DTI SIMのYouTubeとTwitterが無制限「DTI 見放題 SIM」の特徴と注意点まとめ

dti-mihoudailogo
DTI SIMが、2017年5月26日よりYouTubeとTwitterを無制限(カウントフリー)で利用できるプラン「DTI見放題SIM」の提供を開始しました。

このページでは、DTI見放題SIMの特徴と注意点をまとめています。

目次


DTI見放題SIMでカウントフリーの対象になるサービス

DTI見放題SIMは、特定のアプリで発生する通信を高速通信としてカウントせず使い放題の、いわゆるカウントフリー機能のある格安SIMです。

DTI見放題SIMでカウントフリーとなるサービスは以下の通りです。
YouTube公式アプリとChrome・Safariで公式サイトを利用した場合
ページ表示・動画視聴
外部サイトへのアクセス×
Twitter公式アプリとChrome・Safariで公式サイトを利用した場合
タイムライン表示
(画像と動画を含む)
ツイート
ダイレクトメッセージ
※DM通知にともなう通信は容量を消費する
モーメント
ニュース
プロフィールの編集
(画像と動画を含む)
検索
Twitter内のリンクから外部サイトへのアクセス×
Twitterのライブストリーミング動画
(Periscope)
×

上記の料金で、カウントフリー対象のYouTubeとTwitter以外のサービスでひと月に7GBまで通信することができます。


DTI見放題SIMの月額料金

 データ通信SIMデータ通信SIM
+SMS
音声通話SIM
DTI見放題SIM
(SIMカードのみ)
2,430円なしなし
DTI見放題SIM
(Wi-Fiルーターセット)
3,696円なしなし


DTI見放題SIMの特徴・メリット

まずは、DTI見放題SIMの特徴やメリットについて解説します。


数少ないYouTube見放題のプラン

DTI見放題SIMの最大の特徴は、YouTubeの動画が視聴し放題な点です。

YouTubeが見放題のプランを選べる格安SIMは少なく選択肢はあまりないので、なるべく安い月額料金でYouTubeをたくさん見たい人にはメリットの多いプランとなっています。

なお、当サイトではBIGLOBE SIMのエンタメフリーオプションを含む、YouTube見放題の格安SIM 5枚の速度比較を行っているので、気になる人は参考にしてみてください。
格安SIMでYouTubeが無制限(カウントフリー)MVNOの速度比較【動画あり】


Twitterの主な機能も使い放題

DTI見放題SIMで使い放題なのはYouTubeだけではありません。

現時点では、YouTubeに加えてTwitterも使い放題です。使い放題の対象外なのはライブストリーミング(Periscope)ぐらいで、画像や動画を含む投稿やタイムラインの閲覧はすべて高速通信容量を消費しません。

Twitterは基本的にはテキストですが、タイムライン上にある画像や動画を表示・再生したり画像や動画を数多く投稿していると思った以上に高速通信容量を消費してしまい、月末になると使い切ってしまう人もいると思います。

そんな人には、DTI見放題SIMは選択肢となりえますね。


DTI SIMの使い放題サービス「ネットつかい放題」との違いは?

DTI SIMにはYouTubeやTwitterだけでなく、その他のアプリやサービスも使い放題のプラン「ネットつかい放題」があります。

料金もネットつかい放題の方が安いので、機能と料金だけ見るとDTI見放題SIMを選ぶ理由を見つけるのが難しいです。

DTI見放題SIMとネットつかい放題の違いは通信速度です。簡単に言えば、ネットつかい放題の方が遅いです。

DTI見放題SIMは専用の帯域が用意されているので、DTI SIMのネットつかい放題や通常プランが混雑で速度低下しても関係なくYouTubeが360pの画質で快適に視聴できる速度に調整しているとのこと。
dti-mihoudaisim100

DTIの説明が本当なら、DTI見放題SIMは速度が極端に落ちる平日昼間でもYouTubeが止まったりすることはなく視聴できる可能性は高いです。


高速通信容量を使い切って低速に制限されてもカウントフリー対象の通信は引き続き高速で利用できる

カウントフリー機能のある格安SIMで気になるのが、「ひと月に使える高速通信容量を使い切ってもカウントフリー対象のサービスは引き続き高速で通信できるのか」という点です。

カウントフリー対象の格安SIMの中には、高速通信容量を使い切るとカウントフリー対象のサービスも低速に制限されてしまうものもありますが、DTI見放題SIMに関しては引き続き高速で通信できます。

DTI SIMの低速制限状態の最大200kbpsでは、YouTubeの動画再生はもちろんTwitterの動画再生も厳しくなるので、常に高速で通信できるのは大きなメリットです。


