このページでは、nubia Z17のスペックや特徴、価格などをまとめています。
目次
ZTE nubia Z17のスペック
nubia Z17のスペックは以下の通りです。
nubia z17 | |
---|---|
OS | Android 7.1 |
CPU | Snapdragon 835 2.45GHz 8コア |
ディスプレイ | 5.5インチ 1920×1080 フルHD |
RAM | 6GB/8GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
microSD | × |
背面カメラ | 2300万画素(f2.0) 1200万画素(f1.8) デュアルカメラ |
前面カメラ | 1600万画素 f2.0 |
バッテリー | 3200mAh |
対応周波数 (バンド) | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz) 3(1800MHz) 4(1700MHz) 5(850MHz) 7(2600MHz) 8(900MHz) 12(700MHz) 20(800MHz) LTE(TD-LTE) 34 38 39 40 41 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 2(1900MHz) 5(850MHz) 8(900MHz) 3G(CDMA2000) BC0 3G(TD-SCDMA) 34 39 GSM 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz |
ドコモプラチナバンド (Band19) | × |
FOMAプラスエリア (Band6/19) | × |
ソフトバンクプラチナバンド (Band8/28) | ○ |
auプラチナバンド (Band18/26) | × |
au 3G (CDMA2000) | ○ |
SIMサイズ | SIM1:nanoSIM SIM2:nanoSIM |
3G+4Gの デュアルスタンバイ | ○ |
技適 | ? |
サイズ | 高さ:152.60 幅:72.38 厚さ:7.60mm |
重さ | 約173グラム |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.1 |
NFC | × |
GPS | GLONASS Beidou |
加速度センサ | ○ |
ジャイロスコープ | ○ |
近接センサ | ○ |
環境光センサ | ○ |
指紋認証センサ | ○ |
コンパス | ○ |
センサー | - |
ポート | USB Type-C |
カラー | ゴールド |
価格 | RAM 6GB/ROM 64GB:約46,000円(2,799 人民元) RAM 6GB/ROM 128GB:約56,000円(3,399人民元) RAM 8GB/ROM 128GB:約66,000円(3,999 人民元) |
公式サイト | nubia Z17——努比亚nubia智能手机官网 |
nubia Z17の対応周波数(バンド)について
まずは、nubia Z17の日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめておきます。ドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドに非対応。エリアは狭い
nubia Z17は、ドコモやドコモ回線を使った格安SIMとの相性は良くないです。ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に対応していません。
またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)にも非対応です。
nubia Z17は、ドコモ回線のSIMを挿した場合ドコモで購入できるスマホよりも通話通信とも確実にエリアが狭くなる点には注意しましょう。
ソフトバンク(ワイモバイル)は広いエリアで使える
nubia Z17は、ソフトバンクやワイモバイルのSIMとの相性は良いです。3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているバンドにすべて対応しています。
LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8とに対応しているので、広いエリアで通信が可能です。
nubia Z17はソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。
auはCDMA2000対応で3G通話は広いエリアで可能。LTEプラチナバンドには非対応のため通信できるエリアは狭い
