HUAWEI P10 lite購入レビュー。スペックと価格のバランスも悪くないSIMフリースマホ。

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このページでは、日本で2017年6月9日に発売されたHUAWEI P10liteを購入したのでスペックと実機レビュー、メリット、デメリット、価格などをまとめています。

HUAWEI P10liteの購入を検討している場合は参考にしてみてください。

目次


HUAWEI P10lite(ファーウェイP10lite)のスペック

HUAWEI P10liteのスペックと、前モデルHUAWEI P9liteとの比較は以下の通りです。
 HUAWEI P10 LiteHUAWEI P9 lite
OSAndroid 7.0
EMUI 5.1
Android 6.0
EMUI 4.1
ディスプレイ5.2インチ
1920×1080
フルHD
5.2インチ
1920×1080
フルHD
CPUHUAWEI Kirin 658
8コア
HUAWEI Kirin 650
8コア
RAM3GB2GB
ストレージ32GB16GB
microSD最大128GB最大128GB
背面カメラ1200万画素
f値2.2
1300万画素
前面カメラ800万画素
f値2.0
800万画素
バッテリー3000mAh3000mAh
対応周波数
(バンド)
LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
3(1800MHz)
5(850MHz)
7(2600MHz)
8(900MHz)
18(800MHz)
19(800MHz)
26(850MHz)

LTE(TDD-LTE)
41

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
5(850MHz)
6(800MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
3(1800MHz)
5(850MHz)
7(2600MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)
28(700MHz)

LTE(TDD-LTE)
40

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
5(850MHz)
6(800MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
ドコモプラチナバンド
(Band19)
FOMAプラスエリア
(Band6/19)
ソフトバンクプラチナバンド
(Band8/28)
auプラチナバンド
(Band18/26)
×
au 3G
(CDMA2000)
×
※au VoLTE対応予定
×
SIMサイズSIM1:nanoSIM
SIM2:nanoSIM
(※microSDスロットも兼ねる)
SIM1:nanoSIM
SIM2:nanoSIM
(※microSDスロットも兼ねる)
3G+4Gの
デュアルスタンバイ
××
技適
サイズ高さ:146.5
幅:72
厚さ:7.2 mm
高さ:146.8
幅:72.6
厚さ:7.5 mm
重さ146グラム147グラム
NFC?×
GPSA-GPS
GLONASS
A-GPS
GLONASS
Wi-FiIEEE 802.11 a / b / g / n / ac (2.4GHz / 5GHz)IEEE 802.11 b / g / n (2.4GHz)
Bluetoothv4.1v4.1
加速度センサ
ジャイロスコープ×
近接センサ
環境光センサ
指紋認証センサ
コンパス
その他センサ--
ポートmicroUSBmicroUSB
カラーサファイアブルー
パールホワイト
ミッドナイトブラック
プラチナゴールド(SIMフリー専用)
サクラピンク(UQモバイル専用)
ホワイト
ブラック
ゴールド
価格29,880円25,800円
公式サイトHUAWEI P10 lite スマートフォン | 携帯電話 | HUAWEI JapanHuawei - HUAWEI P9 lite - 携帯電話 - スペック


HUAWEI P10liteの対応周波数(バンド)について

まずは、HUAWEI P10liteの日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。


ドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドに対応

docomo-logo HUAWEI P10liteは、ドコモが利用している多くのバンドに対応しています。

特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に完全対応しているのがポイントです。
黄色い部分がFOMAプラスエリア

黄色い部分がFOMAプラスエリア


またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)に対応しています。

HUAWEI P10liteは、ドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合でも、ドコモのスマホと変わらないエリアで通話・通信とも可能です。


ソフトバンク(ワイモバイル)でも広いエリアで使える

softbank-platinum-band HUAWEI P10liteは、ソフトバンクやワイモバイルのSIMとも相性は良いです。

3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているバンドにすべて対応しています。

LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8に対応しているので、広いエリアで通信が可能です。

HUAWEI P10liteはソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。


auはCDMA2000非対応で3G通話は不可だがVoLTE&LTEプラチナバンド対応

au-logo HUAWEI P10liteとauのSIMの組み合わせでは一部注意点があります。

auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていますが、HUAWEI P10liteはCDMA2000には対応していません。

そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合通話は一切できない点には注意が必要です。

auの4G LTEエリアに関しては、HUAWEI P10liteはauのLTEプラチナバンドであるBand18とBand26にも対応しているため、広いエリアでLTE通信が可能です。

