また、arrows M04の価格や発売日もまとめているので、arrows M04の購入を検討している場合は参考にしてみてください。
目次
arrows M04のスペック
arrows M04のスペックは以下の通りです。arrows M04 | arrows M03 | |
---|---|---|
OS | Android 7.1 Nougat | Android 6.0 Marshmallow |
ディスプレイ | 5.0インチHD IPS | 5.0インチHD IPS |
ディスプレイ解像度 | 720 x 1280(HD) | 720 x 1280(HD) |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 410 MSM8916 1.2GHz 4コア | Qualcomm Snapdragon 410 MSM8916 1.2GHz 4コア |
RAM | 2GB | 2GB |
ストレージ | 16GB | 16GB |
外部メモリー | microSD / microSDHC / microSDXC(最大256GB) | microSD / microSDHC / microSDXC(最大200GB) |
背面カメラ | 約1310万画素 CMOS | 約1310万画素 CMOS |
前面カメラ | 約500万画素 CMOS | 約500万画素 CMOS |
バッテリー容量 | 2,580mAh | 2,580mAh |
連続通話時間 | 約660分(3G) 約530分(VoLTE) | 約700分(3G) 約770分(VoLTE) |
連続待受時間 | 約780時間(3G) 約640時間(LTE) | 約780時間(3G) 約640時間(LTE) |
対応周波数 (バンド) | LTE Band1(2,100MHz) Band3(1,700MHz) Band8(900MHz) Band19(800MHz) Band26(800MHz) 3G Band1(2,100MHz) Band5(850MHz) Band6(800MHz) Band8(900MHz) Band19(800MHz) GSM 850MHz 900MHz 1,800MHz 1,900MHz | LTE Band1(2,100MHz) Band3(1,700MHz) Band8(900MHz) Band19(800MHz) Band26(800MHz) 3G Band1(2,100MHz) Band6(800MHz) Band8(900MHz) Band19(800MHz) GSM 850MHz 900MHz 1,800MHz 1,900MHz |
ドコモプラチナバンド (Band19) | ○ | ○ |
FOMAプラスエリア (Band6/19) | ○ | ○ |
ソフトバンクプラチナバンド (Band8/28) | ○ | ○ |
auプラチナバンド (Band18/26) | ○ | ○ |
au 3G (CDMA2000) | × | × |
SIMサイズ | nanoSIM | nanoSIM |
VoLTE | ○ | ○ |
サイズ | 144 x 71 x 8.0 mm | 144 x 72 x 7.8 mm |
重量 | 約148g | 約141g |
防水 | ○ (IPX5 / IPX8) | ○ (IPX5 / IPX8) |
防塵 | ○ (IP6X) | ○ (IP6X) |
ワンセグ | ○ | ○ |
おサイフケータイ | ○ | ○ |
カラー | ホワイト / ブラック / ブルー(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、IIJmio限定カラー) / ゴールド(楽天モバイル限定) / グリーン(mineo限定) | ホワイト/ブラック/ピンク(mineo限定) |
arrows M04の対応周波数(バンド)について
まずは、arrows M04の日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。ドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドに対応

特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に完全対応しているのがポイントです。
またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)に対応しています。
arrows M04は、ドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合でも、ドコモのスマホと変わらないエリアで通話・通信とも可能です。
ソフトバンク(ワイモバイル)でも広いエリアで使える

3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているBand1とBand8に対応しています。
LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8に対応しているので、広いエリアで通信が可能です。
arrows M04はソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。
auはCDMA2000非対応で3G通話は不可だがVoLTE<Eプラチナバンド対応

auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていますが、arrows M04はCDMA2000には対応していません。
そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合通話は一切できない点には注意が必要です。
auの4G LTEエリアに関しては、arrows M04はauのLTEプラチナバンドであるBand26に対応しているため広いエリアでLTE通信が可能です。
また、auのVoLTE SIMは3Gではなく4Gの回線で通話をするので、端末がCDMA2000に対応している必要はありません。
arrows M04は4Gに関してはauの広いエリアをカバーしているので、arrows M04とauのVoLTE SIMの組み合わせならauで購入できるVoLTEスマホとほぼ変わらないエリアで通話・通信とも可能となっています。
arrows M04の特徴・メリット
arrows M04の特徴やメリットについてまとめます。SoC(CPU)はarrows M03と同じSnapdragon 410を搭載
まず、スマホの動作に大きな影響を与えるSoC(CPU)について見ていきます。arrows M04のSoCは、前作のarrows M03と同じSnapdragon 410です。

