Moto G4 Plus購入レビューとスペック・MVNO 格安SIMセットまとめ

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このページでは、2016年7月22日に発売されたMoto G4 Plusの購入レビューとスペック、特徴、メリット・デメリットなどをまとめています。

また、Moto G4 Plusよりも高い価格(39,800円)で発売されたZenFone3とのスペック比較もしているので、どちらにするか検討している場合は参考にしてみてください。

目次


Moto G4 Plusのスペック

Moto G4 Plusのスペックは以下の通りです。

OS

Android 6.0.1 Marshmallow

ディスプレイ

サイズ:5.5インチ
解像度:1920 x 1080(フルHD)

プロセッサ

Qualcomm Snapdragon 617 1.5GHz 8コア

RAM

3GB

ストレージ

16GB/32GB

外部メモリー

microSD(最大128GB)

背面カメラ

1600万画素
レーザーオートフォーカス

前面カメラ

500万画素

バッテリー容量

3000mAh

サイズ(高さ x 幅 x 厚さ)

153 x 76.6 x 9.8 mm

重量

約155g

SIMサイズ

スロット1:microSIM
スロット2:microSIM
※両スロットとも4Gまたは3Gで同時待ち受けが可能。

対応周波数(バンド)

FDD-LTE(4G):2100MHz(band1) / 1800MHz(Band3) / 850MHz(Band5) / 2600MHz(Band7) / 900MHz(Band8) / 800MHz(Band19) / 800MHz(Band20) / 700MHz(Band28)

TD-LTE(4G):Band40

WCDMA(3G):2100MHz(Band1) / 1900MHz(Band2) / 850MHz(Band5) / 900MHz(Band8) / 800MHz(Band19)

センサー

加速度センサ / ジャイロスコープ / 近接センサ / 環境光センサ / 指紋認証センサ / センサーHub

その他

・Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n (2.4GHz/5GHz)

・Bluetooth:V4.1 LE

・microUSB

・3.5mm ミニジャック

カラー

ラック / ホワイト


Moto G4 Plusを購入。開封~外観レビュー

Moto G4 Plusを購入したので、まずは開封から外観をレビューしていきます。

Moto G4 Plusの箱です。右下には「Lenovo」のロゴがあります。Motorolaは2011年にGoogleにより買収され、2014年にLenovoにより買収されたという経緯があります。
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Moto G4 Plusとのご対面です。ホワイトを購入しましたが、シンプルな背面にMのロゴが目立ちます。
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同梱品です。microUSBケーブルとACアダプタ、イヤホン、保証書などが入っています。
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Moto G4 Plusの前面です。フィルムが貼ってありますが、このフィルムには印字されているため剥がすしかあないですね。
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再びMoto G4 Plusの背面です。カメラとフラッシュ、レーザーオートフォーカス用のセンサがあります。また、その下にはMotorolaの「M」ロゴがワンポイントで配置されています。
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カメラは若干出っ張っていますが、実用に支障があるほどのものではありません。また、背面カバーはメッシュ加工されており、滑りにくくなっています。
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Moto G4 Plusの上部にはイヤホンジャックがあります。
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右側には上に電源ボタン、下にボリュームボタンです。
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電源ボタンはギザギザに加工されているので、電源ボタンとボリュームボタンを押し間違えることが少なくなります。
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左側には何もありません。
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下部にはmicroUSBポートがあります。
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前面の下部には指紋認証センサがあります。最近発売された機種は背面に指紋認証センサが搭載されているものが多いので、Moto G4 Plusは少数派です。指紋認証センサの隣にある小さい穴はマイクです。
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前面の上部にはスピーカーと前面カメラがあります。
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Moto G4 Plusは、背面カバーを剥がすことができます。左側のくぼみに爪をかけて剥がします。
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Moto G4の背面カバーを剥がした状態です。バッテリーを交換することはできません。
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Moto G4 Plusは、SIMスロットとmicroSDスロットが分かれています。そのため、SIM2枚とmicroSDを同時に使うことができます。Moto G4 Plusは3Gと4Gの同時待ち受け(デュアルスタンバイ)に対応しているので、購入する人はSIMを2枚同時に使う前提だと思います。同じデュアルスタバイ対応のZenFone3がSIM2枚と同時にmicroSDが使えない点を見ると、Moto G4 Plusのスロットが3つに分かれている仕様は大きなメリットとなります。
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Moto G4 Plusの電源を入れます。ポップな青のmotoのロゴが表示されます。
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その後にLenovoのロゴ。
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またポップな緑を背景にドットが回ります。
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再びmotoのロゴが表示されます。
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そして初期設定画面が表示されます。
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Moto G4 Plusレビュー【特徴・メリット】