また、HUAWEI P10liteは今後のアップデートでau VoLTEにも対応予定なので、auやau系格安SIMのVoLTE SIMを挿せば通話も可能です。

HUAWEI P10liteは4Gに関してはauの広いエリアをカバーしているので、HUAWEI P10liteとauのVoLTE SIMの組み合わせならauで購入できるVoLTEスマホとほぼ変わらないエリアで通話・通信とも可能となっています。


HUAWEI P10liteを購入したのでレビュー

HUAWEI P10liteを購入したのでレビューしていきます。

外観レビュー

P10Lite は単体でも安いgoo SimSellerで購入しました。
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HUAWEI P10liteは箱の中では縦向きに入っています。
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同梱品一覧。ACアダプタとmicroUSBケーブル、イヤホン、クイックスタートガイドと一緒にケースも付いています。最近のHUAWEI端末にはほとんどケースが付いてきますね。
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HUAWEI P10liteの前面です。
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上部には前面カメラと近接センサー、通話用スピーカがあります。
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下部にはHUAWEIロゴのみ。個人的にはここにロゴではなくて指紋認証センサがあるとより便利だと思います。
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HUAWEI P10liteの背面。カラーがホワイトなので分かりづらいですが、背面はガラス素材で安っぽさはありません。また、前モデルのP9 liteに比べると角がより丸くなりました。
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上部にはLED フラッシュとカメラ、指紋認証センサがあります。
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下部には前面と同様HUAWEIロゴが印字されています。
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HUAWEI P10liteの上には3.5mmイヤホンジャックとマイクがあります。
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右側にはボリュームボタンと電源ボタン。
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ボリュームボタンと電源ボタンの距離が近いので間違って押してしまいそうですが、電源ボタンの表面は細かく刻まれているので指で触った時に電源ボタンとすぐ分かります。
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下にはマイクとmicroUSBポート、スピーカーが配置されています。HUAWEIのliteシリーズは一貫してUSB Type-CではなくmicroUSBが採用されています。
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左側にあるのはSIMスロットのみです。
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HUAWEI P10liteの電源を入れると、いつものHUAWEIロゴが表示されます。
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水泡が表示されて...
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再びHUAWEIロゴです。
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その後初期設定の画面になります。
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付属のケースレビュー

先ほども触れた通り、HUAWEI P10liteにはケースも付属しているので、本体にケースを付けた様子もレビューしていきます。

背面の様子。角は厚めなので、仮に角から地面に落としてしまってもHUAWEI P10lite本体が割れたり破損する可能性は低そうです。フラッシュとカメラ部分、指紋認証センサ部分は余裕を持ってくりぬかれています。
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上部はこのように角以外は丸見えなので、保護性能はあまり高くありません。
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右側面も同じで、角以外は裸です。
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ですが角は分厚いので、砂利道のようなデコボコした場所でなくアスファルトの平坦な道なら、横から落としても側面を傷つける心配はありません。
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下部も上部や右側面と同じです。
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左側も同じですね。
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HUAWEI P10liteの付属ケースは、側面がすべて保護されている一般的なケースに比べて保護性能は劣りますが、平坦な地面なら特に問題なく使えます。

HUAWEI P10liteの背面はガラスのため裸で使っていると地面に落としてしまった時に高い確率で割れます。

また、他の物と当たった時に擦れて傷が入りやすいので、割れや傷が気になる人はこのケースを活用しましょう。


ベンチマークテスト結果【AnTuTu/3Dmark/Geekbench】

HUAWEI P10liteの性能を客観的に把握するために、ベンチマークアプリで測定してみました。

測定に使ったのはAnTuTuと3DMark、Geekbenchの3アプリです。


AnTuTu
AnTuTuのスコアは58591点でした。
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Kirin 650を搭載する前モデルのP9 liteのAnTuTuスコアは53007点だったので、HUAWEI P10liteのKirin 658はしっかりスペックアップしていることがわかります。

対して、P9 liteの後に発売されたnova liteに搭載されているKirin 655のAnTuTuスコアは58191点とほぼ同じ水準です。


型番も近いことから、Kirin 658と655のパフォーマンスはほぼ変わらないと思っておいていいでしょう。


3DMark
HUAWEI P10liteの3DMarkスコアは11025点でした。
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P9 liteのスコアが11815点なので、HUAWEI P10liteの3Dグラフィックのパフォーマンスは落ちていることになります。

なお、nova liteも10471点と3DMarkのスコアは振るいません。
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3Dグラフィック性能に関しては、HUAWEI P10liteにそこまで期待しない方がいいと思います。


