Moto Z2 Playのスペックレビューと価格、日本発売日まとめ。

Moto Z2 Play_FrontBack_NimbusBlue
このページでは、Moto Z2 Playのスペックや特徴をレビューしています。

また、価格などに関しても随時更新していくので、Moto Z2 Playを検討している人は参考にしてみてください。


Moto Z2 Playのスペック

Moto Z2 Playのスペックは以下の通りです。
 Moto Z2 Play
OSAndroid 7.1.1
CPUSnapdragon 626
2.2GHz 8コア
ディスプレイ5.5インチ
1920×1080
フルHD
RAM4GB
ストレージ64GB
microSD最大2TB
背面カメラ1200万画素
f1.7
前面カメラ500万画素
f2.2
バッテリー3000mAh
対応周波数
(バンド)
LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
3(1800MHz)
5(850MHz)
7(2600MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)
20(800MHz)
28(700MHz)

LTE(TD-LTE)
38
40
41

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
5(850MHz)
6(800MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
ドコモプラチナバンド
(Band19)
FOMAプラスエリア
(Band6/19)
ソフトバンクプラチナバンド
(Band8/28)
auプラチナバンド
(Band18/26)
×
au 3G
(CDMA2000)
×
SIMサイズSIM1:nanoSIM
SIM2:nanoSIM
3G+4Gの
デュアルスタンバイ
技適
サイズ高さ:156.2
幅:76.2
厚さ:5.99mm
重さ約145グラム
Wi-Fi802.11 a/b/g/n (2.4GHz/5GHz)
Bluetooth4.2
NFC
GPSA-GPS
GLONASS
加速度センサ
ジャイロスコープ
近接センサ
環境光センサ
指紋認証センサ
コンパス
センサー-
ポートUSB Type-C
カラールナグレー
ファインゴールド
ニンバスブルー
価格53,800円
公式サイトMoto Z2 Play- Android スマートフォン | Motorola JP


Moto Z2 Playの対応周波数(バンド)について

まずは、Moto Z2 Playの日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。

なお、現時点ではMoto Z2 Playの日本モデルは発表・発売されていないため、海外モデルのバンド(米国のMotorola公式サイトに記載されているバンド)に対する対応状況を記載しています。


ドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドに対応

docomo-logo Moto Z2 Playは、ドコモが利用している多くのバンドに対応しています。

特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に完全対応しているのがポイントです。
黄色い部分がFOMAプラスエリア

黄色い部分がFOMAプラスエリア


またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)に対応しています。

Moto Z2 Playは、ドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合でも、ドコモのスマホと変わらないエリアで通話・通信とも可能です。


ソフトバンク(ワイモバイル)でも広いエリアで使える

softbank-platinum-band Moto Z2 Playは、ソフトバンクやワイモバイルのSIMとも相性は良いです。

3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているBand1とBand8に対応しています。

LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8とBand28に対応しているので、広いエリアで通信が可能です。

Moto Z2 Playはソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。


auはCDMA2000非対応で3G通話は不可。VoLTE&LTEプラチナバンドにも対応していない

au-logo Moto Z2 PlayはauのSIMとの相性は良くありません。

auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていますが、Moto Z2 PlayはCDMA2000には対応していません。

そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合通話は一切できない点には注意が必要です。

またauの4G LTEエリアに関しても、Moto Z2 PlayはauのLTEプラチナバンドであるBand18や26にも対応していないため、LTE通信できるエリアもかなり限定されます。

つまり、Moto Z2 Playとauの組み合わせではほぼ使えません。


Moto Z2 Playの特徴・メリット

Moto Z2 Playの特徴やメリットについてまとめます。

側面・背面ともメタル素材

以前のモトローラのスマホは背面の素材がプラスチックで高級感があるとはお世辞にも言えませんでしたが、最近ではMoto G5やMoto G5 Plusのようなメタル素材を採用することも増えてきています。

Moto Z2 Playに関しても、背面・側面ともにメタル素材で安っぽさは全くありません。
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SoC(CPU)はSnapdragon 626。普段使いなら問題なし

Moto Z2 PlayのSoC(CPU)はSnapdragon 626です。
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Snapdragon 626は、パフォーマンスとバッテリーの持ちがよくて評価が高い、初代Moto Z Playにも搭載されているSnapdragon 625に比べてパフォーマンスが10%アップしています。

私自身、Snapdragon 625を搭載した端末としてZenFone 3やHUAWEI nova、NuaAns NEO Reloadedを購入して使っていますが、どれも動作はかなりスムーズでバッテリーの持ちも良いです。

Snapdragon 625よりもさらに高性能なSnapdragon 626を搭載するMoto Z2 Playは、よりスムーズ・快適に操作できるようになっているはずです。

普段使いで動作の遅さでストレスを感じることはほぼないでしょう。


RAM 4GBで必要十分

Moto Z2 Playは、4GB RAMを搭載しています。

これまで様々なスマホ使ってきましたが、RAMは最低でも3GBあれば多くのアプリを同時に起動して切り替えるような使い方でなければRAM不足になることはほとんどありません。

