日本発売日と価格などもまとめているので、Pixel 3シリーズの購入を検討している場合は参考にしてみてください。
目次
- 更新情報
- Google Pixel3(ピクセルスリー)とPixel3 XL(ピクセル3XL)の性能・スペック比較
- Pixel3/Pixel3 XLの同梱品(付属品)一覧
- Pixel3/Pixel3 XLの対応周波数(バンド)について
- Pixel3の外観レビュー
- Pixel3とPixel3 XLの違いは?
- Pixel3とPixel3 XL共通の特徴・メリット
- CPU(SoC)には現時点では最高性能のSnapdragon 845を搭載
- RAMは4GBとハイスペックスマホの割に少なめ。ROMは64GB/128GBと必要十分
- 縦長のディスプレイなので大画面でも横幅が広すぎず持ちやすい
- カラーはブラックとホワイトだけでなくピンクも選べる
- 高品質でHDRにも対応した有機ELディスプレイ
- ディスプレイガラスにはCorning Gorilla Glass 5を採用。落下にはそこそこ強い
- 40%大音量化したステレオのデュアルスピーカー
- 高性能できれいな写真と動画を撮影できる背面カメラ
- 前面のデュアルレンズカメラも高性能
- Googleレンズでカメラを向けると情報を検索できたり日本語に翻訳することができる
- Playground機能を使って写真や動画にキャラクターなどを追加できる
- Googleフォトで元の高画質のまま無制限に保存できる【2022年1月31日まで】
- 急速充電対応。15分の充電で最長7時間使える
- Qi規格のワイヤレス充電に対応。専用のスタンド「Pixel Stand」もあり
- 握ることでGoogleアシスタントを起動できるアクティブエッジ
- 流れている曲のアーティストや曲名をロック画面に表示して教えてくれる
- IP68の防水防塵対応
- 背面に反応速度の速い指紋認証センサを搭載
- おサイフケータイ(FeliCa)搭載
- Google Day Dream Viewに対応
- OSアップデートとセキュリティアップデートが最低3年間保証。最新のOSをあんしんして利用できる
- Digital Wellbeing(デジタル ウェルビーイング)でスマホの使いすぎを防ぐ
- セキュリティチップ「Titan M」搭載。Google史上最も安全なスマホ
- ドコモ・ソフトバンク・au全てのSIMで広いエリアで使える
- 故障時の保障はモバイル保険に加入しておくとキャッシュレスで修理できる
- Pixel3とPixel3 XL共通の注意点・デメリット
- メーカー(製造者)がどこか分からない
- Googleストア版でもドコモのSIMを挿すとドコモのアプリが3つプリインストールされる
- microSDカード非対応
- おサイフケータイ対応だがドコモのiDアプリにdカードやdカード GOLDを登録できず使えない
- 指紋認証センサが背面にある
- 顔認証によるロック解除には非対応
- 通知LED非搭載。画面オフ時の未読通知有無の確認ができない
- リアカメラは4K、フロントカメラは1080pで60fpsの高フレームレート動画が撮影できない
- 明るさの自動調整がうまく働かない
- カメラが少し出っ張っている
- 3.5mmイヤホンジャックは無し
- ワンセグ非搭載
- シングルSIMのためDSDSやDSDVには非対応
- 日本国内版はeSIMには非対応
- ドコモのFOMAプラスエリア非対応【※2018/10/12追記 対応していました】
- AIが電話に出て用件を聞いて応答する機能「Call Screen」は日本では使えない
- AIが電話予約する「Duplex」も日本語は非対応
- ケースは同梱されない
- Pixel3/Pixel3 XLの日本発売日
- Pixel3/Pixel3 XLの価格【Googleストア/ドコモ/ソフトバンク】
- Pixel3/Pixel3 XLの実質価格で比較すると安いのはドコモ
- グーグルフォン Pixel3とPixel3 XLまとめ
更新情報
2018/11/7・クイックスイッチアダプターを使ったデータ移行方法を追加しました。
2018/11/6
・Googleストアで購入したPixel3が届いたので同梱品と外観をレビュー。
・デメリットに「Googleストア版でもドコモのSIMを挿すとドコモのアプリが3つプリインストールされる」を追加。追加されるドコモアプリは全てアンインストールできるので、その手順も記載しています。
Google Pixel3(ピクセルスリー)とPixel3 XL(ピクセル3XL)の性能・スペック比較
正式発表されたGoogleのPixel3とPixel3 XLのスペック・性能をまとめ、両者を比較してみます。Pixel3とPixel3 XLのスペックは以下の通り。スペックの大部分は同じなので、異なる部分だけ赤字で表示しています。
Pixel 3 | Pixel 3 XL | |
---|---|---|
OS | Android 9.0 | Android 9.0 |
ディスプレイ | 5.5インチ 2160×1080 440ppi | 6.3インチ 2960×1440 523ppi |
SoC | Snapdragon 845 | Snapdragon 845 |
RAM | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB/128GB | 64GB/128GB |
背面カメラ | 1,220万画素 f/1.8 EIS/OIS | 1,220万画素 f/1.8 EIS/OIS |
前面カメラ | 800万画素×2 広角:f/2.2 視野97° 標準:f/1.8 視野75° | 800万画素×2 広角:f/2.2 視野97° 標準:f/1.8 視野75° |
バッテリー | 2915mAh ワイヤレス充電対応 | 3430mAh ワイヤレス充電対応 |
対応周波数 (バンド) | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz)* 2(1900MHz) 3(1800MHz) 4(1700MHz) 5(850MHz) 7(2600MHz) 8(900MHz) 12(700MHz) 13(700MHz) 17(700MHz) 18(800MHz) 19(800MHz) 20(800MHz) 21(1500MHz) 25(1900MHz) 26(850MHz) 28(700MHz) 29(700MHz) 30(2300MHz) 66(1700MHz) LTE(TD-LTE) 38(2600MHz) 40(2300MHz) 41(2500MHz)* 42(3500MHz)* 48(3600MHz) 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 2(1900MHz) 4(1700MHz) 5(850MHz) 6(800MHz) 8(900MHz) 19(800MHz) GSM 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz (*は 4×4 MIMO に対応) | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz)* 2(1900MHz) 3(1800MHz) 4(1700MHz) 5(850MHz) 7(2600MHz) 8(900MHz) 12(700MHz) 13(700MHz) 17(700MHz) 18(800MHz) 19(800MHz) 20(800MHz) 21(1500MHz) 25(1900MHz) 26(850MHz) 28(700MHz) 29(700MHz) 30(2300MHz) 66(1700MHz) LTE(TD-LTE) 38(2600MHz) 40(2300MHz) 41(2500MHz)* 42(3500MHz)* 48(3600MHz) 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 2(1900MHz) 4(1700MHz) 5(850MHz) 6(800MHz) 8(900MHz) 19(800MHz) GSM 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz (*は 4×4 MIMO に対応) |
ドコモプラチナバンド (Band19) | ○ | ○ |
FOMAプラスエリア (Band6/19) | ○ | ○ |
ソフトバンクプラチナバンド (Band8/28) | ○ | ○ |
auプラチナバンド (Band18/26) | ○ | ○ |
au 3G (CDMA2000) | × | × |
SIMサイズ | nanoSIM×1 | nanoSIM×1 |
3G+4Gの デュアルスタンバイ | × | × |
技適 | ○ | ○ |
サイズ | 145.6mm × 68.2mm × 7.9mm | 158mm × 76.7mm × 7.9mm |
重さ | 148グラム | 184グラム |
防水 | ○ IP68 | ○ IP68 |
防塵 | ○ | ○ |
ワンセグ | × | × |
NFC | ○ | ○ |
FeliCa (おサイフケータイ) | ○ | ○ |
位置情報 | GPS GLONASS ガリレオ | GPS GLONASS ガリレオ |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | 5.0 LE | 5.0 LE |
加速度センサ | ○ | ○ |
ジャイロスコープ | ○ | ○ |
近接センサ | ○ | ○ |
環境光センサ | ○ | ○ |
指紋認証センサ | ○ | ○ |
コンパス | ○ | ○ |
ポート | USB Type-C 3.1 Gen1 | USB Type-C 3.1 Gen1 |
その他 | ステレオスピーカー アクティブエッジ | ステレオスピーカー アクティブエッジ |
カラー | ジャスト ブラック クリアリー ホワイト ノット ピンク | ジャスト ブラック クリアリー ホワイト ノット ピンク |
価格 | Pixel3 64GB:95,000円 Pixel3 128GB:107,000円 | Pixel3 XL 64GB:119,000円 Pixel3 XL 128GB:131,000円 |
Pixel3/Pixel3 XLの同梱品(付属品)一覧
Pixel3とPixel3 XLに同梱される付属品は以下の通りです。クイックスイッチアダプター
