その中にefsのバックアップ方法についての質問がありましたので、今回はefsのバックアップ方法を紹介します。
efsには、IMEIと呼ばれる端末識別番号が含まれています。
IMEIは携帯電話が個々に持っている番号で、各端末に1つ1つ割り当てられています。
つまり同じIMEIが存在することはありません。
このIMEIが入ったefsを何らかのトラブルで消去してしまったり、また別のものに入れ替わってしまったりした場合、元のefsファイルをバックアップしていなければ元の状態に戻すことができなくなってしまいます。
そのトラブルの1つに、Galaxy Nexus(SC-04D)のSIMロック解除があるようです。
私は試していませんが、Galaxy Nexus(SC-04D)のSIMロック解除の方法で非公式のものがあり、それを実施することでIMEIが書き変わってしまうという事象が起こっているようです。
このような場合でもefsをバックアップしておけばすぐに復元できるので、今後非公式なSIMロック解除等をする可能性があれば今回のefsバックアップは実施しておくことをおすすめします。
Galaxy Nexus(SC-04D)のradio.imgのバックアップ方法。の「準備しておくこと」を全て実行しておいてください。
efsのバックアップ手順は、基本はradio.imgバックアップ手順と同じです。
準備しておくことでも触れましたが、efsのバックアップ手順はradio.imgのバックアップ手順とほとんど同じです。
1)PCのコンピュータ⇒OS(C:)⇒android-sdk-windows⇒platform-toolsを開いてSHIFTキーを押しながら右クリック。「コマンド ウィンドウをここで開く」をクリックしてコマンドプロンプトを開き、「adb.exe」と入力してEnterキーを押す。
2)「adb shell」と入力してEnterキーを押す。
3)「#」が表示されていれば、次の手順に進んでください。
「$」が表示されていれば「su」と入力してEnterキーを押し、「#」が表示されるようにする。
詳しくはGalaxy Nexus(SC-04D)のradio.imgのバックアップ方法。の手
順4を参考にしてください。
4)これからGalaxy Nexus(SC-04D)のefsを内部ストレージに抜き出す(バックアップする)作業をしていきます。
「dd if=/dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.0/by-name/efs of=/sdcard/efs.img」と入力してEnterキーを押す。
赤字部分をコピーしてそのまま貼り付けてもOKです。
5)「20971520 bytes transferred in ~」と表示されればバックアップ作業は完了です。
6)Galaxy Nexus(SC-04D)の内部ストレージを見てみると、efs.imgが抜き出されいています。
7)efs.imgのサイズを見てみます。右クリック⇒プロパティをクリック。
8)20971520バイトになっていればefsのバックアップ作業は完了です。
Galaxy Nexus(SC-04D)のefsをバックアップする方法は以上です。
ちなみにカスタムROMやカスタムカーネルを導入するだけであれば、efsファイルは直接書き換えることはないのでバックアップを絶対にとっておく必要があるというわけではありませんが、もしもの時のためにとっておいて損はないですね。