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ZenFone3はZE520KLとZE552KLの2モデルでベンチマークを測定・比較
ZenFone3には、5.2インチ/3GB RAM/32GB ROMのZE520KLと、5.5インチ/4GB RAM/64GB ROMのZE552KLの2モデルが用意されています。両モデルはRAMとROMの差はあるものの、CPUは同じのためベンチマークで大きな差が出る可能性は低いものの、念のために当サイトではそれぞれのモデルでベンチマークを測定しています。
ZenFone3のAnTuTuのベンチマークスコア
まずは、端末の総合的な性能を見るAnTuTuベンチマークアプリを使った測定結果です。アプリのバージョンは6.0です。左が5.2インチのZE520KL、右が5.5インチのZE552KLです。両者ともほぼ同じ結果ですね。
AnTuTuのスコアは62000点弱となっています。前モデルのZenFone2が58,000ほどのため、デザインなどの見た目だけでなく性能も確実にアップしていることが分かります。
ZenFone3の3DMarkのベンチマークスコア
次に、3DMarkのベンチマークスコアです。3DMarkで測定することで、3Dグラフィックスの性能を知ることできます。ZenFone3で3Dゲームをしたい人は重視すべきベンチマークです。
左が5.2インチのZE520KL、右が5.5インチのZE552KLです。スコアは約14000点で、3DMarkもAnTuTuと同様両モデルの結果はほぼ同じです。
ZenFone2は17000点程度のため、3D性能に関してはZenFone3の方が劣っていることになります。
とはいうものの、後で比較しますがZenFone3の3DMark結果はライバル機種に比べるとスコアは十分良い結果となっています。
ZenFone3は3DMarkで約3分間にわたり3Dグラフィック性能をテストされたものの、温度が極端に上がることもなく完了しています。発熱については、特に気にする必要はないでしょう。
ZenFone3のGeekbenchのベンチマークスコア
ZenFone3をGeekbenchで測定します。Geekbenchで測定することで、CPUの処理能力を知ることができます。左が5.2インチのZE520KL、右が5.5インチのZE552KL。
コア単体の性能を示すシングルコアのスコアが920点台、マルチコアのスコアが5100点台でした。
ZenFone2は、シングルコアが910点台でマルチコアがだいたい2900点台なので、ZenFone3のシングルコアの性能はほぼ同じでマルチコアの処理性能が大幅にアップしていることが分かります。
ZenFone3とライバル機種のベンチマークスコアを比較
最後に、ZenFone3とライバル機種のベンチマークスコアを比較します。比較したのは、Moto G4 PlusとHUAWEI p9liteです。それぞれのベンチマークアプリの測定結果は以下の通りです。
AnTuTu
機種名 | AnTuTuスコア |
---|---|
HUAWEI P9lite | 53007 |
Moto G4 Plus | 47398 |
ZenFone3 | 61702 |
3DMark
機種名 | 3DMarkスコア |
---|---|
HUAWEI P9lite | 11815 |
Moto G4 Plus | 9776 |
ZenFone3 | 13905 |
Geekbench
機種名 | Geekbenchスコア (シングルコア) | Geekbenchスコア (マルチコア) |
---|---|---|
HUAWEI P9lite | 898 | 3757 |
Moto G4 Plus | 716 | 3036 |
ZenFone3 | 924 | 5151 |
3つのベンチマークアプリすべてにおいて、ZenFone3のスコアがNo.1という結果になりました。
ZenFone3のベンチマークテスト結果まとめ
ZenFone3は、ベンチマークのスコア上は前モデルのZenFone2に比べて3Dグラフィック性能が落ちているものの、そのほかに関してはスコアが伸びており進化していることが分かります。また、同価格帯になると思われるMoto G4 PlusやHUAWEI p9liteと比べてもZenFone3の性能は全体的に高いため、この2機種に比べると動作はスムースでゲームなどなめらかな3Dグラフィックが求められるゲームアプリなどでも快適に利用できます。
ZenFone3のベンチマーク結果と比較は以上です。
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