クイックスイッチアダプターは、他の端末からインストールしているアプリなどをPixel3シリーズに簡単にコピーできるアダプターです。まず元の端末にUSBケーブルをつなぎ、反対側のUSBにクイックスイッチアダプターつけます。その先にPixel3やPixel3 XLをつないでデータをコピーします。
私もPixel3が届いて実際に試してみたところ、アプリのデータまでコピーされるのは一部のアプリだけでした。
ですが、それでもアプリを1つひとつインストールする手間が省けて楽なので、Pixel3シリーズを購入してデータを入れ替えるときはぜひ活用しましょう。
クイックスイッチアダプターを使ったデータコピー方法はこちら。
Pixel 3/3 XLへのデータ移行方法【クイックスイッチアダプター使用】
18W急速充電器
Pixel3シリーズには、18Wの急速充電が可能な充電器が同梱されています。実際に充電してみないと分かりませんが、18Wなら充電速度はかなり速いのは間違いなく、またGoogleによると15分の充電で最大7時間使えるとのことなので、急いで充電したい場合はこの充電器の利用をおすすめします。
USB-C - USB-Cケーブル
両方の先端がどちらもUSB Type-Cの形状のケーブルも、付属品としてついてきます。このケーブルは、18Wの急速充電器に挿して充電したりPixel3シリーズをパソコンと接続してデータをやりとりする際に使います。
Pixel USB-Cイヤフォン
Pixel USB-Cイヤフォンは、Google Storeで3,456円で販売されている有料の付属品で、Pixel3やPixel3 XLのUSB Type-Cポートに接続して使います。Pixel USB-Cイヤフォンは、音楽を聴くだけでなくボタンの長押しでGoogleアシスタントを起動し、経路や質問の答え、その他の情報を調べることができます。
またPixel USB-Cイヤフォンでは、ボリュームアップボタンを長押しすることでスマホの画面に触れずにスマホに届いている最新の通知を聞くことができます。
さらに、Pixel USB-Cイヤフォンはリアルタイム翻訳も利用可能。
黒いボタンを長押ししながら「OK Google、英語に翻訳して」と言うと、Google翻訳を耳元で利用しながら40以上の言語でコミュニケーションできるそうです。どの程度の精度なのか、気になりますね。
USB-C - 3.5 mm ヘッドフォンアダプター
現在イヤホンジャックに挿すタイプのイヤホンやヘッドフォンを使っていて、それをそのままPixel3やPixel3 XLで使いたい人もいると思います。そんな場合は、Pixel3シリーズに同梱されているUSB-C - 3.5 mm ヘッドフォンアダプターの3.5mmジャック部分にイヤホン・ヘッドフォンを挿し、USB-CはPixel3シリーズのUSB-Type-Cポートに挿すことでこれまでと同じイヤホン・ヘッドフォンで音楽を聴くことができます。
SIMツール(SIMピン)/クイックスタートガイド/ステッカー
SIMツール(SIMピン)はPixel3やPixel3 XLのSIMトレーを引き出す時に使うピンで、クイックスタートガイドはPixel3シリーズの簡単な使い方が記載された冊子です。また、Googleのロゴと「#teampixel」のステッカーも同梱されていました。
Pixel3シリーズは、特に有料のPixel USB-Cイヤフォンが同梱されているのがポイントですね。
Pixel USB-Cイヤフォンは多機能なので、試してみたいと思います。
Pixel3/Pixel3 XLの対応周波数(バンド)について
まずは、Pixel3/Pixel3 XLの日本国内における対応周波数(バンド)についてまとめます。ドコモはFOMAプラスエリア・LTEプラチナバンドともに対応。広いエリアで使える
Pixel3/Pixel3 XLは、ドコモが利用している多くのバンドに対応しています。特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に完全対応しているのがポイントです。
またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)に対応しています。
Pixel3とPixel3 XLは、ドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合でもドコモのスマホと変わらないエリアで通話・通信とも可能です。
ソフトバンク(ワイモバイル)も広いエリアで使える
Pixel3/Pixel3 XLは、ソフトバンクやワイモバイルのSIMとの相性も良いです。3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているバンド(Band1とBand8)にすべて対応しています。
LTEに関しても、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8とBand28に対応しているので、広いエリアで通信が可能です。
Pixel3/Pixel3 XLは、ソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。
auはLTEプラチナバンドには対応でau VoLTE SIMが使える。CDMA2000は非対応で3G通話は不可
Pixel3/Pixel3 XLとauのSIMの組み合わせでは一部注意点があります。auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていていますが、Pixel3/Pixel3 XLはCDMA2000に対応していません。
そのため、auのVoLTEではない通常のSIM(黒SIM)を挿しても通話自体ができません。
auの4G LTEエリアに関しては、Pixel3/Pixel3 XLはauのLTEプラチナバンドであるBand18に対応しているため4G LTEによる通話のVoLTEやLTE通信できるエリアはauのスマホと同じ広さです。
また、Pixel3とPixel3 XLはKDDIが運営する「au OPEN DEVICE DEVELOPER SITE」の中の「IOT完了製品」に記載されていて、ここに記載されているデバイスはauのSIMを挿して使えることが検証済みということを意味するので、au VoLTE SIMを挿せばauの端末と変わらないエリアで通話・通信とも可能です。
Pixel3の外観レビュー
Pixel3がようやく届いたので、外観をレビューしていきます。私のPixel3はGoogleストアで購入しましたが、香港からヤマトで届きました。
ダンボールを開けると「Hi there.」の文字が。やっとPixel3とあいさつできました。
Pixel3の箱。相変わらずシンプルです。
裏側には「#teampixel」と「Google」の文字。
右側にはPixel3の右側の様子。
左側は何もありません。
Pixel3の設計はGoogleで製造国は中国とのこと。メーカーは分かりませんが、iPhoneを製造しているFoxconnという情報もありますがどうでしょうか。
いよいよPixel3とのご対面。第一印象は「小さい!」
Pixel3本体にFeliCaのアイコンはありませんが、Pixel3を保護するシートの指紋認証センサ部分にFeliCaのアイコンが印刷されています。
同梱品。やはり有料のイヤホンがついてくるのは得した気分になって嬉しいですね。
Pixel3の外観を見ていきます。前面の様子。
上部にはスピーカーとカメラが2個搭載されています。
下部にもスピーカー。
背面。きれいでよどみのないホワイトです。
上部にはカメラとフラッシュ、中央には指紋認証センサがあります。
下部にはGoogleのロゴ。
側面を見ていきます。上部はマイクのみ。
右側には電源ボタンとボリュームボタン。
ホワイトの電源ボタンは色がライムグリーンでアクセントになっています。
左側には何もありません。
下部にはSIMトレーとUSB Type-Cポート。SIMトレーが下部にあるのは珍しいですね。
Pixel3の外観は、アルミ素材などではないものの背面上部のガラスと下部のプラスチック素材の対比や側面のツヤのある素材を採用していることで安っぽさはなく、品のある仕上がりになっています。
また、Pixel3はディスプレイサイズが5.5インチと小さめでベゼル(額縁)も狭いためかなりコンパクトで、手に持ってみると片手持ちでも十分操作できる取り回しの良さと適度な重量感で所有欲を満たしてくれます。
Pixel3とPixel3 XLの違いは?
公開されたスペック情報をもとに、Pixel3とPixel3 XLの違いをまとめておきます。本体サイズ・ディスプレイサイズと解像度
Pixel3とPixel3 XLでまず異なるのは本体サイズです。Pixel3 XLの方がディスプレイサイズが大きいため、本体サイズも大きく重量もPixel 3が148グラムなのに対しPixel 3 XLは184グラムと重くなっています。
ディスプレイに関しては、Pixel3は5.5インチ フルHDなのに対しPixel3 XLは6.2(6.3)インチでより解像度が高いQHD+です。
なお、前世代のPixel2が5インチでPixel2 XLが6インチだったので、Pixel3シリーズはどちらも画面がより大きくなっています。
ノッチの有無
Pixel3とPixel3 XLのデザイン上の大きな違いは「ノッチの有無」です。ノッチとは、画面上部に配置されている切り欠きのことで、ノッチ部分にカメラや近接センサなどを搭載してその他の部分は背景の壁紙も同じにしてディスプレイとして使う技術です。
Pixel3はノッチがない従来のスマホのデザインなのに対し、Pixel3 XLは大きなノッチがあります。
ノッチは好き嫌いが別れるのでどちらが良いとは言えませんが、Pixel XLのノッチは縦に長過ぎて存在感がありすぎるのが個人的には好きではないですね。
ちなみに、Pixel3 XLのノッチは開発者向けオプションから消すことができます。
またノッチを消すアプリでも簡単に隠すことができるので、Pixel3 XLのノッチがどうしても気に入らない場合は試してみてください。
詳細はこちら。
Pixel 3 XLのノッチは隠すことが可能。ノッチを消す方法2つを紹介。
バッテリー容量
Pixel3とPixel3 XLは、バッテリー容量も異なります。本体サイズ・ディスプレイサイズが大きいPixel3 XLの方が大容量で、Pixel3の2915mAhに対してPixel3 XLは3430mAhのバッテリーを搭載しています。
ちなみにPixel2は2770mAh、Pixel3 XLは3520mAhだったので、Pixel3は容量が増えていてPixel3 XLは減っています。
Pixel3 XLのディスプレイは6.3インチと大きめですが、3430mAhあればそこそこもつでしょう。
