docomo版Nexus5XとSIMフリー版Nexus5Xの違いまとめ。

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NTT docomoは、2015-2016年冬春モデルとしてNexus5Xを取り扱うことを発表しました。

docomoから発売されるNexus5Xは、Googleストアで販売するNexus5Xとは異なる点もあります。そこでこのページでは、docomo版Nexus5XとSIMフリー版Nexus5Xの違いをまとめています。

2015/10/22
Nexus5Xを購入して届きました。。詳しくはNexus5X(ネクサス5X)SIMフリー購入レビューと使い方まとめを参照してください。


NTTドコモがNexus5Xの取り扱いを発表

NTTドコモは、2015-2016年冬春モデルとして13機種を発売しますが、その中にGoogleが本日発表したAndroid 6.0 Marshmallow搭載のNexus5Xが含まれていることが分かりました。

Nexus5Xの製品ページはこちらです。
Nexus5X | 製品 | NTTドコモ

Nexus5Xの発売時期は10月下旬の予定となっています。

Nexus5XはdocomoのPREMIUM 4Gにも対応し、受信時の最大速度は262.5Mbpsとなります。また、Nexus5XはVoLTEにも対応しています。

Nexus5Xはspモードにも対応するため、mopera Uを契約する必要はありません。ただし、ドコモメールアプリには非対応なので、IMAP対応のメールクライアントアプリを利用する必要があります。

iコンシェル、はなして翻訳、うつして翻訳、しゃべってコンシェル、iチャネル、ドコモドライブネット、からだの時計、カラダのキモチ、フォトコレクション、あんしん遠隔サポート、ケータイデータお預かりサービス、おまかせロック、遠隔初期化、ケータイお探しサービス、緊急速報「エリアメール」、災害用伝言版、災害用音声お届けサービスといったdocomo独自のサービスはほぼ非対応となっています。

ただ、Nexus5Xはケータイ補償お届けサービスには対応しており、「修理代金サポート」と「データ復旧代金の割引」は対象外ではあるものの「交換電話機のお届け」は利用できます。

米国ではNexus Protectが始まったものの日本では提供されていないので、docomoで契約してケータイ補償お届けサービスを契約すると安心ですね。
Google、Nexus Protectを発表。Nexusデバイスの破損による故障を2年間に渡り補償。


docomo版Nexus5Xの価格

ドコモオンラインショップにて、docomo版Nexus5Xの価格が公開されました。価格は以下の通りです。

端末代金

93,312円

一括価格

82,512円(Nexus 5Xスタートキャンペーン適用で10,800円割り引き)

Nexus 5Xスタートキャンペーン+月々サポート適用後の価格

実質 33,912円
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docomo継続利用10年以上のユーザー

実質 23,544円
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GoogleストアにおけるNexus5X 32GBの価格は63,400円なので、docomo版の一括価格は20,000円弱高いことになります。

なお、端末代金を高く設定してNexus5Xスタートキャンペーンで10,800円割り引くよりも、端末代金自体を元から10,800円割り引いた価格にしておいた方がシンプルで心象も良いと感じるのは私だけでしょうか。


docomo版Nexus5Xの発売日

docomo版Nexus5Xの発売日は2015年10月22日です。


Nexus5Xのスペック

NTTドコモが取り扱うNexus5Xのスペックは以下の通りです。

OS
Android 6.0 Marshmallow

ディスプレイ
5.23インチ 解像度FHD(1,080x1,920 424PPI) IPS Corning Gorilla Glass 3

プロセッサ
Qualcomm MSM8992 Snapdragon 808 1.8GHz 6コア 64bit

RAM
2GB LPDDR3

ストレージ
32GB

バッテリー容量
2,700mAh

カメラ
リアカメラ:12.3MP 1.55μm pixels f値2.0 IRレーザーオートフォーカス
フロントカメラ:5MP 1.4μm pixels f値2.2

サイズ
高さ x 幅 x 厚さ:147.0 x 72.6 x 7.9 mm

重さ
136グラム

SIMサイズ
nano SIM

対応周波数帯(バンド)
[UMTS(W-CDMA)] B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 9 / 19

[GSM / EDGE] 850 / 900 / 1,800 / 1,900 MHz

[FDD-LTE] B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 9 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28

[TDD-LTE] B38 / 40 / 41

[LTE CA DL] B1-B3、B1-B5、B1-B7、B1-B8、B1-B18、B1-B19、B1-B26、B3-B3、B3-B5、B3-B7、B3-B8、B3-B19、B3-B20、B3-B28、B5-B7、B7-B7、B7-B20、B7-B28、B40-B40、B41-B41

カラー
カーボン/クオーツ

その他
・Micro USB Type-C
・3.5mm オーディオジャック
・指紋センサー
・センサーハブ
・加速度計
・ジャイロスコープ
・気圧計
・近接センサー
・環境光センサー
・磁気センサー
・Android Context Hub
・Bluetooth


docomo版Nexus5XとSIMフリー版Nexus5Xの違い

docomo版Nexus5XとSIMフリー版Nexus5Xの違いは以下の通りです。

docomo版Nexus5Xは受信最大262.5Mbpsの「PREMIUM 4G」に対応

docomo版Nexus5Xは、下り速度が最大262.5Mbpsの「PREMIUM 4G」に対応しています。

PREMIUM 4Gは、LTE-Advanced方式によるデータ通信サービスで、Xiの後継の位置づけです。2015年3月より開始しました。

LTE-Advancedでは、複数の周波数帯(バンド)を束ねて通信するキャリアアグリゲーションや、混雑する地域には小型の基地局を追加するアドオンセルなどの技術が用いられ、非常に高速で快適な通信が可能です。

