このページでは、Pixel/Pixel XLのIP53について、どの程度の防塵・防滴機能なのかを解説しています。
Google Pixel/Pixel XLはIP53の防塵・防滴に対応
Google PixelとPixel XLは、正式発表される前にAndroid PoliceによってIP53の防塵・防滴に対応していると伝えられていました。ですが、発表会ではPixelとPixel XLの防塵・防滴性能については一切触れられず、本当に対応しているのかは分からない状況でした。
そこで、Droid LifeがGoogleに直接確認したところ、PixelとPixel XLはIP53の防塵・防滴機能があるとの回答を得たとのことです。
Nexusシリーズにおいて、Pixelよりも前の機種で防滴・防塵対応なのはNexus6だけなので、今回はかなりのレアケースと言えそうですね。
なお、PixelとPixel XLの製造はHTCが担当しました。HTCは、自社のフラッグシップモデルであるHTC 10においてもIP53の防塵・防滴に対応させています。
IP53の防塵・防滴機能はどの程度のもの?
IP53と聞いても、どの程度の防塵・防滴性能なのかが分かりにくいはずです。そこで、以下にIP53の性能についてまとめておきます。
IP53は、防塵に関しては保護等級5の粉塵が端末内部に侵入するのを防ぎ、若干の粉塵が入っても正常に動作することを意味します。
防塵の最高等級が6なので、その次の等級にあたる5は十分な防塵性能があると思っておいて問題ありません。
防水に関しては、保護等級3の鉛直から噴霧上に落下する水では故障しないという程度のものです。
具体的には、雨に濡れるぐらいであれば何とか故障せずに済みます。逆に、上だけでなく横や下からもPixel/Pixel XLが水に触れるような水没状態の場合は保護されません。
水没状態でも保護されるためには等級8「水没に対する保護」である必要があります。
保護等級に関してはこちらに詳しく解説されています。
防水規格 IP表記 | TAKIGEN | タキゲン製造株式会社
まとめ。Pixel/Pixel XLは防塵・防滴対応だが防水には対応していない
PixelとPixel XLは、IP53で防塵と防滴には対応していますが、防水には対応していません。PixelやPixel XLをわざと水につけるような行為は水没の原因となってしまいます。また、入浴時にPixel/Pixel XLを使うのもおすすめしません。
PixelとPixel XLの防塵・防滴性能については、おまけ程度にとらえておいたほうがいいでしょう。
source:Droid Life