mineoを検討しているものの、au回線とドコモ回線のどちらにするか悩んでいる人は参考にしてみてください。
目次
mineo(マイネオ)公式サイト
mineoの公式サイトはこちらです。mineo
サイトはau回線・docomo回線とも共通です。
mineo(マイネオ) au回線とdocomo回線の違い
まずは、mineoのau回線とdocomo回線の違いをまとめておきます。mineoの特徴はこちらを参照してください。
mineo(マイネオ)ドコモ Dプランの速度と実際に使ってみた感想【2月】
使える端末が違う
auとdocomoの大きな違いは、通信規格です。LTE通信網を使って通話するVoLTEに非対応の端末の場合、音声通話で利用する3G通信の規格がauとdocomoで異なっています。auが利用している規格はCDMA2000で、docomoはW-CDMAです。
docomoが利用しているW-CDMAは広範囲の国や地域で利用されているため、多くのSIMフリースマートフォンやタブレットはW-CDMAに対応しています。対して、auが利用するCDMA2000は利用されている国が少ないため、SIMフリー端末でもCDMA2000には対応していないものがほとんどの状況です。
mineoでau回線とdocomo回線のどちらを選ぶか検討するときにまず確認すべきことは、これからmineoのSIMを挿して使う端末がどちらの通信規格に対応しているかです。auのVoLTE非対応端末に挿して使う予定であれば、mineoのau回線のSIMでなければ通話ができません。逆にdocomoの端末に挿すならdocomo回線のSIMを選ぶ必要があります。
またmineoのau回線を選ぶと、CDMA2000に対応していないSIMフリー端末が少ないのでdocomo回線よりも選べる端末の種類が確実に少なくなる点には注意が必要です。
ちなみにau回線・docomo回線とも利用できるarrows M02を新しく購入してmineoのSIMを挿す予定なら、au回線とdocomo回線どちらを選んでも問題ありません。
なお、mineoは2015年11月19日よりarrows M02を発売します。11月19日~2016年1月20日の間にmineoでarrows M02を購入すると、Amazonギフト券3,000円分がプレゼントされるキャンペーンも実施しています。
mineo(マイネオ)のキャンペーンまとめ
au回線でauのVoLTE対応端末を使うにはVoLTE対応SIMの使用とSIMロックの解除が必要
auは2014年の冬モデルからVoLTE対応端末を発売しましたが、VoLTE対応端末では3G(CDMA2000)による通話ができません。つまり、auのVoLTE対応端末で通話するにはVoLTE対応のSIMが必須となります。mineoはauの回線を利用したSIMを提供しているもののSIM自体が3G(CDMA2000)のみ対応でVoLTEに対応していないため、auの2014年冬以降に発売された3G非対応のVoLTE対応端末では通話機能を利用することができませんでした。
ですが、2015年11月19日にmineoがVoLTE対応のau回線SIMを発売することで、auのVoLTE対応最新機種でも音声通話が可能になる見込みです。mineoのVoLTE SIMが対応するauのVoLTE端末のリストはこちらで随時更新されます。
動作確認端末一覧 | mineo(マイネオ)
mineoのdocomo回線が対応する端末のリストはこちら。
動作確認端末一覧 | mineo(マイネオ)
さらに、mineoのau回線VoLTE対応SIMでauのVoLTE対応端末を使うにはもう1つ必要な条件があります。それは、端末のSIMロックを解除済みであるということです。
docomoの格安SIMの場合、docomoのVoLTE対応端末に格安SIMを挿せば特に何もしなくてもVoLTEが利用できます。対して、auのVoLTE対応SIMとmineoのVoLTE対応SIMはSIMの種類が異なるため、SIMロックを解除していないauのVoLTE対応端末にmineoのVoLTE対応SIMを挿すとSIMロックがかかって通話や通信ができません。
そのため、mineoのVoLTE SIMでauのVoLTE対応端末を使うにはSIMロックの解除が必要です。
また、auのVoLTE対応端末でSIMロック解除できるのは2015年夏モデル以降の端末で、さらにSIMロックの解除には端末の購入から180日間(約6か月間)が経過する必要があります。
端末の発売日ではなく購入日である点には注意しましょう。
なお、SIMロック解除は窓口で実施すると手数料が3,000円かかります。WEBから実施すれば手数料はかからないので、SIMロック解除は可能な限りWEBから実施することをおすすめします。
WEBのau端末のSIMロック解除手続きはこちらから行えます。
SIMロック解除の可否判定ページにログインする | auお客さまサポート
上記のとおり、mineoのau回線SIMではauの端末をそのまま流用して使う際に様々な制限があるので注意しましょう。
料金プランの月額料金が異なる
mineoのau回線とdocomo回線の違いは通信方式だけではありません。両者には、料金プランの月額料金にも違いがあります。料金プランについては後ほど比較します。
SMSの月額料金が異なる
