目次
Xiaomi Redmi 4のスペック
Xiaomi Redmi 4には、標準版と高性能版の2モデルがあります。各モデルのスペックは以下の通りです。Redmi 4 標準版 | Redmi 4 高性能版 | |
---|---|---|
OS | Android 6.0 MIUI 8 | Android 6.0 MIUI 8 |
ディスプレイ | 5.0インチ 1280x720 HD | 5.0インチ 1920x1080 フルHD |
CPU | Snapdragon 430 1.4GHz x 4 + 1.1GHz x 4 8コア | Snapdragon 625 2GHz 8コア |
RAM | 2GB | 3GB |
ストレージ | 16GB | 32GB |
microSD | ○ 最大128GB | ○ 最大128GB |
背面カメラ | 1300万画素 f/2.2 | 1300万画素 f/2.2 |
前面カメラ | 500万画素 f/2.2 | 500万画素 f/2.2 |
バッテリー | 4100mAh | 4100mAh |
対応周波数 (バンド) | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz) 3(1800MHz) 7(2600MHz) LTE(TD-LTE) 38 39 40 41 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 2(1900MHz) 5(850MHz) 8(900MHz) 3G(TD-SCDMA) 34 39 3G(CDMA1X/EVDO) BC0 2G(GSM) 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz) 3(1800MHz) 7(2600MHz) LTE(TD-LTE) 38 39 40 41 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 2(1900MHz) 5(850MHz) 8(900MHz) 3G(TD-SCDMA) 34 39 3G(CDMA1X/EVDO) BC0 2G(GSM) 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz |
ドコモプラチナバンド (Band19) | × | × |
FOMAプラスエリア (Band6/19) | × | × |
ソフトバンクプラチナバンド (Band8/28) | × | × |
auプラチナバンド (Band18/26) | × | × |
au 3G (CDMA2000) | ○ | ○ |
SIMサイズ | SIM1:microSIM SIM2:nanoSIM | SIM1:microSIM SIM2:nanoSIM |
3G+4Gの デュアルスタンバイ | × | ○ |
技適 | × | × |
サイズ | 高さ:141.3 幅:69.6 厚さ:8.9 mm | 高さ:141.3 幅:69.6 厚さ:8.9 mm |
重さ | 156グラム | 156グラム |
NFC | × | × |
GPS | A-GPS GLONASS 北斗 | A-GPS GLONASS 北斗 |
加速度センサ | ○ | ○ |
ジャイロスコープ | ○ | ○ |
近接センサ | ○ | ○ |
環境光センサ | ○ | ○ |
指紋認証センサ | ○ | ○ |
コンパス | × | × |
その他センサ | 赤外線 | 赤外線 |
ポート | microUSB | microUSB |
カラー | グレー シルバー ゴールド | グレー シルバー ゴールド |
価格 | 約11,000円(699元) | 約14,000円(899元) |
公式サイト | 红米4手机-小米商城 | 红米4手机-小米商城 |
Xiaomi Redmi 4の特徴・メリット
まずは、Redmi 4の特徴やメリットからまとめます。高性能版はZenFone3と同じ基本スペックながら約14,000円とコスパが非常に高い
XiaomiのRedmiシリーズはコストパフォーマンスの高さが特徴で、Redmi 4でもその特徴が受け継がれています。特に高性能版は、CPUがSnapdragon 825でRAMが3GB、ROM(ストレージ)が32GBと基本スペックはZenFone3と全く同じながら価格は約14,000円という圧倒的な安さです。
ZenFone3は台湾では26,000円ほど(日本価格は43,000円と高め)で気軽に購入できる端末ですが、Redmi 4はZenFone3の半額近くで購入できます。
4100mAhの大容量バッテリーを搭載
Redmi 4はバッテリーも4100mAhと大容量なのもメリットです。2016年に日本で発売された5インチスマホにはarrows M03がありますが、arrows M03のバッテリー容量は2580mAhです。また、5.2インチのZenFone3は2650mAhでHUAWEI P9liteも3000mAhという状況を見ると、Redmi 4のバッテリー容量がいかに多いかが分かります。
その分Redmi 4は他のスマホに比べて本体が厚いですが、不格好なほど分厚いこともありません。
低価格で大容量バッテリーを搭載するスマホを探している人にはRedmi 4は検討する価値は十分にありますね。
microSDカード対応でストレージを拡張できる
Xiaomiのスマホの多くはmicroSDカードに対応していません。例えば、Mi5やMi5s、Mi5s Plusといったスペックの高いモデルでもmicroSDカードを挿して使うことはできません。ですが、Redmi 4は最大128GBのmicroSDカードに対応しています。
Redmi 4のROM(ストレージ)は標準版が16GB、高性能版が32GBと大容量ではないので、microSDカードを挿してストレージを拡張できるのは大きなメリットです。
特に写真や動画をよく撮影する場合はあっという間にストレージがいっぱいになりがちなので、microSDカードを活用しましょう。
高性能版はスペック上は4G+3GのDSDSに対応
