LINEモバイル ソフトバンク回線の速度レビューとドコモ回線との違いまとめ

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2018年7月2日、LINEモバイルがこれまでのドコモ回線に加えてソフトバンク回線のSIMの提供も開始しました。

このページでは、LINEモバイルのソフトバンク回線についてまとめています。

※LINEモバイルは2021年3月31日で新規受付を終了します。

目次


LINEモバイルがソフトバンクの子会社に

まず、LINEモバイルがソフトバンク回線のSIMを提供することになった経緯について触れておきます。

LINEモバイルとソフトバンクは、2018年3月20日にLINEモバイルの更なる成長を目的とした資本提携と業務提携を締結しました。

これにより、LINEモバイルの出資比率はソフトバンクが51%、LINEが49%となり、LINEモバイルはソフトバンクの子会社になりました。

今後は、LINEモバイルとLINE本体とのさらなる連携強化の推進や、ソフトバンクが持つ知見やノウハウをLINEモバイルのサービス展開に生かしマーケティングや市場・顧客分析、物流基盤の構築、端末のラインアップ充実などを行っていくとのこと。


LINEモバイル ソフトバンク回線は2018年7月2日スタート

LINEモバイルのソフトバンク子会社化に伴い、2018年夏をめどにLINEモバイルのブランドでソフトバンク回線のSIMが提供開始される予定でしたが、予定通り2018年7月2日に提供が開始されました。

公式サイト
LINEモバイル
料金プランやサービス内容の詳細については次をご覧ください。


LINEモバイル ソフトバンク回線の料金プラン

LINEモバイル ソフトバンク回線の料金プランは以下の通りです。

LINEフリープラン
 データ通信
SIM
データ通信
SIM+SMS
(+120円)
音声通話
SIM
(+700円)
1GB500円620円1,200円

コミュニケーションフリープラン
 データ通信
SIM
データ通信
SIM+SMS
音声通話
SIM
(+580円)
3GB-1,110円1,690円
5GB-1,640円2,220円
7GB-2,300円2,880円
10GB-2,640円3,220円

LINE MUSIC + プラン
 データ通信
SIM
データ通信
SIM+SMS
音声通話
SIM
(+580円)
3GB-1,810円2,390円
5GB-2,140円2,720円
7GB-2,700円3,280円
10GB-2,940円3,520円

LINEモバイル ソフトバンク回線で選べるプランと各プランの月額料金は、ドコモ回線と全く同じです。


LINEモバイル ソフトバンク回線の月額料金は他のソフトバンク系格安SIMに比べて安い

LINEモバイルのソフトバンク回線がドコモ回線と同じ料金プランで提供されているのは前述の通りですが、これによりLINEモバイルは他のソフトバンク回線を使った格安SIMよりも月額料金が安く全てのプランで最安値です。

料金の比較はこちら。
ソフトバンク(SoftBank)回線の格安SIM MVNO比較とおすすめ
ソフトバンク回線を使った格安SIMは増えてきていますが、ドコモ回線やau回線の格安SIMのような安さでソフトバンク回線の格安SIMを使いたいなら、現時点ではLINEモバイルのソフトバンク回線一択ですね。


LINEモバイル ソフトバンク回線でも使えるサービス

LINEモバイル ソフトバンク回線のプラン体系はドコモ回線と同じですが、その他にもソフトバンク回線でできることは意外に多いです。

次に、ソフトバンク回線でも使えるLINEモバイルの機能についてまとめていきます。


LINEの年齢認証・ID検索

LINEモバイルの最大の特徴は、LINEの年齢認証に対応しID検索ができる点です。

LINEの年齢認証は、基本的にドコモやau、ソフトバンクなどキャリアのSIMでのみ利用できます。そのため、キャリアではないMVNOの格安SIMでは通常はLINEの年齢認証ができません。

