ZenFone 4 Selfieのスペックと実機レビュー、メリット・デメリットまとめ

このページでは、Zenfone4 Selfieのスペックをまとめて実機をレビューし、メリットとデメリットをまとめています。

ZenFone4 Selfieの購入を検討している場合は参考にしてみてください。


ZenFone4 Selfieのスペック

Zenfone4 Selfieのスペックは以下の通りです。
 ZenFone 4 Selfie
OSAndroid 7.1
ディスプレイ5.5インチ
1280×720
HD
CPUQualcomm Snapdragon 430
1.2GHz×8 8コア
RAM4GB
ストレージ64GB
microSD最大2TB
背面カメラ1600万画素
前面カメラ2000万画素 + 800万画素
バッテリー3000mAh
対応周波数
(バンド)

LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
3(1800MHz)
5(850MHz)
7(2600MHz)
8(900MHz)
18(800MHz)
19(800MHz)
26(850MHz)
28(700MHz)

LTE(TD-LTE)
38(2600MHz)
41(2500MHz)

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
5(850MHz)
6(800MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
ドコモプラチナバンド
(Band19)
FOMAプラスエリア
(Band6/19)
ソフトバンクプラチナバンド
(Band8/28)
auプラチナバンド
(Band18/26)
au 3G
(CDMA2000)
×
※au VoLTEに対応
SIMサイズnanoSIM×2
3G+4Gの
デュアルスタンバイ
技適
サイズ高さ:155.6
幅:75.9
厚さ:7.85mm
重さ144グラム
テザリング
防水×
防塵×
ワンセグ×
おサイフケータイ×
NFC×
位置情報GPS
GLONASS
BeiDou
Wi-FiIEEE802.11 b/g/n (2.4GHz)
Bluetoothv4.2
加速度センサ
ジャイロスコープ
近接センサ
環境光センサ
指紋認証センサ
コンパス
センサー-
ポートmicroUSB
カラーネイビーブラック
ローズピンク
サンライトゴールド
価格26,800円
公式サイトZenFone 4 Selfie (ZD553KL) | スマートフォン | ASUS 日本


ZenFone4 Selfieの対応周波数(バンド)について

まずは、ZenFone4 Selfieの日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。


ドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドに対応

docomo-logo ZenFone4 Selfieは、ドコモが利用している多くのバンドに対応しています。

特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に完全対応しているのがポイントです。
黄色い部分がFOMAプラスエリア

黄色い部分がFOMAプラスエリア


またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)に対応しています。

ZenFone4 Selfieは、ドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合でも、ドコモのスマホと変わらないエリアで通話・通信とも可能です。


ソフトバンク(ワイモバイル)でも広いエリアで使える

softbank-platinum-band ZenFone4 Selfieは、ソフトバンクやワイモバイルのSIMとも相性は良いです。

3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているバンド1とバンド8に対応しています。

LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8とBand28に対応しているので、広いエリアで通信が可能です。

ZenFone4 Selfieはソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。


auはCDMA2000非対応で3G通話は不可だがVoLTE&LTEプラチナバンド対応

au-logo ZenFone4 SelfieとauのSIMの組み合わせでは一部注意点があります。

auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていますが、ZenFone4 SelfieはCDMA2000には対応していません。

そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合通話は一切できない点には注意が必要です。

ですが、ZenFone4 Selfieはauの3Gではなく4Gの回線で通話するVoLTEに対応しているので、CDMA2000に対応していなくてもauやau回線を利用する格安SIMのVoLTE SIMを挿せばZenFone4 Selfieで問題なく通話できます。

auの4G LTEエリアに関しては、ZenFone4 SelfieはauのLTEプラチナバンドであるBand18とBand26にも対応しているため広いエリアでLTE通信が可能です。

ZenFone4 Selfieは4Gに関してはauの広いエリアをカバーしているので、ZenFone4 SelfieとauのVoLTE SIMの組み合わせならauで購入できるVoLTEスマホとほぼ変わらないエリアで通話・通信とも可能となっています。


