LINEモバイルの補償「端末保証オプション」の特徴とメリット・デメリットまとめ

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このページでは、2017年1月18日から開始したLINEモバイルの補償サービス「端末保証オプション」の特徴と、メリット・デメリットをまとめています。

目次


LINEモバイル「端末保証オプション」の月額料金と保証内容

まず、LINEモバイルの端末保証オプションにはLINEモバイルで購入した端末向けの「端末保証」と持ち込みの端末向けの「持込端末保証」の2種類あります。

この2つの補償は、月額料金だけでなく補償利用時の利用料金、補償内容も異なります。比較は以下の通り。
 端末保証
(LINEモバイルで購入した端末)
持込端末保証
(LINEモバイル以外で購入した持込端末)
月額料金450円500円
補償対象端末LINEモバイルで購入した端末のみLINEモバイル以外で購入した持ち込み端末
補償利用時にかかる料金1回目:5,000円
2回目:8,000円
1回目:4,000円
2回目:8,000円
補償期間3年間持込端末保証を解約するまで
補償される範囲故障・水濡れ・破損故障・水濡れ・破損
補償内容端末交換修理または端末交換
※iOS端末は修理のみ
利用できる回数1年に2回まで1年に2回まで

他社の格安SIMの中には、端末によって月額料金が異なるものもありますが、LINEモバイルの場合はLINEモバイルで購入した端末は450円、持ち込み端末なら500円の一律料金なので分かりやすいですね。


LINEモバイル「端末保証オプション」の特徴と注意点

ここでは、LINEモバイルの端末保証オプションの特徴と注意点についてまとめます。

LINEモバイルで購入した端末用と購入していない持ち込み端末用の補償が別々に用意されている

初めにも触れた通り、LINEモバイルの補償にはLINEモバイルで購入した端末向けの「端末保証」だけでなく、LINEモバイル以外で購入した持ち込みの端末向けの「持込端末保証」もあるのが特徴です。

LINEモバイルが取り扱う端末は現時点ではまだ少ないので、希望の端末がない場合はLINEモバイル以外で購入することになりますが、そのような端末にもLINEモバイルの補償が適用されるのは大きなメリットです。


初月の利用料金は無料

LINEモバイルの端末保証オプションは、初月の利用料金は無料です。

これは「端末保証」と「持込端末保証」の両方に適用されます。つまり、LINEモバイルで購入した端末も持ち込み端末も初月は月額料金はかかりません。


LINEモバイル契約時にしか申し込みできない

端末保証オプションの注意点として、LINEモバイル契約時にしか申し込みできない点が挙げられます。

端末保証・持込端末保証ともLINEモバイルの契約後に申し込むことはできないので、加入を検討している場合は忘れたり漏れがないように注意しましょう。


すでにLINEモバイルを契約している人も2017年2月17日まではマイページから申し込みできる

前述の通り、LINEモバイルの端末保証オプションはLINEモバイルの申し込みと同時でしか契約できませんが、気になるのは端末保証オプションの提供が始まる前の2017年1月17日以前にLINEモバイルのSIMとセットで端末を購入した場合がどうなるのか?という点です。

この点に関してもLINEモバイルは解決策を出してくれていて、端末保証オプションが始まる以前にすでにLINEモバイルのSIM+端末セットを契約している人も、2017年2月17日までならマイページから端末保証オプションに申し込むことができます。


補償されるのは故障、水濡れ、破損のみ。紛失は補償対象外

LINEモバイルの端末保証オプションで補償されるのは、故障と水濡れ、破損となっています。

ドコモなど大手キャリアの補償では、端末を紛失したり盗難にあって手元に端末がない場合も補償対象となりますが、LINEモバイルの端末保証オプションは紛失・盗難は補償対象外です。

あくまでも手元に端末があることが補償の条件となる点には注意しましょう。


端末保証と持込端末保証の両方に共通する特徴と注意点は以上です。

次に、端末保証と持込端末保証それぞれの特徴やメリット・デメリットについてまとめます。


LINEモバイルで購入した端末の補償「端末保証」の特徴とメリット・デメリット


保証開始日は契約成立日から。つまり初月から補償される

LINEモバイルの端末保証は、申し込んで契約が成立した日が保証開始日となります。
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つまり、端末保証は申し込み初月から補償されるということです。

