目次
- デュアルSIM対応
- クイック設定パネルからWi-Fiや接続するBluetoothデバイスの切り替えが可能に
- インターネット接続できないWi-Fiを記憶してその後は再度自動で接続させない
- Device Protection(端末保護機能)を搭載
- HDボイス対応
- ロック画面上で開いたクイック設定パネルを1スワイプで閉じると同時にロック解除も可能に
- クイック設定パネルに手動で追加した機能をロングタップで削除することができるように
- クイック設定パネルの自動回転オン/オフのアニメーションが変更
- ポップアップ通知(Heads Up)を上にスワイプで画面上からは消しつつ通知領域にはそのまま残しておくことが可能に
- アプリのアップデートなどのイベント履歴やその時のバッテリー残量がグラフ化された「Volta」が追加
- 時計アプリ内のアイコンにアニメーションが追加
- Androidのシステムアイコンがマテリアルデザインに変更
- 共有メニューにおけるAndroid Beamのアイコンがマテリアルデザインに変更
- 音楽を再生中に音楽の音量だけでなくシステム音量の調整も可能に
- 時計アプリ内で簡単にアラームの音量の調整ができるように改善
- サイレントモードでもアラームが鳴るよう設定可能に
- ダウンタイム中に一切の通知を受け取らないよう設定が可能に
- データが暗号化された状態のストレージの読込/書込速度が大幅にアップ
- Android 5.1 Lollipopの不具合
デュアルSIM対応
Android 5.1 Lollipopでは、家族でデバイスをシェアするときや通信コストを抑えるためのデュアルSIMを公式にサポートしました。Android 5.1 Lollipopを搭載したデュアルSIM対応端末では、SIMによって電話アプリのカラーを変更することができるようになっています。
デュアルSIMにおける電話アプリのカラー変更方法など詳細はAndroid 5.1 LollipopではデュアルSIM端末でSIMごとに電話アプリの色を変更することが可能に。を参照してください。
クイック設定パネルからWi-Fiや接続するBluetoothデバイスの切り替えが可能に
Android 5.1 Lollipopでは、クイック設定パネルからWi-FiのSSIDや接続するBluetoothデバイスの切り替えが可能になりました。クイック設定パネル上のWi-FiやBluetoothのトグルに表示されている▼をタップすると・・・
Wi-FiのSSID一覧やBluetooth端末一覧がクイック設定パネルに直接表示されます。
詳しくはAndroid 5.1 Lollipopではクイック設定パネルから直接Wi-FiのSSIDやBluetoothのデバイスを切り替えることが可能。今起動しているアプリを終了する必要がなく便利。を参照してください。
インターネット接続できないWi-Fiを記憶してその後は再度自動で接続させない
Android 5.1 Lollipopでは、インターネットに接続できないWi-Fiアクセスポイントを認識後記憶して、その後同じWi-Fiアクセスポイントのエリア内に入った場合でも自動で接続させないように改善されました。詳しくはAndroid 5.1 Lollipopではインターネット接続できないWi-Fiを認識して記憶し、その後は再度自動で接続させない仕様に変更。を参照してください。
Device Protection(端末保護機能)を搭載
Android 5.1 Lollipopでは、もしAndroidデバイスを紛失したり盗まれた場合誰かがデバイスを初期化したとしても、所有者がGoogleアカウントでログインしない限りはデバイスはロックがかかったままの状態になる端末の保護機能を搭載しています。そこでDevice Protection(端末保護機能)を有効化するための設定方法と、Nexus6を実際に初期化してもDevice Protection(端末保護機能)が機能しているか試してみました。
詳しくはAndroid 5.1 Lollipopの新機能「Device Protection(端末保護機能)」の設定方法と端末を初期化しても機能するか試してみた。を参照してください。
2015/3/16追記
Device Protection(端末保護機能)は、Android 5.1 Lollipopよりも前のOSバージョンのファクトリーイメージを焼くと機能しないことが分かりました。
現時点では、Device Protection(端末保護機能)は完璧ではないということを理解しておく必要があります。
詳しくはAndroid 5.1 Lollipopの新機能「Device Protection(端末保護機能)」はAndroid 5.1よりも前のバージョンのファクトリーイメージを焼くと機能せず、正しいGoogleアカウントを入力する必要なく使えてしまうことが判明。を参照してください。
HDボイス対応
Android 5.1 Lollipopでは、高音質で通話が可能なHDボイスに対応しました。HDボイス対応端末で利用可能です。
ロック画面上で開いたクイック設定パネルを1スワイプで閉じると同時にロック解除も可能に
