、SNSフリーを検討してみることをおすすめします。

SNSフリーの詳細はこちらにまとめています。
DMMモバイル「SNSフリーオプション」の特徴と注意点まとめ。TwitterやFacebookなどがカウントフリーで使い放題



DMMモバイルの3日速度制限規制と高速低速の速度切り替え方法は以上です。

公式サイト
DMMモバイル
レビュー・メリット・デメリットまとめ
DMMモバイルを実際に使ってみた評価。こんな人におすすめ【2月】
キャンペーン情報
DMMモバイルのキャンペーン詳細と注意点まとめ【2月】

-DMMモバイル

Copyright © アンドロイドラバー, 2011-2024 All Rights Reserved