LINEのID検索を利用するには年齢認証が必要なので、一般的に格安SIMはID検索に非対応です。

ですが、LINEモバイルでは「利用コード」を使うことで年齢認証ができるためID検索ももちろん可能です。

LINEモバイルのソフトバンク回線も、ドコモ回線と同じく利用コードの利用によるLINEの年齢認証とID検索に対応しています。

LINEモバイルでID検索を利用する手順はこちら。
LINEモバイルでLINEの年齢確認(認証)とID検索を利用する方法。


データフリー(カウントフリー)

LINEモバイルは、LINEやTwitter、Facebook、Instagramが使い放題になる「データフリー(旧名カウントフリー)」が最大の特徴の格安SIMです。

データフリーはドコモ回線は対応しているのに対し、ソフトバンク回線はサービス開始当初は対応しておらず2018年秋頃に対応する予定でしたが、2018年8月30日よりソフトバンク回線もデータフリーに対応しました。

LINEフリープランはLINEが、コミュニケーションフリープランはLINEとTwitter、Facebook、Instagramが、MUSIC+プランはLINEとTwitter、Facebook、Instagramに加えてLINEミュージックがどれだけ使っても制限されません。

特にSNSの使いすぎが原因で高速通信容量を使い切り、月末に制限中の遅い速度で利用することが多い人にはLINEモバイルのデータフリーがおすすめです。


10分かけ放題

LINEモバイルのドコモ回線は、月額880円で10分かけ放題を利用できます。


LINEモバイル ソフトバンク回線も、同じ月額料金で10分かけ放題が利用可能です。


データプレゼント

LINEモバイル ドコモ回線は、自分の高速通信容量を他のLINEモバイルユーザーにプレゼントする「データプレゼント」に対応しています。

ソフトバンク回線も、ドコモ回線と同じくデータプレゼントを利用できます。

データプレゼントの利用方法など詳細はこちらを参考にしてください。
LINEモバイル データプレゼントの特徴と注意点、パケットのやり取り手順まとめ


高速通信容量の繰り越し

一般的な格安SIMは当月余った高速通信容量を翌月に繰り越すことができ、LINEモバイル ドコモ回線ももちろん対応しています。

ですが、ソフトバンク回線を使っているU-mobile Sなど一部の格安SIMでは翌月繰り越しに対応していません。

対して、LINEモバイル ソフトバンク回線はドコモ回線と同じく高速通信容量の翌月繰り越しに対応しています。


利用料金 1%分のLINEポイント付与

LINEモバイル ドコモ回線では、LINEモバイルの利用料金の1%分のLINEポイントが付与されます。

例えば、利用料金が2,000円の場合はLINEポイント 20ポイントがもらえます。

LINEモバイルのソフトバンク回線もこのLINEポイント付与に対応していて、もらえるポイントもドコモ回線と同じく1%分となっています。


LINE Payカードによる利用料金支払い

LINEモバイルのドコモ回線は、LINE Payカードによる利用料金支払いに対応しています。

LINE Payカードと銀行口座を活用することで、毎月の支払いを銀行口座振替のようにすることもできます。
LINEモバイルをクレジットカードなし LINE Payカードで口座振替する手順まとめ

LINEモバイル ソフトバンク回線もLINE Payカードに対応していて、上記の手順を適用できます。


テザリング

LINEモバイルのドコモ回線は一部の機種でテザリングが利用できます。

ソフトバンク回線も、ドコモ回線と同様テザリングが可能です。



音声通話SIMの3GB以上のプランを申し込むと3ヶ月間の月額料金が割引などキャンペーン開催中

LINEモバイルは現在、音声通話SIMの3GB以上のプランを契約すると、3ヶ月間の月額料金が割引されるキャンペーンを開催しています。

また、招待キャンペーンを利用するとデータ通信SIMの初期費用3,000円が500円になり、音声通話SIMの初期費用3,000円は0円になります。

ぜひ活用しましょう。

キャンペーンの詳細はこちら。
LINEモバイルのキャンペーン詳細と最も得な併用パターン、注意点まとめ【2月】
公式サイト
LINEモバイル

LINEモバイル ソフトバンク回線とドコモ回線の違い

上記の通り、LINEモバイル ソフトバンク回線の月額料金はドコモ回線と全く同じで利用できるサービスにも共通点がたくさんありますが、逆に異なる点もあるのでまとめておきます。


