動作のスムーズさを客観的に把握する方法にベンチマークアプリを使ったテストがあるので、OnePlus5でも測定してみました。
同じSnapdragon 835を搭載するXiaomi Mi6とのベンチマーク結果の比較もしているので、ベンチマーク結果が気になる場合は参考にしてみてください。
OnePlus5のベンチマーク結果【Mi6との比較】
OnePlus5のベンチマーク測定は、AnTuTuと3DMark、Geekbenchの3アプリで行いました。冒頭でも触れた通り、比較対象としてXiaomi Mi6のベンチマークスコアも掲載しておきます。
AnTuTu
まずはスマホの総合性能を測定するAnTuTuです。OnePlus5のAnTuTuスコアは180071点でした。スコアはトップクラスで、iPhone 7 Plusを上回っています。
私の手持ちのXiaomi Mi6で測定したAnTuTuスコアは177673点。OnePlus5とXiaomi Mi6のSoC(CPU)は同じSnapdragon 835ですが、OnePlus5の方がスコアは上です。
この結果についてXDAが行った実験によると、OnePlus5はAnTuTuやこの後に出てくるGeekbenchで測定すると他のスマホに比べてCPUを最大レベルの周波数で動作させるため、スコアが高いと結論づけています。
以下の画像はGeekbenchでベンチマーク測定中のOnePlus5のCPU周波数の推移です。
XDAは、このOnePlus5の仕様に対してベンチマークブーストを行っていると指摘していますが、OnePlus側はOnePlus5に搭載されているOxygen OSがゲームやベンチマークアプリなどSoC(CPU)に負荷のかかるアプリを使う場合はCPUの周波数が上がるようにチューニングしているだけでブーストしているわけではないと反論しています。
個人的には、多くの人がスマホの基本性能として参考にする有名なベンチマークアプリであるAnTuTuで、良いスコアが出るようにチューニングするのはブーストと言われても仕方ない気もします。
ただ、OnePlus5はAnTuTu以外のアプリでも動作は非常にスムーズで、ストレスを感じずに使えます。
Snapdragon 835は基本性能が現時点で最高レベルなので、ベンチマークスコアをブーストしようがしまいが快適に使えるの間違いありません。
3DMark
次に、3Dグラフィックスの性能を測定する3DMarkです。OnePlus5は39880点でした。
対して、Xiaomi Mi6は41032点でOnePlus5よりも若干スコアが良いです。
3Dグラフィックスの性能はSoC(CPU)に大きく影響を受けるので、OnePlus5とXiaomi Mi6の性能はほぼ同じと思っておいて問題ありません。
Geekbench
最後はGeekbenchです。コア自体の性能を測定するシングルコアのスコアは1958点で、マルチコアのスコアは6811点でした。
Xiaomi Mi6のスコアはシングルコアが1948点でマルチコアが6399点。同じSnapdragon 835なのでGeekbenchのスコアもかなり近いですね。
Snapdragon 835のGeekbenchスコアはスマホのSoCの中ではトップクラスでかなり高性能です。
まとめ。OnePlus5に対して動作の遅さで不満を感じることはほぼない
OnePlus5のベンチマークスコアをXiaomi Mi6と比較しながら見ていきましたが、ベンチマークブーストを行っていると指摘されているOnePlus5とXiaomi Mi6のどちらもSoCに同じSnapdragon 835を搭載しているので、スコアはかなり近くなりました。実際に操作してみても、OnePlus5・Xiaomi Mi6とも動作はかなりスムーズで、多くのアプリを同時に起動して切り替えつつ使っても動作が遅くなったりすることは全くありません。
中華スマホに高いスペックと快適な操作性を求める人にも、OnePlus5はおすすめです。
OnePlus5のベンチマークスコアは以上です。
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