Moto G4 Plusの特徴と、使ってみて良いと感じた点は以下の通りです。

デュアルSIM・デュアルスタンバイで3Gと4G(LTE)の同時待ち受けに対応

Moto G4 Plusの最大の特徴は、日本で初めてデュアルSIM・デュアルスタンバイで3Gと4G(LTE)の同時待ち受けに対応している点です。

これまで日本で発売されたデュアルSIMのスマートフォンは、同時待ち受けには対応していたものの、片方が3Gまたは4Gの場合はもう片方は2Gの電波のみ利用できるというものでした。

現在は2Gは日本で使われていない電波のため、両方のスロットにSIMを挿しても日本では片方しか使えず、デュアルSIMのメリットが活かされていませんでした。

対して、Moto G4 Plusは片方が3Gまたは4Gの場合でももう片方も3G(4G)で通信することが可能なので、日本国内で使う場合でも両方のスロットに挿したSIMで同時に待ち受けることができます。
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例えば、Moto G4 Plusであれば片方のSIMでインターネットしながらもう片方のSIMで電話を待つことができ、電話がかかってきたら着信もしてくれてそのまま通話することができます。

3Gと4Gの同時待ち受け対応によるメリットは、上記の例えのように通話用のSIMとデータ通信用のSIMを分けつつ同時に使えるようになる点です。

Moto G4 Plusを格安SIM(MVNO)で利用する予定の人も多いかと思いますが、格安SIMはドコモのカケホーダイプランのような24時間どれだけかけても定額でかけ放題のサービスはありません。

そのため、通話をたくさんする人はドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアから格安SIMに乗り換えたくても通話料が高くなってしまうため乗り換えられないという状況でした。

Moto G4 Plusであれば、片方にドコモなどのかけ放題プランのSIMを挿して、もう片方に格安SIMのデータ通信専用のSIMを挿すことで電話かけ放題ながら安い料金でキャリアよりもデータ通信がたくさんできます。

通話が多くて格安SIMへの乗り換えに二の足を踏んでいた人にとっては、Moto G4 Plusの3G+4Gの同時待ち受けは大きなメリットですね。

デュアルスタンバイの詳細や上記以外のメリットについては、こちらにまとめているのでご覧ください。
シングルスタンバイ・デュアルスタンバイ・デュアルアクティブの違い


ディスプレイ側に指紋認証センサを搭載

Moto G4 Plusは、ディスプレイ下部に指紋認証センサを搭載しています。

最近発売されているSIMフリースマートフォンの多くは、指紋認証センサが背面に搭載されています。

指紋認証センサが背面にあるメリットは、端末を手に持った時に人差し指が自然に触れる場所付近にあるためスムースにロック解除できる点です。

逆に背面の指紋認証センサのデメリットは、端末を机やテーブルの上に置いたまま端末のロックを解除したいときに指紋が使えない点です。

Moto G4 Plusの前面の指紋認証センサは、端末を手に持った時は親指で自然にロック解除でき、テーブルに置いたままの状態でも指を置くだけでロック解除できるため、スマホを置いたまま使うことが多い人にとっても使い勝手がかなり良くなります。
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素のAndroidに近いOSを搭載。Android 7.0 Nougatへもアップデートされる予定

海外のメーカーが開発・販売するAndroidスマホの多くは、メーカー独自のカスタムが施されており、Nexusに搭載される素のAndroid OSとは使い方や設定が異なる場合があります。

また、素のAndroidではないカスタムされたOSは、Googleがひと月に1回配信しているセキュリティ強化を含むアップデートにすぐに対応できないことが多いため、重大なセキュリティ上のリスクを抱えたまま端末を使わなければいけない場合もあります。