nubia Z17とauのSIMの組み合わせでは一部注意点があります。auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていて、nubia Z17はCDMA2000に対応しています。
そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合、通話はauの通常のSIMと変わらないエリアで利用できます。
逆にauの4G LTEエリアに関しては、nubia Z17はauのLTEプラチナバンドであるBand8やBand26に対応していないため広いエリアでLTE通信できません。
nubia Z17にauやau回線を使った格安SIMを挿して使う場合は、3G通話は広いエリアでできるものの、LTEによる高速通信できるエリアはかなり狭いと思っておいたほうがいいです。
ZTE nubia Z17の特徴・メリット
次に、nubia Z17の特徴やメリットについてまとめます。SoC(CPU)はSnapdragon 835を搭載
nubia Z17は、SoC(CPU)にnubia Z17発表時点で最新で最もスペックが高いSnapdragon 835を搭載しています。Snapdragon 835は、前世代のSnapdragon 820に比べてCPUの処理性能は20%アップし、GPUの処理性能にいたっては25%もアップしています。
また、性能アップして動作はさらに高速化しつつ消費電力は25%も低減しているので、処理能力と共にバッテリーの持ちにも大幅な改善が期待できます。
私はSnapdragon 835を搭載するXiaomi Mi6を使っていますが、スマホの総合的な性能を見るAnTuTuベンチマークでは17万点台というハイスコアです。
またスコアだけでなく、実際の操作時もアプリの起動やスクロールなど非常に速くスムーズで快適そのものです。
スマホの性能はSoCに大きく依存するので、Mi6もnubia Z17もそこまで大きな違いは出ないと思います。
nubia Z17であれば、3Dグラフィクスをふんだんに使ったゲームなどSoCに負荷をかけるアプリを使っても、動作が遅くなるなどでストレスを感じることはほぼないでしょう。
ZenFone ARに続くRAM 8GBを搭載したスマホ
nubia Z17にはRAMとROMの組み合わせで3モデルありますが、最高スペックモデルは8GBのRAMを搭載しています。8GBのRAMを搭載しているスマホは現時点ではZenFone ARだけなので、nubia Z17は世界で2番目のRAM 8GBを搭載したスマホということになります。
普段使いなら現状4GBでも十分な空きがあるので8GBも本当に必要かどうかは分かりませんが、今後1つのアプリに対して必要なメモリ領域が増えていったとしてもRAMが8GBあるnubia Z17なら数年単位の長期間に渡ってメインの端末として使えますね。
左右ベゼルレス(額縁なし)ディスプレイ
nubia Z17は左右のベゼル(額縁)がない、いわゆるベゼルレスディスプレイも特徴のSIMフリースマホです。左右ベゼルレスによる大きなメリットは横幅のスリム化です。
nubia Z17は5.5インチのディスプレイを搭載していて横幅は72.38ミリです。
例えば同じ5.5インチディスプレイのZenFone 3(ZE552KL)は77.38ミリなので、nubia Z17が5ミリも幅が狭いです。
ちなみに、ZenFone 3の5.2インチモデル(ZE520KL)の横幅は73.9ミリなので、nubia Z17は5.2インチディスプレイのスマホよりも横幅が1ミリ以上狭いことになります。
スマホの横幅は特に片手操作時は狭い方が断然持ちやすいので、スマホを片手で操作することが多く、かつディスプレイはできるだけ大きい方がいいという人にnubia Z17は最適ですね。
背面カメラ
nubia Z17は、背面にデュアルカメラを搭載しています。片方は2300万画素で、もう片方は1200万画素と非常に高画質なカメラレンズです。
nubia Z17の背面カメラは、iPhone 7 Plusと同じく2倍の光学ズームと10倍のデジタルズームが可能です。
たまに妻のiPhone 7 Plusを借りて写真を撮ることがあるのですが、光学2倍ズームは画質を落さずに被写体を大きく撮影できるのでかなり便利で、個人的によく使います。
nubia Z17のカメラでiPhone 7 Plusほどの写真を撮れるかどうかは実際に試してみないとわかりませんが、どの程度のものなのか確認してみたいところです。
また、nubia Z17のカメラは最速0.03秒でフォーカスして素早くシャッターを切れるので、激しく動く被写体でもきれいに撮影することができるとのこと。
f値1.8の明るいレンズとソフトウェアでのノイズ低減により、夜間など光量が少ない環境でも高品質な写真を撮影できるそうです。
nubia Z17は前面カメラにも力をいれていて、1600万画素で80度の広角レンズを搭載しています。
自撮りのモードでは、背景をぼかし被写体をより際立たせることができます。
