Android 6.0 MarshmallowはUSB Type-Cに正式対応。充電速度とファイル転送速度の向上の他、Android M搭載のデバイスから他のUSB Type-Cのデバイスに給電が可能に-Google I/O 2015-

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GoogleはGoogle I/O 2015において、Android 6.0 MarshmallowがUSB Type-Cに正式対応したことを発表しました。


USB Type-Cの特徴

USB Type-Cの特徴は、形状に上下の区別がないため充電時やUSBケーブル接続時にケーブルの向きを気にする必要がないという点です。
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USB Type-Cについての詳細はmicroUSBほどの大きさで裏表どちらでもリバーシブルに刺すことができるUSB Type-Cの技術仕様書が公開。PCやスマホなど様々なデバイスに採用され薄型化などに期待。を参照してください。

USB Type-Cを搭載したAndroidデバイスはすでに存在し、Nokiaブランドで販売中のNokia N1などです。

Android 6.0 MarshmallowにおけるUSB Type-Cの特徴

Android 6.0 MarshmallowにおけるUSB Type-Cの特徴は以下の通りです。

充電速度とファイル転送速度が向上

Android 6.0 Marshmallow搭載のAndroidデバイスにUSB Type-Cのコネクタを採用することで、充電速度とファイル転送の速度が向上するとのことです。

Nexus6で採用されているQuick Charge 2.0も、100分ほどで3220mAhのバッテリーを満充電できるほど高性能ですが、USB Type-CはQuick Charge 2.0を上回る速度で充電が可能になるのでしょうか。
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Android 6.0 Marshmallow搭載の端末から他のデバイスに給電が可能

USB Type-Cのコネクタが採用されたAndroid 6.0 Marshmallow搭載のAndroidデバイスでは、他のUSB Type-C搭載のデバイスに給電することができるようになりました。

スクリーンショットの「Power Supply」が給電機能にあたります。
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緊急時になどに役立ちそうな機能ですね。


Android 6.0 Marshmallowで正式に対応したUSB Type-Cでは、他のデバイスにも給電できるという機能も盛り込まれたことでよりAndroidを活用することができるようになりました。

また、Android 6.0 Marshmallowにおける超省電力機能である「Doze」モードによる使用中のバッテリー消費軽減だけでなくUSB Type-Cを採用することで充電速度も向上させることで、バッテリー残量にそこまで神経質にならなくてもよくなることが期待できます。

2015/8/18追記
Android Mのコードネームは「Marshmallow(マシュマロ)」に決定し、OSバージョンはAndroid 6.0としてリリースされます。Android 6.0 Marshmallowの新機能など詳細はAndroid 6.0 Marshmallowの新機能・変更点・追加機能・使い方まとめ。をご覧ください。

source:ars technica

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