選べるSIMの種類

まず、LINEモバイル ソフトバンク回線は選べるSIMの種類がドコモ回線と異なります。

【ソフトバンク回線】
・iPhone専用ナノSIM
・ナノSIM
・マイクロSIM
・標準SIM

【ドコモ回線】
・ナノSIM
・マイクロSIM
・標準SIM


上記の通り、ソフトバンク回線にはiPhone専用ナノSIMが用意されています。

iPhone専用ナノSIMと通常のナノSIMで使える端末は以下の通り。
 iPhone専用
nano
nano
SIMフリー
または
SIMロック解除済み端末
iPhone
iPad
Android
ソフトバンクで購入したSIMロック未解除の端末2017/8 以降に発売iPhone
iPad×
Android×
2017/7 以前に発売iPhone×
iPad××
Android××

SIMフリーやSIMロック解除済みの端末なら、どちらのSIMもiPhone/iPad/Androidの全てに対応しています。

通常のナノSIMは、2017年8月以降に発売されたソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneは使うことができ、iPadとAndroidでも利用可能です。

ただ、通常のnano SIMは2017年7月以前に発売されたiPhone 5s以降のiPhoneは使えません。

iPhone専用ナノSIMは2017年8月以降に発売されたソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneでは使えますが、iPadやAndroidに挿しても使うことができません。

ですが、iPhone専用ナノSIMなら通常のナノSIMが対応していない2017年7月以前に発売されたiPhone 5s以降のiPhoneで利用可能です。

LINEモバイル ソフトバンク回線の契約を検討している場合は、自分がどの端末にSIMを挿して使うかをよく確認したうえで、通常のナノSIMにするかiPhone専用のナノSIMにするかを決めましょう。


利用できるエリア

LINEモバイル ソフトバンク回線とドコモ回線では、利用できるエリアが異なります。

都市部など人口が多い場所では、ソフトバンク回線もドコモ回線も問題なく利用できます。

逆に、山間部など人口が少ない場所では、ドコモ回線は利用できるのに対しソフトバンク回線はアンテナが立たず使えない、もしくはその逆といったことが起きる可能性は十分にありえます。

自分の行動範囲内でLINEモバイル ソフトバンク回線の電波が途切れることがないか、必ず確認した上での契約をおすすめします。

各回線のサービスエリアは以下のページから確認できます。

ソフトバンク
サービスエリア | 通信・エリア | モバイル | ソフトバンク

ドコモ
サービスエリア | エリア | NTTドコモ


対応周波数(バンド)

これは利用できるエリアにも関係している点ですが、LINEモバイル ソフトバンク回線とドコモ回線は利用している周波数(バンド)が異なります。

各回線のバンドは以下の通りです。

【ソフトバンク回線】
3G:Band1/8
LTE:Band1/3/8/11/28/42

【ドコモ回線】
3G:Band1/6/19
LTE:Band1/3/19/28

ソフトバンク回線で重要なバンドは、3GがBand1と8LTEがBand1と8、28です。

上記の重要なバンドに全て対応している端末なら、ソフトバンクのスマホとほぼ変わらないエリアの広さで通話や通信が可能です。

ドコモで購入した端末をSIMロック解除してLINEモバイル ソフトバンク回線での利用を検討している場合は、その端末がソフトバンク回線の主要バンドに対応しているか必ず確認しましょう。


