Android 6.0 Marshmallowではアプリのアクセス権限の許可/拒否をアプリが権限を初めて使用する直前とシステム設定からユーザーが自由に設定可能に-Google I/O 2015-

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Android Mでは、アプリのアクセス権限の許可/拒否をアプリがそのアクセス権限を初めて要求した時とシステム設定からユーザーが自由に選択可能になることが、Google I/O 2015で発表されました。

事前情報の通りですね。


アプリのインストール時にはアクセス権限の一覧が表示されなくなる

アプリのアクセス権限は、これまではGoogle Playでアプリをインストールする際にそのアプリが要求するアクセス権限が一覧で表示され、インストールするかしないかをユーザーが決めるというシステムでした。
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Android Mでは、アプリのインストール時にはアプリが要求するアクセス権限は一切表示されなくなるとのことです。


アプリが権限を初めて使用する直前にポップアップで表示して許可/拒否を選択

Android Mでは、アプリのインストール時にアクセス権限を表示させませんが、アプリが権限を初めて使用する直前にポップアップ表示でユーザーに知らせ、ユーザーはその場でその権限を許可/拒否することができます。

UIはこちらです。例えば、ユーザーがあるアプリ内で初めてマイクを使用する操作をすると、そのアプリがマイクにアクセスすることを許可するかどうかを尋ねてきます。ユーザーが許可すればマイクが起動し、拒否すればマイクは起動しない代わりにアプリはマイクにアクセスすることはできません。
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Androidのシステム設定からアプリが要求する権限を個別に許可/拒否する

上記のアクセス権限の許可/拒否は、ユーザーがアプリ内で初めてあるアクセス権限が必要な操作をする時だけに尋ねてきますが、ユーザーは後からアクセス権限ごとに自由に許可/拒否を変更できます。

設定方法は、Androidのシステム設定から行うようです。

スクリーンショットなど詳細が判明次第追記します。


なお、この新機能は古いアプリでも不具合を起こさずに利用可能とのことです。

Android Mでは、いよいよユーザー自身がプライバシーに関わるような重要な権限の許可や拒否を選べるようになることで、より安全にAndroidを利用できますね。

2015/8/18追記
Android Mのコードネームは「Marshmallow(マシュマロ)」に決定し、OSバージョンはAndroid 6.0としてリリースされます。Android 6.0 Marshmallowの新機能など詳細はAndroid 6.0 Marshmallowの新機能・変更点・追加機能・使い方まとめ。をご覧ください。

source:Android Police

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