先ほども触れた通り端末保証は初月無料なので、無料で補償が受けられるのはユーザーにとっては大きなメリットといえます。


故障したら交換端末をすぐに送ってもらえる

LINEモバイルで購入した端末が加入できる「端末保証」の特徴でありメリットは、故障したら交換端末をすぐに送ってもらえる点です。

後ほど触れますが、持込端末保証の場合は故障端末を一度LINEモバイルに送って故障かどうかを診断する必要があるなど、手続きがすべて終わるまでに時間がかかります。

対して、端末保証は故障したらLINEモバイルの端末保証センターに電話をするだけで交換端末を送ってくれます。また、18時までに受付が完了すれば、当日中に交換端末が発送されます。そのため、最短なら翌日に到着します。
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具体的な流れは以下の通りです。
1.LINEモバイル 端末保証センターに電話

2.交換端末が届く

3.APN設定など必要な初期設定は済ませてある状態なので、SIMを差し替えるだけで使えるようになる

4.交換端末と一緒に届く返送キットに故障端末を入れて送る

もし故障して端末が使えなくなってしまったとしても、LINEモバイルの端末保証に加入しておけば使えない期間を限りなく短く済ませることができるので、仕事などでスマホが使えないと困る人に特におすすめです。


交換端末は新品かリフレッシュ品。どちらにするか指定することはできない

端末保証を使ってもらえる交換端末には、新品とリフレッシュ品の2種類あります。

リフレッシュ品は、メーカーで部品の交換と修理を行った端末です。具体的には端末の中身(基盤)は中古ですが、修理完了していてテストも済んでいるので安心です。

また、外装は新品なので見た目は新品と全く変わりません。

とはいえ、基盤は修理(整備)されたもので新品ではないからなんとなく気持ち悪いという人もいるかと思います。ですが、端末保証ではLINEモバイルが新品かリフレッシュ品のいずれかを任意で決めるので、ユーザーが新品の交換端末を指定して送ってもらうことはできません。


申し込むだけで保証対象になる

端末保証は、申し込んだ後は特別な手続きや作業も不要で保証が開始されるのもメリットです。

持込端末保証は、申し込み後IMEIを登録しておかないと保証対象にならないといった注意点がありますが、端末保証ならそのような注意点もなく申し込むだけでOKなので手軽で確実です。


保証期間は3年間

端末保証の保証期間は、LINEモバイルの契約成立日から契約成立日を含む月の3年後の同月月末までとなっています。

例えば、2017年1月にLINEモバイルの契約が成立した場合、2020年1月31日までが端末保証の保証期間となります。

3年の間なら1年に2回まで端末保証を利用できますが、逆に言えば3年を超えると端末保証を使って交換端末を安い料金でもらえなくなるため、定価でメーカーに修理を出すか端末を新しく購入するなどして用意する必要がある点には注意が必要です。

なお、保証期間でポイントとなるのは契約成立日です。

LINEモバイルでは、申し込みから数日後に契約が成立します。つまり、申し込み日と契約成立日が異なるということです。

この影響が出るのは月末申し込みの場合で、例えば2017年1月31日にLINEモバイルと端末保証を申し込んだ場合、契約成立日は翌月の2月1日
以降になる可能性が高いです。

そうなった場合、端末保証の開始日は2月となり保証期間も2020年2月29日までとなります。補償期間が短くなるわけではないのでデメリットではありませんが、契約成立日についても理解しておきましょう。


必ず同じカラーの同じ端末になるとは限らない

端末保証で用意される交換端末は、原則は同じ機種で同じカラーとなります。

ですが、在庫不足や生産終了などの理由で別の機種になる場合もあります。また、こちらから機種やカラーを指定することはできません。


故障端末を交換端末受け取りから14日以内に送付しないと40,000円の違約金がかかる

端末保証を利用して交換端末を受け取った場合、故障端末に送付期限が設定されます。

具体的には、端末保証を利用してLINEモバイルからの交換端末を受け取った日から14日以内に送付しないと、違約金として40,000円もの金額が請求されます。

交換端末を受け取ったことで安心してしまい、故障端末を送るのを忘れないように十分注意しましょう。


持ち込み端末の補償「持込端末保証」の特徴とメリット・デメリット


持ち込み端末でも補償が受けられる安心感

日本国内でSIMフリースマホが続々と発売される中、格安SIMとセットで購入できない端末の故障時の補償をどうするか困っている人もいると思います。

最近は、他社の格安SIMでも持ち込み端末に対する補償サービスの提供が行われ始めていますが、まだすべてではありません。

そんな中で、持ち込み端末でも補償を受けられるLINEモバイルの「持込端末保証」に加入すれば、単体で購入したSIMフリースマホが仮に故障しても補償が受けられるという安心感を買うことができます。