利用できる端末

LINEモバイル ソフトバンク回線とドコモ回線は、対応周波数などの違いもあるため利用できる端末が異なります。

LINEモバイルの公式サイトではソフトバンク回線が対応している端末を調べることができるので、申し込み前に必ず確認しておくことをおすすめします。

スマホの場合は、左上のメニューアイコンをタップして「端末」を選び、「今もっている端末をご利用の方は」から確認できます。



セット購入できる端末

LINEモバイルのソフトバンク回線は、ドコモ回線と同じくLINEモバイルがSIMとセットで販売しているスマホは全て購入できます。


加えて、ソフトバンク回線だけはiPhone 6sをセットで購入することができます。iPhone 6sはドコモ回線やau回線ではセット購入できません。


このiPhone 6sは他のMVNOで見られるような中古海外版の整備品ではなく、日本国内版の新品なので安心です。

また、価格も安めなので、iPhone 6sを格安SIMとセットで購入予定ならLINEモバイルのソフトバンク回線はおすすめです。

詳細はこちらにまとめています。
LINEモバイルのiPhone 6sの価格と注意点。ソフトバンク回線とのセットで購入可能。


確認できる利用データ通信量の期間と高速通信容量の残量

LINEモバイル ソフトバンク回線とドコモ回線では、確認できる利用データ通信量の期間と高速通信容量の残量が異なります。

【ソフトバンク回線】
1ヶ月分の利用データ通信量

【ドコモ回線】
1日分の利用データ通信量 / 1ヶ月分の利用データ通信量


ドコモ回線は1ヶ月分の利用データ量に加えて1日の利用データ量も確認できるのに対し、ソフトバンク回線は1ヶ月分の利用データ量しか確認することができません。

直近でどのぐらい通信しているのかを確認するなら、ドコモ回線の方が便利ですね。

また、ドコモ回線はデータがすぐに反映するのに対しソフトバンク回線はデータの反映に1時間半ほどかかる可能性があるので注意しましょう。


高速通信容量の追加購入(チャージ)

LINEモバイル ソフトバンク回線とドコモ回線では、高速通信容量の追加購入(チャージ)の仕組みも若干異なっています。

【ソフトバンク回線】
0.5GB 500円/回
1GB 1,000円/回
追加購入回数 月10回まで

【ドコモ回線】
0.5GB 500円/回
1GB 1,000円/回
3GB 3,000円/回
追加購入回数 月3回まで

ひと月に追加できる最大の高速通信容量で比較すると、ドコモ回線が9GB(3GB×3回)なのに対してソフトバンク回線が10GB(1GB×10回)と1GB多くチャージできます。


迷惑電話を拒否する機能の内容と料金

LINEモバイル ソフトバンク回線とドコモ回線では、迷惑電話を拒否する機能のサービス内容と料金が異なります。

【ソフトバンク回線】
月額100円
最大20件まで登録可

【ドコモ回線】
月額無料
最大30件まで登録可

迷惑電話拒否サービスに関しては、無料で最大30件まで登録できるドコモ回線の方が使い勝手はいいです。


通信速度

通信速度に関しては、少なくともソフトバンク回線の方がしばらくは速い状況が続くと思われます。

ソフトバンク回線はスタートしてでまだ数ヶ月と日が浅く契約者数もそこまで多くはないと思われるため、すでに契約者数が多く速度も落ちているドコモ回線に比べれば回線が混み合うようになるまでは快適に通信できるでしょう。

なお、前述の通りLINEモバイルはソフトバンクの子会社であるのが大きな特徴で、ソフトバンクの子会社として恩恵を受ける可能性が高いのが通信速度です。

格安SIMは大手キャリアから有料で帯域を借り、その帯域内でユーザーは通信します。

格安SIMは低料金で提供されているため帯域を多く確保するための資金の余裕がないことが多く、それがユーザーの多さに対して帯域が少なすぎる状況の原因になり通信速度が遅くなってしまうことがよくあります。

実際に、この状況はLINEモバイルのドコモ回線でも起きています。

LINEモバイルのソフトバンク回線はソフトバンクから帯域を借りるのは他の格安SIMと同じでコストがかかりますが、LINEモバイルと同じグループのソフトバンクは利益になるのでグループとしては収益はプラスマイナスゼロとなります。