Snapdragon 410のAnTuTuベンチマークスコアは24000点~25000点台となっています。
ZenFone 3やHUAWEI novaに搭載されているSnapdragon 625は60000点台なので、Snapdragon 410の性能はかなり低いことがわかります。
私自身arrows M03をしばらく使っていましたが、アプリ起動時や複数のアプリを切り替える際に若干もたつきを感じたり、スクロールもSnapdragon 625搭載の端末に比べるとスムーズではありません。
スペックや動作のスムーズさを重視する人には、arrows M04はおすすめしません。
RAMは少なめの2GB
最近発売されるSIMフリースマホは、2万円台でもRAMは3GBを搭載する機種が増えてきています。対して、arrows M04のRAMは2GBと少ないです。
RAMが2GBだと、アプリを全く起動していない状態でも実質的な空き容量は1.5GB未満になる可能性が高いです。
たくさんのアプリを同時に起動して、切り替えながら使うような使い方にはarrows M04は向きません。
ROM(ストレージ)も16GBと少ない
RAMと同じくROMに関しても、最近の低価格のスマホは32GBを搭載していることが多いです。それに対して、arrows M04のROMは16GBと少ないのがネックです。
特にストレージの容量を消費する写真や動画を撮影する場合は、16GBではすぐにいっぱいになってしまいます。
arrows M04は最大256GBまで使えるmicroSDを活用するか、写真や動画を無制限にアップロードできるGoogleフォトの利用をおすすめします。
防水・防塵対応
arrowsシリーズのメリットとして、防水防塵対応が挙げられます。arrows M04も防水・防塵ともにもちろん対応で、防水に関しては水道水(静水)の水深1.5mの水槽に本体を沈め、約30分間放置しても内部に浸水せずに性能を保つIPX8に対応しています。
arrows M04開発元の富士通は、arrows M04はキャンプなどのアウトドアだけでなくお風呂でも使えるとアピールしています。

防塵に関しても6段階中最も高いIP6Xなので、arrows M04は粉塵にはかなり強いです。
SIMフリースマホで防水防塵に対応しているものはまだ少ないので、これらの機能が必須な人にとってarrows M04は選択肢の1つとなりえます。
なお、arrows M04の防水防塵性能を維持するために、異常の有り無しに関わらず2年に一度は部品を交換しておくことをおすすめします。
ハンドソープで洗える
arrows M03までになかった、arrows M04ならではの機能にハンドソープで洗える点が挙げられます。富士通によると、arrows M04は泡タイプのハンドソープで洗うことができ、常に清潔な状態を保つことができます。

スマホはトイレよりも汚いと言われることもあり、衛生上気になる人もいるかもしれません。そんな人には、泡で洗えるarrows M04はありだと思います。
ただ、arrows M04をハンドソープで洗う際には水の強さや蛇口との距離などが細かく指定されています。
富士通が指定する条件を守って洗うようにしましょう。詳しくはこちらのPDFに記載されています。
manual_m04.pdf
落下にも強い設計
arrows M04は、arrows M03と同様、落下時の画面割れに強いのも特徴です。富士通が独自の落下テストで耐久性を検証したところ、1.5メートルの高さからコンクリートに落としてもarrows M04の画面は割れなかったとのこと。

これは、arrows M04が画面保護フレームやステンレスフレーム、ウルトラタフガード、リジッドベゼルなどarrows M04を守るための部品や仕組みが準備されているためです。

特に、ディスプレイの端にある画面保護フレームのおかげで、arrows M04がディスプレイ側から地面に落ちたとしてもディスプレイのガラスが地面に直接触れることがないため画面割れを防ぐことができます。

おサイフケータイ・ワンセグに対応
SIMフリースマホでおサイフケータイやワンセグに対応している端末はまだ少ない状況です。arrows M04は、おサイフケータイとワンセグのどちらにも対応しています。


おサイフケータイに対応していれば、モバイルSuicaなど毎日のように使うサービスをスマホ1つで済ませられるのでかなり便利です。
ただ、ドコモのdカードなどSIMフリースマホでは使えないおサイフケータイサービスもあるので、arrows M04でおサイフケータイを利用する予定の場合は使えるサービスを事前に確認しておくことをおすすめします。
ワンセグについて、私はarrows M03で実際にワンセグを使っていましたが、横置きだと画質が悪くて見づらく感じるものの縦置きなら違和感なく見れるレベルです。

近くにテレビがなくてちょっとテレビを見たいときや、災害などで停電してテレビが見れないときなどにワンセグは重宝します。
かんたんセットでスマホ初めてでも安心
arrows M04にはホーム画面やアイコンなどが大きめに表示されて分かりやすい「かんたんセット」も用意されています。実際のかんたんセットは、このように電話やメッセージ、インターネットなどアイコンでわかりやすく表示されていて、アイコン1つ1つが大きいのでタッチしやすいのがメリットです。