Redmi 4は、2枚のSIMを挿せるデュアルSIM対応スマホです。さらにRedmi 4の高性能版は、スペック上は4G+3GのDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応しています。
DSDSは、例えば片方にドコモなど大手キャリアのかけ放題SIMを、もう片方に格安SIMのデータ通信専用SIMを挿すことでデータ通信の料金を大幅に安くすることができ、月々の携帯料金を抑えることができるといったメリットがあります。
DSDSの詳細とメリットについてはこちらをご覧ください。
デュアルスタンバイ(DSDS)とデュアルアクティブ(DSDA)の違いまとめ
4Gと3Gで同時待ち受けできるスマホは、基本的には日本国内でも2枚のSIMを挿して同時待ち受けができます。
ですが、日本国内でDSDSで使えるかについては実際に試してみないと分かりません。ユーザーからのレビューを待った方がいいでしょう。
なお、これまで日本で同時待ち受けできるスマホの最安は約14,000円のRedmi Note 4でしたが、Redmi 4はRAM/ROMが増量して約14,000円なので、コストパフォーマンス的にはRedmi 4の方が高いです。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(同時待ち受け)SIMフリースマホまとめ【DSDS】
フルメタルボディで高級感のあるデザイン
Redmi 4は、標準版が約11,000円、高性能版でも約14,000円という破格ながら筐体はフルメタルで高級感のあるデザインとなっています。また、ディスプレイガラスは2.5D加工を端末の端はダイヤモンドカットを施していて見た目の安っぽさは全くありません。
見た目も悪くないスマホを安く入手したい人にも、Redmi 4は十分選択肢になりますね。
auやau系格安SIMを挿して通話できる(CDMA2000に対応)
Redmi 4は、通信規格CDMA2000に対応しています。CDMA2000は、日本国内ではauが主にVoLTEではない通常の通話用で使っている規格ですが、CDMA2000を使っている通信事業者は世界的に見ても少ないため対応していない端末が多いのが現状です。
ですが、CDMA2000対応のRedmi 4ならauやau系格安SIMを挿して広いエリアで通話することができます。
また、Redmi 4の高性能版はDSDSにも対応しているため、通話用にauのSIMを挿し、インターネット接続用にドコモ系の格安SIMを挿して同時待ち受けしながら使うこともできます。
Xiaomi Redmi 4の注意点・デメリット
次に、Redmi 4の注意点やデメリットについてです。microSDカードはnanoSIMスロットと兼用。SIM 2枚+microSDは同時に使えない
Redmi 4はmicroSDカードを挿して使うことができますが、microSDカード専用のスロットはありません。Redmi 4はnanoSIMを置くスロットにmicroSDカードを置く仕様となっているので、microSDカードを挿すとSIMが1枚しか挿せないためDSDSで利用できなくなってしまいます。
microSDカードを挿しつつDSDSで使いたい人は、Redmi 3は選ばないようにしましょう。なお、microSDカードとSIM 2枚を同時に挿せる端末はMoto G4 Plusなどかなり限られています。
標準版は4G+3GのDSDSに非対応
Redmi 4の高性能版が4G+3GのDSDSに対応しているのは前述の通りですが、標準版は4G+3GのDSDSには対応していません。標準版は、片方のSIMが4Gまたは3Gの場合はもう片方が2GでのみDSDSで利用できます。日本では2Gはすでに使われていないため、日本国内でRedmi 4の標準版にSIMを2枚挿しても片方のSIMしか使えない点には注意しましょう。
ドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドには非対応
Redmi 4は中国国内で使う前提で開発されていて、中国で使われている周波数帯に最適化されています。そのため、ドコモやau、ソフトバンクなど日本のキャリアが使っている周波数帯の多くに対応しておらず、日本国内で購入できる端末よりも通話や通信できるエリアが狭いのがネックです。
ドコモの場合は、山間部などで主にVoLTEではない通話で使われているFOMAプラスエリア(Band6/19)や高速通信やVoLTEで使われているLTEプラチナバンド(Band19)に対応していません。
Redmi 4とドコモやドコモ系格安SIMの組み合わせでは、特に山間部で圏外になることが確実に増えます。
Redmi 4を購入する前に、自身の行動範囲内にFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドの場所がないかあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
確認はこちらから。
なお、auやソフトバンクのエリアについても、ドコモと同様LTEプラチナバンドには対応していない点には注意しましょう。
Xiaomi Redmi 4の動画
Xiaomi Redmi 4の価格
標準版:約11,000円(699元)高性能版:約14,000円(899元)
Xiaomi Redmi 4の発売日
2016年11月7日Xiaomi Redmi 4まとめ
Redmi 4は、特に高性能版がSnapdragon 625を搭載しRAM 3GB/ROM 32GB、4100mAhの大容量バッテリーと必要十分なスペックながら価格が約14,000円とコストパフォーマンスの高さが目立っています。また、高性能版は4G+3GのDSDSにも対応し、CDMA2000にも対応しているためauやau系格安SIMでも同時待ち受けで通話できるのもメリットです。
デザインや質感も悪くないため、とりあえず安いDSDS機が欲しいという人はRedmi 4の高性能版を検討してみるといいでしょう。
Redmi 4のスペックレビューと価格、発売日のまとめは以上です。