Moto G4 Plusが搭載するAndroid OSは、ほぼ素のAndroidとなっています。そのため、他社メーカーの端末に比べるとカスタムできる項目は少なくはなるものの、毎月1回のセキュリティアップデートも比較的早めに実施されるので、安心して利用することができます。

また、Moto G4 Plusは今年中にリリースされる新OS「Android 7.0 Nougat」へのアップデートも予定されているため、Nexus以外で最新のOSを利用できることが決まっている数少ない(というより現時点では唯一の)端末です。
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セキュリティ対策や最新OSが気になる人には、Moto G4 Plusはおすすめです。


SIMスロットとSDスロットが別。SIM2枚とmicroSDを同時に使える

Moto G4 PlusはSIMを2枚挿せるデュアルSIMスロットを搭載しているのは前述の通りですが、microSDは専用のスロットがさらに別に用意されています。

Moto G4 PlusのSIMスロットはこのようにmicroSDスロットがSIMスロットから独立しています。
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そのため、Moto G4 PlusはSIM2枚とmicroSDを同時に使うことができます。

Moto G4 Plusと同じく、デュアルSIMでデュアルスタンバイ(同時待ち受け)に対応しているZenFone3のSIMスロットの1つはmicroSIMスロットとしても利用します。
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つまり、ZenFone3はSIM2枚とmicroSDを同時に使うことができません。

また、現在日本国内で購入できるデュアルSIMスロット搭載スマホの多くは、ZenFone3のようにSIMスロットをmicroSIMのスロットとして使う仕様です。

現時点ではmicroSDスロットがSIMスロットと別にあり、かつ3Gと4Gを同時待ち受けできるのはMoto G4 Plusならではの特徴でありメリットなっています。

なお、Moto G4 Plusは両スロットともmicroSIMですが、nanoSIMをmicorSIMのサイズに変換する純正アダプターが同梱されるためnanoSIMでも問題なく利用できます。
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1,600万画素・2種類のオートフォーカス搭載の高性能なカメラ

Moto G4 Plusは、1,600万画素の背面カメラを搭載しています。

また、Moto G4 Plusのカメラは、レーザーオートフォーカスと位相差オートフォーカスの2つのオートフォーカスを利用することで素早くピントを合わせられるため、シャッターチャンスを逃しません。
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前面カメラは500万画素の広角レンズを採用しており、大人数での自撮りにも最適です。
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ですが、価格が安いSIMフリースマホのカメラは画素数が高くてもそこまできれいな写真が撮れないということはよくあります。

そこで、実際にMoto G4 Plusで撮影した写真を掲載しておきます(タップで原寸大。ファイルサイズが大きいのでWi-Fi環境での閲覧をおすすめします)。

まず、室内で被写体に寄った写真です。悪くはないですね。後ろにあるドロイド君たちが自然な感じでボケています。
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次にサラダです。みずみずしさは感じないもののちょっと撮影する分には十分です。
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風景です。少し青が弱い気もしますが曇りでもある程度きれいに撮影できます。
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日が当たっていればきれいな写真が撮影できます。
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温泉です。若干明るく撮れていてライトが白飛びしています。また、Moto G4 Plusには手ブレ補正がないからか光量が少ない場所(シャッタースピードが遅くなる場所)でよく手ブレします。
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完全な暗所では、HDRをオンにすることできれいに撮影できます。
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Moto G4 Plusのカメラは、手ブレ補正がないので暗所には弱いものの日中ならそこそこきれいな写真が撮影できます。


3,000mAhの大容量バッテリー搭載で1日フルに使える

Moto G4 Plusは、3,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。

これにより、朝からヘビーに使って夜寝る前にゲームをしたりしても、充電する必要はないとのこと。
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同じ3,000mAhバッテリーのHuawei P9liteを実際使っていますが、バッテリーの持ちはかなり良く1日なら余裕です。

Moto G4 Plusも実際に使ってみましたが、バッテリーの持ちは悪くありません。ゲームを長時間プレイしたり動画を観続けるといった使い方でなければ、少なくとも1日は持ちます。