Pixel3の5.5インチのディスプレイサイズで2915mAhは容量的にそこまで大きくはありませんが、省電力性に優れるAMOLEDを採用しているのでバッテリーの持ちはそこまで悪くないと思われます。
Pixel3とPixel3 XL共通の特徴・メリット
次に、Pixel3とPixel3 XL共通の特徴とメリットについてまとめます。CPU(SoC)には現時点では最高性能のSnapdragon 845を搭載
Pixel3とPixel3 XLのCPU(SoC)には、発売時点では最高性能のQualcomm Snapdragon 845を搭載しています。Snapdragon 845は8コアを搭載するSoCで、Pixel2シリーズに搭載されていたSnapdragon 835に比べて多くの負荷がかかる作業時に使われる4つのコア(ARM Cortex A75)の最大クロック周波数が25~30%アップし、そこまで重くない作業やバックグラウンドアプリの処理を行う残り4つのコア(ARM Cortex A55)は15%アップしています。
また、ゲームなどで重要なグラフィック性能に関してもSnapdragon 845は835に比べて30%アップ。
その他では、Snapdragon 845ではAIに特化したチップ「Hexagon 685 DSP」が搭載されたり、UltraHD Premium映像のキャプチャーが可能になり暗い場所、特に明暗の差が激しい花火の風景を動画で撮影する時などにHDRの高いダイナミックレンジの性能を活かしてきれいに撮影できるようになっています。
Pixel3シリーズは、SoCの部分でPixel2シリーズから多くの点でスペックアップを果たしていてより快適に、便利に使えるようになりました。
RAMは4GBとハイスペックスマホの割に少なめ。ROMは64GB/128GBと必要十分
Pixel3とPixel3 XLのRAMは4GBで、他のメーカーのハイスペックなスマホが6GBや8GBのRAMを搭載している現状を見ると物足りないです。Pixel3シリーズの価格は決して安くないので、RAMはせめて6GBはほしかったです。
ROM(ストレージ)も64GBと128GBで決して大容量ではないですが、必要十分といったところでしょうか。
私の個人的な体感では、ストレージを多く消費するのは写真と動画なので、同じように写真・動画ですぐにストレージがいっぱいになってしまう場合は無制限でアップロードできるGoogleフォトがおすすめです。
また、通常Googleフォトに無制限にアップロードするには画質が1080p以下である必要がありますが、Pixel3シリーズを購入すれば2022年1月31日までは1080p以上の撮影したときの高画質のままでアップロードしても無制限になる特典がついてきます。
2022年2月1日以降もすでにアップロード済みの高画質な画像は1080pに落とされずにそのまま保存され続けるので、ぜひ活用しましょう。
縦長のディスプレイなので大画面でも横幅が広すぎず持ちやすい
Pixel3は5.5インチ、Pixel3 XLにいたっては6.3インチと大画面なので、片手で操作しづらいのでは?と思う人もいると思います。どちらも小さくはないですが、これまでのスマホの縦横の比率が「16:9」なのに対しPixel3は「18:9」、Pixel3 XLは「18:5.9」とディスプレイは縦に伸びていてベゼル(額縁)が狭くなっているため、持ちやすさに直結する横幅は意外に狭いです。
実際にPixel3シリーズの横幅をPixel2シリーズと比較してみると、5インチのPixel2が69.7mmで5.5インチのPixel3が68.2mmと1.2mm狭く、6インチのPixel2 XLは76.7mmなのに対し6.3インチのPixel3 XLも76.7mmと同じです。
Pixel3に関しては、実際に持った感じでは薄くて軽く男性なら片手でも問題なく操作できます。手持ちのGalaxy S9+を横に並べてみましたが、Pixel3はかなりコンパクトです。
Pixel3 XLは片手で全て操作するのは難しいものの、ディスプレイの大きさの割にはコンパクトで持ちやすいです。Pixel3 XLよりも0.1インチ小さい6.2インチのGalaxy S9+を並べると、縦の長さはほぼ同じで横幅はPixel3 XLの方が広いです。ちなみに、Galaxy S9+はディスプレイサイズが大きくて横幅が狭い、私の手の大きさでギリギリ片手で操作できる理想的なサイズ感でかなりお気に入りです。
メインで使うスマホは、小さい方が電話や片手でLINEやメールなどでテキストを入力しやすいなど取り回しやすい方が使い勝手は良いので、個人的に気に入ったのはやっぱりコンパクトで軽いPixel3でした。
カラーはブラックとホワイトだけでなくピンクも選べる
Pixel3シリーズのカラーは、ブラックとホワイトだけでなくピンクもあります。ピンクといってもド派手なショッキングピンクのような色合いではなくて淡いピンクで、実機を見てみたら主張していなくて悪くないです。
電源ボタンは鮮やかなオレンジ色でいいアクセントになっていますね。
このピンクなら男性でも違和感なく使えそうです。
高品質でHDRにも対応した有機ELディスプレイ
Pixel3とPixel3 XLには、どちらもディスプレイに高性能な有機ELが採用されています。有機ELはコントラスト比が高いので映像が色鮮やかです。
特に、有機ELは色がある部分のみ発光して黒の部分は発光せず黒と黒以外の部分にメリハリがあるので、通常の液晶と比べると色合いの美しさひと目で分かるレベルです。
またPixel3シリーズの有機ELディスプレイはHDRにも対応。HDRコンテンツのきれいな映像をそのままの美しさで楽しむことができます。
さらに、有機ELは黒部分が発光しないのでバッテリーを無駄に消費せず、電池の持ちが良いのも特徴となっています。
なお、Pixel3とPixel3 XLに採用されている有機ELディスプレイは、ディスプレイの検証や品質の評価を行うDisplayMateが「A+ランク(スマホのディスプレイとしては最高クラス)」と評価しています。
DisplayMate has Lab Tested the Google Pixel 3 XL OLED Display which has earned our Highest A+ Rating and a DisplayMate Best Smartphone Display Award. Our in-depth Display Shoot-Out review article will go live here on Monday October 15.
— DisplayMate Tech (@DisplayMate) 2018年10月9日
A+の評価はGalaxy S9やNote 9、iPhone XS Maxにも与えられています。私はGalaxy S9+とNote 9を持っていますが、ディスプレイはかなりきれいで満足度は高いので、Pixel3とPixel3 XLのディスプレイにも期待できます。
ディスプレイガラスにはCorning Gorilla Glass 5を採用。落下にはそこそこ強い
Pixel3シリーズのディスプレイガラスには、Corning社のGorilla Glass 5(ゴリラガラス5)が採用されています。Gorilla Glass 5は、Corningの実験室で実施された落下テストで1.6m(160cm)の高さから落としても80%の確率で割れなかったとのこと。
もし誤ってPixel3やPixel3 XLを落としてしまっても、必ず割れるわけではないというのは嬉しいですね。
ただ、私はPixel3シリーズと同じGorilla Glass 5を採用しているGalaxy S9+を使っていますが、キャンプ場の地面が砂利の場所で高さ1mぐらいからGalaxy S9+を落としたら画面が割れてしまいました。
アスファルトのような平坦な地面なら簡単には割れないかもしれませんが、砂利のような石の尖った部分が画面に当たるような場所ではいくらGorilla Glass 5でも割れる確率はかなり高くなります。
スマホをよく落とす人や、落とすことはあまりなくても砂利があるような場所に行くことがある人で画面割れを防ぎたい人は、ガラスフィルムでの保護をおすすめします。
40%大音量化したステレオのデュアルスピーカー
Pixel3・Pixel3 XLともに、前面上下にそれぞれスピーカーが搭載されています。Pixel2とPixel2 XLの前面にも上下にスピーカーがありステレオでしたが、Pixel3シリーズでは40%大音量化したとのこと。
私はPixel2 XLで音楽を聴いたり動画を観たりしていてクリアで奥行きのある音質で満足していたので、Pixel3シリーズのスピーカーも間違いなく良いでしょう。
改善されたデュアルスピーカーにより、屋内だけでなく屋外でも大音量で高音質の音楽や動画を楽しむことができますね。
高性能できれいな写真と動画を撮影できる背面カメラ
Pixel3とPixel3 XLの背面カメラは、最近流行りのデュアルレンズではなくシングルレンズが採用されています。Pixel3とPixel3 XLのカメラの特徴は以下の通り。
光学式手ぶれ補正(OIS)と電子式手ぶれ補正(EIS)搭載
Pixel3シリーズは、光学式手ぶれ補正(OIS)と電子式手ぶれ補正(EIS)の両方の機構を搭載しています。これにより手ブレにはかなり強く、例えば歩いたり走ったりしながら動画を撮影しても少ないブレで撮影できます。
シングルレンズカメラながらきれいに背景をぼかすポートレートモードでの撮影が可能
シングルレンズだと被写体以外をぼかして撮影する、いわゆる「ポートレートモード」での写真が撮れないと思いがちですが、Pixel3シリーズの場合は違います。昨年発売されたPixel2シリーズもシングルレンズカメラでしたが、AIによる機械学習によりかなり自然なポートレートモードの写真が撮れます。
私がPixel 2 XLを使っている限りでは、ポートレートモードについてはGalaxy S9+やNote 9よりもPixel 2 XLの方が被写体の境界線のボケが少なくメリハリがしっかりしているのと、Galaxyシリーズのように被写体との距離を細かく注意されることなく気軽にすぐに撮れるので、Pixel3 XLもポートレートモードはかなりきれいに、またベストのタイミングを逃さずに撮れるはずです。
これはGalaxy S9+でも同じなのでGalaxy全般に言えることだと思います。個人的にポートレードモードがすぐにキレイに撮れると思うのがPixel 2 XLとiPhone X。撮影するまで子供に待ってもらう必要がないので良い写真が撮れます。1枚目がNote 9で2枚目がPixel 2 XL。Pixel 3もカメラには期待できそう。 pic.twitter.com/68HOjFBaUD