SIM単体契約なら最低利用期間や解約金はなし

DTI見放題SIMには、SIM単体とWi-Fiルーターとのセットの2つから選べます。

SIM単体に関しては、最低利用期間や解約金がないので気軽に試してみることができます。


利用開始初月は日割り計算

月の途中で申し込んで利用開始した場合、初月の月額料金が満額請求されるのか気になる人もいると思います。

DTI見放題SIMは初月は日割り計算になるので、月途中から使い始めても特に損することはないので安心です。

ただ、日割りになるのは月額料金だけではなく高速通信容量も同じなので、カウントフリー対象以外のアプリやサービスは使いすぎに注意する必要があります。


DTI見放題SIMの注意点・デメリット

次に、DTI見放題SIMの注意点やデメリットについて解説します。


Wi-Fiルーターとのセット契約は24ヶ月間の最低利用期間と解約金がある

SIM単体では最低利用期間と解約金がないのは前述の通りですが、Wi-Fiルーターとのセット契約では24ヶ月間という長期間の最低利用期間と高額な解約金があります。

解約金は長く使うほど減っていきます。利用期間ごとの解約金は以下の通り。
2017年5月に利用を開始した場合の解約金
2017年5月解約22,800円(残り24ヶ月 x 950円)
2017年6月解約21,850円(残り23ヶ月 x 950円)
2017年7月解約20,900円(残り22ヶ月 x 950円)
2017年8月解約19,950円(残り21ヶ月 x 950円)
2017年9月解約19,000円(残り20ヶ月 x 950円)
2017年10月解約18,050円(残り19ヶ月 x 950円)
2017年11月解約17,100円(残り18ヶ月 x 950円)
2017年12月解約16,150円(残り17ヶ月 x 950円)
2018年1月解約15,200円(残り16ヶ月 x 950円)
2018年2月解約14,250円(残り15ヶ月 x 950円)
2018年3月解約13,300円(残り14ヶ月 x 950円)
2018年4月解約12,350円(残り13ヶ月 x 950円)
2018年5月解約11,400円(残り12ヶ月 x 950円)
2018年6月解約10,450円(残り11ヶ月 x 950円)
2018年7月解約9,500円(残り10ヶ月 x 950円)
2018年8月解約8,550円(残り9ヶ月 x 950円)
2018年9月解約7,600円(残り8ヶ月 x 950円)
2018年10月解約6,650円(残り7ヶ月 x 950円)
2018年11月解約5,700円(残り6ヶ月 x 950円)
2018年12月解約4,750円(残り5ヶ月 x 950円)
2019年1月解約3,800円(残り4ヶ月 x 950円)
2019年2月解約2,850円(残り3ヶ月 x 950円)
2019年3月解約1,900円(残り2ヶ月 x 950円)
2019年4月解約950円(残り1ヶ月 x 950円)
2019年5月解約0円(残り0ヶ月 x 950円)

主要な格安SIMの中では、DTI見放題SIMのWi-Fiルーターセットの解約金は割高です。

特に、短期間で解約すると2万円を超える解約金がかかるので十分に注意しましょう。


音声通話SIMやSMS機能付きのデータ通信SIMは選べない

一般的な格安SIMは、データ通信SIMとSMS機能が付いたデータ通信SIM、音声通話SIMの3つから選べます。

DTI見放題SIMと同じYouTubeが見放題のBIGLOBE SIM エンタメフリーオプションも上記3つのタイプから選ぶことができます。

対して、DTI見放題SIMではデータ通信SIMのみしか選べず、SMS機能のついたデータ通信SIMや音声通話SIMを選ぶことはできません。

DTI見放題SIMはメインのスマホ用ではなく、2台目のタブレットやWi-Fiルーター用として使いましょう。


DTI SIMの他のプランからDTI見放題SIMに変更はできない。新規契約のみ

DTI SIMの通常プランは他の容量にプラン変更することができますが、DTI見放題SIMに関しては他のDTI SIMのプランから変更することはできません。

DTI見放題SIMを利用したい場合は、プラン変更ではなく新規契約が必須となります。

すでにDTI SIMを契約している場合はもう1枚追加する必要があるので注意しましょう。


余った高速通信容量は翌月に繰り越しできない

DTI SIMの通常プランは、当月使い切れなかった高速通信容量を翌月に繰り越すことができます。

対して、DTI見放題SIMは余った容量を翌月に繰り越すことはできません。

DTI見放題SIMの月額料金に含まれる高速通信容量は7GBと多めなので、YouTube以外の動画をあまり見ない場合は高速通信容量が余り無駄にしてしまう可能性があります。

DTI見放題SIMの容量は7GB以外をユーザーが選ぶことはできないため、せめて翌月に繰り越せるようにはして欲しかったところです。


YouTubeの画質は主に360p程度で環境によってはさらに低画質になる。タブレット向きではない

DTI SIMによると、DTI見放題SIMで視聴できるYouTubeの画質は360p程度です。

360pは、スマホの縦画面であればキレイに見えますが、横画面にすると若干粗が目立つ程度の画質です。
【縦画面】YouTubeを画質360pで再生

【縦画面】YouTubeを画質360pで再生


【横画面】YouTubeを画質360pで再生

【横画面】YouTubeを画質360pで再生


横画面でも5.5インチ程度であればそこまで気にはなりませんが、これが7インチや8インチ、9インチといった大画面のタブレットになると動画の粗さが気になってきます。

DTI見放題SIMでYouTubeを高画質で視聴したい場合は、タブレットではなくスマホでの利用をおすすめします。


テザリングなどで複数台の端末を接続してYouTubeを視聴するとさらに画質は落ちる

DTI見放題SIMは、複数台の端末を同時に接続して通信できるWi-Fiルーターとのセットも選べるのを見て分かるとおり、2台以上のスマホやタブレットでDTI見放題SIMに接続してYouTubeを試聴できますが、接続する端末の台数が増えるほど1台あたりの通信速度は遅くなります。

