Google Daydream Viewの特徴と価格、日本発売日まとめ。Googleの格安VRヘッドセット。

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このページではGoogleが2016年10月5日に発表し、日本でも発売される格安のVRヘッドセット「Daydream View」についてまとめています。


Daydream(デイドリーム)とは?

daydream100 Daydream(デイドリーム)は、スマホで高品質なVR(バーチャルリアリティー)を提供するプラットフォームです。

Daydreamでは、スマホでVRを利用するために必要なOSと端末、アプリ、VRデバイスのすべてを最適化し、Googleが主導で高品質なVR体験を提供することを目指しています。
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OSでは、Android 7.0 NougatでVRモードが実装されました。
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OS自体がVRに最適化されたAndroid 7.0のVRモードを利用することで、少ない遅延でVR体験でき没入感アップに貢献します。

また、Daydreamの利用に必要なスペックを満たしている端末には「Daydream Ready」の認証を与えます。Daydream Readyと認証されるためには、残像の少ないディスプレイやハイスペックなプロセッサ、遅延の少ないセンサが搭載されている必要があります。
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Google I/Oでは、Daydream Readyの端末開発に取り組んでいるメーカーも発表されています。SAMSUNGやHUAWEI、Xiaomi、ASUSなど主要なメーカーの多くが取り組んでいますね。
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Daydreamでは、Daydream専用のホーム「Daydream Home」が提供されます。Daydream HomeからVR対応アプリを起動して遊びます。
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上記のとおり、Googleが提供するVR体験はDaydreamを中心に構成されています。

OSと端末、アプリについては前述のとおりですが、DaydreamでVR体験をするために不可欠なのがVRヘッドセットです。そして、Daydream向けに用意されたVRヘッドセットが「Daydream View」です。


Daydream View(デイドリーム ビュー)の特徴

まずは、Daydream Viewの特徴について見ていきます。

心地よい装着感のデザイン

Daydream Viewは表面の素材にやわらかい布を採用しており、通気性を良くしています。
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左側には「G」のロゴ。側面も布の素材です。
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メガネの上からでも利用できる

VRヘッドセットをつける際にネックとなるのがメガネです。

メガネをつけたままだとうまく装着できないVRヘッドセットもありますが、Daydream Viewはメガネをつけたままでも装着できるとのこと。また、顔と接触する部分のクッションが厚めのため快適にVR体感ができます。
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他社のVRヘッドセットに比べて30%軽い

VRヘッドセットをつけていてストレスになるのが、ヘッドセットの重さです。

ヘッドセットが重いほど首や肩にかかる負担も大きくなり、長時間使うのが面倒に感じますが、Daydream Viewは他社のVRヘッドセットよりも30%軽いとのこと。

軽いヘッドセットなら、これまでのヘッドセットに比れば長い時間VRコンテンツを視聴できますね。


日本で発売されるカラーはチャコールのみ

他社のVRヘッドセットで複数のカラーから選べるのは意外に少ないです。Daydream Viewは海外では複数の色から選ぶことができますが、日本で購入できる色はチャコールのみとなっています。
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コントローラもついてくる

Daydream Viewには、ヘッドセットだけでなくコントローラもついてきます。

このコントローラはシンプルそのものですがモーションセンサーが内蔵されているため、降る・叩くといったジェスチャーで操作することができます。
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Daydream Viewでできること

次に、Daydream Viewでできることを見ていきます。

宇宙に飛び出し、リモコンを使って星座や星を確認することや・・・
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宇宙で臨場感のある戦闘を楽しめます。
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また、Huluやネットフリックスの動画をDaydream Viewで楽しむことも可能です。
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VRで臨場感あふれるドキュメンタリーやニュースを観ることができます。
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Googleマップでは、ストリートビューを活用してまるでその場所にいるかのような体験も可能。リモコンで白い●を選んで、どの場所に移動するか決めます。
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頭を上に動かせば、このようにタージマハルを間近で見るといったこともできます。
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Youtubeでは、VR対応の360度動画を視聴できます。
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このようにリアリティのある動画を楽しめます。
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Daydream Viewにスマホを取り付ける手順