15分の充電で約6時間使える

Moto G4 Plusは、付属のTurboPower充電器で充電すると、15分の充電で6時間使えるとのことです。
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外出前に充電し忘れていたとしても、少しの時間で長く使えるのはメリットですね。


防水機能はないが本体表面に撥水加工はあり

Moto G4 Plusには防水機能はないものの、本体の表面に撥水加工「Nano Coating」は施されています。
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そのため、Moto G4 Plusに雨などの水滴がついても問題ない程度の性能は備えていることになります。

撥水加工されていることで、外や水回りでも安心して使えるのはメリットといえるでしょう。

Moto G4 Plusのメリットは以上です。


Moto G4 Plusレビュー【デメリット・注意点】

次に、Moto G4 Plusのデメリットについてまとめます。

FOMAプラスエリアのBand6(800MHz)に非対応【8/1追記:実は対応していることを確認】

2016/8/1追記
Moto G4 Plusはスペック上はFOMAプラスエリアのBand6に対応していないことになっていますが、実際にプラスエリアの場所に行って確認してみたところアンテナがしっかりと立っていることを確認しました。

Moto G4 PlusはFOMAプラスエリアに対応しているようです。詳しくはこちらをご覧ください。

Moto G4 PlusはFOMAプラスエリアに対応していることを確認【Band6】

Moto G4 Plusの残念な点は、ドコモやドコモ系格安SIMを挿して使う際に重要な周波数であるFOMAプラスエリア(Band6)に対応していない点です。

FOMAプラスエリアは、通話でメインで使われる3Gの電波で、山間部や都市のビル内、地下などドコモ 3Gのメインの電波であるBand1の電波が届かない場所などで利用されています。

また、FOMAプラスエリアはBand6のほかにBand19もあり、Moto G4 PlusはBand19に対応していますが、Band19はFOMAプラスエリアとしてはほとんど使われていないため意味がありません。

上記のような場所に行かなければFOMAプラスエリア非対応の影響は少ないとは思いますが、最近発売されているSIMフリースマートフォンはほぼすべてFOMAプラスエリアにも完全対応している中で、Moto G4 Plusの非対応は残念ですね。



ドコモとソフトバンクのSIMは広い範囲で使えるがauとは相性が悪い

Moto G4PusはドコモのFOMAプラスエリアには対応していないものの、その他は日本のキャリアの周波数に最適化されています。

Moto G4 Plusの4G(LTE)対応周波数と日本の大手キャリアの対応周波数は以下の通りです。
4G LTE
バンド
(周波数)
1
(2100)
3
(1700)
8
(900)
11
(1500)
18
(800)
19
(800)
21
(1500)
26
(800)
28
(700)
41
(2500)
Moto
G4Plus
docomo
au

WI
MAX
2+
SoftBank
AXGP

4Gは、高速通信やVoLTEによる高音質な通話を利用する際に使いますが、Moto G4 PlusはVoLTEには非対応となっています。

ドコモに関しては、5バンドのうちバンド21以外の4バンドは全て対応しています。Moto G4 Plusは、ほぼドコモで販売されている端末と変わらないエリアでLTEの高速通信を利用できます。

また、Moto G4 Plusはソフトバンクの4つのLTEバンドに対応しているため、ソフトバンクのSIMでも問題なく通信できます。

auに関しては、2バンドのみの対応となっています。また、広いエリアでauのLTEを利用するためには不可欠なプラチナバンドであるBand18や26にも非対応なので、auやau系格安SIMではLTE通信ができるエリアはかなり限られると思っておいたほうがいいでしょう。


Moto G4 Plusの3G対応周波数と日本の大手キャリアの対応周波数は以下の通り。
3G
バンド
(周波数)
1
(2100)
6
(800)
8
(900)
9
(1700)
11
(1500)
19
(800)
au 3G
BC0
(800)
au 3G
BC6
(2000)
(2100)
Moto
G4Plus
docomo
au
SoftBank

3Gは、VoLTEではない通常の通話やLTEが入らないエリアで通信する際に使われます。

ドコモに関しては、FOMAプラスエリアのバンド6と東名阪のみで利用できるバンド9以外は対応しています。やはりバンド6非対応が残念です。

ソフトバンクに関しては、バンド11以外は全て対応しています。

ソフトバンクのバンド11はULTRA SPEED(DC-HSDPA)と呼ばれる、3Gながら最大受信速度が42Mbpsで高速通信できる周波数帯です。
softbank-ultraspeed1