つまりグループ内でお金を回している状況のため、LINEモバイルのソフトバンク回線はやろうと思えば帯域を増やすための回線増強を積極的に行えるということです。

他の格安SIMに比べてあまりにも露骨に速度が速くなってしまうと多方面から指摘が入るかもしれませんが、例えばほとんどの格安SIMが特に速度が落ちる平日12時台などでもストレスなく通信できる程度の速度が出る可能性は十分にありえます。

現実に、LINEモバイルの代表取締役社長である嘉戸彩乃氏は、LINEモバイルのソフトバンク回線の発表で通信速度の速さをアピールしています。

2018年8月2日には速度の実測値をウェブサイトで公開し、また1回でも速度が1Mbpsを下回った場合はユーザー全員に1GBプレゼントする「格安スマホ最速チャレンジキャンペーン」を開催するなどかなり速度には自信を持っている印象です。
※格安スマホ最速チャレンジキャンペーンは2018年12月31日で終了しましたが、LINEモバイルのソフトバンク回線は2019年1月時点でも快適に通信できる速度を維持しています。

上記の点からも、LINEモバイル ソフトバンク回線は他のソフトバンク系格安SIMに比べて十分な速度が維持されるかもしれません。


LINEモバイルのソフトバンク回線とドコモ回線の違いは以上です。


実際にLINEモバイルのソフトバンク回線を契約して使ってみた。最近は速度が落ちているがドコモ回線よりは速い

LINEモバイルのソフトバンク回線を契約し、現在も実際に使っています。

以前は平日12時台の通信速度は5Mbpsを超えていて、他の格安SIMの12時台とは違って画像の多いサイトやインスタでもスムーズに画像が表示されていました。


また、YouTubeも再生までに時間がかかったり途中で止まるといったこともなく、常に快適に視聴できている状況でした。なおYouTubeの画質を自動にしておくと360Pで再生されますが、手動で480Pにしても途中で読み込み中にならずにスムーズに再生されるので、格安SIMでもYouTubeの高画質な動画を観たい人にも最適でした。


別の日の結果。スピードテストは6Mbps以上出ていて画像の表示はスムーズ、動画は720Pでも一度も止まることなく再生できました。



ただ、2019年2月19日の時点のLINEモバイル ソフトバンク回線はスピードテストの結果が1Mbpsを下回ることが増えてきていて、ウェブサイトの画像表示速度はドコモ回線と変わらないぐらい時間がかかるようになっています。


YouTubeについてはソフトバンク回線の方が高画質でもスムースに視聴できることが多く、アプリのインストール速度はソフトバンク回線が圧倒的に速いです。


そして肝心のSNS(Twitter)の表示速度は、ソフトバンク回線もドコモ回線もほぼ同じ体感です。決して速くはないですが、ストレスを感じるほど遅くもないので個人的には許容範囲内です。



当サイトで実施した、以前のLINEモバイルのソフトバンク回線を含む主要な格安SIMの速度比較結果はこちら。

格安SIM MVNO 格安スマホの通信速度比較。速いのは?-体感速度動画あり-【2018年9月3日実測】
体感速度の比較を記録した動画はこちらです。

LINEモバイルのソフトバンク回線をしばらく使っていますが、上記の通り最近は若干遅く感じることがあるもののドコモ回線に比べれば速く、まだ許せる状況です。


最後に、今後のLINEモバイルについて気になる点もまとめておきます。


ドコモ回線は引き続き利用できるが・・・

LINEモバイルのソフトバンク回線提供の発表では、すでにLINEモバイルで提供されているドコモ回線の格安SIMについても触れられました。

内容は以下の通り。

現在「LINEモバイル」ご契約中のお客様はこれまで通り、ドコモ回線でのご利用が可能です。


これを見る限り、すでにLINEモバイルのドコモ回線を契約しているユーザーは引き続き利用できることが分かります。

気になるのは「現在LINEモバイルご契約中のお客様」の部分で、この発表はあくまでも今LINEモバイルを使っているユーザーに向けた内容で、この一文だけではソフトバンク回線の提供開始以降もずっとドコモ回線の新規申し込みができるかどうかは分かりません。