Android 5.1 Lollipopでは、ロック画面上で開いたクイック設定パネルを1スワイプで閉じると同時にロック解除も可能になりました。Android 5.0 Lollipopでは、ロック画面上で開いたクイック設定パネルは閉じた後にロックを解除する必要がありました。
詳しくはAndroid 5.1 Lollipopではロック画面上で開いたクイック設定パネルを1スワイプで閉じると同時にロック解除もできるように改善。を参照してください。
クイック設定パネルに手動で追加した機能をロングタップで削除することができるように
Android 5.0 Lollipopでは、クイック設定パネルにいくつかの機能を追加することができるようになりましたが、一度追加したクイック設定パネルは削除できないものもありました。Android 5.1 Lollipopでは、クイック設定パネルに手動で追加した機能をロングタップで削除することができるようになりました。
詳しくは、Android 5.1 Lollipopではクイック設定パネルに手動で追加できる機能をロングタップで削除することが可能に。を参照してください。
クイック設定パネルの自動回転オン/オフのアニメーションが変更
Android 5.1 Lollipopでは、クイック設定パネルの自動回転オン/オフのアニメーションが変更されました。アイコンがくるっと回るアニメーションになり、Googleは細かい部分までデザインにこだわっているこが分かりますね。
自動回転オン/オフの新しい挙動の詳細は、Android 5.1 Lollipopではクイック設定パネルの自動回転オン/オフのアニメーションが変更される。を参照してください。
ポップアップ通知(Heads Up)を上にスワイプで画面上からは消しつつ通知領域にはそのまま残しておくことが可能に
Android 5.0 Lollipopでは、ポップアップ通知(Heads Up)をスワイプして消すとその通知自体が消え去ってしまって通知領域にも残らないのが不便でした。Android 5.1 Lollipopではこの点が改善され、ポップアップ通知(Heads Up)を上にスワイプで画面上からは消しつつ通知領域にはそのまま残しておくことが可能になりました。
Android 5.1 LollipopのHeads Upの挙動に関する詳細は、Android 5.1 Lollipopではポップアップ通知(Heads Up)を上にスワイプで画面上からは消しつつ通知領域にはそのまま残しておくことが可能に。を参照してください。
アプリのアップデートなどのイベント履歴やその時のバッテリー残量がグラフ化された「Volta」が追加
Android 5.1 Lollipopでは、アプリのアップデートなどのイベント履歴やその時のバッテリー残量がグラフ化された「Volta」という機能が追加されました。Androidデバイスのバッテリー消費を抑えたいときに参考になりそうです。
詳しくはAndroid 5.1 Lollipopではアプリのアップデートなどのイベント履歴やその時のバッテリー残量がグラフ化された「Volta」という機能が追加。バッテリー消費を抑えたいときに参考になる機能。を参照してください。
時計アプリ内のアイコンにアニメーションが追加
Android 5.1 Lollipopでは、時計アプリ内のアイコンにアニメーションが追加されました。時計の針があるアイコンは、その機能を選ぶと針が一周したりします。
地味な機能追加ですが、ここにもGoogleのデザインや遊び心に対するこだわりを感じますね。
詳しくはAndroid 5.1 Lollipopでは時計アプリ内のアイコンにアニメーションが追加される。を参照してください。
Androidのシステムアイコンがマテリアルデザインに変更
Android 5.1 Lollipopでは、Androidのシステムアイコンがマテリアルデザイン仕様のアイコンに変更されました。詳しくはAndroid 5.1 Lollipopではシステムアイコンがマテリアルデザインのアイコンに変更される。を参照してください。
共有メニューにおけるAndroid Beamのアイコンがマテリアルデザインに変更
Android 5.0 Lollipopから、Android Beamは共有メニューで呼び出してより簡単に利用できるようになりました。その共有メニューに表示されるAndroid Beamのアイコンが、Android 5.1 Lollipopで刷新されました。
Android Beamのアイコンはマテリアルデザイン化されています。
詳しくはAndroid 5.1 Lollipopでは共有メニューにおけるAndroid Beamのアイコンがマテリアルデザイン仕様に変更される。を参照してください。
音楽を再生中に音楽の音量だけでなくシステム音量の調整も可能に
Android 5.0 Lollipopまでは、Google Play Musicなどの音楽アプリを起動しているときにボリュームボタンを押しても、音楽の音量変更しかできませんでした。Android 5.1 Lollipopでは、音楽アプリを起動しているときにボリュームボタンを押したら音楽の音量だけでなくシステム音量も変更できるようになりました。