Geekbench
SoC(CPU)自体の性能を測定するGeekbenchスコアは、シングルコアが880点でマルチコアが3255点でした。
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P9 liteはシングルコアが898点でマルチコアが3757点、nova liteはシングルコアが792点でマルチコアが3238点だったので、結果を見る限りではP9 liteのCPU性能が最も高いということになります。
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ベンチマークスコアは測定時期や状況によっても変わることがあるので、今回の結果が絶対的な評価にはなりませんが、HUAWEI P10liteはP9 liteやnova liteとほぼ同じか若干スペックアップしているといったところです。

P9 liteとnova liteを使っている限り、ブラウザやYouTube、LINE、FacebookやTwitterなどのSNSアプリ、マップといった普段使いで動作が遅く感じることはなく快適に使えています。

HUAWEI P10liteも体感的にはP9 liteやnova liteと変わらず、ストレスなく使えます。


HUAWEI P10liteの特徴・メリット

HUAWEI P10liteを実際に使ってみて分かる、特徴や前モデルのP9liteからの改善点、メリットは以下の通りです。


CPU(SoC)性能がP9liteと比較して若干アップ

端末全体の動作に大きく関わってくる重要な要素のCPU(SoC)を見てみると、HUAWEI P9liteはHUAWEI Kirin 650だったのに対し、HUAWEI P10liteはKirin 658となっています。
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ベンチマーク結果で触れた通り、HUAWEI P10liteのKirin 658は650よりも若干スペックアップ、nova liteの655とはほぼ同じ水準で、普段使いならスムーズに動作するのでストレスなく使えます。

ただし、デレステに関しては3Dでプレイするとキャラクターがギザギザになります(ジャギります)。

HUAWEIのKirinを搭載している端末でデレステをプレイするともれなくジャギるので、デレステのKirinへの対応を待つしかありません。

3Dでプレイしたい場合は慎重に検討しましょう。


RAMが3GB、ROMが32GBに増量。実際の空きもRAMが1.5GB以上、ROMが20GB以上あり

HUAWEI P9liteは動作自体はスムースで快適に使える良端末でしたが、不満点もありました。

それがRAMとROMの容量です。

P9liteはRAMが2GB、ROMが16GBとどちらもスマホのヘビーユーザーには心もとないスペックでした。

特にRAMに関してはゲームを単体で遊ぶ程度なら問題ないものの、ゲームとブラウザ、ニュースアプリなど複数のアプリを切り替えながら使っていると動作が遅くなってくる可能性があります。

対して、HUAWEI P10liteではRAMが3GBとP9liteより増えています。スマホでRAMが3GBあれば、3Dゲームなどメモリを多く消費するアプリを複数起動して切り替えながらプレイするといった使い方をしない限りRAM不足でストレスを感じることはほぼないでしょう。

また、ROMに関してもHUAWEI P10liteは32GBとこちらもP9liteの2倍になっていて、よりたくさんアプリをインストールしたり画像や動画など容量の大きいファイルを保存できます。

HUAWEI P10liteの実際の空き容量を確認してみたところ、RAMの空きは1.5GB以上と十分です。
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ROMに関しても、20GB以上空いていました。
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前面だけでなく背面にも2.5D曲面ガラスを採用。側面はメタルフレームで高級感あり

P9 liteの背面はプラスチックでしたが、HUAWEI P10liteは、前面だけでなく背面にもガラスを採用しています。

全面・背面とも角は2.5Dの曲面ガラスで手になじみやすく、持ちやすいのがメリットです。

また、背面のガラス層の下には0.1ミリの光沢フィルムを重ねていて、光の当たり具合によって様々な表情を楽しむことができます。
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プラスチックのような安っぽさももちろん全くなく、30,000円前後の価格ながら高級感がありますね。

側面のメタルフレームは見た目の良さだけでなく傷にも強いとのこと。これは実際にしばらく使ってみないとわかりませんが、公式サイトに記載されているので期待できそうです。
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指紋認証センサの反応が速くエラーも少ない

HUAWEI P10liteには、背面に指紋認証センサが搭載されています。
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HUAWEIの指紋認証センサは反応速度が速く認証が失敗することも少ないのが特徴ですが、HUAWEI P10liteも同じく指を置いてからロック解除されるまでの時間が短く、失敗がほぼないのでストレスなく使えるのがメリットです。