ですが、バンド11は現在エリア縮小中で2017年3月末には停波し、2017年4月以降に順次LTE用として利用される予定となっているため、Moto G4 Plusがバンド11に対応していなくても特に問題ありません。

auの3Gは、ドコモやソフトバンクが採用しているW-CDMAではなくCDMA2000を利用していますが、Moto G4 Plusの日本モデルはCDMA2000には非対応となっています。

そのため、auのSIMで3Gの周波数帯を使って通話することはできません。

Moto G4 Plusは、auのSIMではLTEのエリアも狭くてVoLTEが使えず、3Gの通話は利用できないのでほぼ使えない点には注意しましょう。


コンパス非搭載のため徒歩のナビをする際やポケモンGOのアバターの向きが分からない

Moto G4 Plusはジャイロセンサーを搭載しているため、ポケモンGOをARモードで遊ぶことはできます。
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ですが、Moto G4 Plusはコンパスを搭載していないため、端末の向きに合わせてポケモンGOのアバターの向きも変えることができません。
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逆に、端末の向きは変えていなくてもアバターは勝手に向きを変えることもよくあるので注意が必要です。Moto G4 PlusでポケモンGOを使う際の注意点はこちらをご覧ください。
Moto G4 PlusはポケモンGO対応もコンパス無で向きが分からない

また、コンパスが搭載されていないMoto G4 Plusで、Googleマップの徒歩ナビを使っている際にどの方向を向いているのか分からないことがよくあるため、歩きながらマップでナビを使う場合は使い勝手が確実に悪くなる点にも注意しましょう。


指紋認証センサはホームキーの役割を果たさない

Moto G4 Plusには、前述のとおりディスプレイ下部に指紋認証センサが搭載されています。

ディスプレイ側に搭載されている指紋認証センサはホームキーの役割を果たしているものが多く、センサを押すことで画面をオンにすることもできます。

MotoG4 Plusの指紋認証センサもパッと見るとホームキーとして使えそうな形をしているので思わず押してしまうことがありますが、ホームキーの役割はありません。

とはいえ、指を触れるだけですぐに画面はオンになるので特に不便に感じることはなさそうです。


USB Type-CではなくmicroUSB

最近販売されているスペックが高めのSIMフリースマートフォンは、USB規格にUSB Type-Cを採用しているものが多いです。

USB Type-Cは、上下の区別がないため挿す前にいちいち確認する必要がないのがメリットの1つとなっています。
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Moto G4 Plusは、このUSB Type-Cではなく従来通りのmicroUSBを採用しています。microUSBは上下が対象ではないため、誤って上下を反対にして挿して端子を破損させないよう端末とケーブルをつなぐ際に確認する手間がかかります。
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なお、Moto G4 Plusと同じ3万円台のSIMフリースマホで、USB Type-Cを採用している機種はZenFone3ぐらいで他にはあまりありません。現時点では、この価格帯ではUSB Type-Cは諦めたほうが良さそうです。
zenfone3-hardware-review10
Moto G4 Plusのデメリットは以上です。


Moto G4 PlusとZenFone3のスペック比較表

Moto G4 Plusのスペックやメリット、デメリットは上記の通りですが、Moto G4 Plusと近い価格帯でDSDS対応のZenFone3のスペックと比べてどうなのかを客観的に把握するために、スペック比較表を作成しました。

各モデルにおいて優れている機能は赤字にしてあります。
 Moto G4PlusZenFone3
OSAndroid 6.0.1Android 6.0
ディスプレイ5.5インチ
1920x1080
フルHD
IPS
5.2インチ /
5.5インチ
1920x1080
フルHD
IPS
CPUSnapdragon 617
1.5GHz 8コア
Snapdragon 625
2.0GHz 8コア
RAM3GB3GB(5.2インチ) / 4GB(5.5インチ)
ストレージ16GB / 32GB32GB(5.2インチ) / 64GB(5.5インチ)
microSD128GB128GB
背面カメラ1600万画素1600万画素
前面カメラ500万画素800万画素
バッテリー3000mAh3000mAh
対応周波数
(バンド)

LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
3(1800MHz)
5(850MHz)
7(2600MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)
20(800MHz)
28(700MHz)

LTE(TD-LTE)
40

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
5(850MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)
※日本向けモデル
LTE(FDD-LTE)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
3(1800MHz)
5(850MHz)
7(2600MHz)
8(900MHz)
18(800MHz)
19(800MHz)
26(850MHz)
28(700MHz)

LTE(TD-LTE)
38
39
40
41

3G(W-CDMA)
1(2100MHz)
2(1900MHz)
5(850MHz)
6(800MHz)
8(900MHz)
19(800MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
デュアルSIM
3G+4Gの
デュアルスタンバイ

※日本版が対応するかは不明
サイズ高さ:153
幅:76.6
厚さ:9.8mm
高さ:152.59
幅:77.38
厚さ:7.69mm
重さ155グラム155グラム
センサー加速度センサ
ジャイロスコープ
近接センサ
ホールセンサ
環境光センサ
指紋認証センサ
センサーHub
加速度センサ
電子コンパス
ジャイロスコープ
近接センサ
ホールセンサ
環境光センサ
RGBカラーセンサ
赤外線センサ
指紋認証センサ
ポートmicroUSBUSB Type-C
背面素材樹脂ガラス
カラーブラック
ホワイト
ブラック
ホワイト
ゴールド
ブルー
価格16GB:32,800円
32GB:35,800円
32GB:約26,000円
64GB:約33,000円

Moto G4 PlusをZenFone3とスペックで比較すると、CPU、RAM容量、前面カメラ画素数、FOMAプラスエリア、USBポートにおいてZenFone3の方が優れています。

価格に関しては、ZenFone3が39,800円なのに対しMoto G4 Plusは32GBモデルが31,800円と8,000円も安いです。

スペック重視ならZenFone3、コストパフォーマンス重視ならMoto G4 Plusがおすすめです。

なお、最近はDSDS対応のスマホがかなり増えてきています。DSDSスマホの比較はこちらを参考にしてみてください。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(同時待ち受け)SIMフリースマホ比較【DSDS】


Moto G4 Plusのベンチマーク結果(Geekbench)

Moto G4 Plusと同時に発表された、Moto G4のベンチマーク結果がGeekbenchに記録されているので掲載しておきます。

なお、Moto G4 PlusとMoto G4のCPUはどちらもSnapdragon 617を搭載しており、Geekbenchのスコアも同じ水準になるので参考にしても問題ありません。

moto-g4plus-benchmark
ベンチマーク結果の詳細はこちらから確認できます。
motorola Moto G (4) - Geekbench Search - Geekbench Browser

Moto G4 Plusの結果だけでは判断が難しいので、Snapdragon 625を搭載しているZenFone3と比較してみます。ZenFone3のGeekbenchのスコアはこちら。
zenfone3-benchmark3
コア単体の処理能力を示すシングルコアのスコアは、ZenFone3の方が200ポイントほど高いです。また、マルチコアのスコアも2,000ポイントほどZenFone3が上です。

スムースな動作を求めるなら、Moto G4 PlusよりもZenFone3を選んだ方がいいでしょう。

次に、Moto G4 PlusのようにデュアルSIM・デュアルスタンバイではないものの価格が5,000円ほど安いHUAWEI P9liteのベンチマーク結果も見てみます。
huawei-p9lite-geekbench
HUAWEI P9liteは、自社開発の8コアCPU「Kirin 650」を搭載しています。スコアを比較すると、シングルコア・マルチコアともMoto G4 Plusが若干劣っています。

HUAWEI P9liteを実際に使ってみると、スクロールなどの動作もスムースで重い3Dゲームなどをしない限りは特に遅く感じたりすることはありません。

そのため、スコアが若干劣るMoto G4 Plusでも、CPUに負荷のかかる重いアプリでなければ特にストレスを感じることなく使えるでしょう。

とはいえ、価格帯で見るとZenFone3の方がコストパフォーマンスが高いのは間違いありません。スペック重視なら、Moto G4 PlusよりもZenFone3の方がおすすめです。