Moto Z2 PlayのRAMは4GBなので、常に空き容量に余裕がある状態でマルチタスクの操作も快適にできます。


ストレージは64GBとそこそこ大きい容量でmicroSDが2TBまで対応

Moto Z2 PlayのROM(ストレージ)容量は大きめの64GBです。

容量を多く消費する動画の撮影やダウンロードなどを大量にしなければ、Moto Z2 Playのストレージは十分余裕があります。

また、写真や動画はGoogleフォトを利用すれば、ファイルサイズの制限はあるもののかなり高画質なままで無制限にバックアップすることができます。

Moto Z2 Playのストレージは常に空けておきたい場合は、Googleフォトの活用をおすすめします。


初代Moto Z Playよりも薄く、軽くなった

Moto Z2 Playは、初代Moto Z Playに比べて薄く、また軽くなりました。
moto-z-play

 Moto Z2 PlayMoto Z Play
高さ156.2 mm156.4 mm
76.2 mm76.4 mm
厚さ5.99 mm6.99 mm
重さ145g165g

特に厚さが1ミリ、重さが20g減ったことで腕への負担も少なく、長時間持ったままの操作にも耐えられるでしょう。


Moto Modsで機能を拡張できる

Moto Z2 Playの最大の特徴の1つは、背面にMoto Modsを装着することでさまざま機能を追加できる点です。
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現在、日本で購入できるMoto Modsは以下の通りです。

Hasselblad True Zoom Camera
光学10倍ズームなどが可能になる
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ビークル・ドック
車のエアコン吹き出し口などにMoto Z2 Playをマグネットで固定
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スタイルキャップ
背面カバー
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Incipio offGrid Power Pack
背面カバーにもなるモバイルバッテリー
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JBL SoundBoost
JBLスピーカー
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Moto Insta-Share Projector
プロジェクター
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また、日本では新たにTurbo Powerパックが7月1日に9,800円で、ワイヤレス充電キャップが7月中旬に4,680円で発売されます。

Moto TurboPowerパック
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WL充電キャップ(MotoMods)
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また、Motorolaは2017年夏の終わり頃にMoto Modsのゲームパッド「moto GAMEPAD」も日本発売予定とのこと。
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WL充電キャップを装着すると、Moto Z2 Playを充電器につなぐ必要がなくなり、市販のワイヤレス充電器に置くだけで充電できるようになります。
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HasselbladのMoto Modsを装着すると、光学10倍ズームまで可能になり、Moto Z2 Playを本格的なカメラとして使うことができます。
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プロジェクタは、最大70インチで映し出すことができます。
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なお、米国では他にもJBL SoundBoost 2も発売される予定です。
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Moto Modsの価格は決して安くはないので気軽に手は出せませんが、スマホにスマホ以外の機能を追加して1台で済ませたいという人には最適ですね。


TurboPower Chargerの急速充電により15分の充電で最大8時間使える

Moto Z2 Playは、TurboPower Chargerの急速充電に対応しています。

これにより、たった15分の充電で最大8時間使えるとのこと。
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あくまでも最大値なので実際に使える時間はもっと少ないはずですが、どちらにしろ充電を忘れていたとしても短時間の充電である程度使えるのは安心です。

なお、Moto Z2 Playは1回のフル充電でバッテリーが最大30時間もつそうです。
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実際に使ってみたらもっと短いはずですが、よっぽどヘビーな使い方をしなければ1日はもちそうです。


指紋認証センサはジェスチャでホーム・戻る・アプリ履歴・画面オフの役割も果たす

Moto Z2 Playは、前面に指紋認証センサを搭載しています。
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スマホの指紋認証センサは背面に搭載されていることが多いですが、背面では端末を机やテーブルの上に置いたままだと一度持ち上げて指紋認証する必要があり手間がかかります。

それに対して、指紋認証センサが前面にあるMoto Z2 Playは置いたままでも即座に指を乗せてロック解除することができて便利です。

また、Moto Z2 Playの認証センサはホームと戻る、アプリ履歴のキーとしても使えます。

これはMoto G5・Moto G5 Plusと同じ機能で、Motoアプリのワンボタンナビをオンにすることで有効化することができます。
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私は実際にMoto G5とG5 Plusでワンボタンナビを使ってみましたが、よく戻るボタンを連打するような使い方でなければ指紋認証センサでソフトキーの操作をするのは便利だと感じます。

逆に、戻るを連打する場合は指紋認証センサをいちいち左にスワイプする必要があって面倒なので、ソフトキーの戻るボタンを連打した方が速いです。


Moto Z2 Playを振るなどして特定の機能を呼び出すMoto Actionsに対応

Moto Z2 Playは、端末を振ったりひねったりするだけで特定の機能を呼び出せるMoto Actionsに対応しています。

現時点でワンボタンナビ以外に使えるのは、「2回振り下ろしてフラッシュライトのオンオフ」「手首を2回ひねってカメラ起動」「上、左、右スワイプして画面を縮小」「着信時に着信音がなった際に電話を持ち上げてバイブレーションに切り替え」「通知音や着信音がなっている状態でディスプレイ側を下に向けると無音化」の5種類です。
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2回振り下ろしてフラッシュライトオンオフは、暗い場所でスマホの操作をする必要なくライトをオンにできるので意外に便利です。