私は現在NuAns NEO Reloadedをメインで使っていますが、画面オフ状態だと1回目の認証はほぼ100%失敗する状況でかなりストレスです。

速くて確実な指紋認証ができるHUAWEI P10liteは、それだけでも使い勝手の良さに貢献していることが改めて分かります。

HUAWEI P10liteで指紋認証に関して不満を感じることはほぼないと思います。


指の第2関節痛で画面をなぞったり叩いたりすることで特定の機能を起動できるナックルジェスチャーに対応

HUAWEI P10liteは、HUAWEIが独自に開発したナックルジェスチャーに対応しています。

ナックルジェスチャーは、これまでハイスペックな上位機種にのみ搭載されていた機能でしたが、HUAWEI P10liteでついにライトシリーズにも搭載されました。

例えば、縦に長い記事などを画像として保存する際にディスプレイに「S」を描くと・・・
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画面に入りきれていない部分も含めてキャプチャされます。
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スクリーンショットを撮影する際も、指関節1本で2回ディスプレイを叩くだけでOK。指関節2本で叩けばスクリーンレコード(動画で保存)を利用できます。
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画面メモなど用にスクリーンショットをよく使う人には嬉しい機能ですね。


9V/2Aの急速充電に対応。35分の充電で1日使える

HUAWEI P10liteは、9V/2Aの急速充電に対応しています。
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これにより、標準的な使い方なら35分の充電で1日使え、10分の充電で2時間の動画再生が可能とのことです。

外出前などに充電し忘れていても、短時間の充電でしばらく使えるなら安心ですね。

また、100%まで充電するのにかかる時間は97分。3000mAhのバッテリーが1時間半で満充電できるなら十分速いといえます。

実際にHUAWEI P10liteを充電してみたところ、5%からの充電で100%になるまでかかった時間は1時間28分(88分)でした。
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0%からの充電なら、公称通り97分程度で満充電できそうです。


ジャイロセンサ(ジャイロスコープ)搭載

HUAWEI P9liteはジャイロセンサを搭載していませんでした。

ジャイロセンサがないスマホの場合、例えばポケモンGOをARモードで遊べないといったデメリットがあります。
ジャイロセンサ対応の場合ポケモンGOのARモードにするとポケモンが消えるため遊べない

ジャイロセンサ対応の場合ポケモンGOのARモードにするとポケモンが消えるため遊べない


対して、P10liteはジャイロセンサを搭載するためポケモンGOもフルで遊べます。


Wi-Fi 5GHz帯にも対応

Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯で利用されていますが、2.4GHz帯は電子レンジなどWi-Fi以外の機器でも使われるため、干渉してWi-Fiの速度が落ちることがあります。

5GHzはWi-Fi以外で使われることがほとんどないため、2.4GHz帯に比べて速度が安定して出やすいのがメリットです。

ですが、HUAWEI P9liteはWi-Fiの5GHz帯に非対応でした。対してHUAWEI P10liteでは2.4GHz帯だけでなく5GHz帯にも対応しています。

自宅などのWi-Fiを5GHz帯で運用している人にとっては朗報ですね。


HUAWEI P10liteの注意点・デメリット

次に、HUAWEI P10liteの注意点やデメリットについて解説します。


バッテリーの持ちは特に良いわけではない

HUAWEI P10liteで意外だったのが、連続使用時のバッテリーの持ちがそこまで良くない点です。

HUAWEI P10liteのディスプレイの明るさを最大にしてWi-Fiに接続し、YouTubeの動画を画質720pで連続再生したところ、5時間半ほどで100%から2%までバッテリーが減りました。
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バッテリー容量が異なりますが、NuaAns NEO Reloadedは3450mAhで8時間連続再生できています。
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HUAWEI P10liteでも長時間連続して使わなければ1日は持つと思いますが、ゲームや動画、マップなど画面をつけたまま使うことが多い場合は、モバイルバッテリーも用意しておいた方がいいかもしれません。


コネクタはmicroUSB。USB Type-Cではない

HUAWEI P10liteの充電部分(コネクタ)は、最近のSIMフリースマホに多く採用されているUSB Type-CではなくmicroUSBとなっています。
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USB Type-Cは上下逆さま(向きを気にせず)でも抜き差しして使えてかなり便利なだけに、HUAWEI P10liteが対応していないのは残念です。
左がmicroUSBで右がUSB Type-C

左がmicroUSBで右がUSB Type-C



3G+4GのDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)には非対応

HUAWEI P9liteは2枚のSIMを挿せるデュアルSIM仕様ですが、日本国内では3Gと4G LTEのDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応していないため、1枚のSIMしか使えません。

HUAWEI P10liteもnanoSIM×2枚のデュアルSIM仕様ですが、日本国内でのDSDSには対応していません。

DSDS対応のSIMフリースマホが希望の場合は、こちらをご覧ください。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(同時待ち受け)SIMフリースマホ比較【DSDS】