詳しくはAndroid 5.1 Lollipopでは音楽再生中に音楽の音量だけでなくシステムの音量も変更できるように改善。を参照してください。
時計アプリ内で簡単にアラームの音量の調整ができるように改善
Android 5.1 Lollipopでは、時計アプリ内で簡単にアラームの音量の調整ができるようになりました。音楽再生中のシステム音量調整と同じように、時計アプリ内でボリュームボタンを押すとデフォルトでアラームの音量を調整できるようになっています。
Android 5.0 Lollipopのときとの挙動の違いなど詳細は、Android 5.1 Lollipopでは時計アプリ内でアラームの音量の調整ができるように改善。を参照してください。
サイレントモードでもアラームが鳴るよう設定可能に
Android 5.0 Lollipopでは、サイレントモードにするとアラームも鳴らなくなってしまいました。Android 5.1 Lollipopでは、この点が改善されサイレントモード中でもアラームが鳴るように設定することができるようになりました。
Android 5.1 Lollipopでサイレントモード中でもアラームが鳴るように設定する方法について、詳細はAndroid 5.1 Lollipopではサイレントモードでもアラームを鳴らすことが可能に。設定方法など紹介。を参照してください。
ダウンタイム中に一切の通知を受け取らないよう設定が可能に
Android 5.0 Lollipopから搭載された機能の1つに「ダウンタイム」があります。ダウンタイムは、指定した時間は重要な通知以外の通知は受け取らないという設定で、就寝中などAndroidデバイスの音を鳴らしたくない時などに便利です。
ただ、Android 5.0 Lollipopのダウンタイム設定は、重要な通知は必ず受け取るという設定しかできませんでした。
Android 5.1 Lollipopでは、重要な通知のみ受け取る設定と一切通知を受け取らない設定が選べるようになっています。
ダウンタイム中の通知の受け取りに関する設定方法の詳細は、Android 5.1 Lollipopではダウンタイム時間中は通知を一切受け取らない設定が可能に。を参照してください。
データが暗号化された状態のストレージの読込/書込速度が大幅にアップ
Nexus6やNexus9など、Android 5.0 Lollipopで出荷された端末はデフォルトでデータが暗号化されています。データの暗号化は、特にNexus6でストレージの読込/書込のパフォーマンスを大幅に低下させている原因となっており、データの暗号化を解除するとこのパフォーマンスが一気にアップすることが知られています。詳しくはNexus6でデフォルトで有効になっている「端末の暗号化」の影響でパフォーマンスが大幅に低下しているこが判明。読み込み速度63%、書き込み速度が50%低下。を参照してください。
Android 5.1 Lollipopでは「NEON instructions」という技術を利用することで、データが暗号化されたNexus6でもストレージの読込/書込のパフォーマンスが大幅にアップしていることが分かりました。ベンチマークのスコアなどの詳細はNexus6はAndroid 5.1 Lollipopでデータが暗号化された状態でのストレージの読み込み速度が約2倍、書き込み速度が約9倍アップしたことが判明。を参照してください。
Android 5.1 Lollipopの不具合
Android 5.1 Lollipopの不具合を以下に紹介しておきます。Android 5.0 Lollipopで判明したメモリリークのバグが修正されていない
Android 5.0 Lollipopで判明したバグの1つに、「メモリリーク」があります。メモリリークとは、アプリを終了してもしばらくするとバックグラウンドで再度起動し、徐々にRAMを圧迫していってパフォーマンスの低下を引き起こしてしまうというものです。詳しくはAndroid 5.0 Lollipopで報告されているメモリリーク問題がバグとしてGoogleに公式に認定される。今後のアップデートで改善される予定。を参照してください。
Googleは次期バージョン(Android 5.1 Lollipop)でメモリリークのバグを修正すると思われていましたが、実際には少なくともNexus5では同様の症状が起きています。
Googleはこのバグについて内部的には修正が完了しているとのことなので、次期アップデート時には修正されることを期待したいですね。
詳しくはAndroid 5.0 Lollipopで発覚したメモリリークのバグはAndroid 5.1 Lollipopでも修正されていないことが判明。Googleは既に修正済みでAndroid 5.1.1で解決する予定。を参照してください。
Android 5.1 Lollipopは、Android 5.0 Lollipopのときのような大規模な新機能などの追加はありませんが、細かい部分のユーザビリティ改善が図られていてよりAndroidを便利に使いこなすことができそうです。
現時点で判明しているAndroid 5.1 Lollipopの新機能・追加機能・変更点・使い方は以上です。