ZenFone4 Selfieの外観レビュー

ZenFone4 Selfieの外観をレビューしていきます。

前面。縦長ディスプレイではなく、従来のスマホの典型といったデザインです。


前面上部にはカメラが2個搭載されています。


下部には指紋認証センサを搭載。端末をテーブルなどに置いたまますぐにロック解除できます。


背面。アルミ風の素材で安っぽさはありません。


上部中央には1600万画素のカメラを搭載しています。


カメラは少し出っ張っています。


上部にはマイクとイヤホンジャックを搭載。


右側にはボリュームボタンと電源ボタン。


電源ボタンはスピン加工されているので、触った時にボリュームボタンか電源ボタンかをすぐに判断できます。


左側にはSIMトレイ。


下部にはmicroUSBポートとスピーカーを搭載。スピーカーは両方あるように見えますが、実際は右側からのみ音が出るのでモノラルです。



ZenFone4 Selfieの外観は、従来のZenFoneを受け継いだスタンダートなデザインとなっています。


ZenFone4 Selfieの特徴・メリット

ここからは、ZenFone4 Selfieの特徴やメリットについてまとめていきます。


SoC(CPU)には普段使いには問題ないSnapdragon 430を搭載

ZenFone4 Selfieは、SoC(CPU)にSnapdragon 430を採用しています。
Snapdragon
Snapdragon 430は、ASUSのZenFone 3 LaserやSHARPのSH-M05など国内で発売されているSIMフリースマホにもよく搭載されています。

Snapdragon 430のスペックは決して高くはないため、SoCに負荷のかかる3Dゲームなどのアプリを使うと動作やアニメーションがスムーズでなくなることもあるでしょう。

ですが、LINEやメールでのテキストの送受信やブラウザでWebサイト閲覧、YouTubeで動画の視聴、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSアプリの利用程度なら特に動作が遅く感じることなく快適に使えます。

ZenFone4 Selfieは、スマホでゲームなどをがっつりプレイするといったヘビーユーザーよりも、上記のような普段使いがメインの人に適しています。


RAMは十分な4GB

ZenFone4 SelfieのRAMは、4GBと十分大きい容量です。

普段使いならRAMは3GBでも問題ありませんが、空きは多ければ多いほうがたくさんのアプリを同時に起動して切り替えながらでも快適に使えるので、4GBあれば安心ですね。


ROM(ストレージ)も必要十分な64GB

ZenFone4 Selfieは、RAMだけでなくROMも64GBと必要十分な容量となっています。

価格が安めのSIMフリースマホの中には、32GB ROM採用のものも多いですが、ZenFone4 Selfieは価格の割にはRAM・ROMともに充実しています。

ROMが64GBあれば、容量を多く消費する写真や動画を極端に撮影しなければ、容量がすぐにいっぱいになるといったことはないはずです。

なお、ZenFone4 Selfieで写真や動画をROMの容量を気にせずにたくさん撮りたい場合はGoogleフォトがおすすめです。

Googleフォトは写真・動画の解像度が1080p(フルHD)までなら、追加費用など一切なしの無料で無限にバックアップ・保存できるのが最大のメリットです。

また、写真や動画のファイルが多くなってくると目的のファイルを探すのに苦労することがよくありますが、Googleフォトなら撮影日時だけでなく探している写真の人物の顔や撮影した場所などから絞り込むことができるので、目的のファイルを見つけやすいのも個人的には便利に感じています。

まだGoogleフォト使ったことがない場合は、ぜひ一度試してみてください。
Google フォト - Google Play の Android アプリ



薄くて軽い

ZenFone4 Selfieを見てまず感じたのが、薄いということです。

ZenFone4 Selfieは5.5インチのディスプレイを搭載しているのでそこそこ大きいですが、手に持ってみると想像しているよりもかなり軽いです。

ZenFone4 Selfieなら、力のない女性でもそこまで手に疲れを感じずに長時間使えそうです。


DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応

ZenFone4 Selfieは、2枚のSIMを挿して同時待ち受けできるDSDSに対応しています。


DSDS対応のスマホを安く入手したい人に、ZenFone4 Selfieは選択肢となります。


DSDSとmicroSDを同時に利用できる

ZenFone4 Selfieの大きなメリットとして、DSDSのための2枚のSIMとmiroSDカードを同時に使える点が挙げられます。


一般的なDSDS対応スマホは、1枚のSIMスロットがmicroSDカードスロットも兼ねているので、SIM2枚とmicroSDカードを同時に使えません。



対して、ZenFone4 SelfieはSIMスロットとは別にmicroSDスロットも用意されているので、SIMを2枚挿しつつmicroSDを使うことができます。

DSDS用にSIM2枚を挿しつつmicroSDカードも同時に使える


音楽ファイルをmicroSDカードに保存して、DSDSで使いながら音楽も聴きたいような人にZenFone4 Selfieは最適ですね。


ツインアプリでLINEアプリを複製して2つのLINEアカウントを1台で使える

ZenFone4 Selfieでは、ツインアプリ機能を使うことでLINEアプリを複製して2つのLINEアカウントを1台で使うことができるのもメリットです。

設定方法は、「ASUSカスタマイズ設定」から「Twin Apps」を選びます。


ここで「LINE」をオンにすると、LINEアプリが2つになってそれぞれ別のアカウントで使えます。ちなみに、複製できるのはLINEだけでなくFacebookやInstagramも含まれます。


