また、ZenFone Liveの価格などもまとめているので、ZenFone Liveの購入を検討している場合は参考にしてみてください。
目次
ZenFone Live(ZB501KL)のスペック
ZenFone Liveのスペックは以下の通りです。ZenFone Live | |
---|---|
OS | Android 6.0.1 |
CPU | Snapdragon 400 4コア |
ディスプレイ | 5インチ 1280×720 HD |
RAM | 2GB |
ストレージ | 16GB |
microSD | 対応 |
背面カメラ | 1300万画素 |
前面カメラ | 500万画素 |
バッテリー | 2650mAh |
対応周波数 (バンド) | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz) 3(1800MHz) 8(900MHz) 18(800MHz) 19(800MHz) 26(850MHz) 28(700MHz) LTE(TD-LTE) 41 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 6(800MHz) 8(900MHz) 18(800MHz) 19(800MHz) GSM 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz |
ドコモプラチナバンド (Band19) | ○ |
FOMAプラスエリア (Band6/19) | ○ |
ソフトバンクプラチナバンド (Band8/28) | ○ |
auプラチナバンド (Band18/26) | ○ |
au 3G (CDMA2000) | × |
SIMサイズ | SIM1:nanoSIM SIM2:nanoSIM ※microSDスロットも兼ねる |
3G+4Gの デュアルスタンバイ | × |
技適 | ○ |
サイズ | 高さ:141.1 幅:71.7 厚さ:7.9mm |
重さ | 約120グラム |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n |
Bluetooth | 4.0 |
NFC | × |
GPS | GLONASS |
加速度センサ | ○ |
ジャイロスコープ | × |
近接センサ | ○ |
環境光センサ | ○ |
指紋認証センサ | × |
コンパス | ○ |
センサー | - |
ポート | microUSB |
カラー | ネイビー ブラック ローズピンク シャンパンゴールド |
価格 | 19,800円 |
公式サイト | ZenFone Live (ZB501KL) | スマートフォン | ASUS 日本 |
ZenFone Liveの対応周波数(バンド)について
まずは、ZenFone Liveの日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。ドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドに対応
ZenFone Liveは、ドコモが利用している多くのバンドに対応しています。特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に完全対応しているのがポイントです。
またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)に対応しています。
ZenFone Liveは、ドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合でも、ドコモのスマホと変わらないエリアで通話・通信とも可能です。
ソフトバンク(ワイモバイル)でも広いエリアで使える
ZenFone Liveは、ソフトバンクやワイモバイルのSIMとも相性は良いです。3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているBand1とBand8に対応しています。
LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8とBand28に対応しているので、広いエリアで通信が可能です。
ZenFone Liveはソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。
auはCDMA2000非対応で3G通話は不可だがVoLTE<Eプラチナバンド対応
ZenFone LiveとauのSIMの組み合わせでは一部注意点があります。auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていますが、ZenFone LiveはCDMA2000には対応していません。
そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合通話は一切できない点には注意が必要です。
auの4G LTEエリアに関しては、ZenFone LiveはauのLTEプラチナバンドであるBand18とBand26にも対応しているため広いエリアでLTE通信が可能です。
また、ZenFone LiveはauのVoLTESIMにも対応していますが、au VoLTE SIMは3Gではなく4Gの回線で通話をするので、端末がCDMA2000に対応している必要はありません。
ZenFone Liveは4Gに関してはauの広いエリアをカバーしているので、ZenFone LiveとauのVoLTE SIMの組み合わせならauで購入できるVoLTEスマホとほぼ変わらないエリアで通話・通信とも可能となっています。
ZenFone Liveの特徴・メリット
ZenFone Liveの特徴やメリットについてまとめます。SoC(CPU)にはロースペックなSnapdragon 400を搭載
スマホの動作のスムーズさに大きな影響を与えるSoC(CPU)については、ZenFone LiveはSnapdragon 400を搭載しています。Snapdragon 400は3年以上前に登場したSoCで、ZenFone 2 Laserなどに搭載されています。
SoCの性能を客観的に把握できるAnTuTuベンチマークのスコアについても、24000点から25000点台と最近日本国内で発売されるSIMフリースマホの中ではかなりスペックは低い方なので、ZenFone Liveに動作のスムーズさなどは求めないほうがいいです。
RAMは2GBと少なめ
ZenFone Liveは、RAMの容量も2GBと少なめです。同時に起動するアプリがほとんどないなら2GBでもなんとか使えると思いますが、アプリを同時に起動して切り替えながら使う場合は2GBではRAMが足りなくなり、動作がもっさりしてくることもあるはずです。
インストールするアプリが少なく、電話やメール、LINEなど必要最低限のアプリしか使わないような人でないとZenFone Liveの常用は厳しいと思います。
ROM(ストレージ)も少なめの16GB
ZenFone LiveはRAMだけでなくROMの容量も小さめの16GBです。ZenFone LiveでROMの容量を多く消費する写真や動画を撮影して内部ストレージに保存するつもりの場合は、すぐに空き容量が少なくなると思っておいたほうがいいです。
また、ファイルサイズの大きいアプリなどをたくさんインストールする場合も注意しましょう。
ちなみに、ZenFone LiveはmicroSDカードに対応しているので、写真・動画を容量を気にせず撮影したいならmicroSDカードを活用すればOKです。
もしくは、写真と動画を無料で無制限にアップロードできるGoogleフォトもおすすめです。
バッテリー容量は2650mAhと小型スマホにしては大きめ
ZenFone Liveのディスプレイサイズは5インチと最近のSIMフリースマホの中では小さめですが、バッテリー容量は大きめの2650mAhを搭載しています。5.2インチのZenFone 3が2650mAhでバッテリーの持ちは良いので、SoCは違うもののZenFone Liveもバッテリーの持ちは良い可能性が高いです。
前面カメラにはライブ配信時にリアルタイムで美顔処理を行う美人エフェクトLive機能を搭載
ZenFone Liveの最大の特徴は、リアルタイムに前面カメラで肌の色味などを調整しながらストリーミング配信できる「美人エフェクトLive」です。このように、実際よりもより白っぽくすることで美肌効果も得られます。
また、ZenFone Liveには周囲の雑音を減らして音声を的確に拾う2つの高感度MEMSマイクを内蔵しています。さらにマイクが2つあることにより、臨場感溢れるステレオ音声を取り込むことができます。
ZenFone Liveの前面にはソフトライトLEDフラッシュも搭載されているので、いつでも綺麗で自然な肌の色みで自撮りができるとのこと。
前面カメラは自撮りをする際に美人エフェクトを使用することで、そのエフェクトの効果を確認しながら自分好みの写真に仕上げることができるのもメリットです。
このように、ZenFone Liveは前面カメラに様々な機能や特徴があるSIMフリースマホです。
5インチのコンパクトディスプレイと120グラムの軽さで片手持ちが楽
先ほども触れた通り、ZenFone Liveはディスプレイサイズが5インチと小さいので片手で持ちやすいのも特徴です。また、小さいだけでなく重さも120gとかなり軽いのもメリットです。
自撮りは片手でポーズを取りながらもう片方の手でスマホやスマホ取り付けた自撮り棒を持って撮影することも多いと思いますが、このサイズ感と軽さなら女性が片手でも余裕で自撮りできますね。