保証開始日は契約成立日の翌月から。初月は補償されない

持込端末保証が端末保証と異なる点に保証開始日があります。

端末保証は契約成立日から補償対象になるのに対し、持込端末保証は契約成立日の翌月から補償対象となります。
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つまり、持込端末保証は契約初月に故障した場合は適用されず、修理代金は全額自己負担する必要があります。

持込端末保証を契約した場合は、初月に故障しないよう端末の扱いに十分注意しましょう。


1回目の補償利用料金が4,000円と安い

LINEモバイルで購入した端末向けの「端末保証」は1回目の補償利用時の料金が5,000円なのに対し、持込端末保証の1回目は4,000円と割安なのがメリットです。

できるだけ安く補償を利用したい人にとっても嬉しい料金設定ですね。


保証上限額50,000円を超える分は補償利用料金に加算して請求される

持込端末保証には、保証上限額が50,000円と決まっています。そして、修理代金が50,000円を超える場合は、補償利用料金にその超えた分が加算して請求されます。

例えば、持込端末保証を初めて利用で端末の修理代金が55,000円かかる場合、4,000円+5,000円(55,000円-50,000円)=9,000円請求されます。

端末代金が50,000円を超えると修理代金も50,000円以上かかる可能性もあるので注意しましょう。


持込端末保証の保証期間は解約するまで有効

端末保証の保証期間は3年間と決まっていますが、持込端末保証の保証期間は決まっておらず持込端末保証を解約するまで有効です。

LINEモバイル以外で購入した端末をLINEモバイルのSIMを挿して長期間使う予定なら、持込端末保証に加入しておくと安心です。


補償を利用するためには故障端末を一度LINEモバイルに送って預ける必要がある

「持込端末保証」は、「端末保証」に比べて不便な部分もあります。それが補償利用時の手続きです。

持込端末保証を使って補償手続きをする場合の流れは以下のようになります。
1.LINEモバイル 端末保証センターに電話

2.診断するために故障端末をセンターに送るためのキットが届く

3.キットに故障端末を入れてセンターに送る

4.診断が行われる

5.修理または交換を実施
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前述の通り、端末保証は電話1本で新しい端末を送ってもらえるのに対し、持込端末保証はキットに端末入れて送る手間がかかるのと、診断後に修理か交換が決まるなど手続きが完了して手元に使える端末が戻ってくるまでの時間が長くかかるのがデメリットです。


端末を預けている間は端末をレンタルできるから手元に端末がなくなることはない

持込端末保証は利用時に端末を送る必要があるため、その間に端末がなくて電話やインターネットが使えないと困るという人も多いはずです。

これに関してはLINEモバイルもしっかり対策をしてくれていて、希望者には貸出端末のレンタルも行うとのことです。

今使っている端末とは異なる端末が届いた場合は、使い勝手が悪いといった可能性もありますが、全く使えないのに比べれば安心ですし大きなメリットです。


iPhoneは修理のみ。交換されることはない

iPhoneなどiOSを搭載する端末をLINEモバイルで使う際に持込端末保証に加入した場合、仮に故障しても交換されることはありません。

iOS端末は修理のみ受付となっていて、新品やリフレッシュ品のiOS端末が送られてくることはないので注意しましょう。


IMEI番号の登録が必須

持込端末保証を申し込む場合に特に注意が必要なのは、補償を受けたい端末のIMEI番号を登録しておかなければならない点です。

IMEI番号の登録は、持込端末保証に加入後に届くメールまたはマイページから行えます。

IMEI番号を登録していないと、月額料金を支払っていても補償されないので必ず登録しておきましょう。


【補足】IMEI番号の確認方法

IMEI番号は、日頃スマホやタブレットを使ううえでほぼ目に触れる機会のない番号なので、どこに書かれているのか分からない人もいると思います。

そこで、以下にIMEI番号の確認方法を紹介します。ここでは素のAndroid OSを例にしています。端末によってはAndroid OSを独自にカスタムしているため、IMEI番号が記載されている場所が異なることもあるかもしれませんが参考にしてみてください。

Androidの設定の中にある「端末情報」をタップして「端末の状態」をタップします。
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「IMEI情報」をタップすると表示される15桁の番号がIMEI番号です。
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LINEモバイルの「端末保証」と「持込端末保証」の特徴やメリット・デメリットは以上です。