mineoのau回線とdocomo回線は、データ通信SIMのSMSの月額利用料金も違います。au回線は月額料金の中にSMS機能の料金も含まれているのに対し、docomo回線はSMS料金は別となっています。SMSの月額料金についても、料金プランの比較で触れます。
au回線はiPhoneが使えない場合あり。テザリングも不可
mineoのSIMを、Android端末ではなくiPhoneやiPadに挿して使う予定の人もいるかもしれません。iPhone・iPadの対応状況も、mineoのau回線とdocomo回線では異なっています。
docomo回線は、iPhoneで通信もテザリングも可能です。
逆に、docomoが販売しているAndroidスマホに格安SIMを挿してもテザリングができない点は注意が必要です。
対してau回線では、iOS8~iOS9.1のiPhone 5sとiPhone 5cでは通信できません。なお、iOS8以降にアップデートしてしまうと元に戻せないため、もし手元のiPhone5sまた5cがiOS8未満であればアップデートしないように注意しましょう。
また、mineoのau回線のSIMを挿したiPhoneやiPadでは、5sや5cだけでなく6、6sでもテザリングを利用することができません。
SIMフリーのiPhoneであればmineoのdocomo回線を選べば問題ありませんが、au版iPhoneの場合はテザリングをあきらめるかどうしてもテザリングが必要ならiPhone以外のCDMA2000対応端末やVoLTE対応端末を利用する必要があります。
受信・送信の最大速度が違う
mineoのau回線とdocomo回線では、通信時の受信・送信の最大速度が違います。au回線はau 4G LTE相当の受信最大225Mbps、送信最大25Mbpsです。
対して、docomo回線はXi相当の受信最大225Mbps、送信最大50Mbpsとなっています。
これだけ見るとau回線の方が速度が出ないと思ってしまいますが、上記の最大速度はあくまでも理論値であり実際に出る速度はもっと遅いのでほぼ意味はないと思っておいて大丈夫です。
mineoのau回線とdocomo回線の実効速度結果は後ほど紹介します。
mineoのau回線とdocomo回線の主な違いは以上です。
mineo(マイネオ) au回線とdocomo回線をプランと月額料金で比較
次に、mineoのau回線・docomo回線のプランと月額料金を比較します。データ通信SIM
mineoのau回線とdocomo回線のデータ通信SIMの月額料金は以下の通りです。mineo (au) | mineo (docomo) | |
---|---|---|
500MB | 700円 | 700円 |
1GB | 800円 | 800円 |
3GB | 900円 | 900円 |
6GB | 1,580円 | 1,580円 |
10GB | 2,520円 | 2,520円 |
20GB | 3,980円 | 3,980円 |
30GB | 5,900円 | 5,900円 |
SMS | 無料 | 有料 (120円/月) |
SMSなしの料金はどちらも全く同じですが、SMS付きのデータ通信SIMでは違ってきます。mineoのau回線はSMSの月額料金がかからないのに対し、docomo回線は有料でデータ通信SIMの月額料金に120円追加されます。
データ通信SIMにSMSをつけないと、セルスタンバイ問題というバッテリーが異常に消費してしまう症状が起きる可能性もあるためSMS機能はつけておいた方がいいです。そうなると、月額料金はau回線の方が安くなります。
音声通話SIM
次に音声通話SIMの月額料金です。mineo (au) | mineo (docomo) | |
---|---|---|
500MB | 1,310円 | 1,400円 |
1GB | 1,410円 | 1,500円 |
3GB | 1,510円 | 1,600円 |
6GB | 2,190円 | 2,280円 |
10GB | 3,130円 | 3,220円 |
20GB | 4,590円 | 4,680円 |
30GB | 6,510円 | 6,600円 |
音声通話SIMに関しては、au回線がデータ通信SIMの料金に+610円でdocomo回線が+700円となっているため、すべてのプランでau回線がdocomo回線よりも安いです。
月額料金の安さで選ぶなら、au回線で決まりですね。
mineo(マイネオ) au回線とdocomo回線の通信速度比較
最後に、mineoのau回線とdocomo回線を通信速度で比較します。速度の測定方法は、スピードテストによる速度と実際にアプリで通信して表示されるまでの速度(体感速度)を計測しています。
測定に使うスピードテストアプリは、格安SIMの速度比較でいつも使っているSpeedSpotのアプリです。
Speedcheck - スピードテスト - Google Play のアプリ
当サイトで実施している速度比較のページはこちらです。
格安SIM MVNO 格安スマホの通信速度比較。速いのは?-体感速度動画あり-【2018年9月3日実測】
測定時間帯は、8時、12時、20時、22時で、スピードテストでは各時間帯で3回ずつ計測してその平均値を出しています。表やグラフの数値は、下り(ダウンロード)の速度のみ掲載していています。
体感速度は、ブラウザ、Youtubeアプリ、Google Fitの3アプリで表示速度などを目視で確認しています。