防水防塵・おサイフケータイ・ワンセグには非対応

HUAWEI P10liteは、防水防塵やおサイフケータイ、ワンセグといった日本ならではの機能には全て対応していません。

上記の機能を希望の場合は、SH-M03やarrows M03をメインに検討しましょう。


背面のガラスは落とすと割れやすい。ケースは必須

HUAWEI P10liteは背面にも2.5D加工のガラスを採用していて高級感はあるものの、擦れると傷が入ったり落とすと割れやすいのがデメリットです。

ZenFone 3もHUAWEI P10liteと同じで背面ガラスですが、最初はケースなしで使ってたところ気が付いたら数日でこのような傷が入っていました。
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HUAWEI P10liteの背面のガラスがどれほど傷や割れに強いかはわかりませんが、入ってしまった傷は元に戻せません。

なるべくきれいな状態で長く使いたいなら、ケースは必ず使いましょう。

なお、HUAWEI P10liteの背面は光の当たり具合によってその表情を変えるのが特徴でもありますが、透明ではないケースをつけるとその良さが消えてしまいます。

また、私はHUAWEI P10liteと同じように背面ガラスの模様が見る角度によって違うhonor 8も持っていて透明のケースをつけているものの、ケース無しと透明ケースありでは明らかにケースなしの方が模様が綺麗です。

ケースなし
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ケースあり
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HUAWEI P10liteは、特にブルーの背面が映えると思います。ですが、ケースを付けたらその背面の魅力は半減すると思っておきましょう。


HUAWEI P10liteのレンダリング画像

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HUAWEI P10liteの価格

HUAWEI P10liteの日本価格は、29,980円となっています。

日本におけるHUAWEI P9liteの発売時の価格は29,800円だったので、HUAWEI P10liteの29,880円は割安といえますね。

なお、現在goo SimSellerでは定価よりも6,000円以上安い23,800円でHUAWEI P10liteを購入できます。格安SIMとのセットではない、単体購入ではgoo SimSellerが最安です。

購入方法や注意点はこちらをご覧ください。
HUAWEI P10liteがgoo SimSellerにて23,800円。定価より6000円安い。

実質価格では、NifMoが最安で6,000円台から購入できますが、大容量のプランを選ばないと最安では購入できません。

小容量プランの格安SIMとセットでなるべく安くHUAWEI P10liteを購入したい場合は、エキサイトモバイルがおすすめです。

エキサイトモバイルは10,000円キャッシュバックキャンペーンを開催中ですが、このキャンペーンはすべてのプランが対象で音声通話SIMだけでなく最低利用期間や解約金のないデータ通信SIMでも適用されます。

まとめると、エキサイトモバイルなら小容量のプランでもOKで縛りがなく、少ないリスクでHUAWEI P10liteを安く購入できます。

エキサイトモバイルのキャンペーン詳細はこちら。
エキサイトモバイルのキャンペーン詳細と注意点まとめ【9月】
エキサイトモバイルのレビューはこちら。
エキサイトモバイルのメリット・デメリットと速度レビュー。こんな人におすすめ【9月】
HUAWEI P10liteの価格比較はこちらにまとめています。
HUAWEI P10liteの最安値は?格安SIM(MVNO)セットやキャンペーンを含めて価格比較。


HUAWEI P10liteの日本発売日

HUAWEI P10liteの日本発売日は2017年6月9日です。


HUAWEI P10liteまとめ

HUAWEI P10liteは、前モデルのP9liteからCPU、RAM、ROMといった基本的かつ重要な部分でしっかりスペックアップしているため、普段使いなら十分快適だったP9liteと同等かそれ以上に快適に使えます。

また、au VoLTEにも今後のアップデートで対応するので、auやau系格安SIMのVoLTE SIMを使えば通話・通信とも利用できます。

価格は定価だと29,980円とそこまで割安感はありませんが、goo SimSellerなら単体購入で23,800円と大幅に安く入手でき、また格安SIMとのセット購入でもキャンペーン適用で実質数千円になるのでコストパフォーマンスは悪くないです。

なお、HUAWEI nova liteがRAMとROMが少ないもののCPUはP10liteとほぼ同じで価格は20,000円前後です。

上記スペックを見るとP10liteよりもnova liteの方がコストパフォーマンスは高いように感じますが、P10liteはnova liteが非対応のau VoLTEに対応予定なので、auやau系格安SIMで通話と通信できる安いスマホを検討している人はP10liteもありですね。

逆にau回線のSIMを使わないなら、動作の速さなどP10liteと使い勝手はほぼ変わらなくてより安く入手できるnova liteを選んでも問題ありません。

HUAWEI P10liteの購入レビューは以上です。

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