— アンドロイドラバー (@Android_Lover) 2018年9月21日
また、ボケに関しては撮影後に焦点をずらすことができ、被写体だけに色を残して背景を白黒にするといった編集もできます。
ベストな写真が撮れるトップショット機能
Pixel3とPixel3 XLでは、写真を撮るとAIがシャッターを押す前後の画像を解析し、目を開いて笑顔でカメラを向いた瞬間を探してくれるトップショット機能が搭載されています。トップショットは自動的に複数の画像をHDR+で撮影するため、もしシャッターを押すタイミングがずれてしまったとしてもカメラが撮影した複数の画像から最適でベストな一瞬を選んで保存できます。
我が家がそうなのですが、2人の子供のベストな写真が撮れなくて何度もシャッターを押しているとじっとしていられなくているうちにどこかに行ってしまうことがよくあって、結局いい写真が残せないことがこれまで何度となくあったので、Pixel3シリーズのトップショット機能には個人的にかなり期待しています。
Google公式のトップショットの紹介動画はこちら。
超解像ズームによりズームしても高画質な写真が撮れる
普通のスマホのカメラは、Googleが昨年発売したPixel2シリーズも含めてズームすると画質が確実に荒くなります。対して、Pixel3シリーズは天文学や画像科学の分野で利用されている技術を利用した超解像ズームにより、ズームしても画質を落とすことなく写真が撮れるとのこと。
我が家では子供の運動会や発表会など、離れた場所から子供の写真を撮影する場合は一眼レフを、動画を撮影する場合はビデオカメラを使っていますが、そこまで距離が遠くなければ軽くて取り回しやすいスマホですぐに撮れればいいのにと思ったことが何度もあります。
Pixel3シリーズを使うことで、これまでよりも一眼レフやビデオカメラを使う機会が少しでも減ってくれることに期待したいところです。
フラッシュを使わなくても明るく鮮明な写真が撮れる
Pixel3シリーズでは、今後追加される予定の夜景モード機能を使うことでパーティやキャンプファイア、バーにいるときなど光が少ない場所でフラッシュを使わずに明るくて鮮明な写真が撮れるとのこと。フラッシュを使うとどうしても不自然な光加減になってしまうことがあるので私はフラッシュをできるだけ使わないようにしていますが、Pixel3の夜景モードが本当に謳い文句どおりに撮影できるなら個人的には最高ですね。
常に動いている被写体でもピントを自動で合わせてくれるモーションオートフォーカス
子供や動物など、常に動き回る対象を動画で撮影する際も、Pixel3のモーションオートフォーカスがピントを自動的に合わせてくれるとのこと。これも子供や動物の動画をよく撮影する人なら分かってくれると思いますが、動画撮影時に動きの激しさにオートフォーカスがついてこれずにピントが合わなくなることがあるので、モーションオートフォーカスがどの程度の性能なのか気になるところです。
前面のデュアルレンズカメラも高性能
Pixel3とPixel3 XLの前面カメラは、184%広角の自撮りが撮れるデュアルレンズカメラを搭載しています。大人数での自撮りでも、Pixel3シリーズの広角前面カメラなら端の人が入りきれずに移動する手間が省け、ストレスなくスムーズに撮影できます。
またかなり広角のため、自撮り棒を使わずに手で持った状態でもそこそこの人数までなら自撮りできそうですね。
なお、これはスペック表には記載されていませんが、Pixel3シリーズの前面カメラにも手ぶれ補正が搭載されていて、動きながらでの自撮りも楽しめるとのことです。
Googleレンズでカメラを向けると情報を検索できたり日本語に翻訳することができる
Googleは、Googleレンズというカメラで写したものを認識し、その名前を教えてくれたり写真に写っている文字をテキストに変換するサービスを提供しています。Googleレンズの詳細はこちら。
Google Lens(グーグルレンズ):カメラをかざすだけで様々な情報を表示・設定できる
Googleレンズは日本語に対応していませんでしたが、Pixel 3とPixel 3 XLの日本発売に伴いついに日本語にも対応します。
また、現状のGoogleレンズはすでに撮影した写真から関連する情報を表示するのが基本ですが、Pixel3とPixel3 XLではカメラを被写体に向けるとその場でリアルタイムに認識して情報を表示してくれるので、使い勝手がかなり良いです。
なお、Googleレンズのリアルタイム認識に対応しているのは現時点ではPixel3とPixel3 XLのみなので、これもPixel3シリーズならではのメリットといえますね。
Playground機能を使って写真や動画にキャラクターなどを追加できる
Pixel3とPixel3 XLでは、PlaygroundというAR機能を使って撮影した写真や動画にキャラクターや看板、天気などのイラスト・アニメーションを追加することができます。また、Google Playでステッカーパックを購入すればMarvel(マーベル)のキャラクターなど有名なも追加でき、アイアンマンと一緒に自撮りも可能です。
実際にPlaygroundを試している動画もありますが、この動画ではスター・ウォーズのR2-D2やBB-8、ストーム・トルーパーなども登場していて、R2-D2とBB-8に関してはあの独特な鳴き声?付きで動き回るのでうちの子供も喜んで遊びそうです。
PlaygroundはPixel3シリーズを便利に使うための機能ではありませんが、Google流のスマホを使った新しい楽しみ方・遊び方の提案として面白い試みだと感じます。
Googleフォトで元の高画質のまま無制限に保存できる【2022年1月31日まで】
Googleの便利なサービスの1つにGoogleフォトがあります。フォト - Google フォト
Googleフォトは、通常は画質1080pまでの画像や動画なら無制限でアップロードすることができるのが最大の特徴です。
1080pよりも高い画質で撮影した写真については、設定から自動で1080pの画質に落としてアップロードすることができます。
Pixel3とPixel3 XLについては、2022年1月31日まで撮影した写真は高画質のままで無制限にアップロードできる特典が付与されます。
また、2022年2月1日になっても高画質でアップロードした写真は1080pに落とされることなく、撮影したときの高い画質のままで保存され続けます。
スマホで写真をたくさん撮影する人にとっては、この特典は大きなメリットですね。
急速充電対応。15分の充電で最長7時間使える
Pixel3とPixel3 XLには、18Wの急速充電器が同梱されています。Googleによると、この充電器を使えば15分の充電で最長7時間使えるとのこと。
また、AIを活用したバッテリーの自動調整機能により、よく使うアプリやサービスに優先的に電力を供給することで少ないバッテリー残量でも十分もつそうです。
Qi規格のワイヤレス充電に対応。専用のスタンド「Pixel Stand」もあり
Pixel3とPixel3 XLは、Qi規格のワイヤレス充電に対応しています。Pixel3とPixel3 XLを最大10Wでワイヤレス充電できる専用のスタンド「Pixel Stand」を別売り(税込み9,504円)で購入することができます。
Pixel StandはPixel3やPixel3 XLにケースをつけたままでも充電できるとのことです。
最近のスマホはQuick Charge 3.0の18WやUSB Type-Cの15Wなどで急速充電でき、またPixel3やPixel3 XLに同梱されている急速充電器も18Wなので、最大10Wのワイヤレス充電では充電完了までの時間がかかりすぎ急いで充電したい場合には向きません。
ですが、逆に寝る前など急いでいないときやPixel3シリーズを手に持たずに置いたままGoogleアシスタントを使いたいときは、Pixel Standを活用できそうです。
なお、Pixel Standは端末を置くことで充電するだけでなくGoogleアシスタントを利用できるなどGoogle Homeの代わりとしても使えます。
例えば、Pixel Standに置いたPixel3シリーズでは、情報の確認だけでなく音楽の再生や対応するスマートホーム機器の操作が可能で、デジタルフォトフレームとしても使えます。
またアラームを設定すると、アラームが鳴る15分前から暖色のライトを徐々に点灯してくれるなどPixel3やPixel3 XL単体ではできないことがたくさんできるようになります。
Pixel Standの詳細と購入はこちら。
Google Pixel Stand - Pixel 3 ワイヤレス充電スタンド - Google ストア
握ることでGoogleアシスタントを起動できるアクティブエッジ
Pixel3とPixel3 XLには、端末の横端を握ることでGoogleアシスタントを起動できる「アクティブエッジ(Active Edge)」を搭載しています。Active Edgeを活用することで端末に「Ok,Google」と話しかける必要がなくなり、よりスムーズにGoogleアシスタントを活用できます。
流れている曲のアーティストや曲名をロック画面に表示して教えてくれる
Pixel3とPixel3 XLでは、現在流れている曲のアーティストや曲名を画面に表示して教えてくれる機能もあります。これまでは、Google Play Musicのウィジェットをホーム画面に貼っておいて、店内などで流れてる曲のアーティスト名や曲名を知りたい場合はロック解除してホーム画面でそのウィジェットをタップする必要がありました。
この機能はPixel2シリーズにもあったので私はPixel2 XLで使っていましたが、店内などで流れている音楽が気になった際にロックを解除する必要がなく画面オフ中でも電源ボタンを一度押すだけでアーティスト名と曲目をすぐに知ることができて便利です。
Pixel2 XLでは音楽開始直後はなかなか情報が表示されないことがあったので、Pixel3 XLではより短時間で情報を取得して表示してくれてさらに使い勝手がよくなっていることに期待したいところです。
IP68の防水防塵対応
Pixel3とPixel3 XLは、IP68の防水防塵に対応しています。なお、Google Storeのスペック表には「IPX8」と記載されていますが、Google日本の公式ブログでは「IP68」と明記しているのでIP68で間違いないと思います。
IP68についてもう少し詳しく説明すると、「6」が防塵性能の等級を、「8」が防水性能の等級を示しています。
それぞれの等級の内容は以下の通りです。
防塵性能の等級と性能