また、電話帳アプリの連絡先の名前やメッセージ本文なたまも大きく表示されるので、小さい字が見にくい人にも優しいですね。
スピード交換サービス
arrows M04は、富士通のスピード交換サービスに対応しています。スピード交換サービスでは、arrows M04が故障した際当日午前中までに受付なら翌日に修理に出す際に代わりの端末(代替機)が届きます。
ドコモなど大手キャリアや格安SIMがこのようなサービスを提供していますが、スマホのメーカーが同様のサービスを提供するのは珍しいです。
どちらにしろ、スピード交換サービスはユーザーにとってはメリットの大きいサービスと言えます。
スピード交換サービスの詳細についてはこちらをご覧ください。
スマートフォン・タブレット・携帯電話(スピード交換サービスに関するお問い合わせ) - FMWORLD.NET(個人) : 富士通
データ復旧サービス
arrows M04は、スピード交換サービスだけでなくデータ復旧サービスも利用できます。データ復旧サービスは、スマホの電源が入らなくなって端末に保存していた電話帳や写真、動画など大事なデータが取り出せなくなってしまった際に、富士通がそのデータを復元する有料サービスです。
データ復旧サービスで100%データが復元されるというわけではありませんが、もしもの時にこのようなサービスを利用できるのは安心です。
データ復旧サービスの詳細はこちら。
スマートフォン・タブレット・携帯電話(データ復旧に関するお問い合わせ) - FMWORLD.NET(個人) : 富士通
arrows M04の注意点・デメリット
arrows M04の注意点・デメリットについてまとめます。スペックがかなり低い
SoC(CPU)の部分でも触れましたが、arrows M04はarrows M03と同じSnapdragon 410を搭載していて、RAMは2GB、ROMは16GBと少ないなどスペックは前作とほぼ同じとなっています。1年前に発売されたarrows M03でも、同時期に発売された他のSIMフリースマホに比べればスペックは低い方でしたが、1年経って低価格でもそこそこのスペックで使い勝手のいいSIMフリースマホがさらに増える中でarrows M04の低スペックは残念としか言いようがありません。
初めにも触れましたが、スペックや動作のスムーズさ重視ならarrows M04はおすすめしません。
そこそこのスペックでおサイフケータイ、ワンセグ、防水防塵のすべてに対応しているSIMフリースマホが希望なら、arrows M04ではなくSH-M03がおすすめです。
指紋認証センサ非搭載
最近発売されているSIMフリースマホは、1万円台でも指紋認証センサを搭載していることが多いです。それに対して、arrows M04はarrows M02とM03に続き指紋認証センサ非搭載となっています。
指紋認証センサを使ったことがある人なら、指紋認証センサなしのスマホは使い勝手が悪く感じるのは間違いありません。
arrows M04は安くはないので、指紋認証センサは搭載してほしかったところです。
ワンセグの録画には非対応
arrows M04はワンセグ対応なのでどこでもテレビが観られるのは大きなメリットですが、視聴中のテレビ番組を録画したくなることもあると思います。ですが、arrows M04はワンセグの録画には対応していません。
普段使いに十分なスペックでワンセグの録画に対応しているのは、現時点ではSH-M04だけです。スマホでワンセグの録画までこなしたい場合は、SH-M04がおすすめです。
価格はあまり安くない
上記の通り、arrows M04はスペックが低く指紋認証センサがないにも関わらず価格は34,800円と割高です。arrows M04に34,800円出すなら、もう少し出してSH-M03の検討をおすすめします。
もしくは、おサイフケータイと防滴だけでよければNuaAns NEO Reloadedも選択肢としてありです。
arrows M04の発売日
2017年7月20日arrows M04の価格
34,800円arrows M04を安く購入したい場合は、こちらのページを参考にしてみてください。
arrows M04の最安値は?格安SIM(MVNO)セットやキャンペーンを含めて比較
キャンペーンを含めた実質価格で比較するとNifMoとBIGLOBE SIMが安いですが、この2社のキャンペーンは容量の少ないプランやデータ通信SIMではキャッシュバック額が少なくなるのがネックです。
対して、エキサイトモバイルはスマホセットなら最低利用期間や解約金がないデータ通信SIMでもOKで、また小容量のプランでも10,000円キャッシュバックされるのがメリットとなっています。
エキサイトモバイルのキャンペーン詳細はこちら。
エキサイトモバイルのキャンペーン詳細と注意点まとめ【9月】
エキサイトモバイルについてはこちら。
エキサイトモバイルのメリット・デメリットと速度レビュー。こんな人におすすめ【9月】
arrows M04まとめ
arrows M04はおサイフケータイ、防水防塵、ワンセグといった日本ならではの機能にフルで対応する数少ないSIMフリースマホです。ただ、何度も触れている通りarrows M04のスペックは他のSIMフリースマホに比べて極端に低く、快適に操作できるとは言えません。
価格が安ければ検討する価値はありますが決して安くもないので、あえてarrows M04を選ぶ理由を見つけるのが難しいのが現状です。
格安SIMとのセットのキャンペーンやセールなどでarrows M04を安く入手できることがあるなら検討してみてもいいかもしれませんね。
arrows M04のスペックレビューと価格、発売日のまとめは以上です。