2015/10/19追記
キャリアアグリゲーションに関しては、docomo版のNexus5XだけでなくGoogleストアで販売されるNexus5Xでも利用可能という情報もあります。Nexus5Xが届き次第確認し、改めて報告します。


docomo版Nexus5XはVoLTEに対応【2015/10/23 Googleストア版もVoLTE対応を確認】

docomo版Nexus5Xは、VoLTEに対応しています。ただし、VoLTEによるビデオコールには非対応で、通話のみ対応となります。
2015/10/23追記
Googleストアで販売されているNexus5XでもVoLTEによる通話を確認しました。VoLTEはdocomo版に限った機能ではありません。
Googleストア版 Nexus5X SIMフリーモデルのVoLTE対応を確認。
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VoLTEは、LTE通信で音声通話する技術です。VoLTE非対応の端末は、端末がLTEに対応していても音声通話時には3Gに自動で切り替わります。それに対してdocomo版Nexus5XなどのVoLTE対応の端末では、LTEのままで音声通話を利用できます。

LTE通信を使って通話できるサービスとして、LINEやSkype、IP電話などが挙げられますが、VoLTEはこれらのサービスとは違います。その違いはVoLTEが3Gの音声通話と同様に通話用に帯域をあらかじめ確保している点です。

上記のサービスは、通話用の帯域が確保されていないインターネット通信網の中で通話する必要があります。そのため、回線が混雑している場合は通話が途中で切れてしまったり通話品質が悪化してしまうこともあります。

VoLTEは音声通話用の帯域が確保されているので、データ通信がどれだけ混雑しても通話には全く影響がないのが強みです。

2015/10/19追記
VoLTEに関しては、キャリアアグリゲーションと同様docomo版のNexus5XだけでなくGoogleストアで販売されるNexus5Xでも使えるという情報もあります。Nexus5Xが届き次第確認し、改めて報告します。


Google CardboardとGoogle Playクーポン 5,000円分プレゼント

docomo版Nexus5Xを購入すると、購入者全員に段ボール製のバーチャルリアリティヘッドセット「Google Cardboard」がもれなくもらえます。
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また、先着で10,000名にGoogle Playクーポン 5,000円分がプレゼントされます。Google Playクーポンは、Google Playの有料アプリやGogle Playブックスの書籍の購入、Google Playムービーの映画やテレビ番組などのレンタルに利用できます。

Google Playクーポンを入手するには、2015年10月22日~2015年12月31日までにNexus5Xを購入し、以下のページから応募サイトにアクセスして必要事項を入力後応募する必要があります。
キャンペーン・イベント情報 : Nexus 5X購入者限定 Google Playクーポン5,000円&Google Cardboardプレゼント! | NTTドコモ
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docomoが取り扱うNexus5Xのストレージ容量は32GBのみ

Googleストアで販売するNexus5Xのストレージ容量は16GBと32GBの2タイプですが、docomo版Nexus5Xのストレージ容量は32GBのみとなります。


docomo版Nexus5Xのカラーはブラック(カーボン)とホワイト(クオーツ)のみ

Googleストアで販売するNexus5Xのカラーはブラック(カーボン)、ホワイト(クオーツ)、ミント(アイス)の3色に対して、docomoが販売するNexus5Xのストレージ容量はブラック(カーボン)とホワイト(クオーツ)のみとなります。
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docomo版Nexus5XはSIMロックあり(docomo系格安SIM MVNOならSIMロック解除の必要なし)

docomo版Nexus5XはSIMロックがかけられているので、他のドコモの端末と同じくSIMロックの解除には購入もしくは前回のSIMロック解除から180日以上経過している必要があります。

また、SIMロック解除時には3,000円の手数料もかかります。なお、docomo系の格安SIM(MVNO)をdocomo版のNexus5Xに挿して使う場合、SIMロックの解除は必要ありません。

SoftbankやY!mobileなど、docomo以外のキャリアのSIMを挿して使いたい場合にのみSIMロックの解除が必要です。


まとめ

まさかdocomoがNexus5Xを取り扱うとは思いませんでした。先日Nexus6でspモードが使えることが分かったのですが、今回のNeuxs5X取り扱いの伏線だったのかもしれませんね。

docomo版Nexus5XはGoogleストア版よりも20,000円弱高いですが、月々サポート適用で実質負担金は安くなります。

また、スマホをよく落としたりなくしたりする可能性が高い人は、Nexus5X向けにNexus Protectがまだ提供されていない日本で破損や紛失時の補償が厚いdocomo版を選ぶのも1つの手かもしれません。

Nexus5Xの詳細はこちらを参照してください。
Nexus5X(ネクサス5X)のスペック、価格、発売日まとめ。

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