等級 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
PI0X | 無保護 | 特に保護されていない。 |
IP1X | 50mmより大きい固形物に対する保護 | 直径50mmを超える固形物体が内部に侵入しない状態。 例えば手などが誤って内部の充電部や可動部に接触する恐れがない。 |
IP2X | 12.5mmより大きい固形物に対する保護 | 指先、または長さが80mmを超えない指先類似物が内部の充電部や可動部に接触する恐れがない。 直径12.5mmを超える固形物体が内部に侵入しない。 |
IP3X | 2.5mmより大きい固形物に対する保護 | 直径または厚さが2.5mmを超える工具やワイヤなどの固形物体が内部に侵入しない。 |
IP4X | 1.0mmより大きい固形物に対する保護 | 直径または厚さが1.0mmを超えるワイヤや鋼帯などの固形物体の先端が内部に侵入しない。 |
IP5X | 防塵形 | 粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵の侵入があっても正常な運転を阻害しない。 |
IP6X | 耐塵形 | 粉塵が内部に侵入しない。 |
防水性能の等級と性能
等級 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
PIX0 | 無保護 | 特に保護されていない。 |
IPX1 | 滴下する水に対する保護 | 1ミリメートル毎分の水を10分間鉛直落下しても有害な影響を受けない。 |
IPX2 | 15°傾斜したとき落下する水に対する保護 | 正常な取付位置より15°以内の範囲で傾斜したとき、3ミリメートル毎分の水を各方向から2.5分間ずつ、計10分間鉛直に落下する水滴によって有害な影響を受けない。 |
IPX3 | 噴霧水に対する保護 | 鉛直から60°以内の角度で、0.07リットル毎分の水量で10分間噴霧上に落下する水によって有害な影響を受けない。 |
IPX4 | 飛沫に対する保護 | いかなる方向から0.07リットル毎分の水量で5分間水が飛沫しても有害な影響を受けない。 |
IPX5 | 噴流水に対する保護 | いかなる方向から12.5リットル毎分の水流水を外皮表面積1平方メートルあたり1分間、合計3分間以上直接噴流させても有害な影響を受けない。 |
IPX6 | 波浪に対する保護 | 波浪またはいかなる方向から100リットル毎分の水流水を外皮表面積1平方メートルあたり1分間、合計3分間以上直接散水しても有害な影響を受けない。 |
IPX7 | 水中への浸漬に対する保護 | 水深1メートルの水槽に機器を30分間没しても浸水しない。 |
IPX8 | 水没に対する保護 | 製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中に置かれる場合に適する。原則として完全密閉構造。 |
Pixel3とPixel3 XL1の防塵性能は、先程も触れたとおり「X」のため等級が分かりません。
Pixel3シリーズの防塵性能は耐塵形で、粉塵が内部に侵入しません。
耐水に関しては、最高レベルの8で完全密閉構造となっていて、水中にずっと沈んでいても水没しない性能となっています。
特に気になるのは防水性能の人が多いと思いますが、Pixel3とPixel3 XLなら雨に濡れたり飲み物をこぼしたぐらいなら故障する可能性はほぼないと思っておいていいでしょう。
なお、Pixel3/Pixel3 XLをお風呂で使いたいという人もいるかもしれませんが、お風呂は水ではなくお湯で結露のリスクがあり、シャンプーなど水以外の液体もあるので、いくら防水性能が高いPixel3シリーズでも水没する可能性は0ではないのでおすすめはしません。
背面に反応速度の速い指紋認証センサを搭載
Pixel3とPixel3 XLには、背面に指紋認証センサが搭載されています。反応速度は実際に試してみないとわかりませんが、最近のスマホは低価格のものでもそこそこ指紋認証速度は速く、またPixel2 XLの指紋認証もかなり速くて快適だったので、Pixel3とPixel3 XLに関しても認証速度の遅さでストレスを感じることはないでしょう。
おサイフケータイ(FeliCa)搭載
Pixel3とPixel3 XLは、防水防塵への対応に加えて、ついにおサイフケータイ(FeliCa)に対応しました。Pixel3シリーズが発表される前日にGoogle PayがQUICPayに対応したのでPixel3とPixel3 XLのFeliCa搭載に期待していましたが、期待通りになりましたね。
Pixel3とPixel3 XLは、日本の防水・防塵とおサイフケータイというガラパゴス仕様に対応することで、日本国内での使い勝手が一気に向上しています。
なおPixel3シリーズのおサイフケータイでは、ドコモのiDアプリにdカードやdカード GOLD、dカード miniが登録できないなど一部使えないサービスもある点に注意が必要です。
Pixel3シリーズのおサイフケータイの詳細はこちら。
Pixel 3/Pixel 3 XLに搭載のFeliCa(おサイフケータイ)の注意点まとめ
Google Day Dream Viewに対応
Pixel3とPixel3 XLは、Googleが提供するスマホ向けのVRプラットフォーム「DayDream」に対応しています。DayDream ViewはVRコンテンツを再生するために必要なヘッドセット(ゴーグル)で、DayDream View対応のスマホをDayDream View本体に差し込んで動画などを再生することでVRの3D映像を楽しむことができます。
DayDream Viewに対応しているスマホはGalaxy S8/S8+やNote 8、LG V30、Moto Zなど一部の機種なので、Pixel3とPixel3 XLは数少ないDayDream View対応スマホとなります。
スマホを活用してVRコンテンツを楽しみたい人に、Pixel3シリーズは最適です。
OSアップデートとセキュリティアップデートが最低3年間保証。最新のOSをあんしんして利用できる
Googleがこれまで発売してきたNexusシリーズや初代Pixelスマホは、OSのアップデートとセキュリティアップデートは2年間保証されていました。逆に言えば、発売から2年を過ぎた端末にはOSアップデート・セキリティアップデートともに実施されないということになります。
対して、昨年発売されたPixel2シリーズとPixel3とPixel3 XLでは、これまでの端末よりも1年間延長され「OSアップデートとセキュリティアップデートを最低3年間保証」と明記されています。
Pixel3シリーズの発売年は2018年でOSのメジャーアップデートは1年に1回実施されているので、このペースが維持されるとすれば2021年のAndroid 12.0(Android S)まではアップデートが適用されることになります。
最新のOSがいち早く試せたり、セキュリティーパッチが適用され安全に使えるのはPixelスマホの大きなメリットの1つですが、Pixel3シリーズはそれが3年になったことでさらに安心して長く最新OSを楽しむことができます。
Digital Wellbeing(デジタル ウェルビーイング)でスマホの使いすぎを防ぐ
Pixel3シリーズには、スマホの使いすぎを防ぐDigital Wellbeing(デジタル ウェルビーイング)があります。デジタル ウェルビーイングはスマホの利用状況を把握し、使った時間を追跡してアプリのタイマーを設定できます。
スマホを使いすぎているように感じる場合は、デジタル ウェルビーイングを活用しましょう。
セキュリティチップ「Titan M」搭載。Google史上最も安全なスマホ
Pixel3とPixel3 XLは、セキュリティチップ「Titan M」を内蔵しています。Titan Mは、ロック解除の認証情報やディスクの暗号化、アプリデータ、OSのシステムコードを保護することで端末のセキュリティを強化しています。
Googleによると、Titan Mを搭載するPixel3シリーズはGoogle史上最も安全なスマホとのこと。
スマホのセキュリティが心配な人でも、Pixel3とPixel3 XLなら安心して使えます。
ドコモ・ソフトバンク・au全てのSIMで広いエリアで使える
Pixel3シリーズはドコモとソフトバンクから発売されますが、auからは発売されません。この時点でドコモやドコモ回線を使った格安SIM(MVNO)とソフトバンク・ソフトバンク回線の格安SIMで使えるのは確定しています。
問題はauとau回線を使った格安SIMで使えるかということですが、結論から言うとau VoLTE SIMなら問題なく使えます。
auはPixel3シリーズを発売しないものの、auの母体であるKDDIが運営する「au OPEN DEVICE DEVELOPER SITE」の中の「IOT完了製品」のリストにPixel3とPixel3 XLが新しく追加されています。
このリストはauの通信網を利用する際に必要な検証が完了しているSIMフリースマホやIoT製品などで、このリストに掲載されているということはauの通信網で利用できることを意味します。
初めの方でも触れたとおり、Pixel3とPixel3 XLは3Gで通話するために必須のCDMA2000には対応していないので、利用できるのは必然的に3Gではなく4G LTE、つまりau VoLTE SIMということになります。
Pixel3・Pixel3 XLともにau VoLTE SIMを挿して広いエリアで利用するために必要なLTEプラチナバンドのBand18とBand26にも完全に対応しているので、ドコモ・ソフトバンクだけでなくauもau回線を使った格安SIMを含めて広いエリアで通話・通信ともに利用可能です。
Pixel3シリーズの3キャリア対応はSIMの選択肢が増え、より自分の利用環境に合ったSIMを選べるという意味で大きなメリットといえます。
故障時の保障はモバイル保険に加入しておくとキャッシュレスで修理できる
ドコモ版・ソフトバンク版ではない、Googleストア版のSIMフリーPixel3やPixel3 XLを購入する際に気になるのが故障時の修理や補償です。ドコモ版とソフトバンク版のPixel3とPixel3 XLは、各キャリアが提供している補償サービスに加入することで万が一破損や水濡れ、紛失してしまった場合でも7,500円(ドコモ)もしくは5,000円(ソフトバンク)で修理したりリフレッシュ品が届きます。
対して、Googleストア版のPixel3とPixel3 XLには補償サービスがないため、何もしなければ画面の破損だけで数万円の修理代金がかかってしまいます。