Daydream Viewは、Daydream対応のスマホを取り付ける必要があります。

ですが、取り付ける手順は簡単です。

Daydream Viewの前面のフタを開きます。
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フタの部分にスマホを置きます。
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フタを閉めます。
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固定すれば取り付けは完了です。
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Daydream Viewでは、スマホを固定するためのバンドなどは一切使わないため、短時間で取り付けや取り外しが可能です。


Daydream Viewを使うための設定

Daydream Viewを使うためには、事前に設定が必要です。

設定にはGoogle VRサービスアプリを使います。
Google VR サービス - Google Play の Android アプリ

このアプリをDaydream Viewに入れるスマホにインストールして、Daydream Viewとスマホのペアリングなどの初期設定をしていきます。

Google VRサービスアプリでは、ペアリングの他にもVRモードでの通知の表示設定やVRアプリの開始と終了などの操作も可能です。
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スマホやPC、ケーブルなど一切不要、単体(スタンドアロン)で使えるDaydream Viewも今後発売予定

Daydream Viewは、現時点ではゴーグルにスマホをセットすることでVR体験をするものです。

Googleは2017年5月18日に開催したGoogle I/O 2017の基調講演で、スマホやPC、ケーブルといった付属品は一切不要、単体で使えるDaydream Viewを開発中であることを発表しました。
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新しいDaydream Viewでは、VRを利用するために必要なセンサーなどがすべて内部に搭載されます。

Googleは、Qualcommと共同で単体で動作するDaydream Viewを開発しています。
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また、共同開発のパートナーとしてQualcommの他にもHTCとLenovoの名前を挙げています。
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新しいDaydream Viewは、Qualcommのチップを搭載し製造はHTCとLenovoが担当するようです。

なお、単体動作のDaydream Viewは2017年の後半に発売される予定です。

単体で動作するDaydream Viewが発売されれば、スマホをDaydream Viewにセットする手間を省くことができ、より手軽・気軽にVRを楽しむことができますね。


DaydreamのVR空間で文字入力するなら「Daydream Keyboard」を使う

Daydream View対応のアプリの中には、VR空間で文字入力が必要になるものも出てくるでしょう。

そのときは、Googleがすでに提供しているDaydream Keyboardを使います。
Daydream Keyboard

Daydream keyboradは、Daydream View内ではこのように表示されます。キーボードのタッチは、Daydream Viewゴーグルを動かして(頭を動かして)行うのでしょうか。現時点では分かりませんが、簡単に文字入力できるような仕組みであってほしいですね。
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Daydream View対応(Daydream Ready)の日本で購入できるスマホ一覧

Daydream ViewでVRを楽しむには、VR規格であるDaydreamに対応した端末を使う必要があります。

現時点で、日本で購入できるDayDream対応スマホは以下の通りです。

・Galaxy S8
・Galaxy S8+
・Galaxy Note 8
・LG V30+
・Moto Z
・Axon 7
・ZenFone AR

今後さらに様々なメーカーからDaydream対応の端末が発売されることに期待したいところです。


Daydream View対応アプリ一覧

Daydream Viewと対応スマホがあっても、アプリがDaydreamに対応していないとVRで使えません。

現時点でDaydream Viewに対応する主なアプリは以下のとおりです。



Daydream Viewの日本価格

Daydream Viewの日本価格は12,000円です。

米国では79ドル(約8,900円)なので若干割高ですね。


Daydream Viewの日本発売日

Daydream Viewの日本発売日は2017年12月13日で、12月1日から予約が始まっています。


Daydream Viewはどこで購入できる?

Daydream ViewはGoogleストアで購入できます。
Google Daydream View - VR ヘッドセット - Google ストア


Daydream Viewまとめ。ポップで安いVRヘッドセット

これまでのVRヘッドセットは、デザインやカラーリングがとがった感じでとっつきにくい印象でしたが、Daydream Viewは表面に布を使っていることなどからポップな印象です。

また、価格も12,000円と他社のVRヘッドセットに比べると安めなので、Daydream Viewが一般発売されて普及してくればこれまで以上にVRコンテンツが充実してきそうです。

対応している端末が少ないのがネックですが、対応端末を持っている場合は検討してみるといいかもしれませんね。

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