このようにマルチウィンドウで2つのLINEアプリを1つの画面に表示させて同時に使うことも可能です。


LINEのアカウントをプライベートと仕事用で分けている人は、ツインアプリはぜひ活用しましょう。


画面が大きくて片手操作が難しい時は片手モードが便利

ZenFone4 Selfieは軽いものの5.5インチディスプレイ搭載で片手持ちでの操作が難しいという人もいると思います。

そんな時は、片手モードを使うことで片手でも操作が楽になります。

設定はASUSカスタマイズ設定から「ZenMotion」をタップします。


「片手モード」をタップしてクイック起動にチェックを入れます。


ホームボタンを2回押すと、このように画面が小さくなって片手での操作がしやすくなります。


表示位置は左寄りだけでなく右寄りももちろん可能です。


また、表示サイズをさらに小さくしたり・・・


逆に大きくすることもできます。


スマホを片手で操作することが多い人は、片手モードもかなり便利なので使ってみてください。


ZenFone4 Selfieの注意点・デメリット

次に、ZenFone4 Selfieの注意点やデメリットについてまとめます。


指紋認証の速度は速くない。認証時に音や振動がないのも違和感あり

ZenFone4 Selfieの前面下部には指紋認証センサが搭載されていますが、認証速度は速くはありません。

また、一般的なスマホは認証完了時に音やバイブで教えてくれますが、ZenFoneシリーズは音も振動もないのでなんとなくすっきりしない、違和感を個人的に感じます。


Wi-Fiは2.4GHzのみ対応。5GHz帯は使えない

Wi-Fiの周波数は2.4GHzと5GHzが使われていて、5GHzの方が他の電化製品との干渉が少なく速度が出やすいため自宅のWi-Fi環境を5GHz帯にしている人もいると思います。

ですが、ZenFone4 SelfieはWi-Fi 5GHz帯に対応していないので使えません。


防水防塵ではない

一部のSIMフリースマホは防水防磁に対応していますが、ZenFone4 Selfieはどちらも対応していません。

これは価格もふまえれば仕方ないですね。


ワンセグ・フルセグ、おサイフケータイ非搭載

ZenFone4 Selfieは、ワンセグとフルセグ、おサイフケータイも非搭載です。

これも防水防塵と同様で、価格とのバランスで考えればなくて妥当でしょう。


USB Type-CではなくmicroUSB

最近のSIMフリースマホは、安くてもUSBポートにUSB Type-Cを搭載しているものが増えてきています。

対して、ZenFone4 SelfieはUSB Type-Cではなく従来のmicroUSBが採用されています。

充電する際は、USBの形状の向きに注意しましょう。


カメラは価格なりで背面・前面ともにそこまできれいには撮れない

ZenFone4 Selfieは、公式サイトで前面のデュアルカメラの性能がアピールされています。

ですが、私が使ってみた限りでは前面カメラ・背面カメラともに特にきれいな写真が撮れるとは感じませんでした。

基本的に、スマホのカメラは価格が高いほどきれいに撮れるので、2万円台のZenFone4 Selfieに高級機なみのカメラ性能を求めるのは厳しいです。

以下に、ZenFone4 Selfieで撮影した写真を掲載しておきます。クリックすると原寸大の写真が表示されるので、許容できる範囲かどうか判断してみてください。













カメラが出っ張っている

これは外観レビューの部分でも触れましたが、ZenFone4 Selfieはカメラが若干出っ張っています。

そのため、机などにZenFone4 Selfieを置くとこのように浮くのでこのまま操作するとガタつきます。


ただ、この程度のカメラの出っ張りならケースを付けることでフラットになるので、気になる場合はケースを購入しましょう。


ZenFone4 Selfieの価格

26,800円


ZenFone4 Selfieまとめ

ZenFone4 Selfieは、指紋認証の速度が速くはない、Wi-Fi 5GHz帯に非対応、カメラもそこまできれいではないなど価格なりの部分はもちろんあります。

ですが、2万円台でDSDSに対応しmiroSDカードも同時に使えるなど他のDSDS対応スマホにはあまりないメリットがあり、ツインアプリでLINEアカウントを2つ使えるのも便利です。

動作の速さやカメラのきれいさにこだわるならZenFone4 Selfieは適していませんが、DSDS対応でmicroSDカードも同時に使える機種や2つのLINEアカウントを1台で管理できる機種を安く入手したい場合は、ZenFone4 Selfieは選択肢としてありだと思います。

ZenFone 4 Selfieのスペックと実機レビュー、メリットやデメリットのまとめは以上です。

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