仮に新規申し込みが引き続きできるとしても、2017年のLINEモバイルの決算が33億円と大赤字で積極的な投資ができる状況ではないので、ソフトバンク回線の提供が始まればドコモ回線はさらにサービス低下する可能性は十分あります。

LINEモバイルのドコモ回線は以前はかなり速かった通信速度も現在は落ちていて、他のドコモ系の格安SIMとほぼ同じ水準になっている(赤字の状況を見れば積極的な回線増強できないのも納得)一方、LINEのID検索ができたり利用料金の支払いにLine Payカードを使えるなど、他のドコモ系格安SIMにはないLINEモバイルならではのメリットもあります。

これらのメリットが今後、たとえばドコモ回線の新規受付が停止しソフトバンク回線でしか得られない可能性もあるので、今後のドコモ回線の動向には注目です。


LINEモバイル ソフトバンク回線は速度に期待できる?

LINEモバイルのソフトバンク回線で個人的に期待できるのは、これまでも何度か触れている通信速度です。

最近はソフトバンク回線を使った格安SIMも徐々に増えてはきていますが、これらの格安SIMは全てソフトバンクの子会社ではなく、ソフトバンクから帯域を有料で借り受けて格安・薄利で提供しています。
借りるのは有料で予算の関係もあるため、ユーザーが増えて回線が混み合い通信速度が落ちてきた際に、即座にさらにたくさんの帯域を借りられるわけではありません。

これが、格安SIMの通信速度がキャリアに比べて遅くなりがちな大きな要因です。

LINEモバイルはソフトバンクの子会社になったので、他のソフトバンク回線を使った格安SIMよりも優遇される可能性がなくはありません。

例えば、UQモバイルはau回線の格安SIMも提供していますが、UQモバイル自体がauの運営母体であるKDDIの子会社のためか他のau系格安SIMに比べて通信速度は速いです。

KDDI・UQモバイルともにUQモバイルだけを優遇しているわけではないと言ってはいますが、UQモバイルが他の格安SIMだと極端に速度が落ちる平日12時台でも常に大手キャリアと変わらないほどの体感速度で通信できているのは事実です。

LINEモバイルに関しても、最近は若干遅くなってはいるもののドコモ回線よりは速いことから、UQモバイルと同じようにソフトバンク回線の格安SIMの中では安定した速度で通信できる可能性はあります。


まとめ。LINEモバイル ソフトバンク回線は他のソフトバンク系格安SIMと一線を画すことになるかも

LINEモバイルソフトバンク回線は料金やサービス内容の多くでドコモ回線と共通していて、LINEと連携したサービスもしっかり利用できます。

2018年8月30日からは、LINEモバイルの目玉機能であるLINEとTwitter、Facebook、Instagramが使い放題になる「データフリー」にも対応し、SNSをたくさん使う人にもメリットの大きいSIMとなりました。

また、LINEモバイルのソフトバンク回線はソフトバンクの子会社として、今後他のソフトバンク系の格安SIMにはないサービスの提供や通信速度の速さといったメリットを受けられる可能性もあります。

実際に、LINEモバイルのソフトバンク回線は他のソフトバンク回線の格安SIMに比べて月額料金が安く、さらに日本国内正規品で新品のiPhone 6sをセットで、しかも安く購入できるというメリットがすでに用意されています。

そして前述の通り、LINEモバイルのソフトバンク回線は現時点では他の格安SIMに比べて若干ではあるものの速度が速いです。これもソフトバンク回線ならではのメリットと言えるかもしれません。

LINEモバイルのドコモ回線の動向が気になるところですが、ソフトバンク回線の体感速度はそこそこ期待できそうです。

ソフトバンク回線の格安SIMを検討している場合は、音声通話SIMの3GB以上のプランを契約で3ヶ月間は980円割引された料金で利用できるなどのメリットがあり、そしてソフトバンクの子会社として今後も高い品質でのサービス提供が期待できるLINEモバイルのソフトバンク回線はおすすめです。

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