Android 6.0 Marshmallowではアプリをインストールする前にユーザー自身が連絡先や位置情報など不要なアクセス権限を個別に削ることが可能に-Bloomberg報道-

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5/28~29日に開催されるGoogle I/O 2015で発表される予定のAndroid 6.0 Marshmallowでは、アプリをインストールする前にユーザー自身が不要なアクセス権限を個別に削ることが可能になり、プライバシー保護が強化されるとBloombergが報じています。


Androidのアプリのインストールは、これまではインストール時にそのアプリが要求するアクセス権限を事前に表示し、表示されたアクセス権限を許容できるのであればアプリをインストールするか、許容できないならアプリをインストールしないという選択肢しかありませんでした。
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Android 6.0 Marshmallowで追加される機能は、アプリインストール時に表示されるアクセス権限一覧からユーザーが不要と判断した権限を削ってインストールできるようになるというもの。

これまでであれば、気に入ったアプリがあってもアクセス権限が壁となってインストールできなかったアプリも、Android 6.0 Marshmallowではユーザー自身がそのアプリに与える権限を選べてインストールできます。

削れるアクセス権限は写真や連絡先、位置情報など数あるアクセス権限の中でも特に深くプライバシーに関わるものも含まれているとのことです。

近年、マルウェア入りのAndroidアプリが増加傾向にあり、トレンドマイクロの2013年の調査では全てのAndroidアプリの中の10%以上に連絡先やメールアドレスを収集して第三者に送信するマルウェアが仕込まれていると報告されています。

Android 6.0 Marshmallowでユーザー自身がプライバシーに関する権限を削除できるようになることで、より安全にAndroid OSを利用できるようになりますね。


2015/5/29追記
Google I/O 2015の基調講演でAndroid 6.0 Marshmallowが発表され、許可するアプリのアクセス権限をユーザー自身で選べるようになりました。詳細はAndroid 6.0 Marshmallowではアプリのアクセス権限の許可/拒否をアプリが権限を初めて使用する直前とシステム設定からユーザーが自由に設定可能に-Google I/O 2015-をご覧ください。

2015/8/18追記
Android Mのコードネームは「Marshmallow(マシュマロ)」に決定し、OSバージョンはAndroid 6.0としてリリースされます。Android 6.0 Marshmallowの新機能など詳細はAndroid 6.0 Marshmallowの新機能・変更点・追加機能・使い方まとめ。をご覧ください。


source:Bloomberg via:talkandroid

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