このページでは、その結果についてまとめています。
目次
ZenFone3のセルスタンバイ問題とアンテナピクト表示を試したSMSなしのデータ通信SIM
今回の検証で使った、SMS機能がついていないデータ通信SIMは以下のMVNOものを使いました。・mineo
なお、mineo以外にもSMSなしのデータ通信SIMが手元にあるので、随時試して報告します。
ZenFone3はSMSなしのデータ通信SIMでもアンテナピクト(アンテナアイコン)は正常に表示される
まず、ZenFone3にSMS機能がついていないデータ通信SIMでアンテナピクト(アンテナアイコン)が問題なく表示されるか試してみました。その結果がこちらです。
アンテナはしっかり立っていて、通信時は「4G」のアイコンも表示されています。
過去に販売されていたのスマホの中には、SMS機能がないデータ通信SIMを挿すとアンテナが立たないという「アンテナピクト問題」がよく見られましたが、ZenFone3に関してはアンテナピクト問題は全く気にする必要がなさそうです。
ZenFone3はSMSなしのデータ通信SIMではセルスタンバイ問題が起きる
次に、ZenFone3にSMS機能がないデータ通信SIMを挿すことで、セルスタンバイ問題が起きるかも確認しました。セルスタンバイ問題は、実際は電波を掴んでいるにも関わらず圏外と判定される症状です。
ZenFone3でセルスタンバイ問題を確認してみたところ、セルスタンバイ問題は起きており圏外時間がほぼ100%となっていました。
セルスタンバイ問題と同時に起きるバッテリー異常消費は起きない
セルスタンバイ問題でやっかいなのが、バッテリーの異常消費です。セルスタンバイ問題が起きている端末は、実際は電波を掴んでいるにも関わらず圏外にあると判断され、その端末の位置情報を基地局に何度も登録しなおそうとします。そして、基地局に登録しようとする時は何もしていない時よりもバッテリーの消費量が増えます。
結果、セルスタンバイ問題が起きていると普通よりもバッテリーの消費が激しくなる場合があります。
ただし、最近発売されている端末でセルスタンバイ問題が原因のバッテリー異常消費があるという情報はあまり見かけないのも事実です。
ZenFone3にもmineoのSMSなしデータ通信SIMを挿してそのまま数時間放置していました。その結果がこちらです。
ZenFone3は、セルスタンバイ問題は起きているもののバッテリーはかなり持っています。異常消費ももちろんありません。
まとめ。ZenFone3はSMSなしのデータ通信SIMでも不自由なく利用できる
今回の検証結果を見る限りでは、ZenFone3はSMS機能がついていないデータ通信専用SIMでも圏外として判定はされるものの、バッテリーの減りが速くなるといったことはありません。私は現在もSMSなしのデータ通信SIMでZenFone3を使っていますが、体感でもバッテリーが持たないと感じることはないので、セルスタンバイ問題とバッテリー異常消費については心配する必要はないでしょう。
ただし、今回検証したのがmineoのみのため、今後そのほかの格安SIMもZenFone3に挿して検証してみます。
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