1台なら360pの画質で再生できたとしても、これが2台や3台となると240pや144pでの再生になる可能性もあります。

できるだけ高画質でYouTubeを観たい場合は、1台での利用がおすすめです。


動画・音楽などのコンテンツのアップロードはカウントフリーにならない場合がある

DTI SIMの公式サイトには、DTI見放題SIMを挿した端末で動画や音楽をアップロードした場合はカウントフリーにならず、高速通信としてカウントされる場合があるとのことです。

公式サイトの文言を見る限りでは必ずしもカウントフリーにならないわけではなさそうですが、念の為にコンテンツをアップロードする場合はDTI見放題SIMではなくWi-Fiを利用した方がいいでしょう。


VPNやプロキシサーバを介した通信はカウントフリーにならず容量を消費する

スマホのアプリには、VPNを通して通信を圧縮しより少ない通信量で済ませられるものがあります。

有名なのはOpera Max(オペラマックス)です。

このようなアプリは、使い放題ではなくひと月に使える高速通信容量の上限が決まっているSIMでより多くの通信をするための手段としてはかなり役立ちます。

ですが、DTI見放題SIMに関してはVPNやプロキシサーバを介した通信はTwitterやYouTubeでもカウントフリー対象外となり、使った分だけ高速通信容量を消費してしまいます。もちろんOpera Maxも含まれます。

DTI見放題SIMを契約する前のSIMで通信量を節約するためにOpera Maxなどを使っていた場合は、DTI見放題SIMに差し替える際に無効化やアンインストールしておくことをおすすめします。


一度に大量のデータを送受信したり通信時間が一定時間を超える場合などは低速に制限される可能性がある

DTI見放題SIMで一番気になるのは、一度に大量のデータを送受信したり通信時間が一定時間を超える場合などは低速に制限される可能性がある点です。

BIGLOBE SIMのエンタメフリーオプションには、このような使い過ぎによる速度制限はありません。

対して、DTI見放題SIMには速度制限があり、また速度が制限される基準値が明記されていないためどの程度通信すると200kbpsに制限されるのかが分からないのはデメリットです。

おそらく1台の端末でYouTubeを長時間視聴しても速度制限されることはないと思いますが、複数台の端末で接続してそのすべての端末でYouTubeを視聴するといった、より多くの通信量が必要な使い方をしていると低速に制限される可能性が高そうです。


DTI見放題SIMとBIGLOBE SIMのエンタメフリーオプションの料金比較

最後に、DTI見放題SIMとBIGLOBE SIMのエンタメフリーオプション 6GBの月額料金を比較してみます。
 データ通信SIMデータ通信SIM
+SMS
音声通話SIM
DTI見放題SIM
(SIMカードのみ)
2,430円なしなし
BIGLOBE SIM
カウントフリーオプション
2,430円2,550円2,630円

SMSなしのデータ通信SIMの月額料金は両者とも全く同じですが、DTI SIMは7GBでBIGLOBE SIMよりも1GB多く通信できます。

データ通信専用でYouTube見放題の格安SIMを契約予定なら、速度次第ではDTI見放題SIMも検討する価値はありそうです。


DTI見放題SIMまとめ

DTI見放題SIMは、SMS付きのデータ通信SIMや音声通話SIMを選べない、余った高速通信容量を翌月に繰り越すことができない、Wi-Fiルーターセットは24ヶ月間の縛りと短期間で解約すると高額な解約金がかかるなど注意すべき点がたくさんあります。

ですが、逆に希望するSIMがSMSなしのデータ通信SIMでカウントフリー対象のYouTubeとTwitter以外で7GB程度通信する、SIMを挿すための端末は手元にあるためWi-Fiルーターなどは別途必要ないといった人は、DTI見放題SIMを検討してみてもいいかもしれません。

DTI見放題SIMを選ぶ最大のポイントは通信速度です。YouTubeを快適に視聴できるかどうかは、通信速度にかかっていると言っても過言ではありません。

DTI見放題SIMは通常の回線とは別で帯域を確保しているため、YouTubeの動画も途切れることなく視聴できるとは思いますが、心配な場合は実際に使ってみたユーザーの声を参考にしながら慎重に検討することをおすすめします。

公式サイト
DTI SIM|YouTubeが見放題の「DTI 見放題 SIM」

-DTI SIM

Copyright © アンドロイドラバー, 2011-2024 All Rights Reserved