これはGoogleストア版ならではの大きなデメリットです。
ただ、このデメリットはモバイル保険に加入することである程度解消することができます。
モバイル保険は月額700円で3台まで端末を登録でき、1台を主端末で残り2台を副端末として登録して利用できる補償サービスです。
主端末と副端末の補償内容は以下の通り。
修理可能な場合 | 修理不能な場合 | |
---|---|---|
主端末 (1台) | 最大100,000円 | 登録端末の購入金額もしくは25,000円のいずれか低い金額 |
副端末 (2台まで) | 2台合計で最大30,000円 | 登録端末の購入金額もしくは7,500円のいずれか安い金額 |
主端末は最大100,000円まで保険金が支給されるので、修理代金が100,000円未満なら出費は0円で、しかも100,000円に達するまでなら何度でもモバイル保険を利用することができます。
そして、モバイル保険に加入してPixel3/Pixel3 XLを登録する最大のメリットは、モバイル保険の提携修理店であるiCrackedがGoogle正規サービスプロバイダであり、iCrackedでPixel3を修理する場合はかかった修理代金を支払う必要がない「キャッシュレスリペア」を利用できる点です。
iCrackedはGoogleの米国本社と直接契約を結んでいて、Googleから正規の修理業者として認定されています。
修理に使うパーツもGoogle社純正のものを使っているので、Pixel3/Pixel3 XLを購入してメーカー保証期間の1年以内にiCrackedで修理した場合でもメーカー保証は失効せず、1年以内にユーザーの過失ではない自然故障が発生した場合はGoogleの保障が受けられます。
iCrackedにおけるPixel3とPixel3 XLの修理代金は以下の通り。
Pixel 3 | Pixel 3 XL | |
---|---|---|
基盤交換(64GB) | 43,800円 | 43,800円 |
基盤交換(128GB) | 46,800円 | 46,800円 |
ディスプレイ修理 | 31,800円 | 33,800円 |
背面カバー修理 | 13,800円 | 13,800円 |
カメラ修理 | 13,800円 | 13,800円 |
バッテリー交換 | 10,800円 | 10,800円 |
その他パーツ交換 | 10,800円 | 10,800円 |
最も破損する可能性が高いディスプレイの修理代金は、Pixel3が31,800円でPixel3 XLが33,800円となっています。
つまり、保険金の上限が100,000円までなら何回でも利用できるモバイル保険の主端末にPixel3を登録しておけば3回、Pixel3 XLでも2回はディスプレイのガラス破損を無料で修理できるということです。
また、モバイル保険を適用して修理する業者としてiCrakcedを指定すると、上限額までなら一切の支払い不要で修理を済ませることができるのもメリットです。
モバイル保険の提携修理店以外で修理した場合、まずは修理して修理費用を支払い、その後に保険金を申請して受け取るという流れになるため、上限額に満たなくても一時的に支払いが必要になり、また保険金を受け取るのに日数がかかります。
対して、モバイル保険の提携修理店であるiCrackedで修理する場合、修理の前にモバイル保険のマイページから利用申し込みを済ませた上でiCrackedで修理すれば、その場で一時的な支払いも必要なく修理が完了します。
一時的にせよ数万円の出費に対して抵抗を感じる人は多いと思うので(私もその1人です)、独自の補償がないGoogleストア版Pixel3/Pixel3 XL+モバイル保険+iCrackedの組み合わせは個人的におすすめです。
モバイル保険の詳細はこちらにまとめているので、Googleストア版Pixel3/Pixel3 XLで加入を検討する場合は参考にしてみてください。
モバイル保険の特徴と加入条件、メリット・デメリット・注意点まとめ
Pixel3とPixel3 XL共通の注意点・デメリット
次に、Pixel3とPixel3 XLの注意点やデメリットについてまとめます。メーカー(製造者)がどこか分からない
Googleがこれまでに発売してきたNexusシリーズやPixel2シリーズまでは、どこのメーカーが製造を担当しているかが分かっていました。例えば、Nexus 6はMotororaでPixel2はHTC、Pixel2 XLはLGです。
対して、Pixel3とPixel3 XLのメーカーはどこなのかは分かっていません。
TwitterでユーザーがGoogleに問い合わせても回答はなし。
What companies manufactured the Pixel 3 & 3 XL? HTC and LG or different?
— Bryan (@ill3Tech) 2018年10月9日
正確なリーク情報で有名な@evleaksもユーザーからの同じ内容の質問に対して回答していないことからも、Pixel3シリーズのメーカーは本当に分からないようです。
So, who made Pixel 3 and XL, htc or Foxconn?
— Goran Petrović (@GoranPSrbija) 2018年10月8日
一部では、Pixel3シリーズはiPhoneと同じFoxconnが製造を担当しているという情報もありますが、これも定かではないので、現時点ではどこが製造しているのかは全く分からない状況です。
製造しているメーカーによって買う・買わないを決める予定の人は、他の視点で買うかどうかを検討する必要があります。
Googleストア版でもドコモのSIMを挿すとドコモのアプリが3つプリインストールされる
私が購入したPixel3はGoogleストア版ですが、初期設定を済ませるとdポイントとdメニュー、そしてMy docomoアプリが自動でインストールされました。この原因は、おそらくPixel3がSIMの回線を判定してそのキャリアに合ったアプリをプリインストールするようにしているからだと思われます。
※追記
Pixel3 XLにドコモのSIMを挿してもドコモアプリはインストールされなかったという情報をいただきました。ドコモのSIMだからといって必ずしもドコモアプリが自動でインストールされるわけではないようです。
私はXLでドコモユーザですが、この事象は発生していませんので、
— しげ@石川犬 (@sf_m2) 2018年11月6日
必ず発生ではないようです。
ドコモSIMである以外にも条件がありそうですね。
強制的にインストールされるドコモのアプリは不要という人も多いと思いますが、これらのアプリは全てアンインストールできるので、ひと手間かかりますがいらない場合は削除してしまいましょう。
削除方法は以下の通り。
アプリ一覧を開き、削除したいアプリを長押しして「アプリ情報」をタップし、アプリ情報の画面になったら「アンインストール」をタップします。
アプリをアンインストールしていいか尋ねられたら「OK」をタップすれば、アプリの削除は完了です。
microSDカード非対応
Pixel3とPixel3 XLは、どちらもmicroSDカードに対応していないため使えません。Pixel3シリーズはストレージが64GBと128GBと大容量ではなく、microSDカードで拡張できればベストなのですが残念ながら拡張はできません。
これまで使ってきたスマホでストレージの容量をたくさん使っていた人は128GBを選ぶか、写真や動画がストレージの容量の大部分なら前述のGoogleフォトを活用しましょう。
おサイフケータイ対応だがドコモのiDアプリにdカードやdカード GOLDを登録できず使えない
これは先ほども少し触れましたが、Pixel3とPixel3 XLにドコモのiDアプリをインストールしてもdカードやdカード GOLDを登録することができません。Pixel3シリーズにドコモのiDアプリをインストールして使う場合、ドコモ版iDアプリではなくMVNO(格安SIM)/SIMフリースマホ版のiDアプリをインストールする必要があります。
iDアプリ (MVNO/SIMロックフリー端末版) - Google Play のアプリ
なおPixel3とPixel3 XLはドコモでも購入できますが、ドコモ版のPixel3シリーズでさえMVNO/SIMフリースマホ版のiDアプリしかインストールできないようになっています。
Pixel3シリーズにドコモのSIMを挿して使いたい人の中には、買い物の際に現在ドコモのスマホで使っているおサイフケータイと同じようにiDアプリに登録したdカードやdカード GOLDで支払いたい人もいると思いますが、その使い方はできないので注意しましょう。
Pixel3シリーズのおサイフケータイの詳細と注意点はこちら。
Pixel 3/Pixel 3 XLに搭載のFeliCa(おサイフケータイ)の注意点まとめ
指紋認証センサが背面にある
Pixel3とPixel3 XLで個人的に残念だったのが、指紋認証センサが背面にある点です。指紋認証センサがディスプレイ側にあれば、テーブルなどに端末を置いた状態でもすぐに指を乗せてロックを解除することができますが、Pixel3シリーズのように背面にあるとテーブルから一度端末を持ち上げて指紋でロック解除するなどのひと手間が追加でかかります。
Pixel3シリーズはどちらもフロントにデュアルスピーカーを搭載し、さらに上下ともにベゼルが狭いため全面に指紋認証センサを搭載するのは物理的に無理だったとは思いますが、次のPixelシリーズではぜひディスプレイ埋め込み式などの方法で前面での指紋認証によるロック解除が可能になってほしいところです。
顔認証によるロック解除には非対応
最近のスマホの多くには顔認証センサが搭載されていて、P20 liteなど2万円台で購入できる端末でも認証速度の速い顔認証を利用できます。それに対して、Pixel3とPixel3 XLは指紋認証センサのみで、顔認証センサは搭載されていません。
価格が最安でも95,000円と高めなので、顔認証によるロック解除には対応してもよかったのではと思います。
通知LED非搭載。画面オフ時の未読通知有無の確認ができない
初代PixelシリーズとPixel2シリーズには通知LEDがあり、画面をオフにしている状態でも未読の通知があるかどうかをすぐに確認することができました。対して、Pixel3とPixel3 XLはどちらも通知LEDを搭載していないとのこと。
Hi there. Pixel 3 /3XL doesn't come with a notification LED. Feel free to reach out if you have any other questions in the future.