また、スマホのインカメラではおなじみの美顔モードももちろん搭載しています。
さらに、nubia Z17を動かしながら写真を撮影することで3D写真を作成することも可能です。
その他には、nubia Z17を別のnubiaのスマホとWi-Fiで接続して遠隔で撮影するといったことも可能です。
nubia Z17は、カメラ機能にはかなりこだわって開発されていることが分かりますね。
0.1秒で反応する指紋認証センサを背面に搭載
nubia Z17には、他の中華スマホと同じく指紋認証センサが搭載されています。ZTEによると、認証から画面がオンになるまで0.1秒しかかからないとのこと。
1日に何回も使う指紋認証の速度は使い勝手の良し悪しに直結するので、認証速度の速さは大歓迎ですね。
Dolby Atmosスピーカー搭載で高音質
nubia Z17には、Dolby ATMOSスピーカーが搭載されています。Dolby ATMOSに対応しているコンテンツをnubia Z17で再生すると、立体的な広がりのある音を楽しむことができます。
また、nubia Z17にはベースの重低音を響かせることができるDーBASSやSmartPAも搭載しているので、スマホに音質を求める人にも良さそうです。
QuickCharge 4.0+対応で充電速度が速い
nubia Z17は急速充電にも対応していますが、規格は最新のQuick Charge 4.0+です。Quick Charge 4.0+により、たったの25分でnubia Z17を50%まで充電できるとのこと。かなり速いですね。
これだけ速ければ、外出前に充電を忘れていたとしても少しの時間でたくさん充電できるので安心です。
エッジジェスチャー対応。2度押しで戻る、下にこするとアプリ履歴の表示なども可能
他のスマホにはないnubia Z17の特徴としてエッジジェスチャーが挙げられます。nubia Z17の側面を2回押すと戻るキー、上から下にこするとアプリ履歴、2回こするとアプリ履歴の消去(メモリ解放)、両端を上から下にこするとディスプレイの明るさを調整できます。
HTC U11の握るUI「エッジ・センス」は大きな話題になりましたが、nubia Z17のエッジジェスチャーも便利そうです。
OS「nubia UI 5.0」ではアプリの小窓化(ピクチャー・イン・ピクチャー)も可能
Android O(Android 8.0)では、例えばYouTubeなどを画面の端に小窓化して表示させる「ピクチャーインピクチャー」に対応しました。nubia Z17のOSはAndroid 7.1ですが、nubiaの独自OS「nubia UI 5.0」ではアプリの小窓化が可能です。
YouTubeも小窓化できるかは実際に使ってみないと分かりませんが、少なくともZTEが積極的にOS開発していることは分かりますね。
ZTE nubia Z17の注意点・デメリット
めりっとの次は、nubia Z17の注意点やデメリットについてまとめます。microSDカードには非対応
nubia Z17は周波数帯が日本のキャリア向けではないことを除いてほとんど欠点らしい欠点はありません。あえて挙げるとすれば、microSDカードに対応していない点です。
nubia Z17は64GBと128GBからROMを選べますが、nubia Z17の高音質なスピーカーで音楽を聴くために音楽ファイルを大量に端末に保存するとあっという間に容量を消費してしまうので注意しましょう。
また、写真や動画も思った以上に容量を食うので、無料で無制限にアップロードできるGoogleフォトなどを有効に活用することをおすすめします。
ZTE nubia Z17の発売日
nubia Z17の発売日は2017年6月1日です。現時点では中国でのみ販売されています。
GearBestなどでの取り扱いに期待したいところです。
GearBest
ZTE nubia Z17の価格
RAM 6GB/ROM 64GB:約46,000円(2,799 人民元)RAM 6GB/ROM 128GB:約56,000円(3,399人民元)
RAM 8GB/ROM 128GB:約66,000円(3,999 人民元)
ZTE nubia Z17まとめ
nubia Z17は、Snapdragon 835搭載でRAMは最大8GB、左右ベゼルレスディスプレイで片手操作がしやすくカメラは高画質で音質も良い、エッジジェスチャーでいつも使っている機能や操作に新たな選択肢が増えるなど、他のSIMフリースマホに比べて機能的に目立つ部分が多い魅力的な端末です。価格は46,000円から66,000円と一般的な中華スマホに比べると割高ですが、これだけ突出したスペックと機能を見ればむしろ割安でコストパフォーマンスは高く感じます。
日本で発売されることはないでしょうが、個人的にはぜひ触ってみたいと思わせてくれるスマホですね。
ZTE nubia Z17のスペックレビューと価格は以上です。