通知の非表示(オフ)がクイック設定に追加される
Android 6.0 Marshmallowでは、通知の表示/非表示(オン/オフ)がクイック設定にパネルとして追加されました。なお、Android 6.0 Marshmallowではクイック設定パネルの追加や削除、並び替えが可能です。手順はAndroid 6.0 Marshmallowではクイック設定のパネルの追加・削除と並び替えが自由にカスタム可能な「System UI Tuner」をついに実装。有効化方法と使い方。を参照してください。「重要な通知のみ」「サイレント」に「アラームのみ」が追加
Android 6.0 Marshmallowでは、クイック設定の「通知を非表示」をタップすると「サイレント」「重要な通知のみ」に「アラームのみ」が加わって、合計3つから通知方法を選ぶことができます。Android Lollipopでは「重要」と「なし」の2項目のみで、Android 5.1からは「なし(サイレント)」に「次のアラームまで」が追加されたことで、アラーム以外の通知は一切受け取らない設定も可能になったものの、アラームのみ鳴らすサイレントの設定は若干分かりづらいものでした。
Android 6.0 Marshmallowでは、「アラームのみ」が追加されたことで、サイレントとは別にアラームだけを鳴らす設定が分かりやすくなりました。
「サイレント」の設定方法
「サイレント」は、アラームも含めたすべての通知とバイブレーションがすべてオフになります。サイレントにする時間は、ユーザーがオフにするまでか現在から○時間後のどちらかで設定可能です。「+」「-」で時間を増減します。
「重要な通知のみ」の設定方法
「重要な通知のみ」は、アラームとリマインダー、予定、指定したアプリ、指定した人からの音声着信やSMSの受信以外は通知をオフにします。重要な通知として通知させたい項目は「詳細設定」から設定します。「優先する通知のみを許可」をタップします。
「重要な通知」では、アラームは必ず鳴る設定なのでオフにできなくなっています。リマインダーとイベントはオン/オフを選べます。
通知をオンにするメッセージも選択できます。
「全員」「連絡先のみ」「スター付きの連絡先のみ」「なし」の4つから選べます。これはAndroid Lollipopの仕様から変更はありません。
「通話」も通知をオンにする相手を選べます。
「メッセージ」と同じく、「全員」「連絡先のみ」「スター付きの連絡先のみ」「なし」の4つから選べます。
「メッセージ」と「通話」に関してAndroid Lollipopと違うのは、Android Lollipopでは「メッセージ」と「通話」に適用する設定は共通していて個別に設定できませんでした。Android 6.0 Marshmallowでは「メッセージ」と「通話」それぞれで通知する相手を選べるという点です。
「同一発信者による再発信」は、拒否しておくと同じ人が15分以内に自分に電話を再度かけてきたら通知しないという設定だと思ったのですが、実際に試してみたら普通に着信通知が表示されました。詳細な使い方は不明です。
Android 6.0 Marshmallowで新しく追加された「自動ルール」を見てみます。
「自動ルール」は、重要な通知の設定に例外を追加する設定です。Android 6.0 Marshmallowでデフォルトで入っている自動ルールを見てみます。
「平日の夜」は、日曜日~木曜日までの22時から7時までは「重要な通知」でどのような設定をしていてもアラームしか鳴らさないという例外設定です。
なお、通知に関する設定は「優先する通知のみ」「アラームのみ」「サイレント」の3つから選べます。
週末も同じように設定します。
自動ルールには、予定に関するルールも設定可能です。
自動ルールでは、指定した予定の時間帯は通知させなくすることができます。大事な予定の時に使える機能です。
Android 6.0 Marshmallowでは、アラームだけを鳴らす「アラームのみ」の追加以外にも自動ルールなど通知をより細かくカスタマイズできるように改善されていることが分かりますね。
Android 6.0 Marshmallowの通知に関する設定方法は以上です。
なお、Android 6.0 Marshmallowにの新機能や変更点に関する詳細はAndroid 6.0 Marshmallowの新機能・変更点・使い方まとめ。を参照してください。