— Made by Google (@madebygoogle) 2018年10月9日
現在、未読通知の有無を通知LEDで確認している場合は、Pixel3シリーズに変更すると一発で確認することができなくなりかなり不便に感じるはずなので注意しましょう。
ちなみに、Pixel3シリーズは画面オフでも画面上に通知を表示する「アンビエントディスプレイ」に対応しているため通知LEDがなくてもひと目で確認はできるものの、アンビエントディスプレイは通知LEDに比べるとバッテリーを多く消費するので電池の持ちは若干悪くなります。
リアカメラは4K、フロントカメラは1080pで60fpsの高フレームレート動画が撮影できない
Pixel3とPixel3 XLのカメラについては、Pixel2 XLで十分満足できるものだったので期待できます。また、Pixel3シリーズは動画もきれいに撮れるのも特徴ですが、唯一残念なのが背面カメラは4k画質で、前面カメラは1080p画質で60fpsの高いフレームレートの動画撮影に対応していない点です。
動画の映像はパラパラ漫画のように静止画を何枚も撮影し、連続して再生することで動いているように見せています。
fpsは「Frame Per Second」の略でフレームレートとも呼ばれ、1秒間の動画で使う静止画の枚数を表しています。
例えば、30fpsなら1秒間に30枚の静止画が、60fpsなら1秒間に60枚の静止画が使われます。つまり、同じ秒数でも2倍の量の静止画で再生される60fpsの動画の方がよりなめらかに表示されるということです。
Pixel3・Pixel3 XLのライバル機となるiPhone XSやiPhone XS Maxでは、背面カメラでは4Kで60fpsの、前面カメラでは1080pで60fpsの動画を撮影できます。
対して、Pixel3とPixel3 XLの動画は背面カメラが1080pまで60fpsで撮影でききるものの4Kは30fpsでしか撮影できず、前面カメラは480pと720p、1080pの全ての画質で30fpsの撮影にのみ対応で60fpsで撮影すること自体ができません。
Pixel3シリーズのカメラが良いのは間違いなく、またPixel3とPixel3 XLは2022年1月31日までは4Kの動画でもそのままの画質で無制限にアップロードできるという他のスマホにはない大きなメリットがあるので、特に背面カメラの60fpsでの4K動画撮影には対応してほしかったところです。
明るさの自動調整がうまく働かない
Pixel3/Pixel3 XLに搭載されているAndroid 9.0 Pieでは、ディスプレイの明るさの調整にAIが使われていて、利用のパターンや周囲の明るさなどの環境に応じて最適な輝度に自動で調整するようになっています。ただ、私のPixel3は使い始めて1ヶ月以上経っても明るさの自動調整がうまく作動しません。
具体的には、暗い場所でPixel3のディスプレイが明るい際に通知領域にあるスライダーを移動させて少し暗めにします。
その後、屋外など明るい場所に出ても暗い状態がそのまま続いていて自動で明るくならないので、また通知領域のスライダーを移動させて明るくするといった作業が頻繁に必要になる状態が現在も続いています。
明るさに関しては、これまで通りAIによる機械学習ではなく単純に環境光センサーを使った自動調整で良かったのではと個人的には感じています。
ただ、他に同じようなユーザーがいないか調べてみたものの特に見当たらなかったのでこの不便さは私の端末固有の問題かもしれませんが、あまりにも不便なのでデメリットとして挙げておきます。
カメラが少し出っ張っている
Pixel3とPixel3 XLの実機を触っていて個人的に気になったのが、カメラの出っ張りです。Pixel3とPixel3 XL両方とも、若干ですがカメラが出っ張っています。
Pixel3とPixel3 XLにケースを付けずに机やテーブルに置いて使う場合、このカメラの出っ張りが原因で端末がガタついて操作しづらく感じると思います。
ただこの程度のカメラの出っ張りなら、ケースをつけることでケースの厚さで出っ張りはなくなり背面はフラットになるので問題ないでしょう。
3.5mmイヤホンジャックは無し
昨年発売されたPixel2とPixel2 XLで3.5mmイヤホンジャックが廃止され、Pixel3シリーズにもイヤホンジャックは搭載されていません。iPhone7とiPhone 7 Plusで3.5mmイヤホンジャックが廃止されて以降は、搭載されない端末が徐々に増えてきています。
Pixel3シリーズに3.5mmイヤホンジャックが搭載されないのも自然な流れですね。
なお、Pixel3とPixel3 XLにはUSB Type-Cを3.5mmイヤホンジャックに変換するアダプタが同梱されてきます。このアダプタを使えば、今使っている3.5mmイヤホンをそのまま使うこともできます。
また、イヤホンにこだわりがない人や3.5mmイヤホンを持っていない人は、前述の通りUSB Type-Cポートに挿して音楽を聴くだけでなく最新の通知を聞いたりリアルタイム翻訳できるPixel USB-Cイヤフォンも同梱されているので活用しましょう。
なお、変化アダプタもPixel USB-CイヤフォンもUSB Type-Cポートに挿すタイプですが、これらを挿している間はUSB Type-Cポートにケーブルを差し込んで充電したりPCと接続してデータ転送ができない点には注意が必要です。
特にイヤホンを利用しながら充電が同時にできないのは、長時間にわたって連続で音楽を視聴できないので不便ですね。
Pixel3シリーズはQiによるワイヤレス充電に対応しているのでこれで対処できそうですが、イヤホンで音楽を聴くのは屋外が多いはずで外にQi充電器を持っていくのは現実的ではありません。
バッテリーを気にせず音楽を聴きたい場合は、USB Type-Cポートに接続する必要がないBluetoothイヤホンを利用しましょう。
ワンセグ非搭載
Pixel3とPixel3 XLは、防水防塵とおサイフケータイ(FeliCa)には対応しているものの、ワンセグは搭載していません。ワンセグに関しては、日本国内で販売されるSIMフリースマホの多くが対応していないので諦めるしかないですね。
ワンセグを搭載するSIMフリースマホが希望の場合は、arrows M04かSH-M06、もしくは格安SIMのnuroモバイルでのみ購入できるXperia XZ Premiumの三択となります。
シングルSIMのためDSDSやDSDVには非対応
Pixel3、Pixel3 XLともにSIMスロットはnanoSIMの1つのみとなっています。そのため、Pixel3シリーズは最近対応する端末が増えてきている2枚のSIMを挿して同時に待ち受けできるDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)やDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)には対応していません。
日本国内版はeSIMには非対応
Pixel3とPixel3 XLは、海外版はeSIMに対応しています。nanoSIMスロットにはnanoSIMカードを入れる必要がありますが、eSIMはSIMを差し替える必要なくソフトで通信事業者を変更することができます。
ですが、Pixel3とPixel3 XLの日本版にはeSIMが搭載されていません。
海外版と日本版のスペック表を見る限り、日本版はFeliCaを搭載する代わりにeSIMを外したようです。
ドコモのFOMAプラスエリア非対応【※2018/10/12追記 対応していました】
Pixel3とPixel3 XLが発表された直後のGoogle Storeのスペック表の対応バンド(周波数)には、ドコモやドコモ回線を使った格安SIMを挿して3G回線を使って通話する場合に重要なFOMAプラスエリア(Band6とBand19)が記載されていませんでした。ですが、その後スペック表が訂正され対応バンドにBand6とBand19が追加されたので、Pixel3シリーズはFOMAプラスエリアに対応していることを確認しました。
Pixel3とPixel3 XLはドコモからも発売されるので、FOMAプラスエリアには対応していないといけないですね。
AIが電話に出て用件を聞いて応答する機能「Call Screen」は日本では使えない
GoogleはPixel3シリーズの発表会で、Pixel3がAIのGoogleアシスタントに着信の応対をさせて用件を聞き、定型文で応答させるか人が電話に出るか判断する機能「Call Screen」も発表しました。Call Screenは、電話着信時に電話に出るボタンと並んで表示される「Screen Call」ボタンを押すことでGoogleアシスタントが電話に出て、ユーザーの代わりに応対していることを電話をかけてきた人に伝えたうえで名前と用件を尋ねます。
Googleアシスタントと電話をかけてきた相手の会話はリアルタイムで端末のディスプレイにテキスト表示されるため、Pixel3ユーザーは相手が誰かや用件は何かを相手としゃべらずに確認できるのがメリットです。
また、定型の応答は相手によっては「どちら様ですか?」と尋ねたり、内容によっては「どのような用件ですか」「後で電話をかけ直します」といった文言を選んでGoogleアシスタントから相手に伝えさせたり、かかってきた電話が迷惑電話ならスパムとして報告して着信を拒否することも可能です。
Google公式の、Call Screenの紹介動画はこちら。
上記の通り、Call Screenは会議中や商談中などその場ですぐに電話に出ることができない場面で着信した際にかなり便利な機能で、対応機種は最初はPixel3シリーズのみですが2018年11月からは他のPixelシリーズでも提供される予定です。
ただ、Call Screenは現時点ではアメリカでのみ使える機能で、日本では使うことができません。
英語圏の国や地域なら今後対応する可能性はありそうですが、日本はGoogleアシスタント自体の提供がアメリカの提供開始から1年以上経過してようやく提供が始まるなど日本語対応には時間がかかるので、仮にCall Screenが日本語で使えるようになるとしてもだいぶ先になりそうな気がしますがどうでしょうか。
Call Screenの機能は国に関係なくもちろん日本でも活用できるものなので、ぜひ今後日本語でも使えるようにGoogleには頑張ってほしいですね。
AIが電話予約する「Duplex」も日本語は非対応
Pixel3とPixel3 XLでは、ユーザーではなくAIが電話で店に予約をする機能「Duplex」を利用できます。Duplexは、AIのGoogleアシスタントが店に電話して、ユーザーの代わりに来店日時や人数などを伝え予約をスケジュールに入れてくれます。
ユーザーが電話できない状況などで便利に使えそうです。
