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LINEモバイルには高速と低速の速度切り替えはない
他社の格安SIMの中には、手動で高速と低速を切り替えることができるものもあります。高速と低速を切り替えられることによるメリットは、「低速にしておくと高速通信容量を消費しない」点です。
例えば、ひと月に使える高速通信容量が3GBのプランを契約していて、高速通信で3GB使った場合、
3GB(ひと月に使える高速通信容量)-3GB(使った高速通信容量)=0GB
となり、高速通信容量を使い切ってしまうことになるので低速に制限されます。
逆に、同じひと月に使える高速通信容量が3GBのプランを契約していて、高速通信で1GB使い、低速通信で2GB使った場合、
3GB(ひと月に使える高速通信容量)-1GB(使った高速通信容量)=2GB
となり、3GB通信していながらあと2GBは高速で通信できます。
もちろん、低速に切り替えている間はYoutubeの動画を視聴したり画像多めのウェブサイトを快適に見ることはできませんが、LINEやメールでのテキストのやり取りやGoogleマップ、ストリーミング音楽・ラジオの再生、Twitter程度であればそこそこ使えます。
低速切り替え時に使えるアプリなどはこちら。
格安SIMで低速切り替え可能で使い放題のMVNOを比較【動画あり】
うまく使うと高速通信容量の消費を大幅に抑えることができる速度切り替え機能ですが、LINEモバイルは現時点では高速と低速の速度切り替えには対応していません。残念ですね。
LINEモバイルの低速時にはバースト転送(バーストモード)もない
高速と低速の切り替えができる格安SIMの中には、低速時でも通信開始から一定量は高速で通信できる「バースト転送(バーストモード)」に対応しているものもあります。バースト転送機能のある格安SIMは、初めは高速で通信するのでバースト転送がないSIMに比べて画像などが速く表示されることが多くなり、体感でも速く感じるのがメリットです。
【バースト転送あり】
【バースト転送なし】
ですが、残念ながらLINEモバイルはバースト転送にも対応していません。
LINEモバイルには低速時でもLINE/Facebook/Twitter/Instagramは高速のままで使えるカウントフリー機能がある
上記の通り、LINEモバイルには高速と低速の切り替えも低速時のバースト転送もありませんが、低速に制限されても快適に通信できるLINEモバイルならではの機能があります。それがカウントフリー機能です。カウントフリー機能について少し詳しく見ていきます。
LINEモバイルには、LINEフリープランとコミュニケーションフリープランがあります。
LINEフリープランの料金はこちら。
データ通信 SIM | データ通信 SIM+SMS (+120円) | 音声通話 SIM (+700円) | |
---|---|---|---|
1GB | 500円 | 620円 | 1,200円 |
LINEフリープランでは、LINEのトークだけでなく無料通話やビデオ通話なども高速通信としてカウントしないため、これらの機能をどれだけ使ってもひと月に使える高速通信容量は減りません。
また、LINEフリープランはLINE以外のアプリを使いすぎてひと月に使える高速通信容量を使い切ってしまった場合でも、カウントフリー対象のLINEの機能だけは引き続き高速で通信できるのが他社の格安SIMにはない、LINEモバイルならではのメリットです。
次にコミュニケーションフリープランについてです。コミュニケーションフリープランの料金は以下の通り。
データ通信 SIM | データ通信 SIM+SMS | 音声通話 SIM (+580円) | |
---|---|---|---|
3GB | - | 1,110円 | 1,690円 |
5GB | - | 1,640円 | 2,220円 |
7GB | - | 2,300円 | 2,880円 |
10GB | - | 2,640円 | 3,220円 |
コミュニケーションフリープランもLINEフリープランと基本的には同じ機能ですが、LINEフリープランよりもカウントフリーの対象になるサービスが多くなっています。
コミュニケーションフリープランは、LINE・Facebook・Twitter・Instagramのほとんどの機能やサービスを高速通信容量としてカウントしません。
また、コミュニケーションフリープランもLINEフリープランと同じく、カウントフリー対象になるアプリ以外のアプリを使いすぎてひと月に使える高速通信容量を使い切ってしまった場合でも、カウントフリー対象のサービスだけは高速で使い続けることができます。
LINEモバイルには高速と低速の切り替え機能もバースト転送もありませんが、LINEフリープランやコミュニケーションフリープランなら対象のアプリはカウントフリー機能でそもそも低速に切り替えて高速通信容量を節約する必要がなく、また速度も常に高速で通信できるため快適に利用できます。
LINEや上記のSNSサービスを使う頻度が高いために低速に制限されてしまう人や、低速に制限されてFacebookやTwitter、Instagramの画像表示に時間がかかるのが不便に感じている人は、LINEモバイルを軸に検討してみるといいでしょう。
なお、LINEフリープラン・コミュニケーションフリープランの対象アプリ・サービスの中にも、カウントフリーでは使えない機能もあります。
詳しくはこちらにまとめているので参考にしてみてください。
LINEモバイルのコミュニケーションフリープランの特徴と注意点まとめ
まとめ
LINEモバイルは高速と低速の切り替えとバースト転送のどちらにも非対応ですが、カウントフリー機能によりLINEフリープランならLINEのほとんどの機能を、コミュニケーションフリープランならLINEとFacebook、Twitter、Instagramのほとんどの機能を高速通信としてカウントせずに使い放題になります。よく使うアプリがカウントフリー対象のアプリなら、そもそも低速への切り替えやバースト転送も必要なく通信量を一切気にせずに使いたいだけ使えるLINEモバイルはおすすめです。
逆に、よく使うアプリがGoogle Play MusicやApple Music、radikoなどLINEモバイルのカウントフリー対象に含まれていなくて、かつ低速でも使える場合は、高速と低速の切り替えができる格安SIMの中から検討した方がいいでしょう。
格安SIMで低速切り替え可能で使い放題のMVNOを比較【動画あり】
LINEモバイルの高速/低速の速度切り替えの有無とバースト転送についてのまとめは以上です。
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