簡単モードとキッズモードで初心者や子どもでも安心して使える
ZenFone Liveには、簡単モードとキッズモードも搭載されています。簡単モードは初めてスマホを使う人でも迷わずに使えるモードです。
キッズモードは使えるアプリやスマホを使える時間を制限できるため、子ども用のスマホとしてもZenFone Liveはおすすめです。
ZenFone Liveの注意点・デメリット
ZenFone Liveの注意点・デメリットについてまとめます。スペックは低い
SoCとRAM、ROMの部分でも触れましたが、ZenFone Liveの基本スペックは最近発売されたSIMフリースマホの中ではかなり低い方です。ウェブサイトの閲覧やYouTubeの視聴、LINEやメールなどのメッセージのやりとり、TwitterやFacebookなどSNSアプリの利用程度なら特にストレスなく使えますが、ゲームなどSoCに負荷のかかりやすいアプリを使うと動作が遅く感じることもあるかもしれません。
RAMとROMの容量も少ないので、ZenFone Liveはあまりアプリをたくさんインストールせず使うアプリ自体も少ない、ゲームもしないといった軽めの使い方の人に最適です。
デュアルSIMだがデュアルスタンバイ(DSDS)ではない
ZenFone Liveには2枚のSIMを挿すことができます。SIMの2枚挿しと聞くとDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)を思い浮かべる人も多いと思いますが、ZenFone LiveはDSDSに非対応でSIMを2枚挿しても1枚しか使うことができません。
DSDS対応のスマホ希望の場合は、こちらにまとめているので参考にしてみてください。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ/同時待ち受け)SIMフリースマホ比較
ジャイロスコープ非搭載。ポケモンGoはARモードで遊べない
ZenFone Liveには、ジャイロスコープ(ジャイロセンサ)が搭載されていません。ジャイロスコープがないことで、一部のゲームアプリなどで機能をフルに利用できない場合があります。
例えば、ポケモンGOをジャイロセンサに対応していないスマホでプレイすると、ARモードをオンにしてもポケモンが表示されないので捕まえることもできません。
ポケモンGOをARモードで遊びたい場合は、ZenFone Live以外のジャイロスコープを搭載したスマホの中から検討しましょう。
指紋認証センサは非搭載
最近のSIMフリースマホは、安くても指紋認証センサを搭載していることが多いです。対して、ZenFone Liveには指紋認証センサはありません。
指紋認証センサは、一度使うと便利で手放せなくなります。今のスマホで指紋認証センサを使っている場合、ZenFone Liveに機種変更することで画面をオンにする手間が面倒に感じる可能性が高い点には注意が必要です。
防水防塵、ワンセグ、おサイフケータイも非対応
ZenFone Liveは、防水防塵やワンセグ、おサイフケータイといった日本ならではの機能にもすべて対応していません。安いZenFone Liveにそこまで求めるのは酷なので、これはあきらめるしかないですね。
なお、防水防塵やワンセグ、おサイフケータイの全てに対応している端末を検討している場合はarrows M03かarrows M04、SH-M03が候補となります。
ワンセグなしで防滴のみ、おサイフケータイ対応で問題なければNuAns NEO Reloadedがおすすめです。
ZenFone Liveの発売日
2017年7月14日ZenFone Liveの価格
19,800円ZenFone Liveの最安値はこちらで比較しています。
ZenFone Liveの最安値は?格安SIM(MVNO)セットとキャンペーンを含めて比較
ZenFone Liveまとめ
ZenFone Liveは小さくて軽く、美人エフェクトLive機能搭載のインカメラが特徴のSIMフリースマホです。ただ、上記の点以外に関しては基本スペックが低く指紋認証センサも非搭載など、同じ時期に発売された他のスマホに比べるとスペックは明らかに劣ります。
価格は19,800円と安いですが、AnTuTuスコアで見ると2倍ほど高く指紋認証センサももちろん搭載のHUAWEI P10 liteが23,800円で購入できるので、ZenFone Liveを購入するメリットがいまいち見出せません。
強いて挙げるなら、なるべく小さくて軽く、そしてできるだけ安いSIMフリースマホが欲しい人や、スマホ初体験の高齢者や子どもにスマホを持たせたい人、SNSなどで手軽に高画質なライブ配信したい人は、ZenFone Liveを検討してみるといいかもしれません。
ZenFone Liveのスペックとメリット・デメリットレビュー、価格のまとめは以上です。