Google I/O 2018で披露された、Dupulexのデモンストレーションの様子はこちら。
ぱっと聞いただけでは、普通に人間が話しているようにしか聞こえません。
また、Duplexは電話がつながらなかったり営業時間外の場合は後からかけ直してくれるなど、ユーザーの時間と手間ができるだけ省かれるような仕組みも導入されています。
Duplexは、Call Screenほど利用頻度は高くないもののあれば活用できる機能ですが、残念ながら日本語には対応していません。
AIが日本語を違和感なくしゃべるのはなかなか難しそうですが、Googleの技術で将来的にはCall ScreenとともにDuplexも日本語で使えるようになることに期待したいところです。
ケースは同梱されない
HUAWEIなどの一部のスマホでは、TPUなど柔らかい素材のケースが同梱されていることがあります。また、私が購入した香港版のGalaxy S9+やNote 9にも、ケースが付属品としてついてきました。
Pixel3とPixel3 XLについては、残念ながらケースはついてきません。
Pixel3シリーズの前面はもちろん、背面上部もガラスで落としたら割れてしまう可能性が高いです。シンプルなものでいいのでケースは付けてほしかったですね。
Pixel3とPixel3 XLのケースはAmazonなどで購入しましょう。個人的なケースのおすすめは、Nexus 5Xの頃からずっと使っていて品質も良いSpigenのものです。
Amazon.co.jp:Pixel 3 Spigen ケース
なお、Spigenのケースにはストラップを付ける穴がありません。Pixel3とPixel3 XLにストラップを付けて使いたい場合はRingkeのケースがおすすめです。
Google Pixel3 ケース Pixel 3 ケース 対応 Ringke [Fusion] クリア 透明 落下防止 ストラップホール スマホケース [米軍MIL規格取得] TPU PC 二重構造 吸収耐衝撃カバー [Qi 充電 対応 (Clear/クリア) Pixel3 ケース
私はRingkeのケースをXiaomiのMi5で使っていましたが、RingkeはSpigenよりも値段が安くて作りは頑丈なので、コストパフォーマンスはかなり高いです。
Pixel3/Pixel3 XLの日本発売日
Pixel3とPixel3 XLの発売は2018年11月1日です。Pixel 3 - 世界を見る新しい方法 - Googleストア
Pixel3/Pixel3 XLの価格【Googleストア/ドコモ/ソフトバンク】
Pixel3とPixel3 XLは、Googleストアだけでなくドコモとソフトバンクでも購入できますが、価格はそれぞれ若干異なっています。Pixel3とPixel3 XLのモデルごとの価格は以下の通り。
Pixel 3 | Pixel 3 XL | |||
---|---|---|---|---|
64GB | 128GB | 64GB | 128GB | |
Googleストア | 95,000円 | 107,000円 | 119,000円 | 131,000円 |
ドコモ | 98,496円 | なし | なし | 131,544円 |
ソフトバンク | 98,400円 | 108,960円 | 119,520円 | 131,040円 |
Pixel3・Pixel3 XLともに、単体で購入するならGoogleストアが最も安いです。
Pixel3/Pixel3 XLの実質価格で比較すると安いのはドコモ
Pixel3とPixel3 XLを単体で購入する場合はGoogleストアが最安ですが、ドコモとソフトバンクでは割引やキャンペーンが適用されるので実質価格ではGoogleストアよりも安くなります。比較してみたところ、実質価格が安いのは基本的にはドコモです。
ドコモでPixel3/Pixel3 XLを購入すると、月々サポートなどの割引が適用され機種変更でもPixel3が57,024円、Pixel3 XLが90,720円とかなり安くなります。
Pixel 3 | ドコモ | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
容量 | 64GB | 64GB | 128GB |
価格 | 98,496円 | 98,400円 | 108,960円 |
割引 | -41,472円 (月々サポート) | -12,960円 (1年おトク割) + -5,400円 (ギガ使い放題キャンペーン+) 合計-18,360円 | -12,960円 (1年おトク割) + -5,400円 (ギガ使い放題キャンペーン+) 合計-18,360円 |
実質価格 | 57,024円 | 80,040円 | 90,600円 |
Pixel 3 XL | ドコモ | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
容量 | 128GB | 64GB | 128GB |
価格 | 131,544円 | 119,520円 | 131,040円 |
割引 | -41,472円 (月々サポート) | -12,960円 (1年おトク割) + -5,400円 (ギガ使い放題キャンペーン+) 合計-18,360円 | -12,960円 (1年おトク割) + -5,400円 (ギガ使い放題キャンペーン+) 合計-18,360円 |
実質価格 | 90,072円 | 101,160円 | 112,680円 |
ソフトバンクの実質価格が最安値になるのは旧プラン(スマ放題/スマ放題ライト/ホワイトプラン)で機種変更した場合ですが、旧プランは現在は新規申し込みができないため現在旧プランを契約中で機種変更する場合にのみ適用されます。
また、旧プランの料金とPixel3/Pixel3 XLの分割料金を足した毎月の維持費で比較すると、ドコモのプランの方が月額料金が安いので総額ではドコモがソフトバンクの旧プランよりも安くなります。
Pixel 3 | 1GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | 20GB | 30GB | 50GB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドコモ | 6,892円 | - | 8,080円 | - | 9,160円 | 10,240円 | 12,400円 | - |
ソフトバンク | 7,320円 | 9,480円 | - | 11,100円 | 12,180円 旧プラン 9,842円 | - 旧プラン 10,922円 | - | 10,020円 旧プラン 12,002円 |
Pixel 3 XL | 1GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | 20GB | 30GB | 50GB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドコモ | 8,269円 | - | 9,457円 | - | 10,537円 | 11,617円 | 13,777円 | - |
ソフトバンク | 8,200円 | 10,360円 | - | 11,980円 | 13,060円 旧プラン 10,642円 | - 旧プラン 11,722円 | - | 10,900円 旧プラン 12,802円 |
ソフトバンクでPixel3とPixel3 XLを購入して唯一ドコモより安くなるのが、毎月の通信量が30GB以上で50GBのウルトラギガモンスター+を契約した場合です。
逆に、20GBプランよりも少ないプランでの利用を予定しているならドコモの方が安いことが多い状況です。
機種変更や新規、MNP転入ごとの毎月の維持費の比較など詳細はこちらにまとめているので、参考にしてみてください。
Pixel 3/3 XLの最安値は?価格をキャリアの割引やキャンペーンも含めて比較
ドコモ公式サイト(Pixel3)
Google Pixel 3 | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
ドコモ公式サイト(Pixel3 XL)
Google Pixel 3 XL | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
ドコモのPixel3とPixel3 XLの詳細はこちら。
NTTドコモのPixel 3とPixel 3 XLの価格と発売日、SIMロックの有無まとめ。
ソフトバンク公式サイト(Pixel3/Pixel3 XL)
Google Pixel 一覧 | ソフトバンク
ソフトバンクのPixel3とPixel3 XLの詳細はこちら。
ソフトバンクのPixel 3とPixel 3 XLの価格と発売日、SIMロックの有無まとめ。
グーグルフォン Pixel3とPixel3 XLまとめ
Pixel3とPixel3 XLは、基本スペックはQualcommのSnapdragon 845を搭載してRAMは少し物足りない4GB、ROMも64GBと128GBと必要十分な容量という構成となっています。また、Pixel3シリーズは基本スペックだけでなくカメラ性能にも優れており、レンズひとつながら背景をぼかして被写体を際立たせるポートレートモードにも対応しています。
GoogleはPixelシリーズで特にカメラに関しては注力していてPixel2 XLでは他のメーカーのスマホと比べてもきれいに撮れていたので、Pixel3シリーズのカメラにはかなり期待できそうです。
さらに、アクティブエッジで端末を握ることでGoogleアシスタントを起動できたりデュアルフロントスピーカーを搭載、IP68の防水防塵やFeliCa(おサイフケータイ)搭載(ドコモのiDアプリにdカードやdカード GOLDを登録できな点には注意)、きわめつけにドコモ・ソフトバンク・auの3キャリア全てのSIMで使えるなど、より実用的・便利に使いこなすことができます。
特に、Nexus~Pixelを通して初めてのFeliCa搭載と3キャリア対応は嬉しいですね(あとはこれでDSDSやDSDVに対応していれば完璧でした)。
価格は高めでDSDSやmicroSDに非対応、通知LEDなしなど残念な点もいくつかありますが、スペックは十分高くて3年間はOSのメジャーアップデートとセキュリティアップデートがいち早く配信されるためセキュリティも万全、防水防塵とおサイフケータイといったガラパゴス仕様で日本国内のほぼ全てのSIMが使えることからも、Pixel3シリーズは長く使える良い端末です。
あとは手元に届くのを楽しみに待ちたいと思います。
Pixel3とPixel3 XLのスペック比較や特徴、メリット・デメリット、日本発売日や価格のまとめは以上です。
なお、次のページにはPixel3とPixel3 XLのこれまでのリーク情報をまとめています。