XiaomiのデュアルSIM端末の多くは、日本でも2枚のSIMで同時待ち受けできる「デュアルスタンバイ」に対応しています。
そこで、Redmi Note 3 ProでドコモとauのSIMを使ってどの組み合わせなら同時待ち受けが可能か試してみました。
目次
Redmi Note 3 Proはドコモ+ドコモの組み合わせでは同時待ち受け不可
まず、Redmi Note 3 ProにドコモSIMとドコモ系格安SIMのmineoのデータ通信専用SIMを挿して同時待ち受けができるか試してみました。結果は、片方のSIMしか利用できません。SIMを入れ直したり入れ替えたりしたのですが、やはり片方のSIMしか認識しませんでした。
Redmi Note 3 Proは、ドコモ回線を使ったSIM 2枚挿しで同時待ち受けできない点には注意しましょう。
Redmi Note 3 Proはau+ドコモの組み合わせで同時待ち受け可能
次に、auの音声通話SIMとドコモのデータ通信SIMで同時待ち受けできるか試してみました。SIMを挿すと、ドコモSIMは「NTT DOCOMO」と表示されています。対して、au SIMはアンテナは立っているものの「No service」と表示されています。
設定を見てみます。「SIM cards & mobile networks」をタップすると、SIM 2に入っているau SIMははKDDI(au)のSIMとして認識されていることが分かります。
「No service」では通話ができない可能性があるので、au回線で通話できるか確認します。すると、「2(SIM 2のこと)」の表記で音声通話は問題なく利用できました。ついでに、SIM 1にドコモの音声通話SIMを挿しても音声通話は利用できます。
Redmi Note 3 Proは、auとドコモという異なるキャリアのSIMであれば同時待ち受けで利用できます。
Redmi Note 3 Proでデュアルスタンバイ(同時待ち受け)を利用するための設定方法
Redmi Note 3 Proは、ドコモSIM+ドコモSIMでは同時待ち受けできないものの、au SIM+ドコモSIMなら同時待ち受けで利用できることを確認できました。ですが、データ通信を有効化してインターネット接続するには、SIMの選択設定やAPN設定が必要になります。
まず、通話で使うSIMとデータ通信で使うSIMを選びます。
Redmi Note 3 Proのステータスバーを降ろして設定アイコンをタップします。
「SIM Cards & mobile networks」をタップします。
「Dial」をタップして通話用のSIMを選びます。どちらのSIMでも通話する場合は、「Not set」を選んでおくと発信時にどちらのSIMから電話をかけるか選ぶことができます。
Dialを選んだら、次は「Internet」をタップしてデータ通信するSIMを選びます。
次に、インターネット接続するためのAPNを設定します。「SIM Cards & mobile networks」をタップしてインターネットに接続するSIMをタップします。
「Access Point Names」をタップして、挿しているSIMのAPNを登録します。ドコモ契約のSIMの場合は、mopera UのAPNが初めから入っています。また、IIJmioとb-mobileのAPN情報も入っていますね。
APNリストに使いたいSIMのAPN情報が登録されていない場合は、新規でAPNを登録します。Redmi Note 3 ProにはmineoのSIMを挿しているので、mineoのAPN情報を例に登録していきます。「New APN」をタップします。
「Name」に分かりやすい名前を入力します。ここでは「mineo」としました。名前の入力が終わったら「OK」をタップします。
「APN」をタップして「mineo-d.jp」と入力し「OK」をタップします。
「Username」をタップして「mineo@k-opti.com」と入力し「OK」をタップします。
「Password」をタップして「mineo」と入力し「OK」をタップします。
「Authentication type」をタップして「CHAP」を選びます。
ここまで入力が終わったら、「More」をタップして「Save」をタップします。
APN一覧に追加されているmineoのAPNをタップして選べば、Redmi Note 3 Proで通話とインターネットの両方を利用できるようになります。
Redmi Note 3 Proの通信が3Gから4Gに切り替わらない場合の対処法
私が使っているRedmi Note 3 Proは、APN設定まで完了しても通信が高速な4Gではなく低速の3Gのままになることが多いです。この場合、一般的には端末を再起動すると3Gから4Gに変わりますが、Redmi Note 3 Proは再起動しても3Gのままです。
対処法としては、APN設定まで完了した状態で一度SIMトレーをピンを使って抜き、その後またSIMトレーをRedmi Note 3 Proに戻します。
すると、このように3Gが4Gに切り替わり高速で通信できるようになります。
Redmi Note 3 Proで3Gから4Gに切り替わらない場合は試してみてください。
まとめ。Redmi Note 3 ProはauのSIMを通話で使う人に最適
Redmi Note 3 Proは、ドコモの音声通話SIMとドコモ系格安SIMのデータ通信専用SIMの組み合わせでは使えません。そのため、通話も通信もドコモ回線で利用したいという人はRedmi Note 3 Proは選ばないように注意しましょう。
なお、通話・通信ともドコモ回線を利用できるXiaomiスマホは、Mi5、Redmi Note 4、Redmi Pro、Mi Maxの4機種です。
逆に、通話はauのSIMを使いデータ通信はドコモやドコモ系格安SIMで利用したいという人には、Redmi Note 3 Proは問題なく利用できるのでおすすめです。
Redmi Note 3 Proのデュアルスタンバイについてのまとめは以上です。
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