LINEモバイル「端末保証オプション」は必要?得か損か計算してみた

そもそも、LINEモバイルの端末保証オプションが必要か疑問な人もいるかもしれません。

そこで、端末保証オプションの契約中にかかる費用と保証利用時にかかる料金を足した金額を出してみました。
 端末保証持込端末保証
月額料金1回利用2回利用月額料金1回利用2回利用
6ヶ月2,700円7,700円15,700円3,000円7,000円15,000円
12ヶ月5,400円10,400円18,400円6,000円10,000円18,000円
18ヶ月8,100円13,100円21,100円9,000円13,000円21,000円
24ヶ月10,800円15,800円23,800円12,000円16,000円24,000円
30ヶ月13,500円18,500円26,500円15,000円19,000円27,000円
36ヶ月16,200円21,200円29,200円18,000円22,000円30,000円

まずは、LINEモバイルのSIMとセットで購入する端末が加入できる端末保証についてみていきます。月額料金だけで見ても、24か月目以降は合計で1万円を超えてきます。

LINEモバイルのスマホセットの中でも端末代金が安いBlade E01は、3年間払い続けると16,200円と端末保証の月額料金の合計の方が高くなってしまいます。
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また18ヶ月を超えると、端末保証を1回利用したら総額がBlade E01の端末代金以上(18ヶ月で13,100円)になるので、Blade E01の場合は加入せずに故障したら買い替えるか、加入したとしても18ヶ月を目途に解約を検討してもいいかもしれません。

Blade E01以外の端末に関しては、36ヶ月継続して端末保証を契約して1回交換した場合(21,200円)でも端末価格よりは安いので、故障時に同じ価格帯の端末を購入する予定なら端末保証には加入しておいた方が得です。


持込端末保証に関しても、端末保証と同じ考え方で問題ありません。

端末価格自体が安ければ加入を見送るか端末価格を超える時点で解約を検討する、端末価格が高ければ加入し続けるといいでしょう。


なお、上記の評価は補償を1回だけ使うケースの場合です。補償を複数回使う場合は合計費用も高くなりますが、端末保証オプションに加入していなければ故障するたびに端末を買い替える費用が端末保証オプション以上にかかります。

端末をよく壊す人は、端末保証オプションには加入しておくことをおすすめします。


故障端末内のデータ移行やデータ消去は自身で先に済ませておくこと

なお、LINEモバイルの端末保証オプションを利用する場合、故障端末内のデータに関しても注意が必要です。

故障端末に入っているデータで必要な分はバックアップをとっておきましょう。

仮にデータが残った状態で持込端末保証を利用して修理してもらった場合でも、保存されているデータが消去される可能性があります。

また、データ消失についてLINEモバイルでは一切責任を負わないと明言しています。

なお、故障端末を送る際にはデータをすべて消去しておく必要がある点も忘れないように注意しましょう。


LINEモバイル「端末保証オプション」の加入方法

最後に、端末保証オプションの加入方法を解説します。

端末保証

LINEモバイルの公式ページにアクセスします。
LINEモバイル
「申し込み」をクリックします。
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必要書類やカウントフリーについての注意点が記載されているので、よく読んで「上記事項に同意のうえ申し込み」をクリックします。
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「端末+SIMカード」をクリックします。
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希望する端末をクリックして選びます。
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SIMサイズ選択の下に表示される「端末保証(月額450円)」をクリックして選びます。「毎月の料金」の部分に「端末保証(月額450円)」が表示されたら、「次へ進む」をクリックして手続きを完了させます。
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持込端末保証

持込端末保証の申し込み方法も、端末保証とほぼ同じです。

申し込み内容選択で「SIMカードのみ」をクリックします。
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SIMサイズなどを決めた後に表示される「持込端末保証(月額500円)」をクリックして選びます。「毎月の料金」の部分に「持込端末保証(月額500円)」が表示されたら、「次へ進む」をクリックして手続を完了させます。
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LINEモバイル「端末保証オプション」まとめ

LINEモバイルの端末保証オプションは、LINEモバイルで購入した端末だけでなくLINEモバイル以外で購入した持ち込み端末も加入できるのが大きなメリットです。

端末価格がある程度高く、またこれまでの経験から故障する可能性もあり補償に不安があるなら、端末保証オプションは入っておいて損はありません。

ぜひ有効活用しましょう。

LINEモバイルの端末保証オプションの特徴とメリット・デメリットのまとめは以上です。

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