Moto G4 Plusの動画

Moto G4 Plusのハンズオン動画もすでにアップされているので、Moto G4 Plusの詳細がよく分かる動画をピックアップしておきます。

Moto G4 Plusの購入検討の材料に活用してください。

動作は全体的に軽快で指紋認証の速度も速いです。また、Moto G4 Plusを上下逆さにしても、指紋認証は一瞬で完了します(2分8秒あたり)。
moto-g4plus8
カメラに関しては、シャッターボタンを押して撮影されるまでの時間はかなり早いようです(6分46秒あたり)。
moto-g4plus7

Moto G4 Plusの価格

16GB:32,800円
32GB:35,800円

2017/1/12追記
32GBモデルが4,000円値下げされ、35,800円から31,800円になりました。


Moto G4 Plusの日本発売日

2016年7月22日


Moto G4 Plusが購入できる家電量販店

Moto G4 Plusは、Amazonや家電量販店でも販売されています。

Amazon

Amazonでは、現在Moto G4 Plusを29,400円~30,000円と定価よりも割安に購入できます。
【国内正規代理店品】モトローラ スマートフォン Moto G4 Plus ( ブラック / Android / 5.5インチ / 3GB / 32GB / 1600万画素 )
moto-g4-plus


【国内正規代理店品】モトローラ スマートフォン Moto G4 Plus ( ホワイト / Android / 5.5インチ / 3GB / 32GB / 1600万画素 )
moto-g4-plus-white


goo SimSeller

NTT系列のオンラインショップ「goo SimSeller」でもMoto G4 Plusを購入できます。価格は定価となっています。
※販売終了しました。

SIMフリースマホ Moto G4 Plus + 選べるOCNモバイルONEセット 【送料無料】

goo SimSellerの詳細はこちら。
goo SimSellerセール詳細と注意点、購入方法まとめ【2月】

Moto G4 Plusが格安SIMとセットで購入できるMVNO

Moto G4 Plusは、一部の格安SIMとセットで購入することができます。

Moto G4 Plusを格安SIMとセット購入可能なMVNOは以下の通りです。

BIGLOBE SIM

【BIGLOBEモバイル】お得な特典実施中


 高速通信容量データ通信SIMデータ通信SIM
+SMS
音声通話SIM
音声通話スタートプラン1GB--1,400円
3ギガプラン3GB900円1,020円1,600円
6ギガプラン6GB1,450円1,570円2,150円
12ギガプラン12GB2,700円2,820円3,400円
20ギガプラン20GB4,500円4,620円5,200円
30ギガプラン30GB6,750円6,870円7,450円

BIGLOBE SIMは、Moto G4 Plusの前にすでにMoto X Playをセットで販売していることからも、Motorola製の端末を積極的にラインナップに加えていくようです。

BIGLOBE SIMでは、1月31日まで6ヶ月間にわたって月額料金が最大1,000円割引されるキャンペーンを開催中です。

公式サイト
BIGLOBEモバイル
レビュー
BIGLOBEモバイルの速度と使ってみた評価。こんな人におすすめ【2月】
キャンペーン詳細
BIGLOBEモバイルのキャンペーン詳細と併用パターン、注意点まとめ【2月】

DMMモバイル



 データ通信
SIM
データ通信
SIM+SMS
(+150円)
音声通話
SIM
(+700円)
ライトプラン(無制限)440円590円1,140円





1GB480円630円1,260円
2GB770円920円1,380円
3GB850円1,000円1,500円
5GB1,210円1,360円1,910円
7GB1,860円2,010円2,580円
8GB1,980円2,130円2,680円
10GB2,190円2,340円2,890円
15GB3,280円3,430円3,980円
20GB3,980円4,130円4,680円
最大受信速度225Mbps225Mbps225Mbps
最大送信速度50Mbps50Mbps50Mbps
制限時(高速通信OFF時)最大速度200kbps200kbps200kbps

DMMモバイルはプランの多さと月額料金の安さが最大のメリットの格安SIMです。

ただ、SIMとセットで購入する端末は分割で購入すると価格が6,000円程度上乗せされるため、分割でなるべく安く購入したいならDMMモバイル以外のSIMで検討することをおすすめします。

