Moto360のアンビエントモード
Moto360のアンビエントモードは、Samsung Gear LiveやLG G WatchなどのAndroid Wearスマートウォッチの標準的なアンビエントモードの挙動とは違います。Android Wearのアンビエントモードは、しばらくするとモノクロのシンプルな時計に切り替わりそのままずっと表示されるという2段階です。
Moto360のアンビエントモードは、しばらくするとモノクロになり、さらに時間が経つかある一定以上顔と反対側にディスプレイを傾けると真っ暗になるという3段階です。
Moto360のバッテリーの持ちを少しでも良くするために、アンビエントモードを独自にカスタムしていると思われます。
詳しくはMoto360のアンビエントモードはGear LiveやG Watchの2段階ではなく3段階で変化。を参照してください。
Moto360のアンビエントモードオン時のバッテリーのもち
Moto360のアンビエントモードオン時のバッテリーの持ちを検証するにあたり、まずはウォッチフェイスの確認です。私はSpeed Watch Faceを使っています。
Speeds Watch Face - Google Play の Android アプリ
Moto360の円形ディスプレイにマッチしていて時間も見やすく、デザインも良いので気に入っています。
また、普通のウォッチフェイスはアンビエントモード時にモノクロになりますが、Speed Watch Faceは秒針の色を赤のままにすることもできるのが特徴です。
この日のMoto360の状況は、LINEが14通に着信が2件、通知が1時間に1~2回ほどでした。
Moto360を午前9時に100%で装着して、夜11時30分で残り31%です。14時間30分で59%の減り、1時間あたり約4.1%のバッテリー消費となりました。このままの状態ならMoto360でもアンビエントモードでバッテリーが1日もつ計算になります。
上記の結果で十分満足ですが、さらにMoto360のバッテリーのもちを良くしてみます。
Speed Watch Faceはウォッチフェイスの設定のカスタムもできます。Speed Watch FaceアプリをMoto360とペアリングしているAndrodiデバイスから起動して「Minimal dimmed mode」にチェックを入れると、アンビエントモード時に更にシンプルなウォッチフェイスになります。
Minimal dimmed modeをオンにしてバッテリーのもちが改善されるかは設定ページで言及されていないので分かりませんが、少なくとも私はよりバッテリーがもつようになった気がします。
「Descrete Seconds」にチェックを入れると、秒針を1秒単位で動かすことができるようになります。チェックを外すと秒針は止まることなくスムースに秒を刻みますが、その分バッテリーは消費するとのこと。
なので、私はをDescrete Secondsにチェックを入れてオンにしました。
結果は、午前9時に100%でスタートして午前0時(15時間後)でMoto360のバッテリー残量は35%、1時間あたり3.7%の計算でSpeed Watch Faceの設定変更前よりバッテリーがもつようになりました。
先日のKGW42Rへのアップデートを経て、Moto360のバッテリーのもちは確実に良くなっていて、アンビエントモードオンでも1日もつことが分かりました。
Speed Watch FaceでアンビエントモードオフでMoto360のバッテリーのもちを検証した時はDescrete Secondsにチェックを入れていませんでしたが、省電力設定にしておけばもっとバッテリーはもったと思います。
ただ一度Moto360でアンビエントモードをオンにすると、時間を確認するためにディスプレイを顔の方に向けたりダブルタップをいちいちしなくても、少し顔の方にMoto360を顔の方に傾けるだけでモノクロで時間が確認できてとても便利なので常にオンにしておきたくなります。
Moto360のバッテリーのもちを徹底的に追求するならアンビエントモードオフが良いと思いますが、私はMoto360のバッテリーが1日もってくれれば十分なのでオンで利用しようと思います。
また、同じウォッチフェイスでも設定によってバッテリーのもちが変わるので、違うウォッチフェイスならバッテリーのもちは更に変わってくると思います。
現在使っているウォッチフェイスでバッテリーのもちが悪いと感じている人は、一度別のウォッチフェイスに変更することで改善するかもしれないので試してみることをおすすめします。