Moto Z2 Playを使う場合は、Moto Actionsを有効活用しましょう。


DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応

初代Moto Z Playは、日本国内でも3Gと4GのDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応していました。

Moto Z2 Playに関しても3Gと4GのDSDSに対応しているので、日本国内でも2枚のSIMで同時待ち受けが可能です。
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DSDS対応のMoto Z2 Playを使うことで、例えば片方はキャリアのかけ放題のSIMを挿し、もう片方に毎月の月額料金が安い格安SIMのデータ通信専用SIM を挿すことで毎月の料金支払いを安く済ませることができます。

また、仕事とプライベートでそれぞれスマホを使っている場合でも、2枚のSIMをMoto Z2 Playに挿すことで1台にまとめることができます。

DSDSのメリットについてはこちらをご覧ください。
デュアルスタンバイ(DSDS)とデュアルアクティブ(DSDA)の違いまとめ


ジャイロセンサ搭載。ポケモンGOもフルで楽しめる

SIMフリースマホの中には、ジャイロセンサに対応していないものもあります。

ジャイロセンサに対応していないと、例えばポケモンGOをARモードで遊ぶことができません。
ジャイロセンサ対応の場合ポケモンGOのARモードにするとポケモンが消えるため遊べない

ジャイロセンサ対応の場合ポケモンGOのARモードにするとポケモンが消えるため遊べない


Moto Z2 Playはジャイロセンサを搭載しているので、ARモードでポケモンをプレイできます。


電子コンパス搭載で歩きながらのナビも問題なし

Moto G4 Plusなど、Motorolaの一部のスマホには電子コンパスが搭載されていません。

電子コンパスが搭載されていないと、このようにどの方向を向いても方角は北向きになっていて自分が今どの方向にいるのかが分かりません。
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対して、Moto Z2 Playは電子コンパスを搭載しているので、今自分が向いている方向を正確に把握することができます。
moto-g4-plus-pokemongo11


ナノ撥水仕様により耐水性能あり

Moto Z2 Playはナノコーティングによる撥水加工が施されています。

防水仕様のスマホのように水にしばらくつけても水濡れしないといった強力な防水性能はありませんが、軽い雨程度に対する耐水性能はあります。


Moto Z2 Playの注意点・デメリット

次に、Moto Z2 Playの注意点やデメリットについてまとめます。


バッテリー容量は大きくはない

Moto Z2 PlayはMoto Z Playよりも薄くて軽くなったのは前述の通りですが、これはバッテリーの容量を減らしたことが大きな要因です。

そのため、Moto Z2 Playのバッテリー容量は3000mAhと、他の5.5インチのスマホに比べると少なめです。

最大で30時間は持つとのことですが、心配な場合はモバイルバッテリーか3490mAhのMoto Mods「Turbo Powerパック」を使う必要があります。
Moto TurboPower Pack


Moto Modsなしでは背面カメラがかなり出っ張っている

Moto Z2 Playで個人的に特に気になるのか背面カメラの出っ張りです。

Moto Z2 Playの背面を見ると、このようにカメラがかなり出っ張っていることがわかります。
moto-z2-play-detail1

これだけカメラが飛び出ていると、Moto Z2 Playを机に置いて操作する際などにガタついて安定しない可能性が高いです。
Moto Z2 Play_Top_FineGold

せっかくディスプレイ側に指紋認証センサが搭載されていて、端末を置いた状態でもロック解除しやすいだけにこの出っ張りは残念です。

なお、Moto Z2 Playの背面にMoto Modsをつければ、カメラの出っ張りはなくなります。


防水ではない

これはメリットの部分でも触れましたが、Moto Z2 Playは撥水性のあるものの防水性能はありません。

お風呂やプールなど、溜まった水にがっつりつけると水濡れするので注意しましょう。


Moto Z2 Playの日本発売日

2017年6月29日


Moto Z2 Playの価格

53,800円


Moto Z2 Playまとめ

Moto Z2 Playは、SoC(CPU)にSnapdragon 625のスペックアップ版であるSnapdragon 626を搭載し、RAMは4GBてROMは64GBとメモリも必要十分です。

また、指紋認証センサは前面にありDSDS対応で2枚のSIMを挿して同時に待ち受けできるなど、最近のSIMフリースマホのトレンドをしっかり取り入れています。

ただ、価格が53,800円とスペックの割には高めで、背面にMoto Modsをつけるとなるとさらに数千円から数万円の出費が必要のため、コストパフォーマンスは高いとは言えません。

Moto Z2 Playは、コストパフォーマンスは重視せず他のスマホにはない拡張性を求める人に最適なSIMフリースマホです。

逆に、コストパフォーマンスを重視するならZenFone 3やHUAWEI nova lite、HUAWEI P10 liteあたりが安い割に動作は速く快適でおすすめです。

Moto Z2 Playのスペックと特徴のレビューは以上です。

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