スピードテストの結果は数値として表れるのでスクリーンショットを掲載し、体感速度は数値では見えないためその様子を動画撮影してアップしています。
2017年12月26日のmineo DプランとAプラン速度測定結果
2017年12月26日のmineo DプランとAプランを含む格安SIMの速度測定結果です。主要格安SIMの下り速度ランキングはこちら。
8時
[table “1830” not found /]12時
[table “1831” not found /]20時
[table “1832” not found /]22時
[table “1833” not found /]mineo DプランとAプランの体感速度はこちらで確認できます。
12月26日時点のmineo DプランとAプランは、前回に比べるAプランが速度回復していて体感速度も良好です。
逆に、Dプランはこれまでに比べると若干速度が落ちています。
ただ、Dプランは1月9日に大規模な回線増強が実施される点と長期間にわたり安定した速度を維持してきた点から、現状は引き続きAプランよりもDプランをおすすめします。
au回線の格安SIMが希望の場合は、auのサブブランドである長期的に見ても安定した速度が出ているUQモバイルがおすすめです。
公式サイト
mineo
2017年10月2日のmineo DプランとAプラン速度測定結果
2017年10月2日のmineo DプランとAプランを含む格安SIMの速度測定結果です。主要格安SIMの下り速度ランキングはこちら。
8時
[table “1767” not found /]12時
[table “1768” not found /]20時
[table “1769” not found /]22時
[table “1770” not found /]mineo DプランとAプランの体感速度はこちらで確認できます。
10月2日時点のmineo DプランとAプランは、Dプランは12時台以外はスムーズに通信できているのに対しAプランはDプランに比べて体感で遅く感じることがある状況です。
現状は、引き続きAプランよりもDプランをおすすめします。
2017年3月6日のmineo DプランとAプラン速度測定結果
2017年3月6日のmineo DプランとAプランを含む格安SIMの速度測定結果です。主要格安SIMの下り速度ランキングはこちら。
8時
[table “1469” not found /]12時
[table “1470” not found /]20時
[table “1471” not found /]22時
[table “1472” not found /]mineo DプランとAプランの体感速度はこちらで確認できます。
3月6日時点のmineoは、スピードテスト結果ではDプランは日中の速度が回復し夜間は落ちています。
Aプランは、全体的に速度が落ちている状況です。
体感では、Dプランは12時台も前回に比べて改善しているのに対し、Aプランはウェブサイトの画像表示やアプリのダウンロードに時間がかかっています。
Dプラン・Aプランどちらでも使える端末なら、現状はAプランよりもDプランをおすすめします。
2017年2月6日のmineo DプランとAプラン速度測定結果
2017年2月6日のmineo DプランとAプランを含む格安SIMの速度測定結果です。主要格安SIMの下り速度ランキングはこちら。
8時
[table “1432” not found /]12時
[table “1433” not found /]20時
[table “1434” not found /]22時
[table “1435” not found /]mineo DプランとAプランの体感速度はこちらで確認できます。
2月6日時点では、AプランよりもDプランの方が速度が出ています。
また体感速度についてもDプランの方が速く感じることが多く、これは以前から同じ状況です。
mineoのau回線とdocomo回線の違いと比較は以上です。最後に、mineoのau回線、docomo回線がおすすめな人をそれぞれまとめておきます。
mineo au回線はこんな人におすすめ
mineoのau回線がおすすめなのは以下のような人です。・現在、2015年夏モデル以降のauスマホを利用している。もしくは、VoLTE非対応のauスマホを利用している、所有している。
・iPhoneよりもAndroid派。
・月額料金を少しでも安くしたい。
mineo docomo回線はこんな人におすすめ
次に、mineoのdocomo回線がおすすめなのは以下のような人です。・現在docomoのスマホを使っている。
・AndroidよりもiPhone派。
・料金の安さよりも通信速度の速さを重視する。
mineoのauプランはauのAndroid端末を持っている人におすすめです。auのiPhoneはテザリング不可など制限がキツイので使い勝手は悪いですね。
逆に、mineoのdocomoプランはdocomoが販売しているAndroid端末ではテザリングができないものの、iPhoneでテザリングまでできるのが強みです。
あとは、料金の安さと通信速度(体感速度)の速さのどちらを重視するかで選ぶべき回線が決まるといったところです。
mineo au回線とdocomo回線の比較と速度実測は以上です。参考にしてみてください。
公式サイト
mineo
mineoのメリット・デメリット・レビュー
mineo(マイネオ)ドコモ Dプランの速度と実際に使ってみた感想【2月】