公式サイト
DMMモバイル
レビュー
DMMモバイルを実際に使ってみた評価。こんな人におすすめ【2月】
キャンペーン詳細
DMMモバイルのキャンペーン詳細と注意点まとめ【2月】

楽天モバイル



プランデータSIM
(SMSなし)
データSIM
(SMSあり)
通話SIM
ベーシックプラン
(最大200kbps)
525円645円1,250円
3.1GBプラン900円1,020円1,600円
5GBプラン1,450円1,570円2,150円
10GBプラン2,260円2,380円2,960円
20GBプラン4,050円4,170円4,750円
30GBプラン5,450円5,520円6,150円

楽天モバイルは、楽天市場などで使える楽天スーパーポイントがたまりやすいだけでなく、楽天スーパーポイントを楽天モバイルの料金支払いに充てることができるのが最大のメリットです。

楽天のサービスをよく利用してポイントがたくさん貯まる人は、楽天モバイルにすることで月額料金を0円にすることも可能です。

また、楽天モバイルは端末発売時に端末代金を割り引くキャンペーンをよく開催します。Moto G4 Plusを安く入手したい人は、楽天モバイルをチェックしておきましょう。

公式サイト
楽天モバイル
レビュー
楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT(アンリミット)の料金とメリット・デメリット総まとめ【9月】
キャンペーン詳細
楽天モバイルのキャンペーン詳細と併用パターン、注意点まとめ【9月】

BIGLOBE SIMとDMMモバイル、楽天モバイルの料金やサービス内容、機能は以下のページで比較しています。各社の特徴やサービス内容をさらに詳しく知りたい場合はご参考ください。
格安SIMカード MVNO docomo系比較・おすすめランキング【8月29日】

まとめ。Moto G4 PlusはmiroSDを挿してもDSDSで使えるのが大きなメリット

Moto G4 Plusの特徴は、2枚のSIMで同時に待ち受けることができるデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)対応ですが、さらにmicroSDカードを挿すスロットが別に用意されているのが他社のDSDSスマホにはほとんどない、Moto G4 Plusの大きなメリットです。

これだけでMoto G4 Plusを購入する価値があると言ってもいいのですが、Moto G4 Plusは肝心の電波に難がありドコモのFOMAプラスエリアに対応していません。

そのため、せっかくのデュアルSIM・デュアルスタンバイのメリットが最大限には活かせない端末となっているのが本当に残念です。


2016年8月1日にFOMAプラスエリアで確認したところ、Moto G4 PlusはFOMAプラスエリアに対応していることが分かりました。Moto G4 Plusは、ドコモのスマホと変わらない広いエリアで通話や通信が可能です。

さらに、2017年1月11日には価格が4,000円値下げされ31,800円になりました。

Moto G4 Plusは、価格とスペックのバランスで見るとコストパフォーマンスが高く良い端末ですが、ZenFone3はMoto G4 Plusと同様デュアルSIM・デュアルスタンバイ対応でスペックも若干高いです。

当サイトではZenFone3も購入してどちらも使っていますが、ZenFone3の方がMoto G4 Plusよりも少しですが動作は軽くスクロールなどもスムースです。

ドコモのSIMやドコモ系格安SIMをデュアルSIM・デュアルスタンバイで使うSIMフリー端末でスペックの高い機種を検討中であれば、ZenFone3も検討してみるといいでしょう。

ZenFone3の購入レビューなどはこちらをご覧ください。
ASUS ZenFone3購入レビューとスペック/価格/日本発売日まとめ

逆にスペックにはそこまでこだわらず、価格の手ごろさと写真や動画を多く撮影する予定でSIMとmicroSDを別々に使いたい場合は、Moto G4 Plusがおすすめです。

Moto G4 Plusのスペックと特徴、MVNOセットなどのまとめは以上です。

【国内正規代理店品】モトローラ スマートフォン Moto G4 Plus ( ブラック / Android / 5.5インチ / 3GB / 32GB / 1600万画素 )

【国内正規代理店品】モトローラ スマートフォン Moto G4 Plus ( ホワイト / Android / 5.5インチ / 3GB / 32GB / 1600万画素 )

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